それからほかほかのクソ小説パートが出来ました。注意してください。
皆さんこんにちは。初めましての方は初めまして。
ここからどんどん階級を上げていくRTA、始まります。
前回は共同任務をしてチャートの説明だけをして終わりました。は?
話の内容も薄い進行度も遅いという醜態を晒したので、今回はどんどん倍速を使ってイきますよ~イクイク。
ちょくちょく共同任務の中に将来柱になる人物がいるのを見ると興奮してきますね~。今の所、水の呼吸を使ってる伊黒兄貴や原作時間軸じゃ最強の悲鳴嶼兄貴とかと一緒になったことがありますね。
って、サイコロステーキ先輩!? (単独行動は)マズイですよ!?
途中、サイコロステーキ先輩が死にそうになりましたが、中々良いペースで任務を消化できています。階級も前回は癸でしたが戊になりました。
階級が上がれば任務に出てくる鬼のステータスも上がり、血鬼術もヤバヤバなのが揃ってきます。だが成長点はうまい!(RNGK感)
現在のステータスはこんな感じです。
仏塚 文寿郎 性別:男 特徴:『冷気』 階級:戊
ステータス
体力(63/100) 根気(46/100) 筋力(91/100) 防御(31/100) 速度(100/100)
技能
風の呼吸(50/100) 喧嘩殺法(1/100) 水の呼吸(50/100) 霜の呼吸(57/100)
全集中・常中(100/100)
霜の呼吸を50以上に、そして速度のステータスを先にMAXにしました。
それからやっとのことで全集中・常中を手に入れることが出来ました。これは手に入れた瞬間にMAX表示になるので成長点を振り分けてはおりません。
これで速度だけは全力になりました。おぉ、早い早い(大満足)
そうそう、作中ではもう何年も時間が経っており、続々と柱が就任したと鎹鴉くんが知らせを持ってきてくれます。
最近のものだと胡蝶カナエ姉貴が花柱に就任した知らせと同時に、医療機関の蝶屋敷が開かれた知らせが来ました。
これによって、負傷したら蝶屋敷で治療を受けることが出来ます。ですが、ホモくんは大怪我を負う予定もないので使いません。精々大怪我を負うとしたらホモくんの最終決戦(上弦の弐)の時じゃないかな(すっとぼけ)
蝶屋敷が開かれたということは、そろそろファミチキ先輩(とんだ風評被害)がカナエ姉貴を襲撃してきます。なので、カナエ姉貴が巡回している地域付近に待機しておきましょう。するとカナエ姉貴の鎹鴉がホモくんに救援要請しに来てくれます。
ハードな任務を熟した後の天丼は上手いぜ……。丼物も最高だが、追加のビールも最高やな……(四本目)
心なしか見覚えのある太眉のホモくんの表情が緩んでます。何かこの顔、どっかで見たことあんだよなぁ……。
ヌッ、鎹鴉から粂野兄貴からの手紙をもらいました。キャラクターの好感度が高いとこのように時折手紙を送ってくれます。
ここでも三顧の礼ならぬ二顧の礼を……。
してはいけません。普通に手紙が来るのはまちまちの頻度なので一回断ると好感度が必要以上に下がります。頭にきますよ!!
スキップしましたが内容は、
『元気してるか? 飯はちゃんと食ってるか? お前飯抜くことが多いからちゃんと食ってるか兄弟子は心配だぞ。
お前の鎹鴉から睡眠は最低限しか取ってないと聞いたぞ。ちゃんと睡眠は取っておけと前も言っただろ。
今度実弥とお前を連れて牛鍋食いに行くから予定は開けとけよ』
てな感じです。不摂生なホモくんの生活を心配する聖人の鑑。でもこの生活は直しません(人間の屑)
この手紙によって好感度イベントのフラグが経っ(てしまっ)たので、これから粂野兄貴が不死川兄貴を連れて誘いに来たら快く引き受けましょう。
飯を食い終わったらすぐに鍛錬だぞこの野郎。ちなみに夜はずっと起きていましょう。救援要請を逃したらチャートが壊れ↑ちゃ~う^
おっ、粂野兄貴じゃ~ん。どうしたんすかこんなとこで。
というのは置いておいて、手紙のイベントです。おやおやぁ? 不死川兄貴が粂野兄貴を名前呼びしてますね、堕ちたな(確信)
心なしか笑顔も柔らかい。粂野兄貴の手腕ならどんなはねっかえり男でも堕とせるんやなぁ~(満面の笑み)
そのまま連れられ牛鍋をゴチになります。うま……(見た目)うま……(バフ効果モリモリ)
流石牛鍋です。お値段がメチャ高いですが、攻撃力や防御力、その他諸々のバフが掛かっていきます。ありがてぇありがてぇ……。
この風の呼吸組のやり取りも尊いねんな……。これが下弦の壱戦になると無くなるってマ?
