監視対象と約束された日々【完結】   作:砂糖ノ塊

6 / 70
昨日ぶりですね。投稿できるときにしといたほうがいいと思ったので連日投稿です。

たくさんのお気に入り登録、そして評価ありがとうございます。少しでも皆さんが楽しめるような作品が書けるよう頑張ります。

★9評価☆そら☆ 様
お気に入り登録 rain/虹 様 hozuhozu 様 火の車 様

まさかあの火の車 様にお気に入り登録をしていただけるとは……感激で言葉が出ません……!!いや環奈くんも個人的にすっごい好きなキャラクターで……おっと取り乱してしまいました。

もしかしたら題名と小説のタグで察している人もいるかもしれませんが、今回は新キャラ登場回です。

それでは本編どうぞ。



05.邂逅"異空間"

 今日も今日とてつまらない授業。

 

 と言ってもこの前酷い目にあった(自業自得)ばかりので当面の間は真面目に受けるつもりだ。

 

真言「あ、やべぇ」

 

 無理、眠い。自分でもびっくりするくらい意思が雑魚すぎる。

 

 さっき決意したばっかじゃなぇか俺。

 

 クソっまだ二限だってのに……まぶたが……

 

 てかそんなに授業真面目に受けさせたいならもっと面白い授業せんかいバカちんが!つまらないから眠くなるんだよ!(やけくそ)

 

 すみません先輩……俺はもうここまでのようです……

 

 

 

「おい!起きないか!」

 

 

 

 ………………………これだから嫌いなんだよ。

 

真言「あ"?」ギロ

「なんだその目は」

真言「別に何でもねぇっすよ」

 

 はぁ、嫌だ嫌だ。

 

真言「てか早く授業進めたらどうっすか?」

「チッ問題児が…」ボソ

 

 聞こえてんだよバーカ。別にお前らからなんて言われようがどうでもいいけど。

 

 "問題児"ね……別に好きでこうなった訳でもない。

 

 ああ、クソっ、イライラする。

 

 どうせアイツらに俺のことなんかわからねぇ。わかろうともしてくれねぇ。

 

 なら俺も、アイツらの事なんかわかってやるものか。

 

 そんなガキみたいな理由をつけて今日も俺はふて寝を決め込む。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そいつは突然俺の前に現れた。

 

「あなた、いつも寝てるのね!」

真言「………誰だお前」

 

 授業後中庭で寝ていた俺を、夢の世界から現実に引っ張り上げたのは金髪ロングヘアの女だった。いや、誰?

 

 仰向けに寝てた俺の目に、今その知らない奴の顔がドアップで映っている。いや近い近い。

 

「あたし?あたしは弦巻 こころ(つるまき こころ)よ!」

真言「つるまき……?」

 

 確かこいつ同じクラスに………てかその前にどっかで聞いたことあるな。

 

 確か大富豪の令嬢で、"花咲川の異空間"とか中二くさいあだ名持ってる、破天荒を絵に描いたような奴だとか。

 

 生徒会とかクラスとかで話には聞いてたけど……なんか思ってたのの3倍面倒くさそうだな……

 

真言「そんで?"異空間"さんよ、俺になんか用か?」

こころ「こころよ!あなたいつも寝てるから気になって声をかけてみたの!」

 

 なるほど?つまり俺は無意識のうちにこいつの好奇心を刺激しちまったって訳か。

 

 うわーめんどくせー。

 

こころ「あなた、寝るのが好きなの?」

真言「別にそういう訳じゃねぇけど、アイツらの話がつまんねぇから眠くなるんだよ」

こころ「ふーん……あ、でも桜の授業は起きて聞いてるじゃない!」

 

 桜って…こいつ仮にも先生を呼び捨てにしやがったぞ。

 

 …………俺も人のこと言えねぇか。

 

真言「まあ、何となくだ。特に理由は無い」

こころ「ふーん……?」

 

真言「んで?聞きたいことはそれだけかよ"異空間"」

こころ「こころよ!あとあなたいつも怒ってる顔してるからもっと笑ったほうがいいわよ!」

真言「余計なお世話だ」スクッ

 

 もともとこういう顔だ。それに面白くもないのに笑えるかよ。

 

こころ「どこ行くの?」

真言「生徒会室、先輩たちの手伝いに行くんだよ」

 

 これ以上こいつに付き合ってたら頭痛くなる。もう痛い気もするけど。

 

