転生した男がイレギュラーとして過ごすお話し。   作:神領千鶴

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皆さんこんにちは作者です。或守インストール編終わりに近づいてきました。一様今回で終わらせるつもりです。てかウマ娘とDxDの方が人気過ぎて嬉しい。


第20話

鞠亜は一人で、電脳空間の中で状況を整理していた。

 

[鞠亜]

「『仲間』や『友達』……皆さんは、私をそう呼んでくれました。9Sは私を想っている……そして、仲間はみんな平等に優しく接してくれてる……私の事も……。」

 

[鞠亜]

「胸の奥が暖かく感じる……これは『嬉しい』という気持ち。その事を私はもう知っています。それだけではありません。色々な感情を知る事が出来ました。でも私は……皆さんに何か返す事が出来るのでしょうか。」

 

[鞠亜]

「私から皆さんにしてあげられる事……それはこの世界から解放する事……ですが、その方法が私には分からない。だからこそ、私が9S達をこの世界に閉じ込めている。」

 

[鞠亜]

「その答えは私の中に無い。私に残っているのものは……愛を知る事……愛を理解する事。私が持つキーになる情報は、それだけしか無い。だから、そうするしかない。私自身が愛を理解するには……次のステップに進まなくてはいけません。」

 

[鞠亜]

「次のステップ……それはデートを終わらせる事。その方法……それはきっと━━━キス。陽牙と士道は必ず愛にはキスをするという事が約束ともされていました。デートの最後は……キスをする。」

 

[鞠亜]

「そうすれば……きっと愛について完全に理解出来る筈。そうすれば9Sを……皆さんを、この世界から解放出来る。皆さんを解放した……その後は……?」

 

[鞠亜]

「世界が通常に戻った場合……私はこの世界から消えてしまうのでしょうか?それでも、私は役に立ちたい。『仲間』として、『友達』として……私を対等に扱ってくれた人達の為に。そして……9Sの為にも……。」

 

[鞠亜]

「だから……始めましょう。私の、最後の戦争を。」

 

鞠亜は固い決意をする。だがここで一つ疑問を抱く。

 

[鞠亜]

「ところで、陽牙やリーに対しての情報が得られません。どうしてでしょうか。」

 

鞠亜は愛を知る為に士道だけでなく陽牙やリーの事も調べていた。だが得られた情報は全くない。それに対して疑問を抱いていた。

 

 

 

 

 

 

今日も愛を知る為に一日使ってデートをする。それを9Sに言ったことをこの世界に居る人たちは聞いていた。なのでその準備をするために陽牙に電話を掛けた。この前は用事があるとかでしばらく顔を出せなかったが今は終わっているので問題なかった。その用事というのは、

 

[ルシア]

「ここが電脳空間か~。」

 

[カムイ]

「すっげえぇ!!」

 

[十香]

「周りの景色が同じだぞ!!」

 

精霊組やイレギュラー組を呼ぶことである。

 

[士道]

「てかさ、こんな変装で大丈夫か?」

 

[陽牙]

「大丈夫大丈夫。ほれ、行くぞ。」

 

今から行うのはデートの尾行。そして今の陽牙達の格好はごく普通の格好にグラサンを掛ける程度の変装だった。

 

 

 

 

 

 

鞠亜と9Sはデートを楽しんでいた。二人とも尾行の事に気付いていないが。

 

[9S]

「鞠亜、今日少し変?」

 

ズバっと言うなコイツ。

 

[鞠亜]

「変……ですか?」

 

[9S]

「んー僕の気のせいかな?気にしなくていいや、ところでどこに行く?」

 

[鞠亜]

「……色々な所に行きましょう。遠くに行ったり、特別な場所に行く必要はありません。私はこの街で……ただ普通に9Sと過ごしたいです。」

 

[9S]

「分かったよ。それじゃあ行こうか。」

 

[鞠亜]

「……はい!」

 

 

 

この後は今までデートとして通った商店街に行ったり、休憩として店に寄ったりなどしていた。だがその店で休憩していた時の会話が甘すぎて陽牙達尾行組ならず普通の客までもがコーヒーを注文するほどだった。

だがその時の鞠亜の表情は、最初会った時よりも豊かだった。例えば9Sが『自分たちがもしAIじゃなくて普通の人間として過ごしていたらどうなっていたんだろう。』といった時、鞠亜は考えていた。だがすぐに9Sが『まあ陽牙さん達は同じ人間として見てくれてるんだけどね。僕が普通の男の子で、鞠亜が普通の女の子としてね。』と言ったら鞠亜はとてもいい笑顔をしていた。それが決め手となりこれを見ていた祐成は気絶した。

