鬼滅の刃RTA 上弦の弐単独討伐   作:一億年間ソロプレイ

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やっぱ氷属性はロマンの塊、はっきり分かんだね
ということで初投稿です


イベントダイジェスト ~ 上弦の弐遭遇 part7

 皆さんおはようございます。初めましての方は初めまして。

 倍速ばかりのRTA、始まります。

 前回は最終選別用の鬼を捕獲し、冨岡兄貴が凪を習得しました。

 

 カナエ姉貴の鎹鴉は未だ来ず、そんなこんなで階級が乙に昇格しました。

 

 キリもいいので現在のステータスをお見せしましょう。

 

 仏塚 文寿郎 性別:男 特徴:『冷気』 階級:乙

 

 ステータス

 体力(63/100) 根気(66/100) 筋力(91/100) 防御(31/100) 速度(100/100)

 

 技能

 風の呼吸(50/100) 喧嘩殺法(1/100) 水の呼吸(50/100)

 霜の呼吸(84/100) 全集中・常中(100/100)

 

 前回の冨岡兄貴との手合わせによって結構な数の成長点が入りました。折角なので霜の呼吸だけじゃなく根気にもつっこんで長くランウェイ出来るようにしました。

 止まるんじゃない、犬の様に駆け巡るんだ!(任務消化)

 

 これからも鎹鴉が来るまで任務をする訳ですが、ずっと倍速なのもいかがなものだろう。

 ふと、私はそう思いました。

 

 

 そんな皆様の為に~。

 

 

 倍速スキップしていたイベントを通常再生したものを流します。いつまで経っても風柱就任の知らせも、カナエ姉貴の鎹鴉も来ないんで(キレ)

 

 まずはこちら、同期集合イベントです。

 ホモくんの同期は不死川兄貴ともう一人、浦賀兄貴です。彼は鬼滅の刃小説版『風の道しるべ』に出てくる不死川兄貴の同期です。そして交流もあるというレアな人物ですが、詳細を省けば死にます(デデドン)

 不死川兄貴は同期と粂野兄貴を失い、風柱に至るのです。これも、童磨ってやつのせいなんだ……(無関係)

 

 脱線しましたが、この同期イベントの内容は同期と仲が深まるというものです。最終選別で五人生きられるのがレアケースの鬼殺隊士、数少ない同期には思い入れが強いようです。

 浦賀兄貴の家庭事情を聞いたり、不死川兄貴の家庭事情を聞いたりしただけの時間ですが二人との好感度がめちゃんこに上がりました。

 言いませんでしたが、ちょくちょく粂野兄貴や不死川兄貴、浦賀兄貴からも手紙が来てました。殆どイベントの発生しない近況報告のみでしたからね。

 

 次に、カナエ姉貴との遭遇イベントです。

 花柱になったカナエ姉貴が警邏しているルート周辺にいるとたまに声を掛けられます。花柱と世間話をするだけのイベントです。その後ろからついてきているしのぶ姉貴から睨まれますがヘーキヘーキ。

 胡蝶姉妹攻略ルートはありますが、ホモくんは童磨一筋なんでNG。見たい方は他の動画を見て、どうぞ。

 

 その次に育手の爺さんからの手紙イベントです。

 お世話になった水の呼吸の育手の爺さんから手紙が届きました。たまには顔を見せろということなので貴重な時間を消費し、爺さんの元に行きました。

 するとそこには将来隊士になるかもしれない男児たちがいたので直々に調教♂しました。三人共覚えがよく、このまますくすくと成長していけば、運良くホモくんの捕獲してきた鬼の餌になったりならなかったりすることでしょう。

 このゲーム、後輩や同期に手合わせではなく指導をすると、その後輩が指導したキャラステータス並に強くなることがあります。だから、元柱の人から受ける稽古は特別だったり、柱稽古編がとても重要になる訳なんですね。

 

 スキップしたイベントの解説を終わらせたら、なんと不死川兄貴が風柱に就任したと知らせがやってきました。

 

「ンギャッ!? ……緊急事態! 緊急事態! 花柱ガ上弦ノ弐ト交戦中! 応援サレタシ! 応援サレタシ!」

 

 ついでにカナエ姉貴も襲撃されました! いよっしゃぁぁぁ! ヘイ鎹鴉、ナビをヨロシコ!

