監視対象と約束された日々【完結】   作:砂糖ノ塊

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さあさあさあさあ!!!!お待たせいたしましたぁぁぁあああ!!!!お気に入り100記念!!真言✕Roseliaのイチャイチャ回です!!!!

前回までのシリアスどこいったって感じに仕上がっております。キャラ崩壊注意です。脳みそのネジゆるっゆるにしてお読みください。

それでは本編どうぞおおおおお!!!!!



31.Who is KING?

 人生何が起こるか分からない。

 

 燐子先輩やRoseliaに出会ったり、友人と呼べる人達ができたり、

 

 おかしな薬を飲んで子供に戻ったり、子供に戻った先輩たちを見たり、悪夢を見せられたり、ある日突然別世界に飛ばされたり…………

 

 本当に、人生何が起こるか分からない。

 

 何が起きてもおかしくない。

 

真言「…………………」

 

 本当に、何が起きても……

 

友希那「まこと…………♡」

 

 何が…………

 

リサ「ほ〜らマコくん……♡」

 

 起き…………

 

紗夜「神代さん…♡」

 

 ても…………

 

あこ「ねぇ〜まっくん〜♡」

 

真言「…………………」

 

 

 

 

 

燐子「真言くん……………♡♡♡」

 

 

 

 

 

 勘の良い人なら誰のせいでこの異常事態が起きているのか察しがつくだろう。

 

 よし!皆であの空に向かって叫ぼう!…………ここ俺の家の中だけど。

 

 まあまあ、この際細かいことは置いときまして…………

 

 はい、せーの!

 

 

 

 

 

真言「どうしてくれんだ弦巻ィィィィイイイイ!!!!!!」

 

 

 

 

 

 そんな俺の悲痛な叫びは虚しく消えていった……

 

 俺はあと何回あいつにかき乱されればいいのだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 遡ること数時間前。

 

 俺は珍しく、めっっっっちゃ珍しく家のリビングで勉学に勤しんでいた。

 

真言「…………………………わからん」

 

 しかし普段の授業で寝ている俺のヨワヨワなおつむには、少々難易度が高すぎるようだ。

 

真言「有咲に聞くか……」

 

 ピンポーン♪

 

真言「ん?」

 

 どうやら来客らしい。一体誰だ?

 

 有咲か?それなら丁度良かった。この辺の問題を教えてもらおう。

 

真言「はーい」ガチャ

黒服A「おはよう御座います。神代様」

真言「…………………」

 

 ドアを開けた先にいたのは弦巻家直属、黒服三人衆だった。

 

 え、なんで来た?いや、弦巻じゃなかっただけましか…………?

 

真言「……なんか用ですか。黒服さん」

黒服B「いつもこころ様がお世話になっているお礼に何か差し入れをと……」

真言「なんでまた急に……まあありがたく受け取りますけど……」

 

 この缶に入ってるのは……お菓子……クッキーか?

 

黒服C「こころ様の実験に付き合っていただける、そのほんのささやかなお返しです」

黒服A「これからもこころ様をよろしくおねがいします」

真言「は、はあ……」

黒服A「私どもも、できる限り神代様のお力になります。何か困ったことがあればいつでもご連絡ください」

真言「じゃあ弦巻の暴走を止めてください」

 

 

 

 

 

黒服A「神代様に感謝しているのは私どもだけではありません」

真言「あ、さっきの無視?」

 

 ……他に誰かいるの?

 

黒服A「こころ様はより一層楽しく毎日を過ごしております」

黒服B「奥沢様も実験の標的が神代様に向いて、とても安心しておられます」

 

 誰だよオクサワ……お前も大変そうだな。お前の気持ち、多分わかってやれるぞ。

 

黒服A「神代様。改めてこれからもこころ様をよろしくおねがいします」

真言「わ、わかりました…………」

 

 この人達の圧すげえな……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

真言「さて……勉強の再開といきますか!」

 

 謎にやる気が出てきた俺。

 

 今の俺を見たら多分紗夜先輩泣くぞ。感動で。

 

 ピンポーン♪

 

真言「…………またか?」

 

 今日は来客が多いな……

 

あこ「まーっくん!」

真言「師匠?」

あこ「遊びに来たよー!!」

真言「どうかしたんで──」ガチャ

 

リサ「やっほー☆」

真言「姐さん、それにRoseliaの皆まで……どうかしたんですか?」

 

