THE IDOLM@STER The Story of Admiral Lescher 作:アレクサンデル・G・ゴリアス上級大将
海兵隊
アメリカ合衆国の法律に基づき、海外での武力行使を前提とし、アメリカ合衆国の国益を維持・確保するための緊急展開部隊として行動する軍隊。また、必要に応じ水陸両用作戦(上陸戦)を始めとする軍事作戦を遂行することも目的とする。本土の防衛が任務に含まれない外征専門部隊であることから海兵隊は「殴り込み部隊」とも渾名される。
独自の航空部隊を保有することで航空作戦も実施でき、航空機をヘリコプターや艦載機とすることで海軍の航空母艦や強襲揚陸艦などを利用し、さらに活動範囲を広げることができる。地上戦用装備も充実しており、陸軍と同様の主力戦車も配備している。戦闘艦艇は保有しないが、独自の物資輸送船を保有する。
海兵隊総司令官
アメリカ海兵隊の最高指揮官かつ最高責任者として組織を統率し、戦備を整える責任を負い、その象徴として崇高なる尊厳を保つことを職責とする将軍。ただし、海兵隊総司令官職はアメリカ独立戦争以来、200年以上にわたって名称を変えずに維持され続けてきたため、時代ごとに職務の詳細は違ってきている。
初期の海兵隊総司令官は、直接兵力を率いて前線で作戦の指揮に当たることもあったが、「Marine Barracks」と呼ばれる海兵隊司令部の建物が機能するようになると、そこで総司令官の職務を行い、作戦の指揮を執るようになった。
1947年に統合参謀本部が創設されて以降、その構成員として大統領に助言する責任を負う。なお、統合参謀本部の構成員である他の参謀総長や作戦部長と同じく、作戦上の指揮権を有していない。
現在の総司令官はレッシャー大将の同期でもあるローラ·B·ネラー大将。
アーリントン国立墓地
米国の首都ワシントンD.C.からポトマック川を渡ってすぐのバージニア州アーリントンにあるアメリカ合衆国国立墓地のひとつで、戦没者慰霊施設である。
1864年に、南北戦争の戦没者のための墓地として、南軍のロバート・E・リー将軍の住居周辺の土地に築かれた。その後、第一次世界大戦、第二次世界大戦、朝鮮戦争、ベトナム戦争等の戦没者が祀られ、現在でも戦没者やテロ犠牲者などのアメリカ合衆国のために尽くした人物の墓地が存在する。墓地が築かれたのは1864年であるが、判明した範囲でアメリカ独立戦争の戦没者の墓地も設けられている。
レッシャー大将の歴代相棒(生存する5代目を除く)達の墓標もここにある。尚、他の相棒の墓碑には『My buddy, Fellow soldier(我が相棒、戦友)』と刻んだレッシャー大将だったが、初代相棒だったアンゲラ·"ビグルス"·マーフィー中佐の墓碑にだけは『My buddy, The woman I loved from the bottom of my heart(我が相棒、心から愛した女)』と刻み心から敬意を表した。
アーレイ·バーク級駆逐艦
アメリカ海軍のミサイル駆逐艦の艦級。ネームシップの艦名は、元アメリカ海軍作戦部長のアーレイ・バーク大将に由来する。俗に言う『イージス艦』である。イージス·システムにより複数の対空目標を同時捕捉·撃破ができ、また対地上·対潜水艦作戦も一流にこなすことができる現状における最強の駆逐艦である。
海軍大将、決意する。そして元帥になる。
「···」海軍特殊作戦徽章を制服から外す
「SEALsから抜けるのか?レッシャー少佐。」
「マーフィー大尉の件もありました。私の居場所はやはり空であり、空に還るべきなのです。大佐、今までお世話になりました。」敬礼
「わかった。引き留めはしない。むしろ男でありながらよく1年、訓練期間を入れれば3年半、文句一つ言わず任務を遂行してくれた。感謝する。」答礼
「···」退室しようとする
「あぁ、これは持っていけ。君は我らの"家族"だ。こいつを持ち続ける資格がある。」海軍特殊作戦徽章をレッシャーに付け直す
「達者でな、レッシャー少佐。君の武運を祈っている。」
「ありがとうございます。では失礼します。」退室する
レッシャー大将のウワサ⑮
メタリックブルー(専用塗装)のF-14 · F/A-18戦闘機に乗って戦い、敵を墜とし続けたことから敵味方どちらからも"蒼い彗星"の異名を奉られていたらしい。
小早川紗枝のウワサ①
小さい頃酔い潰れたアメリカ人を救ったことがあるらしい。
2016年2月28日 アメリカ合衆国 メイン州 バス鉄工所
「24 years ago. During my tour of duty in Iraq, I faced the greatest crisis of my 30-year military career. I was shot in the right thigh by a terrorist and rendered incapacitated. I ordered her and her men to leave me and run. I didn't want to slow them down. But they followed the teachings of SEALs and carried me. And she died protecting me. Even though we were going to have a wedding the next day. She killed 147 terrorist infantrymen, six snipers, and protected her colleagues and the Marines. She had achieved something worthy of the Medal of Honor. And now she is a destroyer, protecting a carrier strike group and her shipmates. May God bless Captain Schultz and the rest of the 380-member crew, my comrades-in-arms! I hereby declare the launch of the Arleigh Burke class destroyer No. 62, the 『Angela Murphy』!」
日訳: 今から24年前。
イラクでの任務中、私は30年の軍歴の中で最大の危機を迎えました。
テロリストに右太股を撃ち抜かれ行動不能にされたのです。
私は彼女と部下達に私を置いて逃げるよう命じました。足手まといは嫌だったからです。
ですが皆はSEALsの教えを守り、私を担ぎました。
そして彼女は私を庇い戦死したのです。次の日には結婚式を控えていたにもかかわらず。
彼女はテロリストの歩兵を147人、狙撃手を6人殺し、同僚と海兵隊員を守り続けたのです。名誉勲章を受けるに値する成果をあげ続けたのです。
そして今度は駆逐艦となり空母打撃群と僚艦を守ります。
シュルツ艦長以下、380名の乗組員諸君に、我が戦友と神の御加護があらんことを!
