THE IDOLM@STER The Story of Admiral Lescher 作:アレクサンデル・G・ゴリアス上級大将
小さい頃珍しいアメリカ人の男性客に茶碗を作ってあげたことがあるらしい。
「私は、小さい頃に両親と死別し、ひたすら飛ぼうとした出来損ないの雛鳥に過ぎなかった。そんな私を支えてくれた物好き共。私はこの者達に心から感謝したい。本著を私の愛しき"家族"達と亡き戦友達、そしてエリザベス·ローレン大統領、今西弘之、如月千早、如月優、そして私の"最後の相棒"渋谷凛と、"最後の副官"乙倉悠貴、堀裕子、水本ゆかりに捧ぐ。」
ウィリアム·レッシャー·イチノセ.Jr著 『回想録』前書き より抜粋
「黒豹のエンブレム···間違いない!"ティーチャー"だ!」
「私はこれを求めていたんだ!ティーチャー!私を殺して見せろ!私はずっと貴女と戦いたかったんだ!それだけが今の僕の望みなんだ!貴女に相応しい敵はここにいる!」
2035年出版 渋谷凛·如月千早 共著
『レッシャー提督の物語 1:湾岸戦争』
第8章 『接触』より出典
第8艦隊編成の前準備として346プロダクションのカフェで親交を持ったサチコ、カエデさん、カナデさん、カレン、ナオ、アンズ、ナナそして第7艦隊司令官時代から顔見知りだったシューコ、サエ、ハジメそして太平洋艦隊司令官時代に瓦礫から助けて仲良くなったマユが新たに私の指揮下に加わることになった。池袋の私の別荘は7階立てだから受け入れはそこまで問題にはならん。私やキョウコが作る料理の量が半端なものではなくなるのが唯一の問題だが、それもミズキさんや
765プロダクションから出向してくる第8艦隊の将兵達も私が面倒を見ることになるのだろうか···?
2016年5月
346プロ本社 レッシャーの執務室
「事務所別対抗アイドル運動会?」
「そう。やってくれるかい?」
「イマニシ、
「どっちにしても部長さんを殺す気で草。」
「いや、そう言わずに出てくれウィリアム。大統領からのお達しだよ?」
「ベスの名を出したら無条件でやると思うなよイマニシ。私は軍人だ。特殊部隊勤務経験もある。そんな奴が出たらバランスが崩壊するだろうが。」
「そこは心配無用。ハンデ付けること認めるからさ。頼むよ!世界は君のエンターテイメントを求めてるんだ!」
「何がエンターテイメントだ。その先にあるのはただの元軍人の蹂躙劇だろうが。」
「···楽しそうじゃん。相棒、一緒にやろうよ?」
「···相棒、君までそんなことを言うのか?」
「私もレッシャーさんと運動会出たいです!」ワクワク
「グース···良かろう。だがなイマニシ、ハンデに加え更に一つ条件をつける。」
「なんだい?」
「私は集団でやる競技のみ参加する。」
「それじゃつまんないからさ、一つだけで良いから個人競技出てくれないか?」
「···一つだけだ。これ以上は妥協せん。」
「ボクシング(アマチュア)に出てくれ。この前のグラビアでの君の肉体美が思いの外好評でね。その動く勇姿をメディアで示してくれ。」
「···よかろう。最初のラウンドでK.O.してやる。」
「それと君だけ特別な運動着で出て貰うからよろしくお願いするね。」
「···何を着せられても文句は言わんが、ベスとキルラインを怒らせるようなのはやめろよ?火消しをするのは私なんだからな。」
「さあ皆さんお待ちかね!第11回アイドル事務所別対抗運動会の時間です!司会は私日高舞がお送りします!」
「解説の今西です。皆さんどうぞよろしく。」
「この番組の最高視聴率は第4回に34%を記録して以降、この記録を破った大会は未だにありませんでしたが、既に36%を超えています。今西さん、やはり要因は···?」
「我が346のウィリアム·レッシャーでしょう。他の方々も魅力·見所があるが、やはり彼には及びません。しかも彼だけやけに露出度の高い特注の専用運動着で出場です。視聴率はもっと上がると思います。アメリカ大統領公認、渋々ですが本人了承済での出場ですので、どうかよろしくお願いします。」
「いや、相棒。いくらなんでもエロすぎるよ···。」
「そうよ提督さん。全国民が発情しちゃうんじゃないかしら?私達はもう耐性ついてるけど···。」
「プロデューサー生足·腕のみならずヘソまで出して···風邪ひかない?」
「相棒、カナデさん、カレン。私だって不本意も甚だしい。だが、大統領のみならず
346プロダクションからは私、相棒、グース、ミオ、カナデさん、サチコ、キョウコ、ミホ、アナスタシア、ミナミ、カレンが出場する。
それにしてもイマニシめ。何が『特注の運動着』だ!ただの白シャツ(短すぎて胸以外隠せてない)と青いボクサーパンツ(これも短すぎ)だけではないか!しかもこの前のグラビアよりも薄い!私を晒し者にする気か!
