T-800(守護者)になった俺の前線生活   作:automata

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最近、書く時間が減ってるなぁ…。どうにか書く時間を確保せねば。


鉄血とドンパチすることになった俺氏

腹の底から響く爆発音、飛んでくる緑色の光線。俺は屈みながら、手近なコンクリートの壁を見つけると、そこに背を預けて、グレネードランチャー付きのARX160をリロードして一息つく。

 

 

(クソ、なんで…っ! 殺気!)

 

悪態を吐く間も無く、俺は伏せた。すると、メートル単位もの分厚いコンクリート壁が温かいバターの様に切れた。

後少し遅ければ俺もこのコンクリートのように上半身と下半身が両断されていただろう。

咄嗟に銃を構えるとアイアンサイト越しに武骨で巨大な右腕でブレード、左手には大柄の拳銃を持った少女が映った。

原作では第2戦役でボスとして立ちはだかる鉄血の戦術人形、処刑人(エクスキューショナー)

 

 

「おいおい、逃げてばっかでつまんねーよ。もっとオレを楽しませろよ」

 

 

獰猛な笑みを浮かべて、処刑人は言ってきた。

 

 

「クソ…あとでお前らの研究員から多額の慰謝料請求してやる。そんで詐欺罪で訴えてやる」

 

「ハハ…なら、五体満足で生き残らなきゃなぁ!」

 

 

悪態を吐くと処刑人は嬉々とした表情で拳銃を俺に向けた。

 

ほんと………

 

 

 

何でこんな事になったぁぁぁぁぁ!!

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

話をしよう。あれは今から36万…いや6時間前だったか……まあいい。とにかく今週はAR小隊は定期メンテナンス、404小隊は任務で不在だった。基地にいるのはカリーナ、レナ、そして俺の3人だけだった。

 

 

「おじさん、仕事が来たよー」

 

しかし、そんな状態でも依頼は来る。

 

 

 

「今日の仕事は…鉄血からの依頼でー報酬は前払いでー鉄血の研究所に行って……あれ? 続きがない」

 

前払い、依頼内容があんまりない、これって騙して悪いが、だろうか。

 

「おじさん、武器をありったけ持っていくわよ」

 

「了解、もし連中が騙してたらどうする?」

 

「ぶっ潰す」

 

「オッケー」

 

 

ハイタッチする。さてと武器をハマーに詰めなきゃな。

 

 

 

 

 

 

武器をありったけ詰めたハマーに乗り、依頼通りに鉄血の研究所まで着いた。

研究所の正門の前には白衣を着た男が3人立っていた。ハマーを駐車場に止めて、何があってもいいようにホルスターに仕舞っていたハードボーラーの安全装置を解除、チャンバーに弾が入ってるか確認する。助手席のレナもMK23に同じ動作をしていた。

 

 

それが終わると俺達はハマーから降りた。すると、3人の男が出迎えてくれた。

 

 

「ようこそ、鉄血の研究所へ。私はこの研究所で所長をしているアーロンです」

 

「G&Kのレナ・オーウェンズです」

 

「副官のカールだ」

 

挨拶を交わすとアーロンは俺を見ると驚いた表情になる。

 

 

「おお、君が噂の…いやはや9年も稼働すればここまで……これは…実に興味深い」

 

 

そして、アーロンは変わり者の科学者らしくブツブツと独り言を言い始める。

 

 

「あのアーロンさん?」

 

「おっと、すまない。それでだが、今回の依頼は抹殺者(ターミネーター)…失礼、カールと言ったか。彼のデータを収集させて欲しい」

 

 

え? 俺って最初期のオンボロだぞ。特にデータを取る理由は無さそうだが。

 

 

「実は我々は今新型の戦術人形を開発しているんだが、暗礁に乗り上げてしまってね。依頼の内容を伏せたのもグリフィンを通してIOPにこの情報が流れないようにしたんだ。今や僅かな設計図しか残っていないターミネーターが実物でしかもデータも有れば、この状況を打開するヒントになるかもしれないんだ。どうだろうか、報酬なら追加で支払おう」

 

 

そう言って、アーロンは頭を下げた。俺はレナの方を見るとお好きにどうぞ、と目で返された。まぁ、騙して悪いがにはじゃないし受けよう。

 

 

「分かった、依頼を受けよう」

 

「ありがとう」

 

 

 

という事で最初は射撃場で銃撃ったり、パワーの計測とかそういうので終わると思ったら、アーロンと愉快な仲間(マッドサイエンティスト)達がもっと良質なデータが欲しいって言ってきて、鉄血のハイエンドモデルの性能試験ついでに戦う羽目になった。

 

 

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

 

 

そして、現在絶賛処刑人にヘッドショットされそうな俺氏。

 

 

「ぬおぉぉぉぉ!!」

 

 

全力で回避する。走馬灯のようなものが流れたが、原作スタートになるまでは死んでなるものかぁぁぁ!!

