近くて遠くてやっぱり近くて   作:鴨南蛮ver.2

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D4DJにはまったので二次創作をあさる
→少なくね?
→自分の妄想を垂れ流そう
→流した(new)

こっから仕事が繁忙期なのに何やってるんでしょうね


慣れててもイラってくるものはイラる

人には裏表がある。

 

例えば、人前では明るく振る舞うくせに本当は後で後悔して塞ぎこんでしまうやつ。

 

例えば、口では嫌々いってるが本当はワクワクしている嫌よ嫌よも好きのうちなやつ。

 

例えば、棘さへ感じるほどクールなクセに本当は甘えたくて仕方がないやつ。

 

 

探せばもっともっと色々なやつがいるだろう。

そしてそれぞれそれに葛藤しているやつもいれば開き直っているやつ。

 

表を保つために裏を隠し、もっともっと辛くなるやつもいれば裏を隠しきることにモチベーションを費やしているやつ。

 

表の裏を暴かれ、それにより悲しんだやつもいれば、裏も受け入れられ、幸いを得たやつ。

 

 

そんな表裏に葛藤するくらいなら表裏なく全てをさらけ出してしまえばよいのではないか。

 

だが、裏をその人の本質とするならば表はその裏を守る盾となりえる。盾ならば批判されようと、傷つけられようと、捨てて変えてしまえばいい。盾なんだから否定されようと笑って捨て置いてしまえばいい。

 

 

表裏を抱えているっていうのはいい面もあれば悪い面もある…っとは言ってみたが何だかんだこんなもの気の持ちようであるし、気にしないやつは気にしないもんである。

 

中には自分では表裏なんてないと思ってる外側天然ゆるふわのすれ違う男の10人に10人が目で追うようなモデル美女のクセに、家では生活力欠落してるポンコツという表と裏をもつ幼馴染みもいる。

 

…まぁ確かにあれは裏表で裏を隠してるってよりは裏を見られる機会がないし、裏をばらしたところで誰も信じないってだけな気はするけどな。

 

 

そんな個人的には何で俺がこんなことしてるだろうなぁって現実逃避のためのいつもの思考の投げっぱなしジャーマンを決めながらこんなこと、幼馴染みの朝御飯の用意を続ける。

 

体型は日頃から気にしてるくせにカロリーの高いフワフワのスフレパンケーキとか大好きな幼馴染だが、朝からパンケーキは許さんというおかん心からなるべく朝から元気が出るような朝御飯の用意を進めていく。

 

ってもパンとほうれん草のポタージュ、スフレオムレツとサラダの簡単セットではあるけどな。

うむ、ミキサーあるとポタージュは一気に楽になるからいいよなぁ

 

自分の家にも実装したくなるが隣のこの家に来ればいいから「ま、いいか」でいつも流しちまうんだよなぁ

 

 

大体調理の区切りもよくなったのでパンをトースターにぶちこみ、階段を昇る。

 

扉の前に立ち軽くノックを3回。

返事はなし。

 

ワンモアノックし声をかける。

 

「おーい、もう朝だし起きろよ」

 

返事はない、ただの朝寝坊のようだ。

溜め息をひとつつき、どーせ今日Merm4idのメンバーと遊びに行く服を選んでて、決まったはいいけど散らかってしまって片づけしようとしてうまくいかなくて、結局泣き寝入りしたパターンだと予想をつける。

 

経験則でそこまで予想がつくくらいには長いこと…え、よく考えると20年たつじゃんよ、まじか俺も年食ったもんだなぁ

 

「おい、入るぞ…茉莉花」

 

もう一回ノックをうち扉をあける。

 

床に転がった服に服に服。おまけに小物が入っていたであろう紙袋やベルト、アクセがちらほらと。慎みもないことに床に散らばっているメンツのなかには下着も混じっているのでため息も出てくるもんだ。

 

幼馴染みの下着を見たくらいで反応するような愚図な相棒を持った覚えもないので、出てくるのはこの調子でこの先大丈夫かという幼馴染みへの不安のみである。

あ、このレースのは初めて見たわ。

ふむ、純白のサテンが入った艶やかな見た目に細かい刺繍の入ったレースの縁取り…うむ、よく見ると紐も細くさぞかしこれを身に付けた茉莉花はエロいんだろうな。

 

さて、そんな些事はさておき足の踏み場もない床をなんとか進み女の子女の子したピンクのシーツのベッドに近づいていく。

 

「いっっ…!?」

 

なんか踏んだぁ!

足の下を確認するとノンホールピアスが転がっていた。

 

無言で拾い上げぶん投げてやろうかと思うが、片付ける自分が後で被害を被ると知っている俺はそっと化粧台にぶん投げておく。結局投げてはいるが床に転がっておらず、隙間とかにも入らないので良しとする。

 

そしてベッドの上を見ると未だワニの抱き枕を抱えて呑気に寝ている幼馴染み。

 

いつものことなのでもうイラつきさえしない。

うん、もうね、なれたもんだよほんと~

何年の付き合いと思っているぞ?20年ぞ?夫婦で言えば熟年で冷めてきているころぞ?

あ、こいつと夫婦って思っただけでゾクッときた。

 

ベッドの横に立ち幸せそうな顔で

 

「もっちもちだぁ……むにゅぅ」

 

なんておそらくタピオカを頬張る夢でも見ているやつの額に向けて右手の小指を親指につがえ引き絞る。

 

ready…?

 

3…

2…

1…

 

Fire!

 

「ぴぎゃっ!?」

 

そんな幼馴染みの珍妙な悲鳴を聞きながらオーブンに突っ込んでおそらくとっくの前に焼けたであろうパンが湿気ていないかに思考を向けるのであった。

 




マイペースな更新の拙作になってしまいますが、良ければまた見に来ていただけると喜びます。
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