なんとか原作開始前までこれたので初投稿です
皆さんこんばんは。初めましての方は初めまして。
粂野兄貴の墓参りから始まるRTA、始まります。
前回は鉄井戸さんに刀を二本依頼し、お館様の屋敷で上弦の弐について情報共有したところです。
今は粂野兄貴の墓前ですね。しっかりお参りしつつ、会話も飛ばしていきましょう。
ここで主に語られるのは不死川兄貴が粂野兄貴へ向けていたアツゥイ友情ですからね。風の道しるべで掘り下げられたとはいえ、胸に込み上げるものが……。
おうホモくんもいつもより泣いております。しっかし、泣き顔まであの噓泣き顔とクリソツやんな……ん?
「匡近は死に際、他人のことばっかり気にかけやがった」
相変わらず粂野兄貴が聖人すぎた件について。
「俺のことも……テメェのことだって言ってやがった。飯はちゃんと食えてるか、いつも鍛錬ばかりだと身が持たないぞとか言ってな」
あ、改善してないのがバレテーラ。いやいくら本編沿いチャートとはいえ、根詰めてやってかないと本当に痣無し単独撃破は難しいんですって。
そう、痣が無いのでステータスに掛かるボーナスもありません。ガチでプレイスキルと一瞬の油断が命取りになります。
でもいざとなれば直前のセーブでやり直しをば……、いえなんでもありません。
「――テメェ、いつまでその演技を続けるつもりだ?」
ンンッ!? 拙僧、多才なれば泣き真似もこのように。
じゃない。
ああああああ……、やっちまいましたね。こんな所でテキスト増量なんて……、いや刀出来るまではフリーなので別にいいんですが……。
選択肢も一つしかねぇ~。なにが「?」だよ。
絶対お前そっくり元と同じ感情の起伏薄い奴じゃん(確定)
これがそっくりアバターの逃れらぬカルマちゃんですか。
「なァ、聞いてんのかァッ!」
好感度激下がりMAXヤベー事態、かと思いきやそうでもないみたいですね。まだまだ好感度が通常よりは良いです、さっきまで好感度MAXの状態だったんですがね。お前も聖人かよ。普通だだ下がりする筈なんですがね。
なけなしの ▼お兄さん許して~(懇願)
「……もういい」
ダメみたいですね(諦め)
はぁ~、つっかえ。別にチャート内どおりの好感度範囲に収まってるとはいえ、落ちるのは悲しい……くはありませんね。
これで好感度イベントが起きにくくなり、鍛錬時間が増えますね。良いこと尽くしじゃないか、タマゲタナァ。
以上で墓参りイベントは終了です。後は刀が出来上がるまで木刀を借りて鍛錬をして待ちましょう。
二週間後になりました。折角なのでステータスを晒しましょう。
仏塚 文寿郎 性別:男 特徴:『冷気』 階級:乙
ステータス
体力(63/100) 根気(78/100) 筋力(100/100) 防御(31/100) 速度(100/100)
技能
風の呼吸(50/100) 喧嘩殺法(1/100) 水の呼吸(50/100)
霜の呼吸(100/100) 全集中・常中(100/100)
童磨戦突破のおかげで成長点がモリモリっと入ってきたので、霜の呼吸と筋力がカンスト出来ました。ついでに根気も上げました。いいゾ~コレ。
どうやら刀も出来た様子です。鉄井戸さんの元に行きましょう。はい、おはヴォー!
「出来たぞ」
わぁい^^ 日輪刀が二本だぁ(歓喜)
握ったら霜の呼吸特有の色が出てきました。確か
これから通常通りの任務らー! 甲を目指して頑張りましょう!