悲しいけどこれ、鬼滅の刃なのよね。容赦なく人が死んでいきます。
気の遠くなりそうなRTAで心身共に補給が完了したので任務に行きましょうね~^。
何もありませんでしたが、ぬわああああああん疲れたもおおおおおおおん!
何……冷気耐性のある鬼とかとても厄介……、厄介じゃない?(このチャートのみの弱点)
ま、上弦の弐戦では先程の鬼よりも冷気耐性がガチンコ♂にあります。それの練習戦と思えば(ポジティブ)
今回の任務で戊から丁になりました。このハイペースな昇給、俺でなきゃ見逃しちゃうね。
いつも通りに仮眠を取り、食事処に通い詰めましょう。
「よぉ!」
サイコロステーキ先輩!? こんなとこで何やってんすか!?
「偶然だな。飯でも食いにいかねぇか?」
あぁ~(丁度)いいっすねぇ~。断る理由も無いので乗っかりましょう。
サイコロステーキ先輩と飯を食っている所で今回は終わります。次回もまたお会いしましょう。
ほな……また。
§
粂野匡近は弟弟子である不死川実弥を連れ、町中で特徴的な頭髪を持つ男に声を掛けた。
振り返った男の目が匡近と後ろに連れられている実弥の姿を捉え、うっすらと笑った。
その男の名前を仏塚文寿郎。匡近と実弥のかつての弟弟子である。
「匡近殿に実弥殿じゃあないか。相変わらず仲が良さそうで俺は嫉妬してしまいそうだ」
「誰が匡近と仲が良さそうだァ? テメェも今から牛鍋食いに行くんだぞ」
「まぁまぁ二人とも、話は牛鍋屋に入ってからにしよう」
三人並んで牛鍋屋へと入り、座敷へと案内された。メインの牛鍋が出てくるまでの間、三人は昔話に花を咲かせていた。
「いやー、三人揃って飯を食うなんて久しぶりだな」
「俺が秋爽殿の元にいた時以来じゃないだろうか。いやいや、二人に会う時間がなかなか見つけられなくて……」
「……そういやテメェ、アレはどうにか出来たのか?」
「アレ? ああ、アレのことか!」
冗談めかして言う文寿郎の言葉を遮り、実弥が口を出した。
アレ、というのは文寿郎が実弥と共に預けられた秋爽という風の呼吸の育手に言った違和感だった。
明確に言わないのは周囲に一般人がいるからだ。鬼関連の話は公では明かされない機密事項である為、ややぼやかして話しながら情報を交換するというのが普通だ。
文寿郎が秋爽の元で修行をしている時、「俺にもよく分からないが、風の呼吸が最適な呼吸ではない気がする」と言い出した。
必ずしも自分に預けられた隊士の卵が風の呼吸に適性がある訳では無い。そう言ったことを知っている秋爽は、文寿郎の言う違和感について詳細に教えるように言った。
太い眉を更に下げながら、文寿郎はたどたどしくその違和感を言語化しようとした。
「なんというか、もう少し俺の体質を活かせるような呼吸じゃないと違和感があります。具体的に言うなら水の呼吸辺りの柔軟性が欲しいです」
「ふむ……」
秋爽は暫く考え込んだ。
(自分の体質とな……)
秋爽の前で正座をする子供には、確かに妙な体質がある。文寿郎を中心として冷気が出ていることがあり、夏場は兄弟子の実弥や弟弟子の様子を見に来た匡近に重宝されているのも知っている。
秋爽は文寿郎の言った通りに水の呼吸の育手を紹介することに決めた。
もしかしたら呼吸を派生させるのかもやしれんという期待を持ちながら。
それから半年後の最終選別でのこと、文寿郎は呼吸を派生させた。
そのことを思い出しつつ、文寿郎は口を開く。
「アレはー……、自分なりのやり方を見つけて開発できたぜ」
「それは良かった! 一緒に任務をするのが楽しみだ」
「へェ、今度手合わせでもしてみるか?」
「実弥殿は強いから勘弁してほしいなぁ」
意地悪く笑いながら実弥が文寿郎の腹を突く。それにはいつの間にか自分の身長を越された恨みも入っているのかもしれない。
「それにしても、大きくなったな文寿郎。実弥
「そうだろう、そうだろう。実弥殿
「今度の手合わせの時は覚悟しておけェ」
にべも無く実弥は二人に手合わせをさせることを誓った。
「匡近殿ー、実弥殿が俺を虐めるよー」
「ははは。今度俺とも手合わせしてくれ」
「えー」
文寿郎は匡近と実弥が荒々しい手合わせをしていることを知っている。匡近はのほほんとした顔つきで朗らかな笑顔の似合う男だが、その体から繰り出される風の呼吸の型は実弥よりも荒々しく激しい威力がある。
この男と手合わせをすれば確実に腕が痛くなる。なるべくそんな日が来ないことを文寿郎は祈った。