ここにアーレイ·バーク級駆逐艦62番艦、『アンゲラ·マーフィー』の進水を宣言する!
「
「大丈夫だよ
「私もお仕事がありませんでしたしプロデューサーさんの傍にいないと駄目ですからついてきました。」
「ありがとう。明後日はホワイトハウスで私の元帥号授与式だ。以前お願いした通り二人には我が合衆国国歌を歌って貰う。我が合衆国の重鎮達が勢揃いだが緊張し過ぎないように。」
「そう言えば授与式って誰が出席するんですか?」
「大統領、副大統領、国防長官、海軍長官、上院議長、下院議長、統合参謀本部議長、海軍作戦部長、海軍作戦副部長、海軍原子力推進プログラム部長、戦略軍司令官、艦隊総軍副司令官。まだまだいるが主たる面子はこんなところだな。それと相棒、グース。」
「「?」」
「元帥には生涯にわたりオフィスと俸給と副官が与えられる。本来なら現役の大佐ないし中佐の副官が派遣されてくる予定だったが私の方でごねておいた。相棒に特例且つ名誉的措置として我が海軍の大佐の地位と私の副官任務を公式に
「大丈夫なのそんな措置取って?私も悠貴も誰もアナポリス出てないし何だったらアメリカ人ですらないのに?」
「大丈夫だ。当然大統領も当初は渋ったが、私もアイツのことはよくわかっている。結局は折れてくれた。」
それもそうだ。2人はビグルスとグース(2代目の方)そっくりだしベスも死んだ2人をよく知っていた。写真を見せた途端に折れたのも無理からぬことだろう。
「明日はフリーだ。明後日が忙しくなる分十分に休み英気を養うように。」
「相棒は?」
「私は独自に行動する。明日だけは一人にしてくれ。」
アーリントンに行かねばならない。相棒達に会う為に。アイツらもたまには顔出さないと拗ねるだろうからな。
2016年2月29日 アーリントン国立墓地
ちょうどこんな日だった。ビグルスを葬った日も、こんな雨が嵐のように降り続いていた。
「I'm going to miss you all. I think I didn't make the wrong choice to the point where others would abuse me for my choices. But I mourned you as a result. Biggles, Goose, and the other Japanese girls who look just like you, I'm trying to hold on to. Please don't despise me. I've reached my limit.
(皆がいなくて寂しいよ。
私は、選択を他人に罵倒されない程度には誤らなかったつもりだ。
だが、結果として君達を喪った。
そしてビグルス、グース、君達にそっくりな日本の少女達を君達の代わりのごとく拠り所にしようとしている。
どうか軽蔑しないでくれ。
私は···もう限界なのだ。)」 献花
「···そこにいるのはわかっている。出てこい、相棒、グース。」
「「···。」」木陰から出てくる
「どうやってついてきた?」
「車のトランクに忍び込んで。」
「···なるほど。普段の私ならともかく、今の私なら騙せると踏んだ訳か。」
「うん。いつもと雰囲気が違うし、何より花を買って車に乗った時に暗い顔で何か呟いてたからさ。心配でしょうがなくて···。」
「ありがとう相棒······ここにある墓は、私の歴代相棒達のものだ。」
「これが···。」
「私は、全力を尽くしてきたつもりだ。だが守りたいものは悉く手からこぼれて逝った。何が最年少の海軍大将だ···何が英雄だ···私は救いがたい低能だ。」膝を折る
「プロデューサーさん傘を!このままじゃ風邪をひいちゃいます!」傘をさす
「···ありがとう、グース。」
「でもさ相棒、相棒は祖国を慣れない男手で守り続けてきたんでしょ?なら相棒は誰が守るの?」
「···。」
「この人達はきっとそう思って相棒を守り続けたんだよ。アメリカを背負う相棒を命を賭けて守った。なら、相棒も自分をそんなに卑下したら駄目だよ。この人達が可哀想だもん。」
「···そうかもしれん。そしてリン、私は君を5代目相棒に迎え、グース、君を次席副官に迎えたのだ······君達に頼みがある。」
「「?」」
「私は命を賭けて君達を守る。その逆は絶対に駄目だ。私は4度相棒を喪った。5度目はたくさんだ。そのような不名誉を負う位ならいっそ···死んだ方がマシだ。」
「···前にも言ったけどさ、相棒はもうちょっと自分を大切にしなよ。」
「···レッシャー家には家訓がある。『命はある程度粗末に擲つこと』というものだ。命や人権を何より至高とする日本人には理解できんだろうがな···尤も、そんな腐った考えを広めたのは他ならぬ日本の力を弱めようとしたマッカーサー元帥だが···私は、満足できずに燻って生きる位なら満足して誇り高く死ぬことを選ぶだろう···命は、粗末に擲ってこそ、その者の命は、魂は輝くのだ。相棒を4度、指揮下の部隊を1個壊滅させた私に名誉も不名誉も今更無いが、晩節を汚すことだけは絶対にご免被る。レッシャー家の人間はどうせ長生きしない。55歳までもった者など少なくとも私が知る限りはいないのだからな。」
「···相棒、まだ何か、隠してない?」
「···バレたか。先週の健康診断で見つかった。大腸がん、ステージⅡ。発見があと1ヶ月遅れていたらステージⅢ、転移して死んでいただろう。イマニシの勘に感謝だな。ただでさえヤツには返しきれん借りがあるのにな···。」