こころ「生徒会室?あなた生徒会の役員だったかしら?」

真言「いや違ぇよ?」

こころ「?ならどうしてあなたが手伝いに行くの?」

 

 うん、まあ素朴な疑問だな。

 

真言「まあお手伝いさん……みたいなものだ」

こころ「じゃあ何で真言は生徒会のお手伝いをしてるのかしら?」

 

 

 

 ……………………………はぁ。

 

 

 

真言「あ、そうだ言い忘れてたな、アドバイスどうもありがとうよ」

こころ「どういたしまして!」

真言「その礼と言っちゃなんだが俺からも一つアドバイスをあげよう」

こころ「なにかしら!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

真言「他人のことズケズケと詮索しようとすんじゃねぇよ」ピリッ

こころ「っ!!」ビクッ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

真言「んじゃあな"異空間"」

 

 出来る事なら二度と関わりませんように。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

真言「こんちわー」

 

 ガラガラと音を立てて生徒会室の扉が開く。

 

有咲「遅えぞマコ!」

 

 中にはもう有咲と燐子先輩がいた。

 

真言「わりぃわりい、ちょっとそこで面倒くさい奴に絡まれてさ」

燐子「それって……大丈夫なの……?」

 

 燐子先輩が不安そうに尋ねる。

 

真言「あ、大丈夫!大丈夫ですよ!多分そういう連中じゃなかったし、俺も何もしてませんから!」

燐子「…………」ジッ

 

 "何もしてない"はちょっと嘘かな……

 

真言「………まあ、もう二度と関わってこないと思うんで、心配はいりませんよ」

燐子「?」

 

 好奇心は猫をも殺す。

 

 ここであいつの好奇心を抑えることがお互いのためだ。

 

 あんだけ脅しをかけといたんだ。もう俺に近づこうとすらしないだろ。

 

 でもそんな俺の推測は見事に外れることになる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 異空間は次の日の朝、俺と有咲の通学路に出現した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こころ「おはよう!真言!」

真言「   」アゼン

 

 ビックリしすぎてバック落とした。

 

有咲「え、弦巻さん?」

 

 こいつマジか……

 

真言「いや、確かに脅しはしたものの、もう俺には近づくなとは言ってない、いやでも……えぇ……?」

有咲「おい、マコ大丈夫か?」

 

 ちょっと大じょばないかな。ただいま頭が混乱しております。

 

こころ「昨日はごめんなさい、勝手にいろいろ聞いてしまって……確かに失礼だったわね……」

真言「え?ああ……」

 

 意外と礼儀正しい……………………のか?

 

こころ「それであたしあの後いろいろ考えたの!」

真言「お、おお……」

有咲「マコが完全にペースを乱されてる……」

 

 

 

こころ「あたしと友達になりましょう!真言!」

 

 

 

真言「は?」

 

 ん?どゆこと?

 

      俺が"異空間"を脅す。

          ↓

      "異空間"が反省する。

          ↓

     俺と"異空間"が友達になる。

 

 

 

真言「はぁ!!!???」

 

 何じゃこの意味不明な式は!?途中式いくつぶち壊せばこうなるんだよ!!??数学が苦手な俺でもこうはならんわ!!

 

真言「ほんっとお前と話してると頭痛くなる……」

こころ「それに友達になればきっとあなたも笑顔になるわ!いえ、あたしが笑顔にしてみせる!」

真言「だから余計なお世話だつってんだろ!!」

有咲「良かったなマコ、たしか弦巻さんお前と同じクラスだったろ?クラスに友達できたじゃねぇか」ニコ

真言「嘘だろ有咲!」

 

 なんていい笑顔!助けてくれないのかよ!!

 

 そういう訳で、初めてクラスで朝俺に挨拶してくるやつができました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

有咲「というか、弦巻さんを"脅した"………?」

真言「ひっ」ビクッ

有咲「お前……それは………」

真言「いや〜聞き間違いじゃないっすかね〜有咲パイセン〜」

有咲「オッケー燐子先輩に報告コースな」

真言「それだけは!それだけはホントに勘弁してください!!」

こころ「やっぱり真言は面白いわね!」

真言「誰のせいだと思ってんだよ!!」

有咲「いやお前のせいだろ」

真言「マジですか!?」




これからこころにはトラブルメーカーとして数々の災厄、もといイベントを真言に降り注いでほしいと思ってます。
評価、感想、お気に入り登録をしていただけると作者が叫びます。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。