監視対象と約束された日々【完結】   作:砂糖ノ塊

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今回はNFO回です!

✱今回はスマホゲーム、バンドリの1シーズンの時のNFO回を参考にしたので、あの人のあれがあれじゃなかったり、(何言ってるかわかんない人は大丈夫です。)私のスマホの仕様上、燐子先輩の顔文字が原作には無いものになってたりします。ご了承ください。

それでは前編、どうぞ。



07.二人のネクロマンサー(前編)

mako「師匠!そっち一体行きました!」

聖堕天使あこ姫「了解!あこに任せてー!!」

 

聖堕天使あこ姫「定命の円環を逸脱せし常間の使徒に我命ず、其の混濁たる眼で──」

 

真言「師匠!詠唱長いです!逃げられちゃいますよ!!」

聖堕天使あこ姫「もうちょっと待ってってば!──其の混濁たる眼で 深淵を破り、彼の者を久遠の狭間へと誘いたまえ、くらえ!デッドリィーー!!」

 

「ギィ?ギィーーー!!!」

 

 ドカーン!!!

 

 

 

 

 

mako「師匠!ナイスプレーでした!」

聖堕天使あこ姫「ふふーん、これが我が実力なのだ!!」

 

 どうも。神代 真言…あ、この世界ではmakoか。

 

 ここはオンラインゲーム、"Neo Fantasy Online"通称NFOの世界。

 

 それで俺は今、師匠とダンジョン攻略をしてる訳だが………

 

mako「にしても、その名の通り迷路ですねこの洞窟」

聖堕天使あこ姫「りんりんたちともはぐれちゃったし……どうしよう」

mako「あの牛野郎…次会ったら絶対にボッコボコにしてやる…」メラメラ

聖堕天使あこ姫「ま、まあ!とりあえずりんりん達と合流しようよ!」

mako「そうですね、先を急ぎましょう」

 

 一体、俺と師匠に何があったのかというと……

 

 

 

 

 

 〜〜遡ること30分前〜〜

 

 

 

 

 

mako「いやー久しぶりにNFOやるな〜」

 

 今日は師匠たち、正確にはRoseliaの皆とNFOのダンジョン攻略をすることになっている。

 

mako「えーっと…ここの広場に集合だから……もうすぐかな」

リサ「おまたせ~☆」

mako「あ、姐さん!」

サヨ「キッチリ時間前に来ていますね」

mako「もちろんですよ!こうやって皆でゲームできるのなんて初めてですから!」

 

 普段Roseliaは練習で忙しい。リーダーである湊さんのスパルタ指導があるのもそうだが、メンバー全員の高みへ目指すその姿勢が必然的に彼女たちの練習量を上げて……ってあれ?

 

mako「湊さんたちは?」

リサ「ああっと……」

サヨ「ええ、もうすぐ来ると思いますけど……」

mako「?」

 

 何かあったのか………?

 

ユキナ「待たせたわね」

mako「あ、湊さん!それに師匠と燐子先ぱ…」

聖堕天使あこ姫「あ、まっくん………」

RinRin「真言くん…おまたせ(;´∀`)」

 

 めっちゃ疲れてんですけど。

 

mako「なんでそんなゲッソリしてんですか」

サヨ「それが…ここに来る前に間違えて湊さんがフィールドに出てしまいまして……」

聖堕天使あこ姫「たまたま出てきたのが高レベルのモンスターで……なんとか倒せたけど……」

ユキナ「今度から気をつけるわ」

mako「は、ははっ」

 

 マジですか湊さん……

 

mako「と、とりあえず今日行くダンジョンまで行きましょう!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サヨ「ところで神代さんの職業は何なんですか?」

mako「俺ですか?そんなの、俺は師匠の弟子なんですよ?一つしかないじゃないですかー」

聖堕天使あこ姫「まっくんはあこと同じネクロマンサーですよ!」

RinRin「そういえばわたしとあこちゃんは一緒にやっと事がありますけど、氷川さんたちは真言くんとNFOやるのは初めてですよね(•‿•)」

 

 うーん………やっぱまだ慣れないな……

 

 燐子先輩はネットゲームとかのチャットになると、顔文字も多用しつつ、ものすごい速さでタイピングをするので、嘘みたいに流暢になる。

 

 ちなみに燐子先輩も師匠もやり込んでいるのでかなり強い。他のみんなは……よくわからないけど、紗夜先輩はたまに師匠たちとNFOやってるらしいし姐さんもまあ大丈夫かな……湊さん?ノータッチでいいですか?

