アークナイツRTA 『境界無き方舟』獲得ルート 作:ゲルゲルググ
おぉいコルルァ!!免許持ってんのか?!降りてこいっつってんの!わかる?この罪の重さ。
「……いいかいイモータルさん。僕が降りてこないのは、貴方以外の人間たちに僕が降りる程の価値が無いからだ」
いや降りてこいよ。
「いや降りてこいよオイ」
ほら見ろ!ヒアリン君もそう言ってるよ!遊撃隊が数人いるのに!私のモブオペレーターもロドスのオペレーターも頑張ってるのに!エリジウムも必死に旗振ってるのに!お前と来たらよぉ!
「いや、なんと言うか、真面目に戦いながら巫山戯るの止めてもらっていいかな?!」
乗せられるなエリジウム!お前は旗を振っててクレメンス!いつもお世話になってます!(でも昇進1レベル70で止めてる走者)
「いいですか?僕はレユニオンにも、ロドスにも僕が戦うに足る価値を感じていない。つまり貴方達は!今僕が読んでるエロ同人誌以下の存在と言うことですよ!」
今すぐ降りてこいウェェェェイク!!!ドヤ顔でエロ本に指差すの止めろやハゲワシェ!!!
「「よし殺す」」
(方舟のオペレーターって変人ばっかなのかな?なんだかお腹痛くなってきた……)
「テメェ!その本NTRものじゃねぇか!今すぐ降りてこいぶん殴ってやるわオイ!」
あ〜もうみんなガチギレだよ〜。遊撃隊の攻撃力あげるのやめちくり~。
というわけでハイ、前回から続いて二戦目です。今回のオペレーターはエリジウム、ウェイク、ヒアリン、そしてロドスとホモ都市のモブオペレーターです。そして今回は敵に遊撃隊の皆さんが二人程いるんですねぇ!コレはこの義体の新たな機能を使う他あるまい。
でもその前になんか調子に乗ってるリーベリを叩き落として来ていいですか(真顔)
「安心してくれ。ちゃんと腕どもは働かせてるさ」
お前が働けって言ってんの。えぇいもうええわ!
で、予想通りですが、遊撃隊の方は半分に別れて救助と妨害をしていますね。ですが…駄目だね〜。その素直さは認めますが、まだまだ本気になれていません。やっぱり軍人に人助けなんて無理か!ガハハッ!
「んだとこの野郎!」
「おいやめろ!乗るな!」
「だがよぉッ!」
余所見を、しましたねェェェェェェ?!急急如律令!喰らえい強制移動光線!(ネーミングセンス:欠落)
「しまっ―どわァ?!」
「うわっ何だ今の?!」
驚いてんねぇ!そんな遊撃隊の皆さんにお教えしますが、さっき言った通り強制移動させる光線ですよ。ホレもう一度!イバラビーム!(ネーミングセンス:欠落)
「クソっ!ダサい上に浮遊感が気持ち悪くてウゼェ!」
このビームは茨状の光線を掌から複数発射し、ビームが絡め取った相手をホモの目線の方向へランダムに移動させます。実はこれ、敵の重量は関係無いんですねぇ!しかもリロード時間も無いので使い放題。イバラの出現位置を空中で固定して任意のタイミングで発射も出来ます。まぁこんなに至れり尽くせりなのはダメージが無いからなんですけどね初見さん。あと移動距離は一定な上に短いです。
遊撃隊がいるときはちょくちょくコレを使って遊撃隊を撹乱しながら戦います。でもコレアクションの余裕が減って動画バエルしないのが残念です。カッコよさは大事、シャルルマーニュもそう言っています。
んじゃ、適当に移動させながらボコして終わり!閉廷!スタイリッシュランクS!普通だな!んじゃ回収は任せるんで、バイなら。
「あ〜あ、生存フラグが行ってしまった。彼がいれば多少巫山戯れると言うのに……」
「いや巫山戯ないでくれるかな?!こっちはハラハラしてしょうが無いんだけど?!」
「煩いですねロドスのオペレーター。その赤い髪引き千切るぞ」
「ヤメテッ!?」
「それに、彼らはもう撤退するようだ」
「チッ、次はちゃんと仕事しろウェイク。俺たちも行くぞ」
「ハイハイ。じゃあねロドス諸君、また会おう」
次の味方ガチャは〜、こちらァ!
