ヨン様の妹…だと…!?   作:橘 ミコト

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隊長…だと…!?

 ──『魂魄消失事件』。

 

 あれから結構な時間が経った。数十年くらい。

 

 俺は形ばかりの隊首試験を受け一発合格。

 晴れて七番隊の隊長となった。

 羅武さんの後任である。

 

 つまり、

 

 

「那由他隊長! 任されておりました任務完了のご報告に上がりました!」

 

 

 ワンちゃんの上司である。

 

 

 

 

 あああぁぁぁ、原作が崩れるぅぅぅぅ……。

 

 

 

 

 七番隊の隊長は狛ちゃんでしょぉ! 

 

 彼は現在副隊長。

 総隊長が拾ってきて死神になったので、お爺ちゃんへの忠義は勿論なのだが、

 

 

「それで、次はどのような事をすればよろしいでしょうか!」

 

 

 何故か俺にも尻尾振ってんだよなぁ……。

 

 

 始めはこんなんじゃなかった。

 何せ、俺は元八席だ。しかも()()()卍解できなかったし。

 虚化なんて本来は死神の敵である力を使える、というのも周囲の目には異様に映っただろう。

 

 元は五番隊であったし七番隊は完璧にアウェー。

 前から仕事の手伝いとかで、ちょくちょく顔を出していたからそこまでの反発はなかったものの、やはり就任当初は周囲の反応もどこかよそよそしかった。

 

 ただし、隊長に就任する時に総隊長のお爺ちゃんに言われた言葉があるので、何だかんだ頑張っている。

 

 

『如何に隊長格の霊圧を扱えると言っても貴様はまだ卍解を会得しておらん。今は緊急事態につき隊長に就いてもらうが、後任を育て上げてみせよ。

 

 ──勿論、それまでにお主が卍解を会得していれば、話は別じゃ』

 

 

 

 出来るようになったけど絶対に隠しとこ。(使命感)

 

 

 

 それで、事件後に副隊長に就任した狛村左陣さん。

 

 お互いに口達者ではないのもあって、

 

『これを』

『はっ』

 

『あれは』

『問題ございません』

 

 なんて業務に関係する事で端的なやり取りをする程度だった。

 

 それがいつの間にか、

 

 

『那由他隊長ぉぉぉぉ!』

 

 

 になったんだ。

 

 何故? 

 

 ワンちゃんは隊長になるべき子だ。

 だから俺が「貴方は隊長となるべき器です」とか「私など簡単に越えられます」とか「期待しています」とか言いまくって鍛錬に仕事に付きまとって懇切丁寧に教えていただけなんだが……。

 

 

 現在、お兄様は五番隊の隊長。

 つまり、“藍染”という隊長が二人いる状態だ。

 非常にややこしい。

 

 そのため、俺は皆に「下の名前で構いません」と言っていたのだが、流石に平隊士には酷だったようである。

 まあ隊長から、気軽に下の名前で呼んでね、なんて言われても困るだけだろう。

 

 ヨン様の事は「藍染五番隊隊長」、俺の事は「藍染七番隊隊長」と呼び分けられている。

 

 面倒だと思うんじゃが。

 

 ただ、昔から仲の良かった隊士や席官クラスになると「那由他隊長」と呼んでくれる。

 ありがてぇ。

 

 ちなみに、修兵くんの現在は七席。

 真央霊術院の頃から有望株なだけある。

 入試には二回落ちたのも原作通り。

 

 それでも諦めなかったのは救われた時のインパクトが強かったからだろうか。

 失敗したなぁ……。

 ちゃんと69してくれるだろうか。まだやってないんだよね。ほんと心配だわ。

 

 

 勿論、他の副隊長組も死神になっている。

 

 阿散井恋次、吉良イヅル、雛森桃。

 

 

 

 そして、朽木ルキア。

 

 

 

 そう言えばだが、緋真さんは俺が見つけた。

 

 修兵くんの件で「今後は何が何でも原作通り進めてやる!」と息巻いて原作キャラを探し回ったのだ。

 

