監視対象と約束された日々【完結】   作:砂糖ノ塊

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初めて評価が付きました。しかも10。驚きました。
本当にありがとうございます。これからもどうぞよろしくおねがいします。

★10評価 エイタイ 様
お気に入り登録 雪の進軍 様

✳この小説はあまり時間軸を気にせず、シーズン2の比較的みんな仲いい世界だと思ってください。

では本編へどうぞ。



02.平和と退屈は紙一重

有咲「じゃ、私こっちだから。大人しくしてろよ?」

真言「人を何歳だと思ってんだよコンチクショウ」

 

 俺は幼稚園児か!

 

 燐子先輩たちと別れ、有咲とも別のクラスなのでここでバラバラだ。

 

 別れたあと有咲は遠くの方で友達らしき女の子数人に声をかけられていた。

 

真言「やっぱ……生き生きしてんな…」

 

 友人と楽しそうに談笑しながら離れていく有咲を見ると少しだけ、羨ましいという感情が湧いてくる。

 

真言「はぁ…」

 

 俺も自分のクラスに行くとするか……

 

 

 

 

 

 

──ガラガラ

 

 クラスの中には、今が遅刻ギリギリの時間帯ということもあり当然大勢の人がいる。

 

 が、俺に挨拶する奴なんて一人もいない。

 

 ま、いつものことだし別に傷つきゃしねえよ。

 

 自分の席に着き机に突っ伏す。

 

 あーあ、早く授業終わんねぇかな…

 

「起立ー礼ー」

 

 クソだりい……

 

 重たい体を無理やり起こしてそしてすぐに座る。ったく…朝の挨拶なんてなんの意味があんだよ。先輩と有咲とかだけにするだけでいいだろ。

 

 HRでの担任の話も右から左に聞き流した。

 

 

 

 

 

 一限も二限も寝て過ごす。授業は真面目に受けないし、休み時間も誰も俺に話しかけないしクラスに話せるやつもいない。

 

 あれもこれもいつものこと。別に気にしちゃいない。さてもう一眠りするか……

 

「あの……神代くん……?」

真言「あ"?」ギロ

「ひっ…」

 

 誰だこいつら?俺になんか用か?

 

 話しかけてきたのは女子の二人組だった。

 

 片方はおかっぱ?みたいな髪型で、もう片方はポニーテール?ってやつか?あんま髪型の種類とか詳しくないんだけど……

 

 話しかけてきたのはどうやらおかっぱヘアの方らしい。

 

 …………めちゃくちゃビビられてんな。

 

真言「何の用だ」

「あ、あ、あの次移動教室……」

 

 眠い目を擦って周りを見てみるとクラスには既に誰もいなかった。

 

 やべ、流石に寝すぎた。

 

 

 

 

 

真言「おい」

「ご、ごめんなさいー!!!」ダッ

真言「あ!おい待てよ!」

 

 逃げられた……お礼言いたかっただけなのに……

 

………………別に、傷ついてなんか……………いねぇ。

 

「あはは…なんか、ごめんね?」タッタッタッ

 

 そう言ってもう一人の方も去っていった。

 

真言「………何だったんだ、あいつら」

 

 同じクラスの奴の顔とか名前とかは全然覚えてねぇけど、あいつらどこかで見たことあるような……?

 

 特にあのおかっぱの方……なんか……

 

真言「ま、いいか」

 

 とりあえず俺も急ぐとしよう。授業サボったなんて言ったら紗夜先輩にぶっ飛ばされかねない。あの人真面目すぎんだよな……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

真言「あーやっと終わった………」

 

 今日の授業終わり!寝すぎてなんか疲れたわ。

 

真言「よし!さっさと帰って……」

 

「待ちなさい」

真言「げっ……」

 

 くそ、面倒くさいのに呼び止められちまった。

 

真言「なんすかセンセー」

「"なんですか"はこちらのセリフです」

 

 この人は春岡 桜(はるおか さくら)

 

 俺の担任。担当教科は国語。

 いつもニコニコしてる所とその温厚な性格から男子だけでなく女子からの人気も高い。

 ちょっと前クラスの奴が美人教師ーとか言ってたな。ちなみに年齢不詳。

 

 てか今日はなんか怒ってらっしゃる?