「どうした方舟!その程度……かァ?!」
「そう言う、君こそ……結構必死そうだけれども……?!」
マクロケリス君が遊撃隊と取っ組み合いしてますね。相撲かな?まぁマクロケリス君は硬い(意味深)ので大丈夫やろ。それで後は……
「む、来たか」
「また会えたな、方舟の隊長」
スパラディとAceおるやん!勝ったな、畑作ってマンドラゴラ(先民)育てとくわ。
「それよりもだ、メタトロンの調子が悪い。見てくれないか」
うおっホントだ、どうして蹲ってんだコイツ。もしも〜し、木下ですけど、ま〜だ辛いですかね?
「あ〜……?あー、誰か知らないが聞いておくれよ僕のアーツでコイツラの居場所を丸裸にしようと思ってたんだけどなんか空気中に変な圧が広がっててそいつに目が吸われてシマッテソイツガウザクテウザクテボクノアーツ我美味苦鎖陽品苦手嗚呼ァァァァァ!!!邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔―――」
怖ァァァイ!!!説明不要!(手刀トスッ)どうしてここまで放って置いたんです?(確認猫)滅茶苦茶発狂寸前だったんですけど?!
「……鎮痛剤は飲ませた」
処置が下手ァ!でも仕方ないね(レ)あらゆる傷を己の治癒力でなんとかして来たスパラディだからね。事前にそう言う関係読ませときゃ良かった(微ガバ)
まぁそんな事より応急処置です。そこら辺の治療ドローンを捕まえて、気絶させたメタトロン君に源石抑制剤等をブチ込んで、輸送ドローンが来るまで警戒しつつイバラビームで掩護をば。
にしてもスパラディとAceが強いとか以前にネームドの女キャラが一人も見当たりませんね。いやまぁ、ドクターの所に集中してたりするのがネームド女キャラが少ない理由なんですけどね初見さん。ほら、原作アークナイツは味方のネームドキャラが女ばっかです。
お、やっと輸送ドローンが来ましたね。んじゃここにメタトロン君を乗せてっと……多分メタトロン君の索敵を阻害してたのってロスモンティスだよね?原作でもアーツを広範囲に展開して伝令兵の場所を突き止めてましたし。でも割と前にビルが真っ二つになる光景を見たので、おそらく索敵で広げたアーツが残留して、それにメタトロン君のアーツが何かしら干渉してしまうのが原因ですかねぇ………ハァ〜(クソデカ溜息)一応ロスモンティスの近くに透過強襲型でも向かわせときましょうか。特に深い意味は無いですが。
よぉし!メタトロン君も見送った事だし、私も参戦するゾー!(デッデッデデデデッ
「いや、もう終わったが」
終わったァァァァァァァァァァァァ?!!?!?ホントだァァァァ!!!レユニオンのみんな撤退してるゥゥゥゥゥ?!!スタイリッシュランクCィィィィアァァァァ!!!!(発狂)まぁそりゃそうだよなぁ?!攻撃型先鋒とか言う実質前衛のスパラディ君とタルラのアーツを片手の犠牲だけで押し留めるAce=サンだもん。攻守完璧過ぎて相手には同情し、しますよ。もう私要らなかったホモですね〜。
あ、死にたくなったのでパトリオットの所逝ってきます(石上並感)
「あぁ、死ぬなよ」
「おい、ちょっと待っ――行ってしまったか……」
「Aceだったか。何か様が?」
「あぁ、君達の隊長には色々と恩がある。この腕や、チェルノボーグの事がな。後、それらとは別の事があったんだが……」
「そうか。なら近い内にまた会える。それまで生きてればいい」
「……そうか。いや、そうだな」
「あ〜凄い全身バッキバキ……アレ?メタトロン君は?」
「俺が無茶を見逃したせいで撤退することになってしまった」
「あらら、帰ったら飴ちゃんでも上げるか」
「……お前、さっきの戦いで何してたんだ?」
「遊撃兵を一人抑えてたよ?まぁ、友情芽生えちゃったけど」
「「そうか………友情?」」
「うん、友情」
ヴァァァァァァァ!!!!私の立場がァァァァァ!!!!あァァァんまりだァァアァ!!!!