 

「コッチ! コッチ!」

 

 間に合え間に合え……(焦り)

 ヌッ、あそこで戦闘中の女性はカナエ姉貴。対するあの特徴的な頭髪は宿敵。

 カナエ姉貴に助太刀いたす、拙者ホモと申す者でございやす。

 

「……あれぇ? なんで同じ顔してるの?」

 

 

 

 

 ホ? 冗談はよしてくれ。そんな敵と同じ顔の筈が…………。そっくりアバターを持っていた場合のイベントが起きる訳……。

 

 

 そんな訳ある筈……。ほら、カメラを動かしてみても…………。

 

 

 

 

 ホワアアアアアアアア!!!

 

 

 

 

 おいちょっと待てこんなガバええん!?

 

「あ、そっくりさんってやつかな? 初めて見たよー!」

 

 ……はっ! カナエ姉貴! カナエ姉貴の救助をせねば!

 とっくに童磨産冷気を吸い込んでしまったようですが、まだ軽症のようです。決して呼吸術を使わないように指示します。使うと出血が酷くなってカナエ姉貴死亡、再走…………あああああ。

 カナエ姉貴を遠くへ運び、置いておきます。鎹鴉に隠を呼ぶように言い付け、ささっと童磨の元に戻ります。

 通常ならカナエ姉貴を追ってくるのですが、そっくりさん効果なのか追ってきませんでしたね。

 

 これは決してガバではない(暗示) 計画通りです、チャート通り。わざと宿敵と顔アバターをそっくりにすることでこの効果を狙いました(キレ)

 

「彼女の代わりに君が相手するの? 簡単に死にそうだけど大丈夫?」

 

 大丈夫だって安心しろよ。何度もやってきたんだからさ(346敗)

 撃退とは言いましたが、朝が来るまで持ち堪えるだけです。ではファイッ!

 

 この戦いは風の呼吸と水の呼吸のみを使います。決戦まで主流である霜の呼吸は温存しておきます。

 いえ、無限城編で鬼殺隊の戦法を情報共有されるのは確実なのですが、本人になるべく経験や実感を与えさせないというのがミソです。

 

 それから童磨戦をするなら無呼吸時の根気消費計算と冷気がどこに出ているかを確実に見極めることです。

 冷気の所で呼吸をすれば肺に童磨の血鬼術である冷気が入り、自身にも冷気ゲージが溜まり始めます。これが満タンになると治療を受けるまで呼吸術を扱えなくなるか、最悪死にます。

 冷気が出ている場所では無呼吸、冷気の無い場所で呼吸術を使ってダメージを与えていきます。

 万が一、呼吸術を使った状態で冷気に突っ込みそうになったら、すぐに呼吸をキャンセルして無理にでも逃げます。

 肺にダメージ受けた際の治療期間と復帰期間を含めると……、いや~(タイムが)キツイっす。

 基本ノーダメ姿勢です、これ大事。

 

 ホラホラホラホラ。なめてんじゃねーぞ……いや、やっぱ舐めプしててください! センセンシャル!

 この軽やかな戦い、俺じゃなきゃ見逃しちゃヒィン!

 

 扇で刀が壊れた!? ウッソだろお前ww

 

 ……………………。

 

 あぁ壊れましたねぇ、壊れましたね……。いえ、リーチが短くなっても呼吸術を使えることは炭治郎が証明しています。ホモくんもそれをするだけです。

 

 フゥン! ホォン! ホォン!

 

 はぇ~やっと朝日が見えてきました。

 

「じゃあね~」

 

 おう、最終決戦でまた会おう。バイチャ。

 無事にカナエ姉貴を救助し、宿敵も退けた所で今回は終わります。次回もまたお会いしましょう。

 ほな……また。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

§

 

 

「やぁやぁ初めまして。良い夜だねぇ」

 

 胡蝶カナエは背後に立つ鬼の気配をすぐに察知し、刀を抜いた。

 黄金の扇を持った、頭から血を被ったような、白橡色の髪に虹のような光彩を持った瞳。

 鬼の目には『弐』『上弦』と刻まれている。それがにんまりと弧を描き、カナエを見つめていた。

 その見た目と声に既視感を覚えつつ、カナエは僅かに睨みつけた。

 

「何の用かしら」

 

 十二鬼月の二番目。下弦はともかく、上弦の鬼は鬼殺隊の目の前に姿を現すことがなかった。少なくとも、カナエが柱に就任してからは上弦の鬼の目撃情報を聞いたことはない。

 そんな大物が自分の目の前にいる。そして、今まで出会ってきた鬼よりも色濃い血の匂いがしていた。

 上弦の鬼とも仲良くできるかしら。頭の隅では自分の考えがひょっこりと覗いていた。

 

「女性で鬼狩りの柱になった人物がいるって聞いて飛んできたんだ。君がそう?」

「えぇ、そうね」

「そうかそうか。それは良かった」

 