 

そんなこんながあり、彼らが最後に来たのは公園だった。

 

[9S]

「……空がきれいだね。」

 

[鞠亜]

「そうですね……見ているだけで落ち着きます。」

 

彼らは公園で、偽物の空を見ていた。だが今の彼らにとって本物も偽物も関係ない。

 

[9S]

「今度、他の人たちも誘ってみようか……。」

 

[鞠亜]

「……そう……ですね。」

 

何処かぎこちなく答える鞠亜。暫く無言が続き、9Sが帰ろうとするが、鞠亜が止める。

 

[鞠亜]

「9S……今日はとても充実した一日でした。」

 

[9S]

「そう……僕も楽しかったよ。」

 

[鞠亜]

「ねえ9S、最後に1つ……わがままを言ってもいいですか?」

 

[9S]

「内容によるけど……いいよ。」

 

[鞠亜]

「簡単なことです。デートの最後にすることです。」

 

[9S]

「デートの最後……って、もしかして……キス?」

 

[鞠亜]

「そうです。」

 

[9S]

「でも、封印とかは士道さんしか出来ないんじゃ……?」

 

[鞠亜]

「はい……最初は士道にお願いするつもりでした。ですが陽牙が言いました、9Sと一緒に学べ、と。そして私達は一緒にデートをしました。」

 

[9S]

「……確かにそうだね。」

 

[鞠亜]

「最初はどっちも1歩も踏み出せない様な感じでした……ですけどこの数日間、仲間や9Sと一緒にいて楽しいと思える感情が芽生えました。それに、私が女の子として感じる事も多くありました。」

 

[9S]

「……。」

 

9Sは、彼女なりの答えを聞いていた。

 

[鞠亜]

「仲間として見てくれた私を……何時しか私自身が貴方に恋をしたいとそう願う様になりました。勿論、私自身が精霊という事は忘れてはいません。仮に士道と同じ過程でデートをしたとしても、私は消える可能性が高かった……。」

 

[9S]

「君はAIであり、それと同時に精霊でもあるからね。だから……今一緒に居るよ。」

 

[鞠亜]

「私……消えたくありません……皆と過ごした事も忘れたくありません……私は貴方を好きになってしまった……だからこそ貴方にキスがしたいと思っている自分がいます……封印とか関係無い……私が貴方と傍にいたい……。」

 

[9S]

「……。」

 

[鞠亜]

「何度でも言います……私は……貴方の事が━━━。」

 

ザッ!ザザザーッ!!ザァァァァァッ!!

 

[9S]

「っ!?」

 

突如ノイズが走った感覚がした。それも人ではなく、世界全体に。だがそんなことを思っていると、鞠亜が苦しみ始めた。

 

[9S]

「鞠亜!!」

 

[鞠亜]

「これは……一体……?私の力が……あ━━━」

 

ドサッ

 

鞠亜が崩れるように倒れる。9Sは自分のポケットから治療薬を取り出してそれを飲ませる。

 

[9S]

「どうして……。」

 

[鞠奈]

「やれやれ、随分待たされたわ。でもようやく……この時が来た。」

 

何処からか知らない声が聞こえる。9Sは辺りを見渡すと、何もないところから鞠奈が姿を現した。

 

[9S]

「お前は……あの時の……人殺しになりかけた奴!!」

 

[鞠奈()]

「随分と酷い覚え方ね!?」

 

[9S]

「……で、誰だ君は。」

 

[鞠奈]

「誰だって?面白いこと言うんだね君。あたしこそ本物の或守よ。」

 

[9S]

「本物?お前も鞠亜と同じことを?」

 

[鞠奈]

「それはあたしじゃない。この世界の管理者はこの子━━━キミ達の言う鞠亜だからね。」

 

[鞠奈]

「でもね、残念ながら今はあたしが管理者となった。あたしは待ってたんだよ。何回も何回もキミ達の茶番を見せられながら、何時かこの子が愛の答えに辿り着くのを。」

 

[鞠亜]

「ぐっ……はぁ……はぁ……。」

 

[9S]

「鞠亜……大丈夫か……?」

 

[鞠亜]

「はい……私自身に大きな影響はありません。ですが、私の保持する権限に干渉を受け、その殆どが奪われてしまいました。」

 

[鞠奈]

「でも、それは等価交換とも言えるんじゃないかな?」

 

[9S]

「等価……交換?」

 

[鞠奈]

「教えてあげようか。その内容は━━━」

 

[???]