ふ〜、スッとしたぜぇ。
「ッ!イモータルさん?!」
あっアーミヤちゃぁん(ねっとり)いえ、ただ子離れを経験した親の気持ちがわかったと言いますか。
にしてもドクターやケルシーとまだ一緒ですね。ロスモンティスとブレイズもいます。まぁブレイズはフロストノヴァに重傷負わされ無かったし、あのAce=サンが義手を引っさげて来てる位ですしお寿司く○寿司。
「…よく、わかりませんが……いえ、イモータルさん。少しいいでしょうか?」
ですが透過強襲型の姿が無いですね。今どこに……割と遠い上に遅い、遅くない?
あぁ、返事はしときませんと。かまへんかまへん。それで、一体私に何を求めるのです?
「こちらです………来ましたよ」
「来た、か」
パトリオットやないかいッ!
幾ら何でも早い……早くない?試走では後2回くらいさっきの戦闘があった筈なんですが……いえ、コレはもしかしたら乱数の神様がお慈悲^〜を与えて下さったかもしれない。なら遠慮なく受け取ってやるよぉ!でも代価としてやって来るガバが怖い、怖くない?
まぁ、そんなの関係ないですけどね!(フラグ建築士1級)
取り敢えず、私とパトリオットが出会ったらヤることは決まっています。でも先ずはギャラリー達が邪魔なんで、私を置いて先にイけ!
「……本当に、いいんですか?」
何を驚いた顔をしてるのかこの兎は。いいんですよ、寧ろ一人にしてクレメンス。これは私と愛国者の歴史に残らない小規模な戦争ですので。
「……なるほど、そうやってボジョカスティを言い包めた訳か。ならば遠慮なく行かせて貰う」
「ッ…!ケルシー先生!」
「彼らが行けと言ったんだ。それにアーミヤ、私達ロドスには時間が無い。こうやってモタモタしている間にも多くの犠牲が生まれ、血で赤く染まりつつあるチェルノボーグは今も尚龍門へ進行し続けている。そして私達は、境界無き方舟に助けられ続けている。今回の作戦も、彼らがいなければ犠牲は今よりも多くなっていた事だろう。私達は彼らに感謝しなければならない、だが、彼らの助けを蔑ろにする訳にはいけないんだ。それでも君は、彼らが私達の為に開け放った門の前で足踏みをし続けるのか?」
「……違います!私は、私達は、チェルノボーグを、この陰謀を止めなければいけないから!」
「そうだ。では行くぞ」
「はい!……ですけど、イモータルさん!」
ん?
「すみません、この借りは必ずお返します」
「私からも、約束する」
アーミヤにドクター……早く行って♡構わん、行け(豹変)
さて、アーミヤ達が行ったところで……遂にケルシ構文が発動してしまったァァァ………!!!でも小規模ケルシ構文で良かった。弟なら死んでた。
ところでパトリオットさんはそんな道端でロドス足止めしてたんです?戦闘中や戦闘後には見えませんでしたが。
「貴様が、来れば、ここを通す、待てぬなら、殺しに来るが、いい、と言った。そして、あのフェリーンの、子供以外、殺そうと、する者はいなかった」
ロスモンティスちゃんさぁ……†悔い改めて†
「では、やるか。私達の戦争、その決着を、賭けて」
最早勝負は決まっている様なものですが、パトリオットと私の戦いが、この戦争を真に決着することでしょう。
故に…愛国者よ、卑怯とは言うまいな(弦ちゃん)
速攻カード発動!バーサーカーソウル!確かにパトリオットとはサシで盛り合うと言ったな?アレはウソじゃない(素振り)だが私は一人だけと言ったな、アレはウソだ。
正直この最終決戦義体はタルラにも使うので、ダメージは最小限で行きたいんですね。だからここで!今まで出番のなかった狂撃制圧型をここで使い捨てる!ホモの兄貴姉貴達にも最後の特殊兵装義体をお披露目出来て一石二鳥だ!さぁ来い!
「……………どう、した?」
…………………なんで?