ということで見所さん!?もないので早送りです(無慈悲)
あ、サイコロステーキ先輩のイベント発生してた……。
その間にぃ~、またまた霜の呼吸の型についてお話します(突然)
霜の呼吸を使っている間は冷気を放出しまくりなので、通常の斬撃を鬼に当てると冷気ゲージがちょっぴり溜まります。
この呼吸は常にタイミングを窺いつつ、通常攻撃と呼吸攻撃を重ねて冷気ゲージを溜めていくのが大事とは言っていますよね。
そして、その冷気ゲージを溜めやすくする技が『陸ノ型 月落霜天・烏啼』です。これはその場で上から下に刀を下ろし(攻撃判定アリ)、周囲に冷気を巻き散らします。動画内でも厄介な血鬼術を使う鬼にはこの型を使ってから対戦しています。
そこからコンボで繋げていく型はよく弐ノ型を使うのですが、それと同じく使いやすいのが『壱ノ型 秋霜烈日』です。これも冷気ゲージを溜めやすくする技であり、目の前を素早い速度で斬りつけます。弐の型と同じくゲージ稼ぎ用には丁度いい技です。
逆に使いにくいのが『肆ノ型 露の
左右から四回横薙ぎの攻撃を重ね、最後に敵の距離を詰めて真下から刀を振り上げます。中々この攻撃が全部当たることは少ないのですが、当たると超絶キモティ~です。
おっと、説明をしている間にしのぶ姉貴が蟲柱になりました。カナエ姉貴が生存してても「姉さんに傷つけた奴は許さない」論によって柱へとのし上がります。姉妹愛ってのはこえ~な~。
次に煉獄兄貴が炎柱になりました。そして蛇柱の伊黒兄貴、恋柱の甘露寺ちゃん……。
賢いホモの皆はお分かりになりましたか。
そろそろ原作時間軸に近くなり、ホモくんの階級はとっくに甲になっております。
そして、先程からお館様からの手紙で『お前も柱に、なろう!』と来てますが『やめてくれよ……(建前)』と返してます。
これを三回繰り返すとぉ~、はい来ました。お館様との対談イベントです。
柱になる条件を満たした状態になると柱の任命状が来ます。本来なら有難く受け取り、柱の業務に努めるのが一番ですが、何分ホ……狛……猗窩座ァ!との遭遇イベントが怖すぎるのでね(チキンオブチキン)
ちなみに、何度も任命を断っていたことが柱にバレますと好感度が下がります。ですが、バレた場合でも刀鍛冶の里編で挽回できるのでヘーキヘーキ!
はい、この断った末に送られてきた強制招集命令の手紙を受け取った途端に隠が来ます。
大人しく連行されましょう。早くお館様の屋敷に連れて行ってくれよな~(イライラポイント)
ということで到着。もうちょっと足を鍛えることをオススメします。
とはいっても、ホモくんの肉体は童磨アバター。187センチもある大男ですから運ぶのも遅くはなるんでしょうねぇ。操作キャラが女性の時は少し早かった気がするので、体格もやっぱ動作に問題する……?でも女性で鬼狩りもまた高難易度なんだよなぁ……(童磨定期)
というか、いつも柱合会議の時で悲鳴嶼兄貴(220センチ・130キロ)を運んでると思うと……おん?
隠の人は、労おう!
というのは置いておいて。
お館様も随分と病が進行しています。あまね様はどうやらご不在。どうやら時透兄弟をスカウトしているようですねぇ……。かなり原作時間軸突入って感じがしてきますね。
「やぁ、一度君とはゆっくり話してみたかったんだ」
ははぁー! ありがてぇことでございますぅー!
柱予備軍のメンタルフォローまでしようとするなんて、流石お館様やでぇ。
「文寿郎、君は十二鬼月を倒してはいないけれど、鬼の討伐数はとっくに五十体を超えているよ。柱になる条件は満たしている。それは分かるね?」
「良かったら柱にならない理由を聞かせて欲しいな」
▼柱の業務が嫌
▽自分は柱になるべきではないと考えている
▽他の柱に嫌いな人物がいる
▽その他
パソコン使っていたら突然送られてくるアンケートのような恐ろしさを携えてお館様との対談が始まります。
ここでその他を押すとテキストを打てます。入れた内容を分析してそれにふさわしい回答を返してくるので、ここの選択肢だけUBUYASHIKIカスタマーサポートとか言われます。実際ここでバグの報告したら修正アップデートが来たとかなんとか。
お察しの通り、四番目『その他』を選択します。
すると文を入れる欄が現れるので『柱にはなるが待って欲しい』と書きます。予めその文を打っておくことで予測変換に登録されるのでやっておきましょう。
この欄には上の文や『柱になりたいけど時間が欲しい』とか『○○まで待って欲しい』など、時間が経てば柱になるよという文であればお館様AIは通じます。
「理由を聞いてもいいかい」
ホモくん独白シーンはポチポチ押してスキップです。ざっくり要約すると、かなり不死川兄貴の墓参りイベントがキていた(当社比)らしいです。
