THE IDOLM@STER The Story of Admiral Lescher   作:アレクサンデル・G・ゴリアス上級大将

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ウィリアム·レッシャー·イチノセ3世

ウィリアム·レッシャー·イチノセ3世(英語:William·Lescher·IchinoseⅢ 2017年8月18日-)はアメリカ合衆国のアイドル、政治家。同国第51代大統領(在任2057年1月20日-)。父にウィリアム·レッシャー·イチノセ2世同国海軍元帥、兄に同国海軍中将のハンス·ヴィルヘルム·レッシャー(如月秀忠)がいる。
日本でのアイドル時代は母である渋谷凛の苗字から渋谷蓮太郎と名乗っていた。またアメリカ史上最年少にして史上初の日系大統領である。
アイドル時代の代表曲に「SEA OF THE STARS」「あなただけ見つめてる」がある。



Wikiped○a 2057年1月25日
最終編集:3日前 島村卯月(公式)



番外編 親子、盃を交わす

2023年11月22日 2100 池袋 レッシャーの別荘4階 お茶の間

 

 

「···思えば、長い道のりであった···。」

 

「は···。」

 

「幼少の頃、父も母も失い、親戚の奴らに下に見られながら、お家再興のため、地べたを這うように辛酸を舐めてきた。」

 

「···。」

 

「イラクで最初の相棒を死なせ、そこから私は失態を重ねて続けてきた。私の足は、500近い部下の屍と、5000を超えるテロリストの死体の上に立っている。そして···今までの失態への神罰なのか心ならずも、嫡男(長男)信康を喪った。私はこの悲しみを、黄泉の国まで引き摺っていかねばならん。」

 

「···。」

 

「···できゆれば、 書に親しみ、花鳥風月を愛でながら、穏やかな一生を送りたかった。だが···私は一ノ瀬の者として生まれた。一ノ瀬に生まれたなら、一旗あげたいと思うし、一旗あげたのならば、天下を取りたいと思うのも当然の事。天下を取るのは至難の技だ。私は人を脅し、人を欺き、裏切り、貶めてきた。血生臭い戦場を駆け巡り、時には謀略を持って人を葬ってきた。非情にあらずんば天下は取れん。」

 

「···。」

 

「そちは私と同じ道を行くか、違う道を行くか。それは私にもそちにもわかるまい。だが、これだけは覚えておけ蓮太郎。人の上に立つ者は···心に一匹の鬼を飼わねばならん。」

 

「鬼を···。」

 

「成り行きによっては、親や子も捨てねばならん。頼むべきは身内に非ず。忠義の臣と心得よ。」

 

「···しかと、承りました。」

 

「そなたは若い。それ故に···教えてやりたいことなどいくらでもある。だが···私ももう 2年と保つまい。だからこそ忠義の臣も、友も、遺産も、多く残した。 誇り高き我が祖父···我らが始祖、一ノ瀬金次郎の血を、そしてレッシャーの血を絶やしてはならぬ。私が残す者達の言葉をよく聞くこと、私がそなたに望むは、2つだけだ。後はそなたの思うまま生きるが良い。」

 

「ははっ。」平伏

 

「···思えば、不憫よの。ウィリアム·レッシャーの子に生まれずば、かかる苦労もなかりしものを···。」

 

「滅相もない。」

 

「?」

 

「蓮太郎は、父上の子なるを無上の喜びと思うておりまする。」

 

「···注げ(継げ)。」盃を渡す

 

「は はい!」酒を注ぐ

 

「ほれ!」盃を持たせる

 

「はい!」ジュースを注いで貰う

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

---成り行きによっては、親や子も捨てねばならん!---

 

「父上···私にそんなことができるでしょうか···そもそも貴方がご存命の内に私が当主となり貴方や母上を切り捨てることもある···ということなのでしょうか···私にそのようなことをせよと···。」

 

「蓮太郎。」

 

「母上···。」

 

「またウィリアム(バディ)から何か言われたの?」

 

「···人の上に立つ者の心得を教えていただきました。」

 

「まだ5歳なのに早いって。」苦笑い

 

「···母上。」

 

「?」

 

「何故父上は世継(後継ぎ)蓮太郎()を選んだのでしょうか?千早殿の嫡男殿(秀忠殿)は勇気と知慮の均衡に優れ、正之()は私よりも人を寄せ付ける独特な力があります。千早殿の次男(忠直殿)とて、些か感情的なれど猪ではありませぬ。何故特にこれといった長所の無い私を···。」

 

「···それは私が教えられることじゃない。ごめんね蓮太郎。でも、一つだけ言えることがある。」

 

「?」

 

「あんたは私、渋谷凛の自慢の長男だってこと。他の子達には無い力があんたにはある。それを自分で見つけて伸ばしていけば良い。焦らず、ゆっくりと。」頭を撫でる

 

「···微力を尽くします。」

 

 

 

 

 

 

 

 

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