 初めは別に原作通りじゃなくても良いかな、なんて考えていたのだが、やはり自分のせいで師匠の世界が崩れるのは悲しくなったのだ。

 

 と言っても、破面編以降は詳しく知らんので崩玉藍染と無月一護が戦うところあたりまでしか出来ないだろうけど。

 更に言えばヨン様のご機嫌如何では原作ブレイクも辞さない。

 

 流石に死んでまで、とは思っていないのだ。

 

 そういう訳で、俺は流魂街で原作キャラを勧誘しまくった。

 

 

『その力を人の役に立てなさい』

『は、はい!』

 

 下級貴族出身である吉良イヅルくんは普通に会いに行った。

 中級貴族かつ隊長という事で結構豪勢な持て成しを受けてしまったが、そのお返しに時々稽古もつけてあげた。

 

 だって「故に、侘助」聞きたいじゃん? 

 絶対聞きたいでしょ!? 

 

『優しさは力ともなるのです』

『ふぁ、ふぁい』

 

 桃ちゃんも無事勧誘。

 相変わらずの美少女だった。負けそう。愛嬌に関しては勝負にすらなってない悲しみ。

 

『死神になれば、誰も傷つけないで済みます』

『あ、ありがとうございます!』

『……ふんっ』

 

 桃ちゃんに渡りをつけた後は彼女へ目を光らせて、お祖母ちゃんを凍死させようとしていた冬獅郎きゅんも死神に勧誘しておいた。

 俺の斬魄刀の能力とオリジナル縛道で氷結化を抑制させてあげるオマケ付き。

 

 桃ちゃんには感謝されたし、「傷つけない」が琴線に触ったのか冬獅郎きゅんもふてぶてしいながら興味津々だった。

 

 ゴメン、乱菊さん。貴方の出番を奪ってしまったよ……。

 

 まーた市丸くんに目の敵にされそう。

 いや、原作知識なんてないだろうから被害妄想だってのは分かってるんだけどね。

 

 でも、何か俺を見るあの子の目がいつも笑ってないんだよなぁ。

 

 やはり事件直後の異動で三席の市丸くんが五番隊副隊長になったのに、元八席の俺が七番隊隊長へ飛び級しちゃった事が気に食わないのだろうか。

 今は君も三番隊隊長なんだから、そこまで根に持たなくても……。

 

 ま、彼は蛇で狐だしね。今更か。

 

 

『う、おぉ……すげぇ』

『私にも! 私にも出来ますか!?』

『私が保証しましょう』

『マジかよ!?』

『恋次よりも私の方が早く出来るようになってみせる!』

『いーや、俺だね!』

『なにおう!?』

『二人とも優秀ですよ。私は知っています』

『『はいっ!』』

 

 この二人を流魂街の戌吊まで行って見つけるのは地味に大変だった……。

 

 隊長がそう簡単にそんなところまで行けんよ。

 これも俺の鰤愛が成せる業だろうか。

 

 二人にはどう説得したもんかと思案した結果、とりあえず実力で捻ってあげた。

 あと、鬼道も少し披露。

 

 折角だからと危険性が低く派手なものにしたら目をキラキラさせて喜んでくれた。

 

 

 これでその時点での原作主要キャラはコンプリートだ。

 後は知らん。疲れたし。

 

 

 一応、真央霊術院への推薦状は俺が出しといた。

 あと、ついでと思って夜一さんの後を継いだ弟の夕四郎くんに頼んでみたら二つ返事で書いてくれた。ほんと良い子。

 

 そのせいか、ルキアが特組になっていたのは不味いかと思ったけど、無事に白哉が回収。

 結果、特組から一年で卒業というギンの偉業に並ぶものを打ち立ててしまった。

 

 その分、十三番隊で苦労しているようなので、せめてものお詫びにとよく面倒を見てあげている。

 

 実際、既に結構強いんだよね。

 下位席官には相当してるんじゃない? 