ここらへんのキャラの独白とかは今までやってきた行動とかゲームスタート前に見た過去とかで内容が変わります。
例えば家族が鬼に殺された、鬼を大量に討伐してきたは良いが自己肯定力が低い冨岡義勇みたいな経歴だとお館様セラピッピが入りますが比較的早く終わります。操作キャラが受動的な考えをしているせいですね。すっかり産屋敷フェロモンの虜になります。
今回はまぁ……、ホモくんは変にトラウマも持っておらず、はっきりと『考えが整理出来れば柱になる』で切り上げられたのでまぁまぁ早い方になりますね。
「分かった。君が納得いくまで考え続けるといい。けれど困ったのなら周りの人に助けを求めてみなさい。そうすることで見える道もあるからね」
あぁ、いいよいいよ~(浄化)
(でも助けはいら)ないです。ということで退出させてたもれ。
ちなみにこのイベントを一番早く切り上げられるのは三番目『柱に嫌いな人物がいる』です。ここで好感度を考えず特定のキャラを不死川兄貴と伊黒兄貴以上に「嫌い」と言い続ければお館様も「さよか……まぁ、そんなに嫌なら柱にならなくていいよ」という判定が貰えます。代わりにコキ下ろしたキャラからの好感度は低くなり、同じ任務になると必ずバトることになります。
今回はここまで。次回もまたお会いしましょう。
ほな……また。
§
風柱――不死川実弥に連れられてきたのは鬼殺隊士が入る墓場だった。この場にはよく産屋敷家当主も出入りし、隊士たちの慰霊を行っている。
墓場特有の寂れた空気と、墓石の合間を冷ややかな風が吹いている。
実弥はぐんぐんと歩を進め、その後を文寿郎が追う。その時になって実弥の背負う字が『滅』ではなく、『殺』であることに気が付いた。
それに少し違和感を覚えていると、実弥が足を止めた。
「ここだ。匡近の墓は」
粂野匡近と刻まれた墓の前に立つ実弥の姿が風に吹かれた。
その姿と、実弥のいつになくしおらしい姿を見て文寿郎は「粂野匡近」が死亡したことがやっと分かった。
実弥や文寿郎を気にかけていた彼はこの世にはおらず、あの世に逝ったのだ。
しかし、と文寿郎は考える。その隣の墓標にある『浦賀』という名字も粂野匡近と同じく建てられた墓らしく、他の墓よりも新しい。確か浦賀という名前の知り合いがいたような……。
「匡近は……、俺との共同任務の時に死んだ」
ぽつり、と実弥が言葉を零していく。
「ある屋敷に鬼がいた。その屋敷の周辺を歩いていたガキや、先に調査に向かった隊士たちの数名が戻ってこなかった。それで俺達に任務が下された」
「へぇ……。それで?」
「その屋敷にいたのは下弦の壱。ソイツは親に恵まれない子どもや隊士を攫っては自らを母親と思わせて洗脳する、そういう血鬼術の使い手だった」
ちらりと実弥は浦賀と刻まれた墓標にも目をやった。
「先行して調査に行った隊士の中には浦賀もいた」
ああ、なるほど。その血鬼術に二人はまんまと嵌ったという訳か。
そして『浦賀』の墓の意味も考えずとも分かった。否、思い出した。
文寿郎、実弥そして浦賀の三人は同期であった。数少ない最終選別の生き残り、ということで集まり、いくらか話をした。
確かその時に二人は両親に恵まれない子どもであったと聞き、それはなんとも可哀想な話だと感じた覚えがあった。
「ひでぇ有様だった。下弦の壱――糞鬼女のままごとに付き合わされて、アイツはやっと母親と別れて幸せを手に入れるって言う時に……俺の攻撃から鬼を庇って死んだ」
実弥は堪えるように手を握り潰した。その手には浦賀を斬った感触が残っているのだろうか。
「俺はよくは知らないが、匡近殿はその血鬼術に掛からなさそうに思うのだが」
「ああ。匡近は掛からなかった、逆に掛かった俺を助けたんだ」
「それは良かったではないか」と口を開こうとして、実弥から表情が消えていくのが見えた。
思わず口を閉じ、そっと身を屈めてその様子を見つめる。
「浦賀の他にも、攫われた子どもがいた。そいつらを狙った攻撃から匡近が庇った」
それきり、実弥は黙ったままだった。
……墓場にて、親しき人が死ねば人は泣く。うっかり話に専念し過ぎていて忘れていた。
「悲しい」
実弥と粂野匡近は同じ師の元で学んだ関係であり、粂野本人は実弥のことを弟のように思っていた。
つまりは親しい。
そして文寿郎も死亡した粂野匡近とは兄弟子弟弟子の関係であり、また彼も何かと手紙を送っては文寿郎のことを気遣っていた。
それなりに話もしており、実弥と過ごした日々もあり、他人よりかは一定以上の親しさというものはあった。
つまり自分と粂野匡近は親しい。では泣かなければ。
しかし、親しい実弥はなぜ泣かないのか。それとも最初に行った時に泣いたのだろうか。
