近くて遠くてやっぱり近くて   作:鴨南蛮ver.2

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皆さんGWはいかがお過ごしでしょうか?

とりあえず私は爆死してモンハンです。
詳細はあとがきにして、本編をどうぞです。


酒は飲んでも飲まれるな

 

別荘から茉莉花の家へ帰宅し、その紛争地帯のような部屋を片付けた夜、朝入った予定の消化のためにいきつけの飲み屋まで足を運んでいた。

 

「ういっす、先輩」

「…よく来たな、耕平」

 

何故かどこかの最近人間を辞めたグラサンの司令のような格好で迎えてくれる愉快なコヤツは、何だかんだ中学からの付き合いな"葵孝樹"である。

 

中学の頃はまっとうなイケメンで通ってたくせに何故こんな愉快なやつになってしまったのだろうと首を傾げながらその向かいの席に腰かける。

 

「んで、今度は何やらかしたのよ?」

「おい、何で俺がやらかした前提だ」

 

店員にとりあえず生を頼み、俺の到着以前からすでに飲んでいる先輩に用件を聞くと、すぐさま噛みついてくる先輩。

 

日頃の行いという言葉を辞書で調べてラインマーカーを引いてほしいところである。

 

 

「毎度毎度フラれる度に飲みに誘ってくる先輩はどこのどいつだよ」

「あたしだよっ!」

 

 

どこかのSM嬢の格好をした西の岡のすみこさんが頭に浮かんできたが、すぐさま別のユニバースだと忘却し、話を戻す。

 

 

そうなのである。このサッカーサークルで活躍する陽キャ・オブ・陽キャの最強イケメン(自称)なのだが、よくフラれているのである。

 

さおりのときもなのだが、思い立ったら、恋におちたら即行動なため、一見さんお断り的な相手にはすぐフラれてしまっているのである。

 

ようは、フラグを積み上げるということを知らない恋愛猪野郎だと思っていただければ問題ない。

 

そして俺はそのフラれる度に飲みに付き合わされる可哀想な犠牲者、もとい慈愛に溢れた聖人君子だと想っておけば問題はない。

 

「おい、また下らないこと考えたないか?」

「そんなわけないだろ」

 

不穏な空気を察知したのか、先輩がこちらの思考に横槍をいれてくる。

 

「とりま、乾杯するか、話しはそれからよ」

「一気に乾杯したくなくなってきたわ」

「だが乾杯である」

 

いえーあ、かんぱーい

 

キンキンに冷えたその白い冠を頂いた黄金色の液体を喉に流し込む。

 

「んで、またフラれたん?」

「いえーい、フラれたわ」

 

こんなにテンションの低い"いえーい"を聞いたのは初めてかもしれない。

…リカのいえーいが頭の中でループし始める前にダリアに引き取ってもらい頭の中の平穏を勝ち取る。

 

危ないところだった、あと少し遅かったらサンシャインするところだった…

 

「んで、今度は誰に挑んだん?」

「緋彩ちゃんだ」

「?」

 

どこかで聞き覚えはあるってか、確実に知っている人物な予感がしてくる。

 

「その人は巨乳?」

「巨乳だ」

「母性的?」

「母性的だ」

「肉感的?」

「肉感的だ」

「その人知ってるわ」

「実質ヒント2つでよくわかるなお前」

「いやだって、俺も一応『Merm4id』の一員だし」

 

ほかの有名なグループも押さえてるし、『輪舞曲』は同じ大学生で、おまけにリカの旧友もいる。

 

そこそこ知ってるし、何なら会ったことあるし。

 

 

「そういや『Merm4id』で思い出した」

「ん?」

「さおりのこと知ってたの?」

「え、むしろお前気づいてなかったの?」

 

えー、知ってたなら教えろよ。

それでも先輩かよ。これはパイセンに格下げですわ。

 

「パイセン、知ってたなら教えてよ」

「いやいや、知らないと思わないじゃん普通」

「名前さえ聞いてなかったんだし気づかねぇよ」

「名前さえ知らない相手のためにあそこまでヤルのかよお前」

「かっけーだろ?」

「ドン引きだわ」

 

解せぬ。

 