 

 まあ、そんな事は白哉兄様が許しませんが。

 

 銀嶺さんが引退。蒼純さんは殉職。緋真さんも死去。

 こんな状態じゃ奥さんの忘れ形見みたいなもんであるルキアを溺愛しても仕方ないよね。

 

 彼がショボーンとしている時は流石に慰めてあげた。

 小さい時からの付き合いだ。それくらいはしてあげる。

 口下手すぎて慰めになったかはしらんが、出来る限り側にはいてあげた。

 

 そういえば、緋真さんを紹介した時は衝撃の顔していたけど、やはり一目惚れだったんだろうか? 

 

 その()()()始解を会得してたし。

 

 やっぱり『散れ“千本桜”』はカッコイイよね! 

 別に解号は“咲き誇れ”でも良いとか思ってたんだけど、散った方が儚くてオサレなんだよなぁ。

 

 練習にも一杯付き合ってあげたが、その頃から感情をあまり表に出さなくなっていた。

 少し寂しかったが原作白哉っぽくなったので嬉しくもある。

 

 

 ま、現状はそんな感じ。

 

 

 

 

 

 ▼△▼

 

 

 

 

 那由他隊長は、私──朽木ルキアの『憧れ』だ。

 

 お腹が減るばかりで何も良い事が無いと思っていた霊力の使い道を示してくれた恩人。

 真央霊術院に入学する際にも推薦状を頂き、何故か朽木家へ養子へ迎えられた後も事あるごとに面倒を見てもらった。

 

 一緒に暮らしていた恋次は知っていたが、聞いた話では同期の雛森殿や吉良殿も那由他隊長に声をかけられたらしい。

 

 私たちは皆が特組。

 吉良殿に至っては主席だ。

 

 やはり力を見抜く“目”を持っているのだろう。

 流石の慧眼と言わざるを得ない。

 

 そして、そんなあの方のお眼鏡に適った私たちは誇りを胸に真央霊術院の門を叩き、今では死神の一員として尸魂界の平和に貢献できている。

 

 

 全てはあの方のおかげだ。

 

 

 昔にあった事件の影響で当時第八席からの異例の抜擢だったそうだが、今ではあの方を侮る者など存在しない。

 そもそも、どうやら実力はあったが体質の影響で十全に力を振るえなかったようである。

 私の所属している十三番隊の隊長、浮竹隊長と似ておられる。

 

 それならば、むしろそれまで八席だったのが可笑しいのではないかとすら思う。

 

 

 あの方は素晴らしいのだ! 

 

 

 総隊長を含めた皆が認める霊圧。

 常に真摯に取り組む業務への姿勢。

 皆の命を第一とした任務遂行率。

 忙しい中でも私のような新しく入った隊士たちに時間を見つけては様々な事を教えて下さる熱心さ。

 誰に対しても丁寧な口調や優しい態度、上品な所作に誰もが見惚れる美しさ! 

 

 どうやらご自身では顔付きを気にされているようだが、そのようなものは些細なものだ。

 むしろ、その際立つ高潔な精神と凛々しいお姿は男女問わず絶大な人気を持っている。

 

 もし隊長格の中で誰が一番素晴らしいかと問われたら、他の隊長格には不敬だと思うが、私はいの一番に那由他隊長の名を上げるだろう。

 

『那由他隊長は総隊長と同じく尊敬に値する人物だ。()()()()もどうやら知っているようで、されどもそんな事など関係ないとでも言うように皆と変わらぬ態度で接して頂ける……いや、失礼。今の話は忘れて欲しい。それだけでなく、ワシに格別の期待を持たれているようでな。暇さえあれば稽古をつけて頂き、仕事に関しても随分と手を借りておる。どうやらワシを次期隊長にと考えておられるようだが……ワシにはあの人以外の隊長など考えられんよ』

 

 仕事の関係で七番隊隊舎へ向かった際に会った狛村副隊長。

 

『朽木ルキアか……。那由他姉様からの寵愛を受けているからと言って調子に乗るなよ』

 

 私を威圧しながらも那由他隊長を大事に想っている二番隊の砕蜂隊長。

 

『あん人はまあ、怖い人やからなぁ』

 