疑問に思いつつも、文寿郎の目から水が一粒二粒、それが連続して流れを生み、顔を伝う涙となった。
「優しい兄弟子だったというのに……」
そもそも、どうして悲しいと思うのだろうか。この世にはあの世というものがあって、極楽があって、人が死ねばそこへ行くだけだというのに。
ただ一度の別れでもあるが、上手くいけばあの世で会えるというのに。
文寿郎の義務的に流された涙は酷く冷たかった。
「匡近は死に際、他人のことばっかり気にかけやがった」
ゆっくりと頷く。なんて素晴らしい兄弟子で、なんて無駄な行いなのだろう。
死に際くらい自らのことを振り返れば良いというのに。まったく、兄弟子の心は分からないものだ。
「俺のことも……テメェのことだって言ってやがった。飯はちゃんと食えてるか、いつも鍛錬ばかりだと身が持たないぞとか言ってな」
「ははは、まったく匡近殿は……」
文寿郎は一瞬笑い、またそれから泣く。
実弥はそんな彼の姿を振り返らずに、淡々とした口調で告げた。
「――テメェ、いつまでその演技を続けるつもりだ?」
「……は?」
文寿郎の涙が止まる。
冷たく言い放った実弥はじっと文寿郎をねめつけていた。
実弥の告げた通り、文寿郎の涙は演技である。
仏塚文寿郎の感情は薄い。それが生まれつきであるのか、何らかの原因があるのかとは自分でも分からない。
ただ、あの鬼よりかは感情に理解がある方だと自覚はしていた。
それもどんぐりの背比べ、五十歩百歩というもの。
他人から見れば十分、文寿郎も感情の起伏が薄い人でなしだということには気が付かなかった。
――失敗してしまった、と半ば本能的に感づいた。早く取り繕わなければと口を開く。
「演技? まさか実弥、俺が今流している涙が嘘だとでも思うのかい?」
「あァ。あの糞鬼女から似た匂いがするぜェ……。嘘くせェ演技の匂いがよォ……!」
実弥は泣き顔の後ろにうっすらと見えた友への嘲笑を見逃さなかった。
代えがたい日々を与えた兄弟子への侮辱、どこか裏切られたような感覚。それらが合わさった怒りは文寿郎の胸ぐらを掴む形で現れた。
実弥より頭上にある男の顔は「何が起きているのか分からない」という顔をしていた。
「なァ、聞いてんのかァッ!」
実弥の黒々とした目とは真反対に、白い光彩をした目が実弥の憤りを映していた。
驚くほどに動きも抵抗も無く、まるで人形を掴んでいるようだった。
ただ文寿郎は実弥を見つめ返していた。口元だけはうっすらと開き、何かを言いたそうにしていた。
「……もういい」
その目に映る自分がどれほど滑稽なことをしているのか、実弥は分かってしまった。
――こいつには何を言っても無駄だ。
実弥は呆然と立ち尽くす文寿郎をその場から置いて墓場から去った。
二人の間には、冷たい風が吹いていた。
§
粂野らの墓参りから年が経った。その当時、四人に減っていた柱は今や八人もいるらしい。
最近では恋柱なる珍妙な名を持つ柱が任命されたらしい。
いつも通りの時間に最低限の睡眠をとり、全ての空き時間を鍛錬に費やした。命令が下ればすぐさま鬼を狩り、いつしか階級は柱を除いて最上級に位置する甲へと昇格していた。
それなりに交流のある賽河も近々乙に昇格するらしい。鼻高々と「これで暫く稼いだ後は将来安泰だ」と言う姿は何故だか微笑ましさがあった。
――実弥との口論の後、まったくといっていい程に手紙は来なかった。偶然か、共同任務で同じになることもない。
元々、互いに筆を取ることが少ない。そのまま疎遠になることは瞭然だった。自然と消えるか、それか風柱が死ぬか、文寿郎が死ぬかで縁が切れるか。
……一々なぜ考えてしまうのか、文寿郎でさえも分からない。
不快なら離れればいいだけだというのに、それこそが口論の時よりも不快と感じる。
こんな思考に惑わされることがあの鬼を狩る力を削いでいると考えるとより不快になる。けれど、この思考を切り離してしまえばそれこそあの鬼と同一になってしまう。
それだけは駄目じゃないかと思い、切り離そうにも離せない。
(俺はあの鬼を斬らなければ、頸を斬らねばならない)
花柱が襲撃された時から出来た呪文も効力を成さない。このままでは鬼狩りにも支障が出てしまう。
――そんなタイミングで産屋敷輝哉からの招集命令が出た。
理由は柱の任命を拒否していたからだ。二回ほど手紙を出されたが、文寿郎はその命令を断った。
そして三回目の手紙が届けられ読み終えた瞬間、隠の一人によって運ばれている。
産屋敷輝哉。不思議と快さを覚える人物にして、鬼殺隊の中心。柱の全員が忠誠と敬愛を誓う人物。
(自分が起こしたこととはいえど、早く終わらせて鍛錬に戻りたいものだ)
屋敷は、すぐそこまで近付いていた。
下弦の壱こと姑獲鳥チャンと童磨は完璧に人間時の記憶覚えてるからね、仕方ないね♂