「鞠亜に人として存在するためのあらゆる情報、だろ?」

 

[3人]

「!?」

 

スタスタと歩いてくる音が聞こえる。鞠奈の回答にあわせた人物は、

 

[9S]

「陽牙さん……士道さん……。」

 

[士道]

「道理で最初おかしいと思ったんだよ。最初会って名前聞いたら外見データなんて言うからな。まずそこで一つ。もう一つは鞠亜の行動や言動だ。いくら何でも知らなさすぎる、赤子同然の状態だ。精霊は例外もいるかもしれないが基本的に出会って最初からドンパチする奴が多いからな。鞠亜はそれをしてこなかった。つまりお前が干渉したことで鞠亜が生まれた、違うか?」

 

[陽牙]

「ま、追加で言うとお前は第2精霊のデータを元にその姿を模してDEMに作られた人工精霊、違うか?」

 

[鞠奈]

「せいかーい。まあ私もどうやって生まれたかは知らないけどね。それに、あたしがあたしの意志でその子を生み出した訳でも無いんだけどね。」

 

[陽牙]

「んで、電脳世界を経由してお前はフラクシナスのメインコンピューターに入ろうとした。が、プロテクトが作動し、お前はこの世界に閉じ込められた。だが俺達がこの世界に干渉した事でプロテクトは勿論、フラクシナスの制御も乗っ取り可能……だろ?」

 

[9S]

「!?」

 

[鞠奈]

「あははははは!!その通りだよ!もうその子もキミもこの世界も必要無い。この世界と一緒に、消えてしまえばいい!」

 

[ルシア]

「はぁ……とことん精霊ってのはどこかおかしいのよね……。」

 

[精霊達]

「ぐはぁ!!」

 

ルシアの言葉に精神的ダメージを受けた一部の精霊達だった。

 

[リー]

「全く、人の命をなんとも思わないとは……。」

 

[9S]

「リーさん……。」

 

[鞠奈]

「人の命なんてどうだって良いじゃない……下らない時間を使ったわ。わざわざキミ達を手に掛ける事はしない。さようなら。」

 

バンッ!バシュッ!!

 

[鞠奈]

「ちっ……。」

 

逃げようとした鞠奈目掛けて一つの銃弾が放たれる。被弾した場所からは血は出ていないが、何かしらの影響を与えることが出来た。

 

[リー]

「俺は相手によっては容赦しないんでな。」

 

[鞠奈]

「くっ……けど、無駄だと思うよ。少なくとも止める事が出来ればね。」

 

そう言って鞠奈は姿を消した。

 

[陽牙]

「大丈夫か鞠亜?」

 

[鞠亜]

「……はぁ……は、はい。これは……何か権限以外に影響が━━━。」

 

[ルナ]

『みんな!!聞こえてる!?』

 

[ルシア]

「どうした我が妹ヨ。」

 

突然ルナから連絡が入る。ゲームの世界なので、脳に直接入ってくる。

 

[ルナ]

『今いる姉さん達の世界だけじゃなく、フラクシナス全体の機能の大部分が彼女によって掌握されたの。幸い、移動能力だけは先生たちが取り戻したけど。』

 

[陽牙]

「いや早いな。」

 

[ルナ]

『でね、移動能力だけだから出来るだけ早めに帰ってきてほしいのよ。』

 

[琴里]

「フラクシナスには主砲も搭載されてるから、時間との勝負ってことね。」

 

[ルナ]

『それにね、そこにいる女の子、或守鞠亜はフラクシナスの管理AIなんだって。』

 

[陽牙以外]

「マジで!?」

 

[陽牙]

「いやいや考えてみろよ、さっきから権限がどうのこうのって言ってる時点でまず管理者なのは分かるし、鞠奈がDEMに作られてるんだったら、鞠亜はフラクシナスでしょ。DEMだったら既にうちら攻撃されるじゃろ。」

 

[士道]

「あ、確かに。」

 

[ルナ]

『もっと言うと、その子には高度な人工知能が搭載されててね、元々キスをする事で封印が出来る士道の為にある技術を用いていたんだって。女の子に対してどういう選択肢を出すかってヤツ。』