「そう、君が行くべきじゃないの」
「君はまだ幼いんだから、こんな危険な任務に行くべきじゃない」
「私がいるんだから、君が行く必要は無い。なのに……どうして行こうとするのよ……?」
決まっている。ブレイズを、家族を守りたいから。私は…ロスモンティスは、それこそが生きる目的だから。
「彼女はいくつなんだ?」
「14歳だ」
「そんな幼い子供に――?!」
「ロスモンティス……君に戦場に出るように言ったのは誰だ?」
「誰なんだ?!」
「誰がこんな残酷な事を、彼女に押し付けたんだ?!」
「ケルシー!」
ブレイズと話を続けて、彼女を納得させて、チェルノボーグに来た。でも、ドクターは、なんで怒っているの?なんでアーミヤも、ブレイズも、そんな顔をするの?
『ロドスも錚々たるメンバーだな。ブレイズや、多分別ん所にAceも居るんだろう?で………あぁ、やっぱり居んのね。個人的には別に編成しなくても良かったんだがなぁ……』
「敵はパトリオットだけではないという事だ。不満そうで悪いが、これも仕方ない事なんだ」
どうして、みんなそんなことを言うの?私だって戦えるんだよ?もう家族を失うのは嫌なの。だから、だから私も戦わなくちゃいけないの。それに、レユニオンはScoutを殺して、Aceの腕を壊した人達なんだよ。だから私は、AceとScoutの仇を取らなくちゃいけない。
なのになんで――
『ロドスにはここから真っ直ぐタルラの居る所へ向かってほしい。タイムアタックする勢いで素早くだ。パトリオットとレユニオンの鎮圧は私達に任せてクレメンス。頼んだぜ……いやホントマジで』
ケルシー先生と会話する黒コートの人。その後ろに居る人たちが、私を見ながらヒソヒソと話し合っている。
なんで――
「境界無き、方舟の、黒コート。奴が、来れば、ここを通す。だが、待てぬと、言うなら、殺しに来るが、いい」
そう言った大きなレユニオンは、その場に座り込むと品定めするかの様に私達を見つめ続けた。
戦闘に移ろうとしたのは、私だけだった。
なんでみんな――
「大尉からの命令により………俺たち遊撃隊は、境界無き方舟、そしてお前たちロドスと協力する」
私を――そんな目で見るの。止めてよ、そんな否定的な目で見ないで。どうして、どうしてなの?教えてよアーミヤ、ブレイズ。
ケルシー先生はついさっきドクターと別行動したからいない。だから私は、信頼してる二人を求めた。
封鎖層を前に、ウルサスと感染者と自分達の信念について熱く語る盾兵の話を聞いてるアーミヤとブレイズに近づいて、その話し合いを聞きいて、少なからず共感する。
私は何も間違っていない。何でも言われたとおりにやった。伝令兵を見つけて、ビルを斬って無力化させた。なのにみんな、ドクターも、他のオペレーターも、あの黒いコートの人達も、みんなみんな、私を否定した目で見てくるの。ねぇ、アーミヤは正しいと思うよね?戦場に立つ私を、家族を守る私を、家族の仇を討つ私を、否定しな――
「間違ってます!」
―――え?
