それと序章は登場人物紹介的側面があるので、沖田さん以外が主人公に見えたらそういうことにしといてください()
あまりに序章が長いので諦めて先にほんへに平沢進むかもしれませんが見捨てないでください。
「ストップよ、藤丸。都市探索の前に、わたしに何か言うことはないかしら?」
そのような事を言われても六華には覚えがない。特になにも、と返すしか無かった。
「はぁ、どうも本気で覚えが悪いようね? 貴方は。思い出しなさい。管制室での事よ!」
「ここに来る前に何かあったんですか?」
事情を知らない沖田がマシュに問う。
「え、えーっと……あ、多分あれですよ先輩。管制室でレムレムしてた時の事です。
沖田さん、先輩は管制室で立ったまま寝てしまって……」
「え、立ったまま、ですか……?」
「ええ、立ったままです。先輩、集中すれば思い出せます」
うむむ、と唸って記憶を辿る六華。しばらく考え込んだ後、思い当たったようで苦笑いを浮かべる。
「思い……出した!」
「思い出せたようで良かったです。先輩」
「思い出したって……やっぱり貴方まともに聞いてなかったのね!!?」
「面目次第もございません……」
そんな茶番を目の前で繰り広げられこちらも苦笑いを浮かべる沖田。―――と、何に気づいたか、明後日の方向に顔を向ける。
80:撃槍の戦姫
……4時の方向。敵対的な気配を感じました。
81:自称
臨戦態勢。出撃準備完了。何時でも来るがいい。
82:世界を
終末捕食は準備中です
83:オーバースペックニート
ラケル博士は座っててくださいっス
「あぁもう、そこに直りなさい! 事態も使命も知らないで特異点に来るなんて……! 仕方ないからもう一度いちから説明してあげます! いいかしら、私達カルデアは―――」
「すみません所長さん。そのような説明をしている暇は無さそうです」
「え? それは一体どういうこ―――」
しかし、所長がセリフを言い切ることは無かった。湾曲した軌道を描き弾丸のごとき速度で飛来した何かが、沖田に弾かれて肩辺りを抜けていったからだ。
「―――!?? 一体何――」
鎖だ。所長の肩辺りを飛んでいき、地面に深く突き刺さっていたのは、その鎖の先端の刃だった。
「こ、これ、敵―――」
「えぇ。……そこに隠れているのでしょう? 出てきてはいかがです?」
沖田は物陰に鋭い視線を向け、そこに隠れているであろう敵に呼びかける。
「―――バレていましたか。纏めて一息に殺して差し上げようと思いましたが……。そう簡単には行きませんか」
86:オーバースペックニート
……有り得るクラスの場合は何っスか?
87:伊吹大明神お姉さん
本来の得物を隠しているかもだから一応全部有り得るけど……
こうして堂々と目の前に出てきているってことはアサシンは無いでしょうね
工房に引きこもるタイプのキャスターも同様になし
バーサーカーは怪しいとこだけど可能性は低いと思うわ
88:アルティメット魔法少女s
とりあえずカマをかけてみてはどうでしょう?
「……ふぅッ!」
現れた女サーヴァントは、深く突き刺さった鎖を瞬時に回収し、今度はそれを複数
しかし、沖田も同じような攻撃を食らうわけもない。刀で再び鎖を弾く。――が。
「はッ!」
もちろん、女サーヴァントの方も、馬鹿の一つ覚えで鎖を放ったわけではない。弾かれた鎖を操作し、すぐさまその矛先を下に向ける。螺旋を
沖田は眉一つ動かすことなく、その質量の暴力を振り払わんと刀を振る。――しかし。
――バァッ!!
「っ!!」
果たして、その目論見は外れることになる。ドリル状になっていた鎖は、沖田の目の前で散開した。
「ヤアァァァッッ!」
「そちらが本命ですか……っ!」
散開した鎖は沖田とその周囲を捉え、どこからか大鎌を取り出した女サーヴァントは上空へと飛び上がっていた。突き刺さった鎖を引き、その勢いでドロップキックを放つ。
「んぅっ……!!」
「沖田さん!」
90:Sパーヒロイン
何してんの!
油断しすぎよ!
91:アルティメットレズデビル
実力差があるからって舐めすぎたわね
92:アルティメット魔法少女s
ほむらちゃん!?
だからなんでここにいるの!?
吹っ飛びながら鎖を引き千切り、体勢を立て直す沖田。しかし、眼前には既に女サーヴァントの大鎌が迫っている。
「ふ……ッッ!」
ガュギィィィイン!!
「らァッ!!」
鎌と刀が交差し、嫌な金属音を奏でる。沖田はすぐに鎌を振り払い、続く回し蹴りを飛び退いて
「やはり……そう上手く事は運びませんね」
「上手くいくも何も……あなたが勝つ道理など、もはやどこにもありませんよ? ランサー」
瞬間、女サーヴァントの表情がわずかに歪む。
93:伊吹大明神お姉さん
あの反応はランサーで確定かしらね
94:疾風走破の漆黒聖典
あーららw
見事に引っかかっちゃってやがんのーww
「ほぉ、やはりそうですか。反応を隠すのが下手ですね」
「――!! 貴様……!」
しかし、彼女もサーヴァント。驚きこそすれ、すぐ気を取り直し攻撃に戻る。
「ヤアァッ!!」
「――ッ! マスター! マシュさんの後ろに!」
「っ、うん!」
避けられない。マスターたる六華が背後にいたからだ。
迫り来るその膨大な質量に、沖田は真正面からの対峙を余儀なくされた。
――ガュィイン!! ズォドォォン!!!