 

[士道]

「ああ……本当にギャルゲーなのか……。」

 

[祐成]

『神領君!?聞こえる!?』

 

今度は先生からの連絡が入る。

 

[陽牙]

「どうした先生。」

 

[祐成]

『今さっきフラクシナスの主砲が起動した!!チャージが完了するまでにあと数分しかない!!』

 

[陽牙]

「思ったより進行が速い……9S、今大丈夫か?」

 

[9S]

「もう大丈夫です。主砲をどうにかするんですよね?」

 

[陽牙]

「そうだ、できれば手短に済ませてくれ。」

 

[9S]

「分かりました。ハッキング開始します!!」

 

その場に座り込み地面に触れる。触れた瞬間、9Sの手を起点に、さまざまな方向にコードのような模様が浮き上がっていく。それから10秒足らずで手を放す。

 

[9S]

「これで大丈夫です。」

 

[祐成]

『えちょ、え!?どうやったのぉ!?チャージ完了まで少なくも一日以上かかるよ!?どんどん時間伸びてってるし!!』

 

[全員]

「ファッ!?」

 

[9S]

「思ったより進行具合が弱かったんで自分でプログラムを構築して、その後に邪魔な物を削除してあたらしく組むって感じです。」

 

[凜祢]

「すごいね9Sは、時間も阻害できるなんて。」

 

[陽牙]

「ならあとはアイツを探すだけだな。」

 

[鞠亜]

「それなら私に任せてください。先ほどエリアをスキャンしたら、1つ空間を見つけました。」

 

[陽牙]

「ならそこまでのルート頼む。」

 

鞠亜を先頭にして、全員でその場所へ走って向かう。

 

 

 

 

━━数分後━━

 

[陽牙]

「うっわ……。」

 

[士道]

「これ『ボス戦への入り口です。』って言ってるようなもんじゃん。」

 

[ルシア]

「この先足場がないね。でもこういうのは見えないだけじゃないのかな?」

 

陽牙達はその空間に入る為の入り口を見つけた。それぞれが思ったことを口にする。

 

[陽牙]

「鞠亜、この世界で精霊の力って再現できるか?」

 

[鞠亜]

「一様出来ます。ですが今の私だと霊力の量が足りません。よくて五割程度でしょう。」

 

[陽牙]

「だったら士道、ちょっとこい。」

 

[士道]

「何だ?」

 

[陽牙]

「士道はそこに立て。んで鞠亜はそこな。」

 

[士道]

「分かった。」

 

[鞠亜]

「分かりました。」

 

[陽牙]

『Administrator change. Command appearance.』

 

ヴゥンッ

 

[士道]

「なんだ、これ。」

 

始動の目の前に一つの選択肢が表示される。それを士道は読み、はいを押す。

 

[陽牙]

『Command appearance.』

 

[鞠亜]

「……わかりました。その申し出を受理します。」

 

鞠亜の前にも選択肢が表示され、それを許可する。すると、一つの光が士道の中から出現し、その光が鞠亜の中へと入っていく。

 

[陽牙]

「た゛あ゛あ゛あ゛あ゛つ゛か゛れ゛た゛あ゛あ゛あ゛あ゛。」

 

[十香]

「今のは何をしたのだ?」

 

[陽牙]

「士道の中にある大量の魔力を取り出し、士道と鞠亜の中間にある結界で魔力を霊力に変換して、それを鞠亜に上げただけだ。」

 

[リー]

「それ普通の人間は出来ないからね?」

 

[耶倶矢]

「流石我が友よ!!」

 

[陽牙]

「そろそろ中に入るぞ。鞠亜分かるか?」

 

[鞠亜]

「はい、私が先導します。鞠奈の存在も近くに感じます。」

 

[陽牙]

「了解。それじゃあ案内よろしく。俺はその後ろで地面表示させるわ頑張って。」

 

鞠亜の案内によりどうにか鞠奈の元へ向かう。その後ろをついてた陽牙のおかげで道が表示されどうにか進める。すると、

 

[鞠奈]

「……往生際が悪いね。特にしつこい男は女の子に嫌われる……そうじゃなかった?」

 

[陽牙]

「ンなこたぁ知らん。」

 

[凜祢]

「鞠奈ちゃん止めて!こんな事をしても誰も喜ばないよ!」

 

[鞠奈]

