THE IDOLM@STER The Story of Admiral Lescher   作:アレクサンデル・G・ゴリアス上級大将

19 / 24
依田芳乃のウワサ①

10歳の頃観光に来たアメリカ人に『6年後に失せ物が戻ってくるのですー。今は雌伏の時であるからしばし待つのでしてー。』等複数予言を与えたらしい。

 

 

レッシャー元帥のウワサ 25

信仰心の欠片も無い彼をして『デルフォイの巫女』と言わしめた日本の娘がいるらしい。

 

レッシャー元帥のウワサ 26

最近大河ドラマで徳川家康を演じている影響で言葉が所々安土桃山·江戸時代の武士らしい言葉遣いになってしまっているらしい。

 

渋谷凛のウワサ①

最近お腹が出てくる程分かりやすくなり、レッシャーの後継者を挙げんと意気込んでいるらしい。



海軍元帥、募り、お仕事に励む

「私をその権威と威厳から無条件に平伏させ自主的に頭を下げさせた人物はこの世にただ3人のみ。大統領、天皇陛下、そして『デルフォイの巫女』だけである。」

 

 

 

『レッシャー元帥語録』より

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鹿児島県 黒島 某神社 本殿

 

 

 

さて、デルフォイの巫女はおられるかな。相棒とチハヤに調達して貰った貢物だが気に入っていただけるだろうか···。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お待ちしてましてー。」

 

 

 

「やはりおられましたか、"デルフォイの巫女"よ。」床にあぐらをかき平伏する

 

 

 

「···。」レッシャーの前に座る

 

 

 

「御尊顔を拝し、恐悦至極に存じ奉りまする。此度はこのレッシャー、巫女殿にお願いあって参った次第。ひとまず貢物をお納め下され。京から取り寄せました煎餅と茶葉にござります。」献上する

 

 

 

「かたじけないのでしてー。」受け取る

 

 

 

「単刀直入に伺い致す。私の寿命はいつまでもつのか、そして私が生きている間に"家族"に大いなる災がやってくるのか否か。是非預言をいただきたい。」

 

 

 

「そなたの跡継ぎが七五三を終えるまでは、もつのですー。そなたが生きている間に災は来ないのでしてー。そなたの死こそがー災なのですー。」

 

 

 

「···御礼申し上げる。最後に巫女殿、どうかお願いがござる。御聞き届け頂けるか?」

 

 

 

「そなたに必要だから芳乃はここにいるのでしてー。お荷物も準備してあるのですー。」

 

 

 

「かたじけない。船を待たせてありますので、どうぞこちらへ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「やれやれ。一人招くだけでも一苦労。これでは埒があかぬ。イマニシ、なんとかせい。」

 

 

 

「私は君の小姓じゃないんだから···まあ冗談はさておき私がスカウトした子達がいるから帳尻合わせには十分だとは思うよ。だけどできればあと数人スカウトしてきてくれないかな?」

 

 

 

「あいわかった。巫女殿曰く『ミナミの大学仲間を招けば福も一緒に招ける』との仰せ。あと何人か招けば数合わせには十分なはず···そろそろライブ配信の時間だ失礼する。」

 

 

 

「頑張ってくれウィリアム。後で一杯やろう。」

 

 

 

「あぁ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「皆さんお久しぶりです。『呑みながらやるウィリアム·レッシャーのYouT○beラジオ』の時間がやって参りました。今回もいつものように皆さんの質問から答えられるものを順次答えていきます。酒のせいでで口が滑って機密を漏らしかけた場合ペナルティとしてハリセンでリイナとミホにひっぱたかれます。では始めていきましょう。」

 

 

 

「提督さん質問来た!『今防衛装備庁で開発中のアサルトライフルについてどう思いますか?250円付けますが元帥閣下の酒代の足しにして下さい。』」

 

 

 

「ありがとうございます!あの新しい銃なんですけど一応あれは私も開発に関与しておりまして···あ これ言っちゃいけねえかwww?」ペシン

 

 

 

「www」

 

 

 

「あのですねww。HK416の初期型のように全面レール付けると重いし太くて持ちにくいから、左右のレールはkeymodで外せるようにして、ショートストロークピストン、要らない二脚を廃止、コンパクトにして使用者の裁量でモジュラー化を徹底するよう口酸っぱく言いました。正直に言わせてもらうと64式小銃はともかく89式小銃の場合明らかにあれは失敗だったと思います。64式も正直成功だったとは言い難いと思いますがその頃我が合衆国で使われていたサービスライフルは反動デカ過ぎアバレンジャーであるM-14でした。その点からもお分かりいただけるように我が国、というより私が64式を悪く言う資格はないので何とも言えませんが少なくともいくら寒冷地で使うとはいえロングストロークピストンで動く上にレールを載せられないようなアサルトライフルを作ったことは間違いなく失敗だったと思います。せめてダストカバーをレールを乗っけられるように改良さえすればいいものをそれさえしなかったのですからマヌケと言わざるを得ません。財務省を弾劾すると共に、良い銃というのは改良してなんぼだということをこの場では言わせていただきます。」

 

 

 

「じゃあ次行きますよ···『自衛隊の9mm機関けん銃をどうお考えですか?』だって?」

 

 

 