 どこか可笑しそうに揶揄いながらもあの方を認めている三番隊の市丸隊長。

 

『ふふっ。数十年に渡り立派に隊長を務めているだけでも素晴らしい事です』

 

 四番隊の卯ノ花隊長は那由他隊長の回道の師匠らしい。

 

『実は卍解も出来るんじゃないの?』

『隠しているって事か? それはないんじゃないか?』

『いや~、分からないよ? 始解の能力ですら誰にも見せた事ないんだし。お兄さんとは正反対だよねー』

 

 八番隊の京楽隊長、十三番隊の浮竹隊長。

 

『あの人は、まぁ……今でも俺の憧れだよ』

 

 十番隊の志波隊長も。

 

 

『僕の自慢の妹だよ』

 

 

 また、那由他隊長の兄君である藍染五番隊隊長も素晴らしい人格者だと聞く。

 五番隊の皆に先と同じような質問をすれば、彼らは「藍染隊長です」と口揃えて言うと確信する程度には信頼が厚い。

 彼らにとっては『藍染隊長』とは藍染五番隊隊長を指すのだ。

 那由他隊長の事は藍染七番隊隊長と呼んでいる。

 

 それほどだ。

 

 やはりこのご兄妹は凄い。

 

『……藍染那由他が死神の務めを果たしてきた事は、私が何よりも知っている』

 

 私の義兄様も六番隊の隊長を務めているが、どうにもとっつき辛いのだ。

 私にも必要最低限の事でしか声をかけられぬ。

 

 尊敬はしているのだが、あまりに求められる内容が難しすぎて私は応えられていない。

 呆れさせてしまっているのではないだろうか。……気が重い。

 

『いつか死合ってみてぇなぁ』

『駄目だよ剣ちゃん! 那由他ちゃんはやちるの友達なんだから!』

 

 十一番隊の更木隊長に草鹿副隊長までもこんな感じなのだ。

 

 他隊の副隊長や、席官も。皆が皆『那由他隊長は素晴らしい』と口をそろえて言っている。

 

 

 私に声をかけて下さったのは、そこまでの人物なのだ。

 

 

 分かってはいたつもりだが、護廷十三隊に入ってからは開いた口が塞がらなかった。

 

 同期である恋次や吉良殿、雛森殿も「那由他隊長に恩返しをする」と死神になってからは特に気合を入れている。

 

 

 そして、私の面倒を那由他隊長と同じ、いや、それ以上に見てくれているのが、

 

 

「おう、朽木! 今日も鍛錬するぞー!」

 

 

 同じ十三番隊における副隊長。

 

 

 

 ──志波海燕殿だ。

 

 

 

 この人は五大貴族の一つである朽木家の、形ばかりではあるが、出身の私に対して凡庸な態度で接してくれる。

 遠巻きに眺められてばかりだった私などを気にかけてくれる。

 

 この人も尊敬できる、頼れる人だ。

 

 

 そんな海燕殿には奥様がいる。

 

 十三番隊第三席の都殿だ。

 那由他隊長とは違った柔らかな美しさと優しさを持つ女傑であり、私の目標の一つである。

 

「──今回の虚は、なんだかきな臭ぇ。気を付けろよ、都」

「あら、貴方が私の心配をしてくれるんですか?」

「バッ、バッカ!?」

「ふふっ」

 

 私にとって、理想の夫婦である。

 仲睦まじく、お互いを信頼しあい、共に前を向いて相手の隣を胸を張って歩いている。

 

 

 しかし何故か。

 

 

 今回の虚討伐は生還者がいないからだろうか。

 

 

 調査という死ぬ確率が低い先遣隊を都三席が率いていく後ろ姿を見送った時、

 

 

 

 

──私は、これまでにない胸のざわめきを覚えていた。

 

 

 

 

 

 

 

 ▼△▼

 

 

 

 

 

 はーい、恒例のサバト。はっじまっるよ~! 