友希那「それはあこが……」

紗夜「いえ……宇田川さんが……」

 

 二人とも口を揃えて……

 

あこ「今日は練習が休みだからね!遊びに来ちゃった!」

真言「は、はぁ……」

燐子「ご、ごめんね…………迷惑……だったかな……?」

真言「そんなことないです」キッパリ

紗夜「即答ですね」

 

真言「ま、まあ外で立ってるのもなんですし、どうぞ入ってください」

あこ「おじゃましま~す!」

燐子「お、おじゃまします……」

リサ「ごめんね〜……というかマコくんご両親は?大丈夫なの?」

 

真言「……ああ、俺、一人暮らしなんですよ」

 

リサ「そ、そっか」

友希那「どうかした?」

リサ「う、ううん、何でもない」

 

 

 

 

 

あこ「ここがまっくんのお家かー!」

リサ「結構きれいにしてるね」

真言「そうですか?」

友希那「きれいというより……物が少ないわね」

紗夜「確かに………………ん?これは……」

燐子「勉強道具……ですね……しかも真言くんの苦手な数学…………」

紗夜「神代さん……!あなた……!!!」ウルッ

友希那「さ、紗夜?」

真言「あはは……」

 

 ガチで泣きそう……さっきのは冗談だったつもりなんだけど。

 

真言「飲み物は……オレンジジュースでいいですか?」

リサ「あ、アタシ手伝おっか?」

真言「大丈夫ですよ。リビングでテレビでも見ててください」

 

 そう言って俺はキッチンへ向かう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

真言「師匠はいっつも唐突なんだよなあ……ま、暇してたし別にいいけどさ」

 

 俺んち、ホントに何もないから。ゲームもNFOくらいしかないし。皆が楽しめるようなやつか…………なんかあったっけ?

 

 姐さんは俺の両親のことを心配してたけど、皆のご両親は大丈夫なの?自分の娘が知らない一人暮らしの男の家に行くなんて……俺だったら止めてるね。

 

 …………約一名、"知らない男"じゃない方がおられますが……知ってるどころか、俺に殴りかかられたお方が……

 

真言「………………………コップ…あったっけ」

 

 あ、紙コップがあったわ。

 

あこ「ねえーまっくんー」

 

 リビングの方から師匠の声が聞こえる。

 

真言「どうかしましたかー?」

あこ「このテーブルに置いてあるクッキー、食べてもいいー?」

燐子「あ、あこちゃん……」

真言「いいっすよー!」

あこ「ありがとーー!」

紗夜「まったく……宇田川さん……」

あこ「みんなで食べましょうー!」

 

真言「いつも元気だな…師匠は」ハハッ

 

 てか、テーブルの上にクッキー?そんなもん置いてあったっけ…………

 

黒服C『こころ様の実験に付き合っていただける、そのほんのささやかなお返しです』

 

 ああ…黒服さんが持ってきてくれたやつか。

 

 黒服さんが…………黒服…………弦巻家…………

 

 

 

 

 

 ダメだ……どうしても後ろにあの金髪マッドサイエンティスト少女の影がちらついて仕方ない…………

 

真言「…………気にしすぎ……だよな」

 

 ジュースも準備できたし、とりあえずリビングに戻るか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

真言「お待たせしましたー」

 

 リビングではテーブルに置かれたクッキーをRoseliaの皆が食べていた。

 

リサ「ありがとーマコくん♡」

真言「いえい…………え?」

 

 …………何かいつもの姐さんと違う……?いつもならこう「ありがとね♪」とか「マコくん☆」とかそんな感じなのに…………今♡ついてなかった?

 

真言「………………?」

あこ「ん?どーかしたの?まーっくん♡」

真言「いや、何でもないですよ」

 

 …………今、師匠も…?

 

リサ「まあまあ、座りなよ♡」

真言「は、はあ……」

 

 なんか変だぞ……?姐さんと師匠だけじゃない。五人ともいつもと雰囲気が違う。

 

燐子「まーっくん♡」

真言「……………師匠?なんか近くないですか?」

あこ「そんなことないよー♡」

 

 俺の横にビッタリくっついてる師匠。どことなく顔が火照っているような……?