「アーミヤちゃんの言うとおりよ。感染者の不公平を、感情の捌け口にしたら駄目。それこそ――」
「アーミヤ、ブレイズ」
きっと聞き間違い。
「私達を、こんな風にした人が憎くないの?」
「ッロスモンティス!それ以上は駄目!」
……どうして
「あの人達は自分の為だけに、私達をこんな風にしたんだよ!私達をこんな風にした怪物たち……私も……あの人たちが憎い!」
「どうしたのロスモンティス!?さっきから様子が変よ?!」
「そうだろう、憎いだろう、フェリーン?」
「ちょっと黙ってて!」
「ロスモンティスさん……」
お願いアーミヤ、間違ってないって言って。お願いだから……。
「……違う、違います。違うんです」
「……アーミヤ、どうして………どうしてそんなこと言うの?あの人たちが憎くないの?あなたの平穏な暮らしを奪ったのは、あの人たちでしょ?」
タブレット端末を持つ手に力が入る。
「私は今までの出来事を忘れたく無い!私の友達や家族を忘れたくないの!」
「ロスモンティスさん!落ち着いて下さい……落ち着いて!」
「もういいの!大丈夫だから、ね?」
「………どうでもいい」
私は肩に置かれたブレイズの手から逃れると、アーミヤの方へ足を進める。
「そんなの、私はどうでもいいの。アーミヤが言ったこと、そんなの……もうどうでもいいの!私が、みんなの代わりに血を流すことが出来るなら……苦しむ事が出来るのなら……私にやらせて!」
「ロスモンティス……」
「私達の暮らしを壊した人達を殺せばみんなの気が晴れるなら、それをアーミヤがやりたくないって言うんなら、私にやらせて!」
その時だった。通信機器を持ったオペレーターが急いだ様子でこっちに近づいてきた。
「ロスモンティスさん、アーミヤさん、ブレイズさん。エンジニア小隊から通信が!」
《「すみません、妙な干渉を受けて、封鎖層の駆動構造が動かなくなりました!隊長、聞こえたら返事を。え?あれは………レユニオン?」》
《「いや違う!連中は……隊長!気をつけて下さい、ここにはウル――」》
《「下がって!飛び降りて!早く!」》
《「そうそう、そしてそのまま伏せてろ」》
ブツッ――
「どうしたの?返事して……」
爆発音と共に切れた通信機器に声をかける。返事は返って来ない。嫌な予感が背筋を撫でる。必死に頭で否定する。
「……早く返事して!ラバカ!ブリッシュシルバー!」
ウソ、ウソだよね?!まって、止めて……置いてかないで。返事を……して。お願いだから……。
「いや、いやっ……ブリッシュシルバーの感触が無くなっちゃった、もう届かないよ!」
私はその場で項垂れた。遊撃隊の盾兵が何か言い始めたが、その言葉が耳に入ることはない。今頭の中は、一つの事実で埋め尽くされている。
また、家族が死んだ。また、置いていかれた……!どうしてなの!どうして……!
胸が痛くなる。
「封鎖層ごと爆破したら、付近の大通りも何本か犠牲になります。まだ隠れてる感染者だっているんですよ!」
「時間が無い。ぐずぐずしていたら死人がもっと増えるだけだ!」
「だからって、助けを待つ感染者を犠牲にするって言うの?!」
「通信、完全に途切れました」
「同意しないと言うなら、もっと良い案を出せ!くそっ……!大尉はなんだってこんな奴らと……」
駄目、絶対に駄目。
「駄目」
私は立ち上がる。そして、今も上昇し続ける封鎖層の前へ向かう。
「あなた達が何を言ってるのか………わからない。だけど……」
頑張らなきゃ、私が……私がなんとかしなきゃ。私が代わりになったら、みんな助かるなら、みんなを助けられるなら……私が、頑張らないと。
頑張って………
「私の小隊……私の小隊のメンバーが……私……」
視界がぼやけ、声が私の意思とは関係無しに震え始める。
だけど、私は声の震えを押し込んで、潤った目を雑に拭く。
「みんなちゃんとやってたのに、どうしてこんな事になるの?!」
どうして頑張ってるのに、みんな死んじゃうの?!
「力が必要なら、何かを壊す必要があるなら、私がやればいい!!」
「ロスモンティスさん!」
アーミヤの静止なんか聞かない。私は腕をイメージして剣を握る。そして複数の剣を掲げて、思いっきり壊す。
出来た切れ込みに手を入れて、力を入れるイメージをする。封鎖層は耳がはち切れそうな軋みを上げる。壊される恐怖を、私に訴える。
「あ……ああぁ……!」
ブリッシュシルバーの記憶が蘇る。あの人との記憶が、鮮明に、走馬灯の様に。そのたびに、私の胸はどんどん痛くなってくる。
「ロスモンティス!今すぐ指を収めて!」
「ただ………引き裂けば……いい……」
斬る、抉じ開ける。そして、傷を塞ぐかの様に競り上がるコレを上から強引に抑え込む。
大人しくして。貴方なんて無ければ、私の家族が死ぬことなんて、なかったの。だから、大人しく痛みを刻み込んで……!