「……そんな事無いよ。あたしは知ってる、この世界を破壊したとしても、自分の理想を掲げる人を知ってる。だから、これはあたしにとって必要な犠牲というだけ。」

 

[士道]

「それただ自分の首絞めてるだけじゃねえか。」

 

[カムイ]

「ま、それを喜ぶのは一人しかいねえわな。」

 

考えられる人物……それはDEMインダストリーの社長、アイザック・ウェストコットしかいなかった。

 

[瀬里奈]

「いい加減現実見なさい?負けたのと同じなのよ?」

 

[鞠奈]

「一人ぼっちじゃないもの。あたしにはお父様がいる。それに何を勘違いしているのかなぁ?」

 

そう言った瞬間、鞠奈の傍からもう一人の鞠奈が現れる。

 

[鞠奈]

「あたしにはお父様もいるし、電脳世界でみんなと通じ合える。それに、何の対策もしていないなんてある訳無いでしょう?」

 

[アン]

「これは……。」

 

そこからさらに鞠奈が増え続けていく。

 

[鞠奈達]

『どう?どう?どうかな?勿論、この世界でのあたしはこんな事をしなくても戦える。けど、流石に全員の相手は遊びにしては面倒だから。』

 

[祐成]

『分身体……いや複製体って言うべきなのかな?スペックがオリジナルに劣るとは言え、流石に厳しいと思うよ。』

 

[鞠奈達]

『そう、限界なんて無い。いくらでも、あたしの複製体を作れる。本当に勝てるのかなぁ?』

 

[陽牙]

「なあ鞠亜、あれって本物いるか?」

 

[鞠亜]

「…………いえ、恐らくはいません。ここにいるのは全て複製体です。」

 

[陽牙]

「なら別に容赦する必要ないか。ルシア~やるぞ~。」

 

[ルシア]

「は~いヨー君。」

 

ルシアは噴射機を装備し極寒状態になる。そして、ルシアの技の一つであり、今の状況に一番使える技を使う。

 

[ルシア]

「嵐雪!!」

 

ドババババババッ!!

 

[鞠奈達]

『きゃああああああああ!!』

 

周りに居た鞠奈達をその技に巻き込んで倒していく。

 

[鞠奈]

「嘘でしょ!?」

 

[ルシア]

「舐めてもらっちゃあぁ困るねぇ~?」

 

[士道]

「ルシアちゃんの人が変わった……。」

 

[鞠奈達]

『でも!!行かせない!!』

 

再び大量の鞠奈達が現れる。

 

[陽牙]

「最高ッ!!流石私の妻だッ!!」

 

[ルシア]

「はあぁ~~癒される~~!!」

 

ドババババババッ!!

 

[鞠奈達]

『きゃああああああああ!!』

 

[十香]

「……これは本当に戦いなのか?」

 

[凜祢]

「気にしちゃだめだよ十香ちゃん……あれは例外だから……。」

 

鞠奈達を通り魔のごとくなぎ倒していき、ドンドンと進んでいく。暫く進んでいくと、鞠亜が足を止め何かを始める。

 

[鞠亜]

「この座標から繋げば……出ます!」

 

鞠亜がワープホールのようなものを出現させ、それに一斉に入り込む。

 

 

 

 

 

━━???━━

 

[鞠奈]

「遅かったね、みんな。そして、鞠―――」

 

[全員]

「わぁぁぁぁぁっ!?」

 

ドッスゥゥゥゥンッ!

 

[鞠奈(ドン引き)]

「……。」

 

[陽牙]

「痛い痛い痛い痛い!!はよ退けやお前ら重いんだよ!!こちとら一番下なんだよ!!」

 

[ルシア]

「今ならヨー君を好きにできるグへへへへ……。」

 

[士道]

「早く退いてえええぇぇぇぇ!!」

 

[鞠奈(ドン引き)]

「ええ……。」

 

アニメや漫画あるあるの全員が山積みになった状態である。一部別の事を言っていたが気にしないでおこう。その中から一番下だった陽牙が出てくる。

 

[陽牙]

「イテテテ……あ、お構いなくどうぞ。」

 

[鞠奈]

「そ…そう……それじゃ、改めて……遅かったわね、みんな。そして鞠亜(ニセモノ)。」

 

[カムイ]

「でも過ごした出来事は本物だ。」

 

[鞠奈]

「キミ達がどう言おうと、その姿があたしの複製である事実は変わらない。」

 

事実だが、それだと鞠亜としての存在意義が無くなってしまう。それだけは嫌だった。

 

[リー]

「存在としては別々だろ。」

 

[鞠奈]

「確かにあたしも鞠亜も自我を持ち、確立した存在である事間違いは無い。キミ達の言う通りも一理あるよ。存在という意味でなら、あたしは認めても良い。」

 

[鞠亜]

「……私を、認めてくれるのですか?」

 

[陽牙/リー/9S]

「「「そんな訳ないだろ!!!」」」

 

パシィィィィィィンッ!!

