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エヌラス様というお方が「監視対象と約束された日々」のPVを制作してくれました!!!本当に素晴らしいのでぜひ見てください!!!→https://twitter.com/amatoo_coco/status/1395711526649012231?s=19
後書きにちょっとしたお知らせがあります。
それでは本編どうぞ。
とある日のCiRCLEのカフェテリア。
ここのカフェテリアはCiRCLEに訪れる人の憩いの場であり、普段なら明るい談笑や、ゆったりとした雰囲気で満ちている。
しかし、今この場所でなぜか異様に目がガチの人間が約2名。
Roseliaのリーダー、湊 友希那。
花咲川の監視対象、神代 真言。
二人はテーブルを挟んで睨み合っている。
熱々のブラックコーヒーが置かれたテーブルを挟んで…………
真言「……湊さん、飲まないんですか?」
友希那「……真言、なにも私に遠慮することはないのよ」
真言「いやいや、ここは湊さんが」
友希那「あなたのその謙虚な姿勢、素晴らしいと思うわ」
真言「当たり前のことですよ。湊さんは年上の方ですから」
友希那「だからといって私とあなたは遠慮なんてものがある仲だったかしら?」
真言「ゴリゴリにある仲だったでしょうが」
友希那「あら、そうだったかしら?あなたはもっと軽いノリで私に接してきていたと思っていたのだけれど……」キョトン
真言「勝手に俺の性格捏造しないでください。あとマジのキョトン顔でこっち見んのやめてもらっていいですか?」
友希那「冗談よ」
真言「湊さんの冗談はわかりづらいんですよ」
一見するととても仲の良い先輩後輩の会話に聞こえるかもしれない。
だが先述した通り、この二人の目はガチである。
真言「というよりまずこのコーヒーを頼んだのは湊さんですよね?」
友希那「ええ、そうよ」
真言「ならこのコーヒーは湊さんが飲むべきだと思います」
だがしかし、湊 友希那にはこのコーヒーを飲めない理由がある。
彼女は苦いものが苦手なのだ。
ならばなぜ頼んだのかと思う人もいるかもしれないが、普段の彼女なら角砂糖をこれでもかと入れ、甘々なコーヒーにしてから飲む。
しかし、砂糖を入れる前に偶然話しかけてきた男がこいつ、神代 真言だった。
年下の後輩の手前、自分が苦いものが苦手だと知られてしまえば──
真言『え、湊さんってコーヒーブラックで飲めないんですか?』
真言『………………………子供舌ですね』フッ
──と言われてしまうかもしれないからだ。
もちろん彼はそんなことを言う人間ではないが、今の友希那にそんなことはさほど関係ない。
彼女にとって今一番重要なのは、"どうやって自分がブラックコーヒーを飲めないことを隠し通すか"、そのただ一点だけだった。
友希那「…………確かにあなたの言うことは一理あるわ」
真言「いや……もう一理じゃなくて真理だと思うんですが」
友希那「でも真言、もしこのコーヒーをあなたのために頼んだものだったとしたら…………どうかしら?」
真言「は?」
友希那「あなたがここに来ることを見越し、注文しておいたわたしの労いの気持ちが入ったコーヒーということよ」
真言「すみませんもっかい言いますね」
真言「は?」
友希那の作戦はこうだ。
真言に飲ませる。
以上。
シンプルだがこの作戦は、自分がブラックコーヒーを飲めないことを隠しつつ、"私は後輩にコーヒー奢っただけですけど?"と多少強引ではあるがまあまあ上手くカモフラージュができる。
友希那「飲みなさい。私の奢りよ」
真言「え、嫌ですけど」
拒絶。そして作戦崩壊。
友希那「…………私のコーヒーが飲めないということかしら」
真言「湊さんが頼んだんだから自分で飲めばいいでしょうが…………」
真言「(まずい………………)」
こいつもこいつで平静を装いながら脳みそをフル回転させ、この状況を打開する策を講じていた。
00.のオリキャラ設定まで読んでくれた心優しき読者の方々はもうお気づきだろう。
彼はコーヒーが大の苦手なのである。
そりゃもう砂糖とミルクをどれだけ入れようとも絶対に飲めないくらいなのだ。
そしてそのことを友希那にはもちろん、Roseliaのメンバーの誰にも言っていない。つまり…………
真言「(もし湊さんに俺がコーヒー飲めない事がバレたら………)」
友希那『え…真言ってコーヒー飲めなかったの?』
友希那『………………………子供舌なのね』フッ
揃いも揃って短絡的な思考しかできない二人。
こういうのを世間一般では草が生えるというのだろうか。
友希那「私が嘘をついてるとでも言いたいのかしら」
真言「……仮にホントだとしても俺なんかに気を使う必要はないですよ」
友希那「あなた、自己肯定感が低いのね。
真言「湊さん…………」
友希那「ということで……」スッ
真言「いやいや」
ここでようやく互いの異変に気づく。
友希那「(これだけ押しても断られるなんて……)」
真言「(なんかやけに俺に飲まそうとしてくるな……)」
友希那「(まさか……)」
真言「(もしかして……)」
真言・友希那「「(俺・私がコーヒー飲めないことがバレてる……!?)」」
そうはならんやろ。
友希那「(そうよ……普段ならこの辺りで折れているはずの真言がこんなに強情になっているのは、もう私がブラックコーヒーが飲めないことに気づいているから……!)」
真言「(何でもっと早く気づかなかったんだ…………そう、湊さんは全部知ってて俺に飲むように仕掛けてきているんだ……!)」
友希那「…………顔が怖いわよ真言」ゴゴゴ
真言「…………人のこと言えませんよ湊さん」ゴゴゴ
そうして二人のムードがさらに険悪になっていく……
「あれー?友希那さんにまっくん?」
真言・友希那「「!?」」
真言「(し、師匠…………それに……)」
燐子「二人が一緒にいるの…………珍しいですね……?」
友希那「そうかしら」
真言「(終わったああああああああああああ!!!!!!!!)」
これでもう一歩も引けなくなった真言。
真言「(どうする…!湊さんならまだしも燐子先輩だけには絶っっっっ対にバレたくない!!!)」
そして内心ガッツポーズをしている友希那。
友希那「(勝った……これでもう真言が私にコーヒーを飲ませようとはしないはず……!)」
あこ「二人とも顔が怖いけど、何かあったんですか?」
友希那「いえ、大したことではないわ」
真言「………………」
燐子「真言くん…………?」
真言「いや、実はコーヒーが……」
燐子「?」
友希那「飲んでいいと言っているのに真言がなかなか聞かないの。燐子、何とか言ってくれないかしら」
燐子「?」
真言「(や、やりやがった…………)」
友希那はチート:燐子 を使用した!
これにより真言は燐子先輩から飲むように言われたら何が何でも飲まなければならなくなってしまった!
真言「(打つ手なし……か…………)」
あこ「ん?よくわかんないんですけど、それって二つ頼めばいいんじゃないんですか?」
真言・友希那「「…………………………」」
あこ「店員さーんすみませーん」
友希那「待ちなさいあこ」
真言「師匠ストップ!」
この後二人は全力で止めた。
燐子「(友希那さん……確か苦いのダメだったよね…………?真言くんも甘い物が大好きって言ってたし……二人は何してたんだろ…………)」
二人の好みを知っているが故に、状況を全く理解できなかった燐子であった。
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それでは皆さんよろしくおねがいします!