 

 

「避けやがったか」

 

 

何とか銃撃を避けた俺はお返しとばかりにARXをフルオートで連射する。使っている弾は模擬弾だが、弾頭がゴムで出来ていること以外は実弾とほぼ同じ性能を持っている。当たると死ぬほど痛い。

 

 

「そんな数だけのモンはなぁ!」

 

 

ブレードで全ての弾を弾かれた。嘘だろ…至近距離で30発の弾をブレード一本で全部弾くかよ。ええい、鉄血の人形は化け物か!

 

 

〈ウオッホー!おい、お前の処刑人がここまで進化したぞ!〉

 

〈うぉっしゃー!始末書30枚書いてでも作った甲斐があったぜ!〉

 

〈あっ、コーラ切れた〉

 

〈おかわりもあるぞ!〉

 

こっちは命がけで戦ってんのにスポーツ観戦感覚かよ。あっ、ポップコーンとポテチとコーラを補充しやがった。マジで金踏んだくってやる。

ARXは弾切れ。リロードしてる暇も無いから捨てる。最後の武器はハードボーラーだけか。

 

 

「なんだ、降参か?」

 

 

ARXを捨てた俺を見て、処刑人がブレードを肩に担いで挑発する。

俺は地面を思いっきり蹴り、一気に処刑人にタックルを仕掛ける。

 

 

「なっ!?」

 

流石の処刑人もこの速さは想定外だったのか。驚いた表情になる。だが、咄嗟にブレードでタックルを防いだ。

 

 

「てめぇせめて、そのホルスターに仕舞ってる拳銃使えよ!」

 

「アンタも剣使ってるだろうが!」

 

「くそ!納得してしまった!」

 

 

ギャグのような会話を交わしながら、処刑人の剣撃を避ける。彼女の剣筋はパワーとスピード任せに振っている感じで見切りやすい。後、ブレードを握っている右腕は大きいので振るにも予備動作が必要だ。埒があかないと焦った処刑人は右腕のパワー全開でブレードを大きく振りかぶった。

 

 

 

「嘘だろ!?」

 

 

処刑人のブレードを真剣白刃取りする。処刑人は急いでブレードを抜こうとしているがビクとも動かせはしない。

 

 

バキン!

 

 

 

あっ、やべ、力入れ過ぎてブレード折っちゃった。

 

 

「てめぇ……よくも…よくもオレのブレードを折ったなぁ!!」

 

「ちょっ!? 待って! 今のは不可抗力! 不可抗力だから! 折ったの謝るから!」

 

「うっせぇ!1発殴らせろ!」

 

「どう見ても1発じゃ、すまないやつだろ! 万発殴る気満々じゃねぇか!」

 

 

ブレードを折られて、涙目になった処刑人はがむしゃらに俺に殴りかかった。

 

 

 

〈処刑人、そこまでだ。戦闘終了だ〉

 

「オレはこいつがッ 壊れても 殴るのをやめない!」

 

〈これは殺し合いじゃないぞ。あくまでも性能試験だ。また新しいブレード作ってあげるからな?〉

 

「うぅ…分かった」

 

 

アーロンが無線越しで処刑人を止めてくれた。処刑人はスタスタと帰っていったがすれ違いざまに「お前を殺す」と言われた。ホントすんませんでした。

そんなこんなで地獄のデータ取りはようやく終わった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「疲れた…」

 

「ほら一杯。故郷の味だよ」

 

ベンチで横になっているとレナがプロテインを持ってきてくれた。ふむ、バニラ味か。しかも水じゃなくて牛乳で溶かしている。分かってるじゃないか(歓喜)。

 

 

「あ゛あ゛あ゛」

 

 

プロテインをがぶ飲みして、濁点塗れの声が出る。

 

 

「それで報酬金は?」

 

「予想以上に良いデータらしかったから10万ドルをポーンとくれたよ」

 

「ならいい。帰ろう、ホームシックだ」

 

 

プロテインを飲み干すと、俺はレナとそそくさと研究所から出て行った。途中、色んな部屋から俺のデータを見て狂喜乱舞している研究者達の声が聞こえたが聞かなかった事にしよう。




あっ、そうだ(唐突)。皆さんはプロテイン飲む時、何で溶かしてますか。
私は牛乳です。チョコレート、ココア、バニラ味のプロテインがめっちゃ美味くなって、水に戻れなくなりました。
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