 

[鞠亜]

「痛ッ!?」

 

三人にハリセンで叩かれる鞠亜。こいつらどっから出したし。

 

[陽牙]

「あいつの話聞いてないか!?存在だけだぞ!?中身とかそういうのは認めないってことだぞ!?」

 

[9S]

「今のは僕でも分かることだよ……。」

 

[リー]

「鞠亜って本当にフラクシナスのAIなのか?誰だよ高度な人工知能って言ったやつ。」

 

[鞠亜]

「す、すみません……。」

 

[陽牙]

「まあいいや。で、最後に聞くぞ。お前の目的は何だ?」

 

[鞠奈]

「そんなの簡単だよ。キミ達をこの世界ごと消し、全てを壊し、同じにさせる事ッ!」

 

[9S]

「同じに?何ですかそれ。」

 

[鞠奈]

「キミ達に理解されたく無いよ。生まれながらに孤独だったあたしの心は理解出来ない……いや、理解する事なんて出来やしないのよ!」

 

[リー]

「分からないも何も、俺はお前じゃないし、お前も言おうとしないから分かるわけねーじゃん。」

 

[陽牙]

「んーまあ多少は本音は聞けたな。いやもうちょいほしいかな。おい鞠奈。」

 

[鞠奈]

「……何よ。」

 

[陽牙]

「今からお前にお灸を添えてやるよ。安心しろ、殺しはしないから。」

 

[鞠奈]

「権限を奪った私は無敵よ?それでもやるの?」

 

[陽牙]

「大丈夫大丈夫。僕、最強だから。んじゃ先生よろしくゥ!!」

 

[祐成]

『……本当にやるのかい?』

 

[陽牙]

「平気平気、そこは先生が何とかするでしょ?」

 

[祐成]

『わかったよ……。それじゃあ彼女に渡すからね。』

 

祐成はパソコンを打ち始める。すると鞠奈の服装がシスターから霊装へと変わる。

 

[鞠奈]

「あはははははははははは!!馬鹿なの?敵に土産を送るなんてとんだ馬鹿な事をしたんだね君は!でもこれさえあれば……この世界にいる限り……誰もあたしには勝てない!終了だよ、終了!!ざぁんねんでしたぁ!」

 

[陽牙]

「おうおう煽るね~~。でもね、俺そういうやつシバくの大好きなんだわ。」

 

腕を上に向けると、陽牙が白い渦のような物に飲まれる。それから約5秒後に渦が消えた。

 

[鞠奈]

「な、何よそれ……。」

 

[鞠亜]

「貴方は……陽牙なのですか……?」

 

そこから現れたのは、バイザーで顔を隠し、耳の装飾は黒くなり、服装は真っ黒の長袖となっていた。

 

[陽牙?]

『さあ、始めようか。』

 

ズンッ!!

 

陽牙の声とは思えない程の低い声が聞こえた瞬間、周りの空気が重くなり、有り得ないほどの殺気が放たれる。

 

[鞠奈]

「そ、そんな小細工で私に勝てると思わない事ね!!」

 

鞠奈は再び分身体を出現させていく。

 

[陽牙]

『んじゃ9S、多分ある程度すればある物が送られてくると思うから、それまでよろしくぅ!!』

 

[9S]

「な、何をですか?」

 

[鞠奈達]

『消えなさい!!』

 

鞠奈達は陽牙目掛けて爆発を起こしたり、雷を起こしたりしていた。煙が晴れると、そこには愛刀紅桜を収め終えた陽牙だった。

 

[鞠奈]

「な、なんで無傷なのよ!?」

 

[陽牙]

『んーこれ使うと調整がムズいな。ま、何とかなるだろ。』

 

[鞠亜]

「どういうことですか?」

 

[陽牙]

『見てれば分かるさ。』

 

カチャッ

 

 

ギィィィィィィンッ!!