 

 あ、あと師匠の名前も察してください。これも何となくわかるでしょ?

 

mako「皆さんの職業は…えーっと…燐子先輩がウィザードで、師匠がネクロマンサー……」

RinRin「氷川さんがタンク、今井さんがヒーラー、友希那さんが吟遊詩人だよ(・∀・)」

mako「ほへー」

 

 前衛が少ねえな……まあ、なんとかなるか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

mako「着きましたよ、ここが今日行くダンジョン、【死者の迷路】です!」

 

 俺と師匠と燐子先輩で決めた、そこまで難易度が高すぎる訳でもない、きわめて普通のダンジョンだ。

 

サヨ「死者の迷路…ですか」

聖堕天使あこ姫「はい!ここは確か名前の通りダンジョン全体が大きな迷路になってたはずです!」

 

mako「とりあえず中に………湊さん、いますよね?」

ユキナ「ええ、いるわよ」

mako「ふぅ…なんか静かだから先に突っ走ってったのかと思いましたよ……」

ユキナ「失礼ね、まだ何もやらかしてないわよ」

mako「"まだ"って言うのやめてください、なんかやらかす気ですか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ダンジョン攻略は思ったよりサクサク進んだ。皆すごいな……

 

サヨ「やっぱり一人増えるだけでもかなり攻略のスピードが速くなりますね」

mako「そうですか?」

リサ「マコくんってもしかしてこのゲームかなりやり込んでたりする?」

mako「そこまでですかね、燐子先輩に誘われてやり始めたのが一年くらい前なんで……」

 

 そこから気が向いたときにしかやってないから、そこまでやり込んでるわけでもないけどね。

 

リサ「へーでもマコくん、結構強いよねー」

mako「そうですか?」

 

 確かにレベリングもしてるけど、燐子先輩や師匠のほうが全然強い。

 

聖堕天使あこ姫「そりゃあそうですよ!なんてったってまっくんはあこの弟子ですから!」ドヤ

リサ「清々しいほどのドヤ顔だね……」

mako「……でもまあその通りと言えばその通りですけどね」

 

 俺は師匠の弟子、ネクロマンサーmakoなのだから!

 

 ………今のちょっと師匠ぽかった?

 

 

 

 

 

ユキナ「何かいるわ」

mako「っ!!」

 

 湊さんの視線の先にあったのは大きく開けた場所。

 

 そこにはただ一体、二足で立っている大きな牛のようなフォルムをしたモンスターが立っていた。

 

mako「………ミノタウロス?」

 

 なんとなくそんな感じの名前だった気がする。

 

 でけえ……斧持ってるぞあいつ。見た目だけで言ったらボスキャラサイズだ。

 

聖堕天使あこ姫「うわー……大っきいー」

サヨ「かなり手強そうですね……」

RinRin「あれはソウルミノタウロスですね、アンデットのモンスターでここのフィールドボスです(-_-;)」

 

 さすが燐子先輩、情報が早いのなんの。

 

mako「一応聞きますけど、あいつとの戦闘を避けることもできますよ……どうします?」

ユキナ「戦うわ」

 

 即答かよ、まったく……カッコイイね〜

 

サヨ「私も湊さんに賛成です。今回は戦闘に来たんですから」

リサ「えぇー……まあ、友希那が言うなら……」

 

 今日は戦う気マンマンじゃないか。

 

mako「全然心配いらないじゃないですか燐子先輩、皆さんかなりやる気ですよ」

RinRin「うん、そうだね(✿^‿^)」

聖堕天使あこ姫「よーし、あこも頑張るぞー!」

 

mako「よし、じゃあ全会一致ということで早速作戦を……って湊さん?」

リサ「あれ、友希那?」

サヨ「神代さん……あれ……」

 