「···まだあるでしょ?」
「···相棒は知っているだろう。戦闘機に乗り高高度をずっと飛び続けたら放射線を浴び続けるということを。成人あるいはそれに近い年齢で空を飛び始めたのならば、そこまで実害はなかったのだ。だが私の場合14歳の時から飛び始めてしまった。放射線によって私の身体は著しく老化した。そう、そのような弱体化した状態で大腸がんの手術を受けたらどうなるか···生きて帰れるかも分からないし、もし生きて帰れたとしても君たちとともにステージに立てるかどうか。
いや、立てない可能性の方が圧倒的に高い。自暴自棄と罵られてもしょうがない。
そういう一面があることもこの際否定しない。私は、恐怖していたのかもしれない。"家族"に疑われることを、捨てられることを。
頼む!相棒、グース。こんな情けない男としての価値など無い老人だが、どうか見捨てないでくれ!」土下座
「···隠し事があったのはいただけないけど、私も皆も相棒のこと見捨てたりなんかしないって。家族を捨てるなんてあり得ないよ。」抱き締める
「私もです。まだ3ヶ月しか一緒に働いてませんけど、プロデューサーさんについてきてよかったと思ってます!私のプロデューサーは貴方以外有り得ません!」後ろから抱きつく
「···ありがとう。今度こそ、"家族"を···君達を幸せにして見せる···!」
「I've been serving the United States for 30 years to the best of my ability. I have done my small part for the well-being of the people of the United States and my friend, President Elizabeth Lauren. But I also want to thank you. I want to thank you, my partners, my men, for all that you have done for me. To my colleagues and superiors who have given me opportunities to excel. Especially to my late comrades-in-arms who spent their lives to serve me. I dedicate the honor of being given the title of Fleet Admiral of the United States Navy to my comrades-in-arms who have fought with me until now. I am proud to have fought with them. Thank you, my comrades in arms! From now on, I will serve the people of the United States and its allies in ways other than military service. As a star that shines on us all. Thank you so much.
(私は、30年、精一杯合衆国に尽くしてきました。
合衆国国民の皆さんと我が友、エリザベス·ローレン大統領の幸福の為に微力ながら尽力してきました。
ですが、同時に感謝したい。私に尽くしてくれた相棒達、部下達に対して。
私に活躍の場を与えてくれた同僚、上官達に。
特に、命を費やして私に尽くしてくれた亡き戦友達に。
元帥の称号を与えられた栄誉を、今まで共に戦ってくれた戦友達に捧げる。
そして共に戦えたことを誇りに思います。
ありがとう、我が戦友達!
これからは、軍務とは別の形で合衆国と同盟国の民達に尽くします。
ありがとう。)」敬礼
Oh, say can you see,
by the dawn's early light
What so proudly we hailed
at the twilight's last gleaming?
Whose broad stripes and bright stars,
through the perilous fight.
O'er the ramparts we watched
were so gallantly streaming?
おお、見えるだろうか、
夜明けの薄明かりの中
我々は誇り高く声高に叫ぶ
危難の中、城壁の上に
雄々しく翻る
太き縞に輝く星々を我々は目にした
And the rockets' red glare,
the bombs bursting in air,
Gave proof through the night that
our flag was still there,
Oh, say does that star-spangled
banner yet wave.
O'er the land of the free
and the home of the brave!
砲弾が赤く光を放ち宙で炸裂する中
我等の旗は夜通し翻っていた
ああ、星条旗はまだたなびいているか?
自由の地 勇者の故郷の上に!