双月の少年達のサマーバケーション   作:ゆるポメラ

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ゆるポメラです。
前回の続きになります。
サブタイもちょっとだけ変えました。

それではどうぞ。


第5話 9人で過ごす時間

「いや~、お腹いっぱーい♪」

「……」

 

汐里がちょっと食べ過ぎたかなと付け足す。

そんな彼の隣で日菜は顔が真っ赤になっていた……

 

その理由は先程、汐里に食べさせてもらったから。しかもみんなの前で。

 

「少しお腹を休めたら、また海に行きませんか? もう少し遊びたいです」

「うん、そうしよっか! 日焼け止め塗り直してから行こう」

「…君達、元気だねぇ……」

「ユーリ、言ってる事が老人みたいよ?」

 

イヴと彩のやり取りを見て、悠里が呟いてはティアがつっこむ。

 

「はい、これ。効果は高いけど肌に優しいものだから、よかったら使って」

「ありがとうございますっ!!」

 

イヴに日焼け止めを渡した千聖は、少し風に当たってくると言って、席を外した。

 

「千聖ちゃん、やっぱり海じゃない方がよかったかなあ?」

「お仕事が気になっちゃっているみたいですね。でも、一緒に楽しんでくれているのは嘘じゃないと思いますよ!」

「そうっすね。こういう息抜きも必要かなと、ジブンも思うっす」

 

彩の言葉に麻弥と月灯がそう言った。

 

「海に入るだけが海の楽しみじゃないしね。ほらほら彩ちゃん! 彩ちゃんは千聖ちゃんじゃないんだから、彩ちゃんなりに楽しもーよ」

「う、うん……」

「……それぞれの楽しみ方をするのもいいけど、同じ事をして楽しみたい、という気持ちは分からなくもないかな」

 

多分だが、彩がしたい事はそういう事なんだろうなと悠里は思った。

 

「千聖ちゃんも一緒に海で遊びたいし、写真も撮りたい! その後は、千聖ちゃんの好きな過ごし方も一緒にしたい! 折角だもん」

「私がどうしたの?」

 

彩がそう言うと、ちょうど千聖が戻って来た。

 

「お、いいところに登場~。千聖ちゃん、海行こーよ!」

「波打ち際で、海をバックに()()()で写真撮ろうよ!」

「ふふ、それもそうね。それじゃ波打ち際まで行きましょう」

 

日菜と彩の提案を了承した千聖。

ちなみに悠里の方をチラッと見ながらだが……

 

「……(流石に彩ちゃんが言ってたみんなでって、パスパレのメンバーやティアちゃんを含めての事だよね?)」

 

一方で悠里は、彩の言った言葉に疑問を感じながら首を傾げるのであった。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「よし、この辺ならいいかな? みんな並んで~」

「……(どうしてこうなった?)」

 

浜辺に着いた一同。

そして悠里の予想通り、自分達も含めての()()()だった。

 

つまり、今から9人で写真を撮るのである。

 

「ん~……海を入れるのが難しいですね~」

「分かってたけど……上手くいかないわね」

 

イヴとティアがそう言った。

海を背景に入れながら写真を撮るのは、なかなか難しいのである。

 

「もうちょっとカメラの位置上じゃない?」

「この辺? んー、もうちょっと上?」

「もう少し右かしら?」

「こっち?」

 

日菜と千聖も彩に指摘するが、なかなかカメラの位置が決まらない。

 

「カメラ、反転してますよね。なので左ですかね?」

「強いて言うなら、彩ちゃんから見て、数センチ左っすね」

「こ、こっち!?」

 

麻弥と月灯が言う。

カメラの位置を何度も動かす彩は大忙しである。

 

「ちょっとずれすぎー! うーん、上手く収まらないなー……」

 

うーんと考え込む汐里。

すると、あ♪ そうだ♪ と思いついたばかりの表情をして……

 

「僕達が移動すればいいんだよ♪ 日菜ちゃん、少し狭いかもしれないけど、ちょっと失礼ー♪」

「へっ!? し、汐里くん、そ、そんなにくっつかれたら……」

「わ!? ひ、日菜ちゃん押さないで……!」

 

汐里が日菜にえいやっ! と密着するような感じ押してきた為、ぎゅうぎゅう状態に。

 

「とりあえず彩ちゃん落ち着いて……」

「あ、彩ちゃん気をつけて……!」

「あ、わわ……足がもつれて……っ!」

 

悠里と千聖がそう言った時、彩は足がもつれてしまいバランスを崩し、悠里と汐里、彩、千聖、日菜の4人は海の中に倒れ込んでしまうのであった。

 




読んでいただきありがとうございます。
次回も頑張りますので、よろしくお願いします。
本日はありがとうございました。
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