 

「実験の経過はどうだい?」

「はっ! 死神の魂魄を融合させて作り出した虚『メタスタシア』は順調に成長しています。しかし……」

「期待したほどではない、か」

「……その通りです」

 

 要っちがヨン様にご報告しているのは、ルキア随一の曇らせポイント『メタスタシア』。

 

 

 

 

 これほんっっっっと楽しみにしてたの!! 

 

 

 

 

 だってルキアの今後に大きな影響を与える事件だよ? 

 

 海燕さんとは仲良く付き合ってきたけど、ルキアのための生贄になってもらおう! 

 だって原作でそうだったんだから、

 

そうするのが当然でしょ──? 

 

 まあ、それ抜きにしてもルキアが絶望してワナワナ震えている姿は是非見てみたいしね。

 

 そのためにルキアを探し出したようなもんなんだから。

 この時のために隊長の仕事頑張ってたようなもんだからぁぁあ! 

 

 

「那由他、君はどう考える?」

 

 

 ちょ、いきなり話振らないでヨン様ぁ……! 

 

 全っ然お話聞いてませんでした。

 ちょっと悦ってトリップしておりましたとも、ええ。

 

 でも何か言わなきゃなー。

 

「志波海燕と浮竹十四郎が出ます」

「確かに。そろそろ隊長格として見過ごせない被害になってきただろうね」

「既に志波都三席が調査隊を率いて出立したとの報告も」

「あん虚なら、志波三席の体乗っ取るんちゃいます?」

「すると、十三番隊の隊舎での被害が出るかと。そうなれば……」

 

「別にメタスタシアが討伐されても何も問題はない。あれは虚を死神にする実験の一つの過程に過ぎない。むしろどこまで死神を取り込め制御し、どの程度の力を付けられるのか。その凡その目途はついた。──もう用済みだよ

 

 これぞヨン様劇場! 

 

 俺も少しテンションが上がって参りました! 

 

「虚圏の制圧ももうすぐ終わる。やはり障害と成りえたのは大帝くらいだったか」

 

 そうなんです。

 実は虚夜宮は既に陥落しておりますのです。

 

 まだ破面化はしてないけど、そろそろなのかな? 

 

 バラガン爺もあっさり下した時点でヨン様の敵は既に虚圏にはいない。知ってたけど。

 

「ならば、我らに繋がる痕跡を消しメタスタシアは始末されるまで観察する、という事でよろしいでしょうか」

「構わないよ」

 

 あ、待って! 

 

「ならば私が」

「那由他様が……?」

「へぇ……」

「後は君の好きにすると良い」

 

 出ました、好きにしていいよ発言! 

 あざッッッス! 

 

 やったぜ、これですぐ近くでルキアちゃんの絶望顔が見られる! 

 

 俺があんまり干渉しても海燕さんとの交友が深まらないと思ったから、一応接触は控えるようにしてたんだよね。

 まあ、ルキアが視界に入るのに構えないとか無理だったので、結局それなりに絡んではいたのだが……。

 

 それでも、ルキアはしっかりと海燕さんと信頼関係を築いていた。

 

 これぞ天(師匠)の導きよ。

 

 

 さーて、ヨン様のお墨付きも貰ったし、折角なんだからもう少し劇的に演出してあげようかな? 

 

 

 海燕さんを失ったルキアの心の支えになってあげて、後の収穫に対する期待を上げるのもアリか。

 

 苺がいない今、ルキアには俺の望みを存分に叶えてもらおう。

 

 いやぁ、ヨン様の妹として転生した時はどうしようかと思ってたけど、何だかんだ今の状況めがっさ楽しんでますね、俺! 

 

 

 

 そうだなぁ、俺の始解を使って救うと見せかけて海燕さんを殺させるか。

 

 浮竹隊長は邪魔だな。

 

 代わりに俺が付いてく事にでもしようかしら? 

 

 

 

 

 

ふふっ──楽しみだなぁ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あれから数十年。随分と虚化の影響が出てきたようだね。――楽しみだよ、那由他」

 

 

 




次話は多分、今日の21時くらいかと。
前後する可能性は十分あるんで、まあのんびり待っていて下さればありがたいです。
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