「日本のリベラル系メディアの大罪を象徴する武器だと考えております。リベラル系メディアの奴らはどうも自衛官をオモチャの兵隊だと考えているらしい。何よりあれを作ったミネビアの奴らは自衛官に〆られても文句は言えません。詳しく言うと民主党(アメリカの民主党)幹部共から何を言われるかわかりませんのでこれ以上の発言は控えます。申し訳ない。」

 

 

 

「次は···『大河ドラマ徳川三代視聴させて貰っています。男性でありながら元帥の家康公役、鬼気迫る演技にひたすら戦慄を憶えています。役作りで気を付けていることを教えて下さい。それと共演してるキャストで気に入ってる方も教えて下さい。』」

 

 

 

「視聴して下さりありがとうございます。関ヶ原の戦いと前後の家康公の政略をアナポリスにいた時に論文にして以来私はアメリカ人の視点から独自に研究を重ねて参りました。私が演じる家康公は歴史好きな日本人の家康公のイメージと私の研究に基づいた家康公のイメージを矛盾が発生しない範囲でミックスさせたものです。私は自身にそうあれかしと肝に銘じ演じてきました。気に入ったキャストは···皆さん演技上手で私が上から目線で言えることなどないのですが···強いて言うなら、島村卯月演じる徳川秀忠、速水奏演じる伊達政宗、藤原肇演じる藤堂高虎、我が相棒渋谷凛演じる大久保忠隣は特に印象に残っています。」

 

 

 

「次は···『今まで扱ってきた銃で一番好きなのは何ですか?』」

 

 

 

「Mk23 mod0···ストーナー63A。私はSEALsにいた頃機関銃手と指揮官を兼務して前線にいました。何度もあの銃には助けられました。」

 

 

 

「次は···『元帥閣下の好きな女のタイプは?』提督さんこれ答える?」

 

 

 

「当たり前だ。私を導くに足る力量、星条旗(合衆国国歌)を上手に歌える技量を備える者です。そろそろ正式にシンデレラプロジェクト2期生応募を開始します。志願者は星条旗(合衆国国歌)を歌えるようにしておくこと。1番だけで良いから暗記してきて下さい。私は合衆国海軍に30年いました。育てられ、そして育てた。人を見る目には自信がある。星条旗を上手に歌えて且つ私を導くに足る力量があると私に見なされた者をシンデレラプロジェクトに招くことになるでしょう。私は導くことに疲れた。もう余命幾ばくもない···そろそろ誰かに導いて貰いたい···。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ウィリアム(バディ)、最後はちょっと本音が出ちゃってたね。」

 

 

 

「あぁ。よくよく考えたら配信の後もイマニシと浴びるように呑んでいたからしばらく禁酒だな。」

 

 

 

「うん。そうした方が良いよ年なんだからさ。」水を渡す

 

 

 

「ありがとう(バディ)···はあ、醒めてきた。」飲み干す

 

 

 

「···ウィリアム(バディ)。」

 

 

 

「どうした?」

 

 

 

「そろそろ···。」お腹をさする

 

 

 

「···そうだな。いい加減名前を決めるか···私の和名は一ノ瀬遼太郎。この太郎と···カレンの蓮の字を貰い···蓮太郎でどうか?」

 

 

 

「加蓮の一字を貰うの?」

 

 

 

「カレンのような不屈の精神を培って強く生きて欲しいからだ。。私の後任候補である以上、かかる苦労は想像を絶すること疑い無い。それに潰されないように···とな。」

 

 

 

「わかった。渋谷蓮太郎···悪くない響きだね。」

 

 

 

「気に入ってくれて嬉しいよ。できれば成人まで見届けたかったが···それは君の眼を通して見届けよう···それで良いな、(バディ)?」

 

 

 

「うん。ウィリアム(バディ)の分も頑張って育てるから。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ウィル···

 

 

 

どうしたチハヤ?

 

 

 

もうアメリカにかえっちゃうんですか?

 

 

 

あぁ。すまんな。統合参謀本部への勤務を命ぜられた。しばらく会えなくなる···泣くな。しばらくの別れだ。また私は戻ってくる。約束だ。

 

 

 

ゆびきりでやくそくです!やぶったらはりせんぼんのませますから!

 

 

 

あぁ。約束する···チハヤ。私からも一つ約束をして欲しい。

 

 

 

 

 

 

私の死を見届けて欲しい。海軍長官とお前には私の終焉を見届けて貰いたい。わがままは承知しているが···頼む···。

 

 

 

わかった!

 

 

 

 

 

 

ウィルのこと、ゆうといっしょにずっとみまもっててあげる!

 

 

 

···あぁ、ありがとう友よ。ありがとう···

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「···懐かしい夢を見たな···ゴッホン···!?」

 

 

 

咳が出たので口を押さえると、押さえた右手が血塗れになっているではないか。

 

 

 

「いくらシキの作った若返り薬といえど一時的なものだった。完全無欠なものなどありえんということだな···」

 

 

 

私はあと何年持つだろうか···それより···

 

 

 

「まさか、この期に及んで死に恐怖している?···この私が···?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「愛梨ちゃん、私達のアイドル事業部で今2期生募集してるけど、一緒にやってみない?」

 

 

 

「ん~···美波ちゃんと一緒にお仕事できるなら、やってみようかな···。」

 

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。