八つ当たり気味に、腕に力を入れる。
「なにっ、封鎖層の上昇を力ずくで止めたのか?」
「壊せばいいんでしょ!!」
そうして、最後の一振りを力任せに振り下ろした。爆弾か何かが炸裂したかのような音と衝撃が発生する。そして封鎖層には、人一人が通れる程の、亀裂が出来上がっていた。
そして私は地面に倒れる……前にブレイズの腕の中に倒れ、意識は闇の中へ沈んで行く。
暗い……暗いよ。アーミヤ?ブレイズ?何処にいるの?掴まなきゃ、はぐれないようにしなきゃ。一人は……独りは嫌だよ。
ラバカ、ブリッシュシルバー。そっちは駄目だよ。暗くて、怖い……あぁ、そうだ、小隊は…私の家族は……!
「ロスモンティスさん、こっちを見てください!私の目を!」
アーミヤ…?良かった、アーミヤだ!戻らないと、早く戻らないと!
私は声の聞こえた方向へ駆け出す。暗闇を照らす一条の光。その中心に見知ったシルエットが手を伸ばしている。それに答えるように、私も手を伸ばして―――
その腕が、刎ね飛ばされる。
「―――え?」
いや、腕はある。思ったとおりに動く。そんなことをしていると、また腕が刎ね飛ばされた。でも腕はある。
そこで私は気づいた。刎ね飛ばされるのは私のアーツだって。さっきのアーツ使用で作り出した腕。イメージしたまま気絶したから今も残ってたのかも。それが、刎ね飛ばされている。
冷たい。冷たい何かが、来ている。
全身に悪寒が走る。早く目覚めなければいけないと、私は光に向かって全速力で走り出す。速く、速くと意識の中に居るにも関わらず、思考が急かしてくる。でも文句なんて言えるはずが無い。だってこの悪寒は……
死んじゃう!アーミヤが、ブレイズが、私の家族が!もう、死んでほしくないの!
手を掴む。意識が覚醒する。そして直後に、私は私の周囲にいる全員をアーツを使って押し出した。人からすれば攻撃したとも取れる行動。普段なら絶対にしないこと。だって、私のアーツは人を簡単に殺せるから。
でも、今回ばかりは、こうしなきゃいけなかった。剣を手繰り寄せながら、驚きながら飛んでいく二人に、目線で謝罪をする。
「ロス――」
アーミヤの声が途切れると同時に、私の体は横へ飛んでいった。
「うっ、うぅ………」
痛みで目が覚める。
頭が痛いよ。お腹も痛いよ。腕が……どうして動かないの…?
腕を作って、一緒に飛ばされた剣を手繰り寄せる。痛みを我慢しながら、その剣の腹に体を乗せて、顔を上げる。
【mnbfxmlmsmpv】
初めて目があったソレは、聞き取れない雑音を発しながら私に近づいてきていた。
【mnbfxmKILL】
ソレはついさっき見た黒コートを着てて、背中に黒い箱を背負っていた。
【YouxmKILL】
そして、大きかった。ブレイズなんか……ううん、Aceですらも超える大きな体で、片手で同じ位の大きさの…矢印の形をした、刃の無い大剣を引き摺りながら近づいて来てる。
【YouwoKIroス】
「……止まって」
私は残りの剣を手繰り寄せて、周囲に構えて牽制し、静止を促す。
【om@EヲKIroス】
この黒コートが発しているのは、雑音じゃない。
【オmaEヲKIroス】
「……止まって…!」
本能が警告し続けてくる。徐々に恐怖が胸を染め上げる。
「止まッッ―止まって!」
【オmaエヲkIroス】
体中の痛みを堪えながら叫ぶけど、この恐怖は消えてくれない。痛みに反応して出てきたアドレナリンも、なんの役にも立たない。
【オマエヲKIroス】
どうして、今まで散々色んな人から言われて、既に慣れてしまったと思っていた言葉が、
【オマエヲ殺ス】
こんなにも怖いんだろう。
ほぼ万全な状態のブレイズをけしかけます。チェルノボーグに着いたら、ホモの影響を受けたドクターに戦場に居ることを否定的に意見して貰います。コレとホモ都市オペレーターの陰口で軽い疑心暗鬼に陥ります。トドメにアーミヤと盾兵の会話を聞かせて、ロスモンティス小隊の通信を聞かせたらしっとりしたロスモンティスの完成です。
コレがなんかキャラ崩壊気味なロスモンティスの正体です。うん、ロスモンティス推しの皆様御免なさい。