 

真言「あ、センセーまだ若いのにもしかして更年k」

桜「はっ倒しますよ」

 

 怖っ。目がマジやん。

 

真言「はは、ジョークだよセンセー。そうムキになさんな」

桜「まったく……」

真言「で?なんか用っすか?俺早く帰りたいんですけど」

桜「ちょっとこっちに来なさい」

真言「へいへい」

 

 机を挟んでセンセーと対面で椅子に座る。

 

 これから何が始まるんだ?尋問?

 

桜「これを見なさい」

真言「?」

 

 これは……俺のテストか。

 

真言「これが一体どうしたと言うんですかセンセー」

桜「どうしたもこうしたもあなた……」

 

 

 

桜「何なんですかこの点数は!!」バン!!!

 

 点数って言ったって……

 

 

 

真言「国語92点 数学3点 英語16点 生物23点 地歴25点ですけど何か?」

 

 

 

桜「おかしいでしょ!?全体的に酷いですが数学3点って!というかなんで国語だけそんなに高いんですか!!??」

真言「それは、まあ…センセーの教育の賜物というか……」

 

 一応担任だからね。センセーの授業は起きてることが多い。

 

桜「他が酷すぎるんですよ!!」

真言「HAHAHA」

桜「笑い事じゃありません!!」

 

桜「あなたって人は……折角2年生に上がれたのに、これじゃあ留年ですよ?」

真言「だって、つまんないんですもん授業」

桜「はぁ……次こんな点数取ったら白金さんに言いつけますからね!」

真言「すんませんそれだけはマジでやめてください」

桜「急に素直になりましたね……」

 

 燐子先輩にはなるべく心配かけたくない。というよりなんて言われるか分からないから怖い。

 

桜「まったく……あなたが今もここに通えているのは白金さんたちのおかげなんだから、あまり迷惑をかけないように、いいですね?」

真言「わかってますよセンセー」

 

 そんなこと、あんたよりも数倍分かっている。

 

桜「それと生徒会に寄ってから帰るように、あなたは"監視対象"なんですから」

真言「チッまたそれか」ボソ

桜「ん?なにか言いましたか?」

真言「なんでもないっすよセンセー、じゃあまた明日」

桜「はい、また明日」ニコ

 

 桜スマイルいただきましたー(棒)

 

 

 

 

 

 監視対象、監視対象、監視対象、監視対象、どこに行っても着いてくるその肩書。うっとおしくて仕方がない。

 

 けどその肩書のおかげで学校に通えていることも事実だ。けどやっぱり……

 

真言「気に入らねぇ……ん?」

 

 前方に燐子先輩の気配。なんで分かるかって?俺の第六感ってやつさ。

 

 よし、走るか。(即決)

 

 

 

 〜(真言廊下ダッシュ中)〜

 

 

 

真言「燐子先輩!!」ズサ−ッ

燐子「!真言くん……!?」

紗夜「神代さん!?というよりまず廊下は走ってはいけません!」

 

 まずそこかよ。もう紗夜先輩はやっぱり真面目すぎるんだよなー

 

真言「っておかえりですか?先輩方」

燐子「うん……今から練習……」

紗夜「市ヶ谷さんも練習があると言って先に帰りましたよ」

 

 あいつもあいつで頑張ってるな……俺は嬉しいよ有咲!(おまえ何様だよ)

 

 なんか今天からツッコミが降ってきたような気が……

 

燐子「真言くんも来る……?」

真言「いいんですか!?」

燐子「わたしはいいけど……」チラ

真言「………」チラ

紗夜「……私も構いませんよ、神代さんは私たちが練習してる時は静かですし」

 

 失礼な、まるで俺がいつもはうるさいみたいじゃないか。

 

紗夜「湊さんもまぁ……大丈夫でしょう。観客がいたほうが練習に緊張感も出るでしょうし」

 

 何はともあれRoseliaの練習が聞ける!やったぜ!

 

 思わずガッツポーズが出る。

 

 Roseliaのみんなとも最近会えてなかったな、まあ元気でやってるとは思うけど。

 

紗夜「では行きますよ」

燐子「はい……」

真言「了解です!!」




感想、評価などをしていただけると作者の創作意欲が10倍ぐらい上がります。

次回はRoselia回です。
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