 朗らかに、まるで親しい人に挨拶をするかのように、その鬼は扇を振るった。

 カナエはそれに反応し、後ろに距離を取ることによって避ける。

 

(思っていたよりも早い。あと少し、遅れていれば)

 

 自分の首が飛んでいたかもしれない。

 

 変わらず軽薄な様子を見せる鬼にカナエは警戒を強めた。この頃には自身の信条である、「鬼とも仲良くできる」という考えは引っ込んでいた。

 鬼は蝶の翅を模した羽織が翻る姿をにやにやと見ている。

 カナエはひんやりとした空気を感じつつ、呼吸術を使おうと肺を動かし――瞬間に吐血した。

 突然胸に迸る鋭い痛みに膝をつき、鬼の接近を許してしまう。

 

「吸い込んじゃったねぇ、辛いよねぇ。大丈夫、俺が今から救ってあげるからね」

 

 白々しくも涙を流した鬼の腕がカナエに伸ばされる。

 カナエは桜色の日輪刀を収める鞘を握りしめ、肺に痛みが走ることも構わず呼吸術を使おうとした。

 ここで立ち向かわなければ柱として申し訳が立たない。少しでもここに留めなければならない。

 

 その鬼の腕がカナエに触れることはなかった。

 甲高い音が鳴った。伸ばされた腕は向けられた刀を扇で受け止めていた。

 どんな邪魔者が入ってきたんだと鬼が刀の持ち主を見る。

 

 そこには、鬼と瓜二つの顔をした文寿郎がいた。違うのは髪の向きと色合いくらいだ。

 

「……あれぇ? なんで同じ顔してるの?」

「何でだろうねぇ。不思議だとは思わないけど」

「あ、もしかしてそっくりさんってやつかな? 初めて見たよー!」

「ははは。そっくりさんとか」

 

 文寿郎は素早く扇を逸らし、カナエを冷気の届かない場所へと引っ張った。

 

「呼吸は使わない方がいいよ。肺をもっと痛めてしまうから」

「仏塚くん、よね? どうして……?」

 

 カナエと文寿郎は少しだけ話をしたことがある。少しだけとはいえ、派手な髪をした隊士を忘れてはいなかった。

 文寿郎はどうしてに含まれる意味を分かりはしたが、言うつもりは無かった。曖昧に笑うことで返す。

 

「今、鎹鴉に隠を呼んでもらっているよ。花柱殿は早く治療を受けるといい。呼吸も扱えないような隊士は柱であっても邪魔だからね」

「酷い言い方をするのね。……あの鬼の周りの冷気を吸ってはダメよ」

「分かっているとも」

 

 納得は出来る言い分だが、流石に傷付くカナエであった。

 カナエは肺にダメージを受けた際に、その原因を特定していた。鬼の巻き散らす冷気によって肺が壊れたことを伝えた時に、カナエはあることに気が付く。

 ――目の前の隊士も、同じように冷気を扱う独特の呼吸を使っていなかったか?

 文寿郎は派生呼吸を扱うことで鬼殺隊の中でも少し話題に上がっていた。傍にいると冷たいけど夏場に助かりそう、実際お願いして冷房になってもらったこともある。……そう蝶屋敷で噂されていたのを覚えていた。

 

「では、俺はあちらに行くとしよう。近くにいる妹君も蝶屋敷に連れていくといいだろう」

「貴方一人で立ち向かえるとは思えないわ。……しのぶもだけれど」

「余計な人死にが増えるよりも、一人の死体で上弦の鬼を止められるのなら良い方ではないだろうか? 花柱殿」

 

 死体とは言うが、文寿郎の目には自分が上弦の鬼と対峙しても生き残るという自信に溢れていた。

 その姿には不安しかないが、カナエは隣に立つ隊士に告げる。

 

「……柱として命じます。必ず生きて帰ってきなさい」

「なるべく尽力はしてみよう」

 

 けらけらと笑い、冷気の広がる街道に向かう背を見る。

 肺が使えないとは、柱が常にしている全集中の呼吸・常中も出来ないということ。

 このままでいれば、柱として活動を続けるのも難しいかもしれない。もしかしたら少しでも話し、関わりのあった隊士が死んでしまうかもしれない。あの鬼と彼との異常なほど似通った共通点は何なのだろう。

 漠然とした不安と疑念を胸に抱きながら、カナエは撤退し、隠を待った。

 

 

 

「彼女の代わりに君が相手するの? 簡単に死にそうだけど大丈夫?」

 

