『……やるか。プリオン隊了解。現在地を送られたし。』
座標情報を取得。
『急ぐぞ。烈風、陣風が負傷。零戦と紫電、紫電改が応戦してはいるが押し負けているようだ。』
「押されてますね……」
「キ109、弾薬は残ってる?」
「残ってるよ。オイ車さん。」
「慣れないな……お医者さんって言われている気分になるよ。」
単独行動に慣れすぎてコードネームで呼ぶのが大変だから結局識別名で呼ぶ事に。
『閃電、リロードしたか?』
「問題無いよ。震電。」
マガジンを一度外して覗いてから戻す閃電。中身は赤色十月のIL-2Mである。
『ゼロナイン(Ki-109)は?』
「ちょっと待ってね。よいしょっと。」
マガジンを上に差し込むキ109。中身は星屑連邦のA-20Gである。
『オイは?』
「ん?妾はもう大丈夫だぞ?」
ガッツポーズをするオイ車。それ反対方向に構えてないか?一応、中身は黒十字のマウスである。
『あそこか……』
「こちら第三中隊!準備は整った!援護を!」
『了解。こちらも配置についた。』
右手側から左側へと大通りを抜けようとするDOLLS達。ARMSは破棄したのか歩兵用の火器を頼りにここまでやってきたようだ。
零戦は機関短銃を構えてはいるが……どうやら予備の弾倉は一本しかないらしい。もし合流できたら弾薬を渡しておこう。
紫電、紫電改は四式自動小銃……こちらも残弾は残り少ない模様。
負傷者組の烈風と陣風は……九九式狙撃銃か。
「第三中隊、移動する!2時の火点を叩いてくれ!」
『了解した。ゼロナイン、火点を。閃電、私と火点を制圧しよう。オイは……待機。』
「ゼロナイン、了解。」
「閃電、了解。」
「オイ車……了解。」
『オイ、不満が?』
「うーたーせーろー!」
『静かに。』
オイ車のヘルメットを叩きつつ火点を制圧する為、引き金を引いてはボルトを引いて戻す。
火点のあった建物が崩れ、機関銃は兵員と共に潰れた。
「支援、感謝する……敵襲!3時!」
『横っ腹を狙う気か!オイ車!榴弾!』
「これは高く付くよー?」
オイ車が右肩に載せた筒から炎と爆煙が吹き出し、ロケットが飛んでいく。地面で爆ぜた。
『再装填急げ!』
「よっこいしょ……」
今の一撃で散開してしまったので小銃と短銃で攻撃を加える。
第三中隊が移動中。遮蔽物から飛び出し、負傷者を引きずりながら走っている。
「協力感謝す……伏せろ!」
甲高い銃声。零戦の指示があと1秒遅ければ負傷者が一人増えていただろう。
『狙撃!どこだ!』