「これじゃあエロいだけじゃなくてもはや生物兵器ね。」
「Правильно!このままでは他の事務所の人達が提督の破壊力に倒れて私達が不戦勝になってしまいます!」
「上官の命令は絶対だ。今の私の肩書は『大統領付最高国防顧問』である以上、上官たる大統領からのお達しには逆らえんのだ。」
それに、ホワイトハウスの主要な住人=私の家族達の集まり だ。あいつらの子供達をせめて楽しませてやらねばならん。自分の父が頑張っていると見せてやらねばならん。父親らしいことなど今までやってやれなかっただけに余計にな。
「···じゃあ動く時以外はコート着てようよ。まだ少し肌寒い時期だから着てても文句はいわれないよ。」
「···そうしよう。」コートを着て前を閉める
「···それでも生足が見えてますから初心な子は気絶するかもしれませんね!」
サチコは余計なことを言うな!
「あいにくロングコートはワシントンD.C.の家に置いてきたからな。足までは隠せん。」
「さあ次はボクシングだあ!各事務所の筋肉自慢のアイドル達がトーナメント戦で根性果てるまで殴り合うーーッ!」
「流石にアマチュア形式でフェイスガードを着けますので安心して下さい。ではいってみましょう!最初の試合は765プロの現在この運動会で連覇中の王者、我那覇響 選手と我が346のウィリアム·レッシャー 選手!」
「千早の彼氏さん久しぶりだなー!」
「おはよう。相変わらずだな我那覇さん。チハヤから『最近優を困らせてばかりだから〆てやって欲しい』と言われててね。すまんが容赦はできん。」ポーズをとる
「ラウンド1、開始!」カーン
「
「ブヘッ」吹っ飛ばされる
カンカンカンカンカンカン ゴングが鳴る
「レッシャー選手、765プロの筋肉自慢、王者我那覇選手を53秒で下しましたァ!歴代最速記録です!」
「まあ彼はアナポリス海軍兵学校時代からボクシングをしていましたからね。正直レッシャー選手よりも、衰えた(大嘘)とはいえプロの軍人相手に50秒もった我那覇選手に敬意を示したいと思います。」
「響、一瞬だったね?」スポドリを渡す
「真~聞いてくれよ~!」抱きつく
「どうしたのさ?」
「正直男のニオイは優で慣れたと思ってたから油断した!千早の彼氏さん優と全く違うニオイがするんだー!」
「そんなに違うの?」
「優の庇護欲を誘うニオイと違ってあの人の汗から女の本能を刺激する強烈なニオイが来てクラクラしちゃったんだよ~ッ!っていうか格好もめちゃくちゃエロかったしー!」
「だから響最初の一瞬止まっちゃったのか。確かにあの格好は扇情的だったね。」
「346の奴らズルいぞー!こんな卑怯な作戦とりやがってーッ!ハム蔵ォー自分を慰めてくれー!」ハム蔵を捕まえる
「いかん。右手首がやられた。」腫れてる
「
「次はリレーだったな。走る分には問題あるまい。SEALsにいた頃は捻挫してでも最後まで走ったのだ。これ位どうということはない。ありがとう相棒。」
「うん。でも無理はしないでね。」
「あぁ。」
「凛さん。」
「千早さん。」
「ウィルの手首は?」
「一応応急措置はとりました。念のため後で病院に連れていきます。」
「そうね。ウィルは病院嫌いだけれど···嫌がったら私達で強制的に連れていきましょう。」
「はい。」
「さあ!次は5000メートルリレーだァ!!5人でリレーしてポイントを稼げェ!」
「今回我が346プロダクションはレッシャー選手が3500、乙倉選手1500の割り当てで走る特例が適用されます。レッシャー選手は元軍人、乙倉選手は東京都中体連で短距離とはいえトップ選手ですので他の事務所の方々とのバランスを取るための措置をとっておりますのでご了承下さい。」
「
「はい!前半は任せて下さい!」
某事務所所属 ???サイド
「ん?あの人···。」
「浅倉、どうしたの?」
「ほら樋口、あそこの人。」指差す
「最近話題になってる珍しい男の元軍人アイドル。346プロのウィリアム·レッシャー。聞いたことくらいあるんじゃないの?」
「···小学生の時あの人昔会ったことあるかも。」
「どうせ勘違いでしょ。いくら珍しい社会に出てる男の人でもそんな天文学的確率ありえないから。」
「そうかな···」
ちょっと興味が湧いた。機会があったら話しかけてみたいな···多分あの人だ···!