「ッく……。沖田さん、無事ですか!?」
「ッ! 沖田さん!!!」
「沖田総司……!?」
「…………」
カルデア陣営が三者三様の反応を見せる中、ランサーは鋭い目を土煙の中へと向ける。
(あまりに手応えがない……)
ランサーが舞い上がった土煙を油断無く見詰めていると―――。
ヒュッ
何かが土煙を切り裂き飛来する。ランサーは無表情でそれを弾く。一体何が――。
(―――
飛来したそれは、
(――あのサーヴァント? 否、武装を隠し持っていた気配は無かった。アサシンやキャスターには見えない。*1あの盾の少女? どう見てもそれはない。ならば、マスターらしき少女か、あの魔術師。)
95:自称
……などと考えているのだろうな
「―――背中がガラ空きですね?」
「!! っ、ガはっッ……!!」
(見えなかった! 気づかなかった! 一体どこから―――!?)
数瞬思考に沈んだランサーを後ろから袈裟斬りにしようとしたのは、【姿無き暗殺者】の異名をとるセイバーであった。攻撃される一瞬、その気配を察知したランサーはすぐさま飛び退くが完全には避けきれない。浅くない傷を負い、続くヤクザキックで吹き飛ばされる。
「ネタばらしをしてあげましょうか? あれは投影魔術で創り出した紛い物です。キャスター以外には魔術が使えないなんてルールはないでしょう?」
見れば、地面に突き刺さっている先程のスローイングナイフは、柄の先から消失していっている。
「バカな……!! そんな事が……」
「起きてるじゃないですか。今、あなたの目の前で。」
信じられないものを見るような顔のランサーに対し、沖田は当然のようにさらりと言ってのける。忌々しげな顔で飛び退き、ランサーは再び体勢を立て直す。それを尻目に、沖田は
96:無垢なる癒師
あの……話し合う余地はないのかな?
対話は成立してるみたいだし、この異変の解決に協力してくれれば心強い?と思うんだけどなぁ、って
97:病弱剣豪
無理でしょうね
完全に敵対的です
98:疾風走破の漆黒聖典
見てて分かったんだけどぉ、あれはなんか思考の方向性が1つに固められてるっぽいわよ?
99:嫉妬の地母神
ボクもあいつはこっちに来るとは思えないよ
100:アルティメット魔法少女s
おそらく無理ですね
あれは「意識が残ったまま魔女化している」ようなものです
101:無垢なる癒師
…………そっか
わかったよ
102:病弱剣豪
……理解して頂けたようで何よりです
「どうしました? 隙だらけですよ!」
――死角。常人ならば反応しようがない位置からランサーは奇襲をかけた。……が。
「―――!!?」
「隙などありません。その四角い瞳は節穴ですか? それとも飾り?」
―――有り得ない動きだった。彼女は
103:護法少女鬼救阿
そろそろ遊びすぎなんやない?
はよう終わらせたってぇな
104:病弱剣豪
……そうですね
わかりました
「……さて、流石に遊びすぎました。無駄に
「…………えぇ、早く終わらせようというのには賛成です」
突撃体勢に入るランサー。その眼光は先程より鋭く。
「―――そして、私の
「……マシュさん。引き続きマスターをお願いします」
「は、はい!!」
―――そして、更に鋭く。次の瞬間には、彼女の
「ぐっ……!?」
105:神堕としの絶劔
重圧……?!
106:伊吹大明神お姉さん
石化の魔眼ね
相手はメドゥーサかしら
「優しく殺してなど、あげませんから……!」
懐に潜り込むように迫るランサー。対し、横に重心をずらし、低く突撃するような体勢で構える沖田。それぞれの
次の瞬間、彼女は
『我は汝。全にして一。個にして群。無窮を束ねて一と為す。空位を
「―――
沖田の呟きと共に、その手に持つ刃が虹に煌めく。*2
放たれた斬り上げはランサーを真芯に捉え……否、
「がぁッ……!!!」
(これが、全力……?! ならば、今までは完全に遊ばれていたというの)
「絶剣・無窮斂――『払』!」
「ふぁ……っ……ぐぅぅ!」
思考すら完結できない。斬撃が幾つにも分裂し、それらが幾重にも重なって飛来する。
「無窮斂――『突――
っ!」
これでとどめ……と、しかし、沖田は何かに気づき飛び
「……どうも言ってやる必要は無かったみてぇだな。アンサズ!!」
どこからか聞こえる声。詠唱らしき掛け声*3と共に炎が吹き荒れ、ランサーを灼く。
「ぐぅァッ!! ぅ゙がぁぁぁぁ! ……っは、っ…ぁ…ァ…っっ……! キャス、ター……! っ、…こ、こま…で、ですか…」
ランサーは怨嗟のようにクラス名を呼んだ後、うつ伏せに倒れて消滅していく。紫色の粒子となって、魔力で編まれた身体が解けてゆく。
「うまいところをかすめ取ったみてぇですまねぇな」
「……いえ、助太刀感謝します。それで、あなたは何の御用向きでしょうか?」
沖田は得体の知れないキャスターに向け、警戒を解くことなく言葉を放つ。
「そう警戒しないでくれや。俺はアンタらと戦うために来たんじゃねえよ。むしろその逆だ」
「ならば姿を現してはいかがです? 暴れん坊のキャスターさん?」
「…………なんもかんもお見通しってわけかい? まあいい、確かにアンタの言う通りだ」
キャスターはそういうと、すぐに姿を現した。ついでに被ったフードも脱ぎながら。
「さてと、改めて自己紹介させて貰うぜ。俺は
そろそろ「捏造設定」「独自解釈」タグを入れた方がいい気がしてきた。
感想、評価よろしくお願いいたします。以下、現在制作中の話です。
・花寺のどか
・立花響
・鹿目まどか(予定)
・マリベル(予定)
・方中ミエル(予定)
それはそれとして、