やはり五等分   作:shushusf

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私の私の私の私の私の私の私の私の私の私の

「今日はありがとう。上杉君のお陰でやっと資料がまとまったわ」

 

 

「いや、雪ノ下さんの助言がなければここまでのものを作る事は出来なかった。こちらこそ礼を言わせてくれ」

 

 

 

 

 

 

 

 何時間にもわたる資料作成とプレゼンが、やっと終わった。その課題とは、二人一組でそれぞれの組にテーマを言い渡され、資料を作って報告するというもの。

 うちのゼミは先生はそんなに厳格な人ではないから、講義の雰囲気自体はフランクなものが漂っているのだけれど……作ってくる資料には厳しいのよね。あの先生。

 

 

 

 はぁ……お陰でかなりの時間を費やすことになってしまって、最近は比企谷君と一緒にいれなかった……

 

 

 

 

 私のいるこの大学は、学力で言えば確かに日本一で知られているのだけれど、私立の大学と比べて所謂、、えっと、、ぱ、ぱりぴ? という人種は少ないの。

 

 

 対して、彼のいる大学は新宿にある私立で最上位の大学。サークルや学生の活動も日本有数に活発なところ。

 

 

 

 ……まあ、相変わらず自称ボッチで根暗な彼に限ってありえないとは思うのだけれど……あの大学で一色さんみたいな人に無理やり喰われてそのままなし崩し的に……なんて線も捨てきれないというか気が気ではないというか……

 

 

 

 

 

 

 

「おい。変な顔して、彼氏のことでも考えてるのか? 」

 

 

「なっ……ななななな何のことかしら私は別にそんなことかんがえてなんて……………………どぅして分かったの」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 横にいた上杉君の指摘に、私はもはや隠すことすら諦める。だって彼はもう、私にパートナーがいることも知っているのだし、、変に隠して揶揄われるのも嫌だもの。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「分かりやすいな。赤くなったり青くなったり忙しい顔をしてたぞ」

 

 

「別に……そういうあなたはどうなのよ。電話でしつこく女について聞かれるのでしょう? もし彼女さんが近くに来ていてこんなシーンを見られでもしたら大問題になるくらい好かれているあなたはどうなのかしらね上杉風太郎さん? 」

 

 

「あいつは別に東京に来るとも言ってないからな……まあ、俺も早く会いたい気持ちはあるが、別にあいつをほったらかして浮気してる訳じゃないだろ。雪ノ下さんが俺と組を組んでる理由も、俺なら彼女もいるし不躾な視線を向けないからじゃなかったのか? 俺は四葉以外の女には靡かん」

 

 

 

 

 

 

 

 そう。いくらウチの大学とはいえ、男子は男子だったみたいなの。下心を織り交ぜた不愉快な目で私に近寄ってくる輩も絶えなかった。この二人一組も、そんな輩から離れるために、唯一私に対するそういった感情を持たなかった上杉君を頼ったのよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うぅ……彼氏じゃなくてパートナーよ。そこだけ訂正して頂戴」

 

 

 

「はいはい。彼氏彼女なんて言葉で表される関係じゃないんだったよな。パートナーパートナー」

 

 

 

「ちょ、ちょっと上杉君あなた東京湾に沈められたくなかったら黙りなさい!! 」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 それから私たちはまだ昼を食べていなかったことを思い出し、お互いの用事を済ませたあと、せっかくだからという理由でお昼を一緒にすることになった。

 

 

 

 

 

 そのお互いの用事も済ませて、私たちは近くにあったサイゼリヤに入る。

 サイゼリヤを見てふと彼が頭を過ったのは秘密。だから上杉君そんなに嘲笑の顔を向けるのはやめなさい叩き潰すわよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 と、いうわけなのだけれど……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なんなんだよ……なんでこんな最悪の日に昼間っから知らない泥酔リボン女の吐瀉物の後処理なんてしなくちゃなんねーの……」

 

 

「ゔぇぇぇひぎがやざん、ごめんなざいぃうおぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ」

 

 

「うおっふざけんな耐えろさっき店員さんに怒られたの俺なんだぞマジやめろっ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 奥の席で、

 

 目をいつもの二倍は腐らせた私のパートナーが、可愛らしい顔をした胸の大きい女性を甲斐甲斐しく介抱していた。彼女は私の比企谷君に体を預けて私の比企谷君に私の比企谷君に私の比企谷君に私の比企谷君に私の比企谷君に私の比企谷君に私の比企谷君に私の比企谷君に私の比企谷君に私の比企谷君に私の私の私の私の私の私の私の私の私私の私の私の私の私の私の私の私の私の私の私の私の私の私の私の私の私の私の私の私の私の私の私の私の私の私の私の私の私の私の私の私の私の私の私の私の私の私の私の私の私の私の私の私の私の私の私の私の私の私の私の私の

 

 

 

 

 

 

 

「よ……つば……」

 

 

 

 

 

 隣から小さい声が聞こえた。上杉君のものだ。

 彼は顔が真っ白になっていて、どうやら何らかのショックを受けているみたいだ。

 

 

 だけど今はそんなことは関係ない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 早く、あの牛乳緑リボンを始末しなくては。

 近くのテーブルにあったフォークを取る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして私は、薄く笑いながらそのテーブルへと歩き始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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