 足元に広がる冷気の中心では扇を閉じたり開いたりしながら鬼が時間を潰していた。

 深く吸わないようにしながら、文寿郎は笑い返し、刀を鬼へと向ける。

 

「今度はそんな簡単に死なないぜ、俺は」

「へぇ? 試してみようか」

 

 鋭い扇が振舞われる。同時に冷気が舞い上がり、文寿郎は咄嗟に息を止める。

 目も閉じた方がいいとは思うが、見えなければ次に来る攻撃を避けることは難しい。

 動いた扇によって冷気の無い場所が現れる。そこにすかさず入り、呼吸による攻撃を行う。

 霜の呼吸を使うことは範疇に無い。情報とは有益、相手に知識としては覚えさせても体験まではさせない。狙う獲物に不必要なことまで覚えさせない。

 いつも主流としている呼吸を使わなくとも、文寿郎は二つの呼吸術がある。水と風。どちらも最後の型まで覚えているものだ。

 ――この場合、冷気を荒々しく吹き飛ばせる風の呼吸の方が良いだろうか。

 そう考え、呼吸の仕方を即座に変える。シイアアアと音が響き、刀を上に構える。

 

「風の呼吸 弐ノ型 爪々・科戸風」

 

 文寿郎の前に爪を思わせる暴風が四つ現れる。風によって冷気が散らばり、難無く鬼はその爪を躱す。

 次の型を出して追撃はせず、一度冷気の少ない場所へと戻る。そこで息を整え、体中に酸素を巡らす。

 

「随分荒々しいねー。触れたら切れちゃいそう。当たらないけど」

「壱ノ型 塵旋風・削ぎ」

 

 挑発するように鬼はけらけらと笑うが、文寿郎には関係のないこと。当たらずとも、今はこの鬼を乗り切ればいい。

 まだこの鬼を狩るには足りない。肺活量、力、そして呼吸の技量も。

 文寿郎は風で冷気を巻き散らし、鬼へと突進していく。鬼はひとひら扇を振り、文寿郎の前にふわり冷気を発生させる。

 鼻先に冷たさを感じ、咄嗟に呼吸を止め、一歩後ろへと退く。

 鬼の扇が金の線を見せながら逃げる文寿郎の目を狙う。彼はもう一歩後ろへと飛んで回避する。

 

「わぁー…、すごいね? 俺の動きでも見えるの?」

「そっちこそ、年がら年中座って信者の話を聞いている割には強いね」

「え? 俺のこと知ってるの? 困ったなー……。あ、もしかして入信希望者かな!」

「……流石に俺でも笑えないや」

「いいやいいや。俺で良かったら話を聞こう。人間の苦しみ、悲しみを受け止めるのが俺の役目だからね」

 

 声音は朗らかであっても、手元からは絶えず扇と刀のぶつかり合う音がしている。

 鬼は笑っている顔から一転して憐れむような顔へ。人は笑う顔から更に笑みを深めて。

 冷気の動きが無くなったおかげで、扇の動きを追いながら考え事や無駄話をする余裕は出来ていた。

 

「残念だけど俺、この生で苦しみや悲しみを感じたことはないんだー」

「えぇ? 嘘はよくない。早く言っちゃいなよー」

「どうしようかなー」

 

 左からやってきた扇を受け止めた。

 がしかし、刀の刀身がズレたように見えて……否、刀が折れたのだ。

 

「わー! なんてことしてくれるの!?」

「脆くない? あ、使い方が悪かったのかな?」

「これはもう君の扇のせいでしょ」

 

 すかさず接近しながら水面斬りを鬼の頸に振るう。折れた刃に岩に当たったかのような衝撃がくる。

 もちろん、扇である。

 追撃とばかりに扇が振るわれるも、突然鬼は扇を懐に収めた。

 

「そろそろ朝日が見えちゃうね。じゃあねー」

「また会う機会があればー」

 

 折れた刃先を回収しつつ、本拠地へと去っていく鬼に手を振って見送った。

 追撃する気力も、執拗に追いかける気力も文寿郎には無い。唯一鬼を殺せる武器の日輪刀が折れているというのに、血気盛んに追い詰めるのは馬鹿のすることじゃないかなとすら思っている。

 

「……あーあ、鍛錬の数増やそうかなぁ。それから刀も二本作ってもらおっと」

 

 夜が明け、空の色が変わり始める頃。文寿郎がそう呟いた。

 

 




ミラーマッチに気付いた人、ビビったけど気付いてくれて嬉しかったゾ
ということでホモくんは童磨と同じ顔してるというところで失踪します
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