THE IDOLM@STER The Story of Admiral Lescher 作:アレクサンデル・G・ゴリアス上級大将
ローレン大統領の娘セラス·ヴィクトリア下院議員や、杜野凛世に見られるように、彼の血を引く者は皆例外無く彼自身と同様左利き(あるいは両利きだがメインは左)らしい。
レッシャー元帥のウワサ 33
戦死または殉職した歴代相棒達はもとより現在の"相棒"渋谷凛を筆頭に、ローレン大統領·如月千早·乙倉悠貴·水本ゆかり·堀裕子·小早川紗枝から"愛"を常に受けているが、五十嵐響子からだけは絶対に"愛"を受けないらしい。本人いわく「娘同然のキョウコから貰うなど情けないにも程がある。何より恥ずかしいことこの上ない。」らしい。
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「最近忙しかったから、帰ってくるのも久しぶりだな···。」
「
「一昨日確認した限りだけど大口の仕事は無いっぽいから多分大丈夫。」
「そうか···。」
「···ただいまー。」
「おかえり。」
「···失礼します。」
「あら···。」
「母さん、旦那連れてきたよ。」
「!?」
「···お義母様、御息女の担当プロデューサー兼夫のウィリアム·レッシャーです。入籍完了にあたり挨拶に参りました。」名刺を渡す
「あらあら、どうもはじめまして!わざわざご挨拶ありがとうございます。」受け取る
「父さんは?」
「そろそろ帰ってくるかな。」
「わかった。
「わかった。」
「···凛、帰ってたのか。おかえり。」
「ただいま父さん。」
「そちらの方は···。」
「お初にお目にかかります。御息女のプロデューサー兼夫となりましたウィリアム·レッシャーです。」名刺を渡す
「はじめまして。」受け取る
「この度御息女と正式に入籍致しましたので挨拶に伺いました。よろしくお引き回しの程を。」頭を下げる
「わざわざありがとうございます。」頭を下げる
「話は伺っておりましたが、本当だったんですね~。」
「?」
「アメリカで"海軍の英雄"なんて言われてるプロデューサーさんをお婿さんにして戻ってきたんですから。」
「···お二人には誠に申し訳なく思っております。御息女がお二人自身より年上の婿を連れてきた訳です。私がどう足掻こうとも御息女を未亡人にしてしまうは必定。されど···だからこそ私の全てを御息女に捧げます。どうか、御了承の程願い上げ奉ります。」頭を下げる
「凛が決めたことですから我々は何も言いません。ですが···いえ、だからこそお願いしたいことがあります。」
「承ります。」
「蓮太郎に続き、凛に次男あるいは長女を与えていただきたい。」
「···。」
「長男たる蓮太郎がプロデューサーさんのお家を継ぐ。それは当然のこと。ですがこれでは我が家が途絶えてしまう。我が渋谷家は江戸時代初期から続いてきた花屋です。万が一絶やしたなどとなればお客様、そして先祖に申し訳が立ちません。凛はプロデューサーさんと共にある以上無理に継がせたくはありませんが、我が家を絶やすのは避けたい。」
「···最終的に継ぐ継がないの判断はその者に委ねていただきたい。それさえ御了承いただければ老骨に鞭打って努力することを誓約させていただきます。」
「···ありがとうございます。凛、良い人に巡り会えたな。」
「···うん!」
「···
「?」
「いささか気が早いとは思うが、次の子供は···『正之』と名付けよう。異議はあるか?」
「異議は無いけど理由は聞きたいな。」
「花屋はレッシャー家の家業と違い誠実さと花への愛情が第一に求められる。誠実さと実務能力に定評があった江戸時代初期の名君『保科肥後守正之』公から名を貰う。尤も、先程言った通り継ぐ継がないはその者の判断次第だがな。」
「わかった···『渋谷正之』···ちょっと古風だけど良い名前だよ。」
「蓮太郎と違い
「大丈夫だよ。まだまだ私は若いし、あの位どうってことないから。」
「···君への負担を避け尚且つ花屋の仕事に馴染んで貰う為にも正之は
「うん。皆がサポートしてくれるけど正直蓮太郎でいっぱいいっぱいだからね。もうちょっと要領よくできれば良かったんだけど···ごめんね
「私も君も初めてなのだから致し方無い。キョウコはほっといても勝手に育ったし、ミホも正直学費以外ほとんど何もしてない。それにミホはそもそも娘というより"怨敵"あるいは"宿敵"だ。話にならん。」
ミホには
「レッシャー家の人間であり、君と言う最高の母から生まれるのだ。ほったらかすのは論外だが、我々も肩の力を抜いて普通にやるのだ。当分はそれで良い。」
「わかった。冷静に、いつものように···。」
「そうだ。私達二人だけのユニット『TOP GUN』のスローガン通りに···。」
心は熱くとも行動は冷静に。冷静さを失えば乗機も命も喪うのだ。この真理は戦場以外の場所にも通じる···
「あ 提督、凛、おかえり。」
「おかえり。」
「カレン、ナオ、ただいま···カレン、一体何をしているのだ?」
「皆のご飯つくってるんだけど?」
「カレンは料理ができたのだな。」
「最近から響子とまゆに教えて貰いながら少しずつだけどね。」
「すまんな。本来夕食は私の仕事なのだが。」
「大丈夫。提督最近働きすぎだから休んで。奈緒そこにいるから構ってあげてよ。喜ぶよ?」
「おいちょっと待て。あたしは
「いや、ナオは私達3人のペットだ。受け入れろ。これが現実だ。何よりこのナオの毛質···私が青春を共にしたアメリカンワイヤーヘア種の猫"タイコンデロガ"と同じ感じなのが何よりの証拠だ。お前は我々の
「いやいや理論が無茶苦茶過ぎるぞ提督さん!しかも猫と同格なのかよ!あたしは人間だろうが!」
「確かに奈緒の髪って枕にすると落ち着くよね。巻き毛気質なのは本当にハナコそっくりだし。」奈緒毛をいじってツインテールにしようとする
「凛まであたしをペットにするな!」
やはりナオは構ってやると面白い。タイコンデロガもそうだった···
「優秀な家族のサポートと癒される
「いやだからあたしを勝手にペットにするなァーッ!!」