近くて遠くてやっぱり近くて   作:鴨南蛮ver.2

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シンエヴァンゲリオンが公開されましたね!
それにモンハンライズのマガイマガドの狩猟解禁も来ましたね!


仕事でまだどちらもやれてないんですけどね…
むしゃくしゃしたので更新です。


美味しいけど不満足

「コウヘー…ワタシのカレーがカレーじゃないんだけど!?」

 

練習を終え、汗を流した4人を迎える俺作成の晩御飯。

 

内容としては、簡単なシーザーサラダに卵スープを付け合わせとして、メインにカレーライスがいる格好なのだが……

 

カレーだと見て判断できるのは俺とさおりの皿だけである。

問題は他3人である。

 

 

茶碗に白米、その上に玉ねぎ人参じゃがいも鶏肉が乗っている。

ただ、それだけである。

 

米のなかに隠れてるのかと米をホジってみたりするが、何もなくプンプンしだすリカ。

 

 

「ふたりはフツーのカレーじゃん!ワタシたちの具材しかないんどけど!?なんでぇ!!」

「むせたのを笑われて腹がたったから、以上」

「自爆じゃん!!」

 

 

ド正論である。

 

 

だが、むかってきたからしょうがない。

それに、食べれない、美味しくないものを食卓に並べるつもりは俺にはない。

 

ちゃんと食いかたはあるっていうか、茉莉花はスープを見てだいたい理解したのか、具だけのった米にぶっかけて食べ始めているし、ダリアもそれをみて同様にしている。

 

 

今回用意したのは俺がサボりたい時用の手抜き料理である。

めんつゆを醤油とみりん、酒で味を整え、さっきの具材を入れた汁物で、我が家では汁かけまんま専用汁、温かいうどん用の汁と呼ばれる手抜き料理である。

 

当然、茉莉花も食べたことがあり、手抜きの割に美味しいので、食べる側からも作る側からもそこそこ喜ばれている。

 

「ってことで、茉莉花とダリアみたいに用意したスープをかけてみろよ」

 

言われ、渋々といったように汁をかけ食べ始めるリカ。

 

「おいしいじゃん!」

「そりゃ不味いものを食卓にあげたりするかよ」

 

食ってみれば所謂ちょっと具材の多い汁ダクな親子丼である。そんな口に合わないってこともないだろう。

 

「うんうん、こうくんの料理はいつも美味しいよ」

「うん、サラダもクルトンがアクセントになっててイイ感じだね」

「カレーの方も美味しいよ、耕平くん」

 

何だかんだ、美味しい言いながら作った料理を食べてもらえるのは嬉しいものである。

 

「美味しいけど…もうカレーのお腹になってたのになぁ」

 

そういってパクパク食べながらも恨めしげにさおりのカレーを見るリカ。

 

「そういうだろうと思ったから茶碗に小盛りにしてるだろ、ルーも米も余ってるからおかわりしてこいよ」

「マジ!?やったねっ!」

 

そういうと汁かけまんまを美味しそうにかきこみ、さっそくおかわりにキッチンに駆けていくりか。そしてとられずにすみほっとするさおり。

 

「茉莉花にダリアも、足りなかったらおかわりあるからな」

「ん~、こうくんのことだからデザート用意してるでしょ?だからこれくらいでいいよ」

 

さすがの付き合いの長さ、見抜かれておる。

 

「そうなんだ、それじゃあ軽めにおかわりしてこようかな」

「デザートまで用意してたんだ」

 

そういって席を立つダリアに、少し申し訳なさげな顔のさおり。

どうせ面倒をかけちゃったかなとかそんなことを考えているのだろう。

 

気を遣えることは大切だが、あまりに自分を下げてされる気遣いは、むしろ相手にとっては不快なものである。

こういうのはさらりと喜ぶのが、一番相手にとっても嬉しいものなのだ。

 

ってことで、隣に座るさおりの脇腹にデュクシと指をひと刺し。

 

「ぷひゅる」

 

え、なにその声。

 

少し眉を寄せた顔から、くすぐったかったんだか恥ずかしいのかびっくりしたのか、いろいろひとまとめになった面白い表情をかましてくれるさおり。

 

「ふふふっ、すごい声だったねさおり」

「いや、え、ちょっ!やめっ…!」

 

面白くなり、まさぐるはアレなので突っつくにて連打する。

こんないい反応されるとよく弄られているのも納得がいくというものである。

 

「いい加減やひゃんっ!」

「茉莉花もま~ぜて♪」

 

俺にさおりが気を取られている間に反対側から接近していた茉莉花の一撃によりイイ声で鳴くさおり。

 

「~~~!もういい加減にしてぇ!」

 

笑いすぎて涙が滲み始めた辺りで実力行使にて俺と茉莉花の手を抑えるさおり。

その抑え方の結果さおりを中心に3人で指を絡ませるように手を繋ぐ俺たち。

 

「あー!なにやってるの?ワタシも混ぜて混ぜてっ!」

「私も混ざろうかな」

 

そのタイミングで大盛りのカレーと小盛りのカレーをそれぞれに手に持ったリカとダリアが戻って来て混ざる。

 

それぞれ椅子に座ったさおりを後ろから左右に別れて抱え込むふたり。

 

「ちょっ!かんべんしてぇ~!!」

 

両手を俺と茉莉花と繋いださおりにできる抵抗はただただ声をあげるだけだった…ってことで、今日もMerm4idは仲良しです。

 

 

ってかリカさんや?

カレー大盛りでこの後フルーツのヨーグルトあえを用意してるけど食べれるのん?

 

 

※全部平らげました

 

 

 

 

 

◆◆

 

 

 

 

 

私にとってあの人、耕平くんは昔の恩人であり、Merm4idを通じて再会できた人だ。

 

耕平くんを知ったのは中学生のころである。同じクラスの女の子がかっこいいと噂し、隣にいる女の子は彼女なのかと議論されていたのを聞いたのが最初だったと思う。

 

そして中学2年生のとき、私はサッカー部のキャプテンに告白された。

 

 

地味で、

可愛くなくて、

そんな今まで話したこともない、

 

 

そんな私になんで?

 

 

そのサッカー部のキャプテンは顔もよく、運動もできるから人気だったと思う。

 

けど、そんなことより急にそんなことを言われた困惑と少しの恐怖により、試しに付き合うという選択もなく、私は断った。

 

 

 

 

そして苛めが始まった。

 




自信ない系女子のさおりちゃん。
絶対可愛いしたぶん眼鏡とかかけててボッチ気味に過ごしてるけど、体育の授業とかで眼鏡外してめっちゃかわいくね?って噂になるタイプの女の子でしょ!

ってことで次回に続きます。

いつも見ていただき、お気に入り登録、評価いただきありがとうございます。
また次回も見ていただけると幸いです。
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