 

真言「そ、そんなことないんですか……?」

 

 

 

 

 

紗夜「そんなことあります!」

 

 

 

 

 

真言「!」

紗夜「まったく………宇田川さん、少しは恥じらいというものを……!」グイッ

あこ「ちょ、紗夜さーん!」ズルズル

 

 紗夜先輩……良かった…やっぱり俺の気のせい……

 

紗夜「ふぅ……」ポスッ

真言「…………………」

 

 ………………ゑ?

 

真言「あの……紗夜先輩?」

紗夜「何でしょう、神代さん?」

真言「師匠をどけて……そこにあなたが座ったら結局意味なくないですか?」

 

 さっきまで師匠がいたところに、今度は紗夜先輩がくっついている。

 

紗夜「そんなことありません……♡」

真言「言い訳がさっきの師匠と一緒なんですが」

あこ「あー紗夜さんずるーい!」

リサ「ちょっと紗夜〜?それはないんじゃない?」

真言「姐さん、あなたも今俺の後ろから抱きついてるでしょうが」

あこ「じゃああこはこっちー!」

 

 そう言って俺の膝の上を陣取る師匠。

 

 一体何がどうなってんだ?今日は皆との距離が近い……近すぎる……!

 

真言「い、一旦離れましょ?ね?ほら、こんなにくっつかれると暑いですし…………………………」

 

 あ、あれ?動けない……

 

紗夜「…………何処へ行くんですか……?」

リサ「逃さないよ〜♡」

あこ「まっくんはあこたちにくっつかれるのは嫌……?」ウルウル

真言「別に嫌ってわけじゃ……」

 

 ただ……これ傍から見ればだいぶやばい絵面なんだよ……!

 

 とにかく三人を剥がさなくては…………

 

真言「う、動かねぇ………!」

 

 嘘だろ!?いくら三人がかりとはいえ全く動けないなんてことあんのか!?

 

真言「み、湊さん……!」

 

 そうだ!ここは頼れるリーダー、湊さんに助けてもらうしか……!

 

友希那「……………」ボーッ

真言「み、湊さん……?」

 

 何でボーッとテレビを…………いやテレビじゃない。湊さんはその横の……CDか?CDを見てるのか?

 

 あのCDは…………まさか……

 

友希那「………………真言」ウットリ

真言「嘘だろ……湊さん…………」

 

 あれは……Roseliaの…………

 

友希那「私達の歌を……聞いてくれているのね……嬉しいわ…………♡」

真言「」アゼン

友希那「最新のシングルまで……全部買ってくれてる……」ズリッ…

 

 すり寄ってくる…………

 

真言「止まって湊さん!あなたまでこっち側来たら収拾つかないから!ホント止まって!!」

友希那「私は今…とても嬉しいのよ…真言。Roseliaを大切にしてくれて…………♡」

真言「聞けよ!人の話を!!」

 

 いつものクールキャラはどうした!?

 

友希那「真言…………♡」ガシッ

真言「ひっ……!」

 

 湊さんに手のひらを掴まれる。

 

 何されんの?俺、今から何されんの!?指か!?指詰められんのか!!??

 

友希那「大きな手…………♡」

 

 俺の身体は今、完全にRoseliaの包囲網に囲まれている。

 

 横に紗夜先輩、膝の上に師匠、背中に姐さん、両手を湊さんに弄ばれている。

 

 そして…………

 

真言「やべぇ………………………」

 

 見てる…………めっちゃ見てる…………

 

燐子「……………………」ゴゴゴ

真言「り、燐子先輩…………?」

燐子「楽しそうだね…………真言くん…………?」ゴゴゴ

 

 こ、怖ええええ…………

 

燐子「………………」モグモグ

真言「まさか……」

 

 テーブルの上のクッキーを食べながら、こちらを真っ黒な目で見てくる燐子先輩。

 

 瞬間、俺にある一つの考えがよぎる。

 

真言「弦巻…………」

 

 あのクッキー、あれはあいつの実験……クソッ!なんでもっと早く気づかなかった!!

 

 直接ではなく黒服さんを経由して俺に渡してきたのは、俺の警戒心を解くため……黒服さんからなら俺が不自然に思わないと考えての作戦……

 

 考えてみればすぐわかる!黒服さん達だって…………"弦巻家"の人間だ!!

 

真言「しくじった…………」

 

 あいつ……数話登場してないだけでこんなにも狡猾に成長するのか………!?