「さて、ガキ共。ファ○クされる用意はできてるか?小便は済ませたか?神様にお祈りは?部屋の隅でガタガタ震えて命乞いする心の準備はOK?」
346プロ用待合室
「いや、相棒煽りすぎ。しかもしれっと放送禁止用語言ってるし。」
「後でお仕置きね。」
「じゃあ今夜は美波と私で相棒にお仕置き(意味深)する?」
「そうね。たまには私も混ざりたいですし。」
「すまんグース。私の失態だったな···。」
「いいえ!そんなことありません!レッシャーさん頑張ってたじゃないですか!それに2位ですからまだ総合順位は巻き返せます!」
「そうだよ相棒。次のドッジボールは相棒の独壇場になるからまだ稼げるよ。」
「···次は2分で終わらせる。協力してくれ相棒、グース。」
2日後 346プロ レッシャーの執務室
「···すまんイマニシ。私がいながら優勝できなかった···。」
「いやいや。2位までいければ十分我が346の宣伝はできるから大丈夫だよ。それより専用運動着の件の償いと頑張ったご褒美を兼ねて新しいアイドルをシンデレラプロジェクトに編入することにした。先週スカウトしたばかりの新人達だから、鍛えてやってくれ···入りたまえ!」
「「失礼します。」」
「!?イマニシ、お前···!」
「堀裕子君、水本ゆかり君だ。じゃあ後は頼むよ。」退室する
「あの野郎またか!」机を叩く
「「!?」」ビクッ
「···すまないね二人とも。そこのソファへかけたまえ。いきなり驚かせて悪かった。私はシンデレラプロジェクト担当プロデューサー兼アイドル筆頭であるウィリアム·レッシャーだ。君たちの直属の上司ということになる。イマニシからはなんと聞いている?」
「はい!プロデューサーさんと一緒にアメリカ軍の宣伝をアイドルやりながら頑張って欲しいと言われてます。」
「···そうか。奴がどれだけ私のことを言っていないのかがよくわかった。まあそれは良い。いきなりで申し訳ないのだが君達二人は寮に住んでいるはずだ。寮から池袋にある私の別荘へ引っ越してもらう。そこで現在のシンデレラプロジェクトのメンバー達と共同生活をしてもらう。共に助け合いながら自分を高めていてほしい。さらにもう一つ。出来る限り私のそばを離れるな。一緒に仕事をしてほしい。それと私はもともとアメリカ人なもので 日本語の名前では少々呼びづらいところがあるので二人にはあだ名をつける。堀裕子さん、あなたには"マーリン"というあだ名を与える,水本さんには"ランスロット"このあだ名が不快だというのなら取りやめてなるべく名前で呼ぶようにするが、それで良いか?」
イマニシめ!一体どうやって見つけてこの二人をスカウトしてきたのだ!本格的に私の過去を蒸し返すつもりか!
「
「···ははっ。駄目です。キャノピーが飛びません。それに···こんなに血が···。」
「それでもトップガンか!私に
「···望み薄ですが···着水してみます···レッシャー大佐。」
「なんだ?」
「···貴方と飛べて···幸せでした···貴方が相棒で···良かった···」バァン
「!!」
「···F-35試験機、空中爆発しました。」
「···生存者を探せ···。」
「ですが、大佐···。」
「探し出せ!なんとしてもグースを見つけろ!死んでたら生き返らせろ!何をしてでもここに連れて来い!」
「ラ ラジャー!」退室する
「···グース···何故私にやらせなかった······」
補則解説
この男女比1:25アイマス世界では、男性からあだ名をつけて貰えることは大変栄誉なことなので女性は拒否したりしない。