「てか見た目で気づけよ」

「いや見た目で大分変わってたやん」

「愛があれば見分けれるだろ」

「あーあれだ、綺麗になりすぎてて気づかなかった」

「だよなぁ、綺麗になったよなぁ、もともと可愛かったけど」

「うちの仲間に手をだすなよ」

「フラれた相手にはちょっかいだすかよ」

「ださないの?」

「確約はできない」

 

この先輩をMerm4idのメンバーには近づけないことを決めた。

 

「んで、話は戻すけど今回はどこで惚れたんよ」

「よくぞ聞いた、それはかくかくしかじかでな?」

 

かくかくしかじかは現実に実装されてはいないのだが、内容を要すると、迷子の子供をあやしている姿にヤられたということらしい。

 

実に緋彩がやりそうだなーっとぼーっとしながら緋彩の魅力を語るせんp…パイセンの言葉を聞き流していく。

 

ハイハイ、そーですね。コスプレ趣味とかココロオドルですよね。コスプレいいですもんねー。

…Merm4idでやってみるのもありか?

 

「てか耕平にはそういう相手いないのか?」

「は?」

 

どんなコスプレをみんなにしてほしいか考えていたら急に話を振られ、すっとんきょうな声を漏らしてしまう。

 

「Merm4idの綺麗どこ4人とよろしくやってんだろ?」

「おい、別の意味に聞こえるだろ」

「Merm4idの綺麗どこ4人と仲良く(意味深)やってんだろ?」

「意味深やめろや」

「恋人になりたいとか思わないのか?」

「…」

 

思わなかったことがないと言われると、それは嘘になる。事実、今朝はさおりにときめいていた。

 

だが…

 

「今は、思わんよ」

「今は…ね、そんときがくるまで、とりあえず飲むか」

「おい、どんなレベルで飲むつもりだよパイセン」

「お前も飲めやほら!俺の酒が飲めねぇってか!?」

 

パイセン!それはアルハラってやつです!

パイセンからも降格してやろうか!?

 

って思ったが、何だかんだ付き合いが長いだけあっていろいろと察してる部分もあるのだろう。

 

それで気を使ってくれたってなら…しゃあない、先輩に戻してやろうかな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本日のリザルト。ふたりでビール4杯、日本酒8合、ワインボトル1本、ハイボール2杯。

 

つまり、泥酔2人のでにあがりである。

先輩はタクシーで帰した。

 

そして俺だが…距離と時間が微妙すぎるのである。

電車で帰るのなら安く帰れるが、夜なのもあり次の電車まで時間がある。

そしてタクシー。これは駅のロータリーなり何なりと簡単に今からでも拾えるが、電車の数倍の金が飛ぶだろう。

 

金をとるか時間をとるか、酔った俺の選択はっ…!

 

「ってことでダリア、暫く休ませてくれ」

「バーに来て休ませてくれっておかしくない?」

 

電車で帰る。そして時間はダリアのバイト先のバーで休む。それが俺の選択である。

 

「…すまん、マジで飲みすぎでツラいからぶっ倒れていい?」

「しょうがないね、お客さんもいないし、奥の個室で寝てていいよ」

 

マジ、ハク、クルシイ

 

ダリアが女神に見えた瞬間であった…!

ぐはへぇ…あたま、いたい

 

 

 

 

Side:Dahlia

 

 

 

「ってことでマスター、いいですか?」

「お客さんもいないし、いいよ」

「ありがとうございます」

 

店長に許可をもらい、顔を真っ赤にして焦点のあまりあってない目でふらついてる耕平に肩を貸し、奥の個室のソファー席に横向きに寝かせる。

 

大丈夫だとは思うけど、寝ゲロ窒息は嫌だしね。

 

「松山くん、今日ははや上がりしてくれていいよ」

「いいんですか?」

「あの様子だと一人で帰すのも心配だからね」

 

そういって苦笑しながら個室を指差すマスター。

 

マスターにお礼をいい更衣室に向かう。

何で耕平がこんな酔い潰れているかは知らないけど、棚からぼた餅。

 

ちょっとくらい、いい思いをさせてもらってもいいんじゃないかと心が弾む。

 

なんせ、私は茉莉花の次に耕平を知っていると自負しているのだから。

 




五等分コラボ→爆死(緋彩×2)
Merm4id箱イベ→さおり引けず(ダリア×5)

…心が折れました。

RISEのver2.0やりこんでました。
テオ3回で宝玉5個でました。

運の片寄りに膝を屈する。

とりあえず、装飾品周回してきます。
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