 

 あのクッキー、おそらくは食べた人の正気を失わせるといった感じの効果だろう……だからそれを食べたRoseliaの皆は今、こんなにデレデレに甘えてきているんだ。

 

燐子「真言くん…………♡♡♡」

 

 なんか他の人より症状が酷い!?

 

真言「…………ど、」

 

 そして物語冒頭に戻る。

 

 

 

 

 

真言「どうしてくれんだ弦巻ィィィィイイイイ!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あこ「ねぇ〜まっくん〜あそぼーよー♡」

真言「イイデスヨーナニシマスカー?」

 

 クッキーの缶を調べようにも全身を拘束されて身動き一つ取れない……!

 

 というかこんなに密着されると…………

 

真言「(心頭滅却心頭滅却心頭滅却心頭滅却心頭滅却心頭滅却心頭滅却心頭滅却心頭滅却心頭滅却心頭滅却心頭滅却心頭滅却心頭滅却心頭滅却心頭滅却!!!!!!!!)」

 

 こうなったら、全身の感覚神経を一時遮断する!(気持ち的に)

 

 弦巻のクッキーだって効力は永遠じゃない……これで乗り切ってやる!

 

あこ「うーんそうだなー……あ!王様ゲ──」

真言「師匠!!お口チャック!!!」

 

 両手ふさがってるからできないけどね!!!

 

あこ「えーなんでー?」

真言「ダメなものはダメ!なんか他のやつにしましょう!ね?紗夜せ──」

紗夜「?」

真言「あの……紗夜先輩……それ、何ですか?」

紗夜「何って……クジですが」

リサ「お、準備早いね〜♪」

 

 はあ!?早すぎんだろ!!優秀かよ!!!!

 

真言「湊さん!この人達止めて!!」

友希那「いいわ、やりましょう」

あこ「やったー!」

真言「待てやこらあああ!!!」

燐子「わたしも…………」

真言「燐子先輩!!!!!」

 

 ダメだ……皆正気を失ってる……このままじゃ元に戻ったときに…………

 

真言「殺される…………」ゾッ

 

 湊さんや紗夜先輩に……

 

 殺されなかったとしても、社会的に抹殺され、皆から一生口聞いてくれなくなる…………!

 

真言「嫌だ…………それだけはマジで勘弁して!!!!!」

リサ「はーいじゃあ始めよっか♡」

真言「悪魔が!!!!!」

 

 そうして始まった王様ゲーム。負ければ(社会的な)死のデスゲームが今、幕を開ける!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ゲームを開始するに当たって、俺はRoselia包囲網を解除された。

 

 テーブルを囲み、俺達は座る。

 

 今のうちに逃げられると思ったが…………

 

燐子「真言くん……逃げちゃだめだよ……♡」

 

 逃げ道を塞がれてしまった。

 

真言「(このゲーム……絶対に負けられない!)」

 

 今の正気を失ったRoseliaが王様になれば、絶対王政よろしく、何を命令してくるかわかったもんじゃない。

 

友希那「………………♡」

リサ「あは♡」

紗夜「…………ふふっ♡」

燐子「真言くん…………♡」

 

 怖い!そんな目で俺の方見ないで!!

 

 あの人達、絶対俺になんかさせるよ!!社会的な死が贈られてくるよ!!

 

あこ「それじゃあ!王様ゲームスタート!」

 

 ルールは簡単。(紗夜先輩が用意した)数字とアタリのマークが書かれたクジを引き、アタリが出た人の命令を、数字が書かれたハズレを引いた人が聞くというめちゃくちゃにシンプルなゲーム。

 

真言「(大丈夫……確率は6分の1……勝てばいいんだ。勝ちさえすれば……)」

 

 最初の一回。この一回で全てが決まる。

 

 俺がここでアタリを引き当て、命令でこのゲームを強制終了してしまえばいい……!拘束を解かれた今、ゲー厶を終わらせ、そして逃げる!!!

 

あこ「はーいじゃあ皆クジ持ってー!」

真言「………………」

友希那「………………」

リサ「………………」

紗夜「………………」

燐子「………………」

あこ「皆持ったね?それじゃあいっくよー!」

 

 終わらせる…………終わらせてやる…………!!

 

「「「「「「王様だーれだ!」」」」」」

 

 来い…来い…来い……!!!

 

 

 

 

 

 だが俺は思い知ることになる。

 

 

 

 

 

 現実は、そう甘くないということを。




──to be continued……
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