ネタ短編集   作:龍牙

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ハイスクールV×D ライド23

「神父ご一行様、天国へご案内ってね!」

 

 時は四季が監視場所から移動する数分前、一誠達一行が襲撃を受けたときまで遡る。

 

「……おや?」

 

「フリード!」

 

 襲撃者の顔を確認した一誠がそう叫ぶ。

 

「おやおやおや? イッセーくんかい? これまた珍妙な再会劇でござんすね!」

 

 フリードと呼ばれた襲撃者の手にあるのは聖のオーラを纏った剣……恐らくはそれが盗まれたエクスカリバーの一振りだろう。

 

「どうだい? ドラゴンパゥワーは増大してるのかい? そろそろ殺して良い?」

 

 『狂気』と呼べる笑みを浮かべながら、エクスカリバーを持ってそう問いかける。イッセーが己の神器 赤龍帝の籠手ブーステッド・ギアを出現させたのを合図に、一同はフリードとの遭遇戦へと突入する。

 

 匙が最初に腕に現れたカメレオンの様な神器からラインを伸ばすも、それはフリードに切り払われる。だが、切り裂かれる事なく、ラインは足に巻きつかせた。

 

「そいつは五峰の剣でも簡単には切れないぜ! 木場やっちまえ!」

 

「ありがたい!」

 

 動きを封じた上で高速戦闘タイプの木場が仕掛ける。即席の連携としては良い物と言えるだろう。

 

 だが、切り結ぶも簡単に木場の魔剣は切り裂かれる。四季の言葉を脳裏に浮べながらも、新たな魔剣を作り出すがそれもフリードのエクスカリバーで簡単に破壊される。

 そんな中小猫が一誠を木場へと投げつけ木場へと晩夏させた力を譲渡する。それと同時に足元に大量の魔剣を作り出すが、フリードは後ろに飛びながら魔剣を切り裂いていく。

 そんな中、壁へと飛びつき魔剣を突き刺して其処に着地、そのまま新たに作り出した魔剣をフリードへと投げつける。

 

「俺様の『 天閃の聖剣エクスカリバー・ラピッドリィ』に速さで勝てるかよ!」

 

 木場の投げつけた大量の魔剣を一瞬で叩き落す。それがフリードの持つエクスカリバーの力、

 

 

『そうか、たいした速さだな』

 

 

 突然、その場に第三者の声が響く。

 

「ピンポイントバースト!」

 

 不意打ち気味にフリードへと日ピンポイントバーストを打ち込む四季。

 

「何なんなんですかい、行き成りぃ!?」

 

「街中で凶器を振り回している変質者退治だよ!」

 

 それと同時にぶつかり合う四季の超兵装ブラスター・ブレードとフリードのエクスカリバー・ラピッドリィ。

 

「はぁ!」

 

 微かに力を籠めると四季の剣がそのままエクスカリバー・ラピッドリィを切り裂いていく。

 

「マジかよ!? 伝説のエクスカリバーちゃんが!?」

 

「所詮は折れた剣だろ」

 

 驚愕するフリードに対して平然と応える四季。そんな光景を見ながら木場は、

 

(エクスカリバーが……あんなに簡単に? やっぱり、彼の剣なら……)

 

「っ!? 匙! 吸い取れ!」

 

「ああ! 『 黒い龍脈アブソーション・ライン』!」

 

 フリードの真っ二つ……とは行かなくとも、刀身を切り裂かれてもなお剣としての機能を残しているエクスカリバーと切り結んでいた四季がフリードの足元……匙のラインに気付くとそう指示をだす。

 

「……これは!? 俺っちの力を吸収するのかよ!?」

 

「どうだ! これがオレの神器だ! お前がぶっ倒れるまで力を吸い取ってやるぜ!」

 

「力を吸い取る神器!?」

 

「さて、これで形勢逆転……お前には聞きたいことがある、この場で捉えさせてもらう」

 

 四季はブラスター・ブレードを構えながらフリードへと注意を向ける。フリードを己が抑えながら匙の神器で力を全て吸収する。そして倒れた後で捕縛する。確実に聖剣も敵の捕虜も得られる作では有るが、不安材料は他の敵の存在。

 

「ドラゴン系神器か!? 忌々しい!」

 

 何度も斬ろうとしているが簡単には切れない。

 

「グァ!」

 

 そんな中でフリードの手から鮮血が舞う。遠距離からの狙撃……四季の指示通り詩乃がやってくれたのだろう。だが、それでもエクスカリバーを手放す事はなかったが、

 

「これで……」

 

 反撃を封じたと判断し、ブラスター・ブレードを構え出力を上げたピンポイントバーストを打ち込む体制をとる。

 

「邪魔だぁ!」

 

「っ!? やっぱり、邪魔だったな、半端剣士!?」

 

 憎悪に染まった顔で木場が新たに二本の魔剣を作り出して四季へと投げつける。それに反応して後ろに飛んで避けると、木場は動揺に作り出した魔剣を両手に構えてフリードへと向かう。

 

 

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