文寿郎は鍛錬に話がいかないようにしつつ、情報を交換した。匡近の隊士階級が甲になったこと、実弥もつい最近甲になったこと。文寿郎は戊になったこと。匡近が実弥の元にカブト虫をもっていったこと。そこで冷やした西瓜が美味かったことなど。
他愛のない話ばかりが多かったが、それが一人を除く二人にとっては安らぎにはなったのだろう。
鬼は簡単に同期や仲の良い友人を刈り取っていく。変わらずに元気な様子を見せる友人がいると幾分か気が落ち着くものである。
交流を深めていく内に、三人の前にようやく牛鍋が出された。
ぶつ切りにされた大きな牛肉が底の浅い鍋一面に敷き詰められ、その上からとろりとした味噌と大きく切られたネギがごろんと乗っかっていた。
「これが……牛鍋?」
「俺は初めて食うのだが、随分と豪快な料理のようだ」
「まぁ、待て。牛鍋の美味さはこれからだ」
じわじわと匡近が先導してぶつ切りの牛肉の裏表を焼いていく。乗せられた味噌を溶き、ネギも焼いて火を入れていく。
「ほれ、食ってみ」
匡近が程よく焼けて味噌も付いた牛肉を箸で示した。渋々と実弥がそれを箸で取り、口に運んでいく。
実弥は言葉に出さずとも、その表情の柔らかさから喜んでいることは読み取れた。
恐る恐ると文寿郎も匡近によって焼かれた牛肉を取り、その美味さに顔を綻ばせた。
「意外と美味いものなのだなぁ! 牛鍋とは!」
「ははは! だろう? だからちゃんと飯は食っておけよ。鎹鴉から晩飯も抜いていると聞いた」
「それは任務を一刻も早く消化したいのであって、決して抜いている訳ではないんだ」
「はっ、自己管理も出来なきゃそこいらの腑抜けと一緒だ」
「中々に辛辣なことを言うなぁ」
三人は存分に牛鍋を楽しんだ。
§
その男に会うのは何回かのことだ。その中で、話を交えたのは三回目の共同任務の時だ。
色の無い目に雪を頭から被ったような頭髪で、馬の鬣のように髪を長く伸ばしている。
霜の呼吸という独自に派生させた呼吸術を使い、鬼を狩る隊士だ。
近くの町に寄ったらその男がいた。ついでだからと蕎麦屋の屋台に誘い、賽河は悩みを聞いてもらうことにした。
「賽河殿はある日突然鬼に襲われ、鬼殺隊に救助され、給料が安定して支払われることを知った為に入隊を決めたのだっけ」
「ああ。この入隊動機を他の奴等に話せばふざけるなと言われてな。まったく困っちまうぜ」
「俺は別にいいと思うけどなぁ。入隊動機なんて誰もが家族を殺されたって訳じゃなくてもいいのだし」
「お前は分かってくれるか。……そういやお前の入隊動機は何だ?」
「俺? 俺は……」
蕎麦をすすりながら文寿郎は考え込む様子を見せた。
「んー、そうだな。賽河殿には本当のことを言っておこうか」
にんまりと犬歯を見せながら文寿郎は笑った。
賽河はこの男がどんな動機を持っているのかが気になり、胸を躍らせる。
「俺は周囲には鬼に家族が殺されて入ったとは言っているが、必ずしもその復讐の為に入った訳ではないんだ」
「ほう?」
「俺はとある鬼を地獄に引きずり落とす為に賽の河原からやってきたのだ」
「は?」
何を言っているんだコイツは。その顔が出ていたのか、文寿郎は下がり眉を更に下げて賽河を見つめる。
「そんな気狂いを見たような顔をしないでおくれ。もしや君も地獄や極楽を信じない性質か?」
「信じるか信じないかで言ったら、信じない方だな」
「そうかそうか。それは残念」
いじけた様に蕎麦をすすり始めた文寿郎を横目に、賽河はとんだ奴に相談しちまったもんだと内心で呟く。
だが少しはこの男の言葉に救われたような心地もある。他の鬼殺隊士とは違い、復讐心に駆られていないというのが大きな理由だろうか。
……いや、そんな胸がすくような気持ちよりも、僅かに感じるズレの方が気になる。
誘った手前だが、さっさと蕎麦を食い終わって違う町にでも行こうかと考えていた時、文寿郎から声が掛けられた。
「賽河殿。漁村近くに生活している、昼間に活動しない陶芸家のことを知っているかな」
「昼間に活動しない? そういう陶芸家もいるんじゃねぇのか」
「そうだろうとは思うのだが、なんだかきな臭くてなぁ。今調べている最中なんだ」
「……鬼か?」
「そうかもしれないし、そうじゃないかもしれない」
「何だそれ」
賽河はこの人物がズレていることを再認識した。
そう思われているとは知らず、文寿郎はただ笑った。
秋爽
粂野兄貴が預けられた育手であり、不死川兄貴に紹介した育手。
六十代くらいのイメージがある。名前は捏造。
賽河
サイコロステーキ先輩の名前。捏造です。ファンブックでも明かされんかったし……ちょっとくらい、捏造してもバレへんか。階級は丁。きっとこれからもっと昇給するんやろなぁ……。