 紗夜先輩が指さした先にいたのは──

 

 

 

mako「いや、なにしてんですか湊さんッ!!」

 

 

 

──ボスに向かって突っ走るRoseliaのリーダー、この世界では吟遊詩人の湊 友希那さんその人であった。

 

mako「クソっ、有言実行!やると言ったら必ずやる、やらかすと言ったら必ずやらかす、こんなところでフラグを回収するとは…これがRoseliaのリーダーの実力か!!!」

サヨ「そんなこと言ってる場合ですか!!」

リサ「友希那〜!戻ってきて〜!」

RinRin「あれ、もしかして制御できてないんじゃ……」

 

 あの牛のスキルか!?

 

ユキナ「みんな……何かに引っ張られて止まらないのだけれど……」ズルズル

聖堕天使あこ姫「ど、どうしよう〜!!」

mako「こうなったら行くっきゃないでしょ!」ダッ

 

 見た感じあいつの武器は近接攻撃タイプ。

 

 射程範囲内に入る前に湊さんを連れ戻す!

 

mako「"アレ"を使うか……」

聖堕天使あこ姫「まっくん……まさか…"アレ"を使うの?」ゴクッ

mako「こういうときに使う技でしょ?それに師匠、この技を教えたのは師匠じゃないですか」

聖堕天使あこ姫「……わかった、あこも手伝うよ!」

mako「よし、行きますよ師匠!」

 

 

 

リサ「あの二人、何かする気みたいだよ?」

サヨ「一体どんな技を……」

RinRin「(あこちゃんが真言くんに教えた技……?それってもしかして……)」

 

mako「うおーーー!!!」ダッダッダッ!!!

聖堕天使あこ姫「わーーー!!」ダッダッダッ!!!

 

 湊さんに!少しでも早く追いつく!!

 

 そして!!!

 

mako「よし!」

ユキナ「えっちょっと」

 

 追いついた!

 

mako「今です師匠!」

ユキナ「え?」

 

mako&聖堕天使あこ姫「スキル発動!!!」

 

 

 

 

 

mako「」チーン

 

聖堕天使あこ姫「」チーン

 

ユキナ「え、え?え???」

 

 ……………………

 

 これが俺と師匠の得意スキル。

 

 その名も"アンデットプレイ"。

 

 これは擬態、死体に擬態しモンスターに自分は死んだと思い込ませる技。

 

 

 

 簡単に言えば死んだふりである。

 

 

 

サヨ「二人して何やってるんですか!!??」

 

 なんと言われようとこの技が俺と師匠の得意技だ!

 

 このスキルで騙せないモンスターは……

 

RinRin「二人とも!ソウルミノタウロスにはアンデットプレイは効かないよ!!(゜o゜;」

 

mako・聖堕天使あこ姫「「…………え?」」

 

 

 

「グルルルルッッ……」

 

 

 

 あの……めっちゃこっち見てるんですけど……

 

 振り上げられるその大きな大きな斧。

 

 あ、終わった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

mako「って!終わってたまるかよ!!!」バッ

「グォァーー!!!!」ブン

 

 振り下ろされた斧が地面を叩き割る。

 

 "叩き割る"?

 

mako「こいつ……地面をッ……!!」

 

 地面が壊れ、地下への空間が顕になる。

 

聖堕天使あこ姫「うわー!お、落ちるーー!!」

mako「チッ!」ガシ

ユキナ「!?」

 

 こうなりゃ湊さんだけでもッ!!

 

mako「燐子先輩ッ!!」

 

 燐子先輩へ向けて湊さんを放り投げる!!

 

RinRin「え、え!?真言くん!!(✽ ゚д゚ ✽)」

 

mako「後は任せましたッ!!」

聖堕天使あこ姫「りんりんーーー!!!」

 

RinRin「あこちゃーん!!真言くーん!!」

 

 こうして俺と師匠はダンジョンの下層へと落ちていった。

 

 〜〜後編へ続く〜〜




今回は少し長くなりそうだったので前後編です。

感想、評価、お気に入り登録、してもしなくても私は頑張り続けます。
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