 

[鞠奈達]

『きゃああああああああ!!』

 

[全員]

「強っ!?」

 

[ルシア]

「きゃあああ!!カッコイイい!!」

 

[士道]

「本当にルシアちゃんはブレないねぇ……。」

 

[ルナ]

「家の姉が申し訳ないです……。」

 

[鞠亜]

「でも本当に……凄いですね。」

 

[士道]

「さて、俺達もやらないとな。」

 

周りを見ると更に分身体が増えていた。陽牙1人では出来そうだがキツいだろう。

 

[9S]

「……。」カタカタカタカタカタカタカタ

 

[鞠亜]

「何をしているのですか?」

 

[9S]

「ちょっと特殊な事だ。」

 

[士道]

「はあっ!!」

 

ズバズバズバズバッ!!

 

[凛祢]

「せやっ!!」

 

ビリビリビリビリッ!!

 

[ルシア]

「退きなさい!!」

 

ゴゴゴゴゴゴゴッ!!

 

[鞠奈]

「何なの……何なのコイツ等は!?このあたしが押されてる……!?」

 

[陽牙]

『あんたは俺達を舐めすぎてるんだよ。9Sあとどれくらい?』

 

[9S]

「丁度終わりました。鞠亜、これ受け取って。」

 

[鞠亜]

「これは━━━」

 

鞠亜が触れた瞬間、青く輝きだす。

 

[陽牙]

「よっしっ!!」

 

[9S]

「鞠亜……?」

 

[鞠奈]

「な…何が起きて……!?」

 

[鞠亜]

「ご迷惑お掛けしました。ですが、もう足手纏いにはなりません!」

 

そこに現れたのは、フラクシナスをイメージした霊装姿の鞠亜だった。

 

[鞠亜]

「陽牙!私も戦います!!」

 

[陽牙]

「いいぜ、行くぞ!!」

 

[鞠亜]

「はい!!」

 

同時にダッシュする。それを見た鞠奈は再び警戒する。

 

[陽牙]

「あまい!!」

 

ザクザクザクザクッ!!

 

[鞠亜]

「やあっ!!」

 

ズババババババッ!!

 

[鞠奈]

「どうして……どうしてよ!?」

 

[鞠亜]

「鞠奈、貴女は仲間というものを知らずに生きていました。けど、私達は仲間がいるからここまでやれるんです。」

 

[鞠奈]

「仲間……?ふざけないでよ!ニセモノにそんな仲間なんて必要無い!お前はただのAIだ!データの塊だ!」

 

[鞠亜]

「そうは言ってますけど、言い変えると貴女も同じですよ鞠奈。貴女も同じAIだと言うなら、仲間の一人や二人はいても良い筈なのでは?」

 

[鞠奈]

「黙れ黙れ黙れぇぇぇぇぇ!!」

 

鞠奈は電撃を放ってくるが、鞠亜はそれを難なく躱し、カウンターを決める。

 

[鞠亜]

「やあ!!」

 

ドガァッ!!

 

[鞠奈]

「ぐっ……。」

 

[鞠亜]

「はあああああぁぁぁぁぁっ!!」

 

ズババババババッ!!

 

[鞠奈]

「きゃあっ!!」

 

[鞠亜]

「私は諦めません!この世界を……みんなを守ってみせます!」

 

[鞠奈]

「ふざけるな……!そんなご都合主義にやられるなんて……!」

 

[9S]

「向こうもいい感じですね。」

 

[陽牙]

『そろそろ終わらせるか。』

 

紅桜を構え分身体目掛けて引き抜く。

 

ギィィィィィィンッ!!

 

すると空間に裂け目ができ、そこに分身体が引き寄せられていく。

 

[鞠奈達]

『何よっ!?これ!?』

 

[陽牙]

『さて、〆だ。『天道、ここにあり。』』

 

ドガァァァァァァンッ!!

 

何処からか隕石が出現し、集められた分身体目掛けて落ちていく。落ちると爆発し、分身体は一人残さず消えた。

 

[士道]

「こっわ……。」

 

[琴里]

「お兄ちゃん……怖いよぉ……。」

 

[凜祢]

「恐ろしすぎて琴里ちゃんが元に戻っちゃってるよ。」

 

[鞠奈]

「嘘……?あの一撃で全部倒したって言うの!?」

 

[鞠亜]

「諦めたらどうですか、鞠奈。神領陽牙には勝てませんよ。」

 

[鞠奈]

「っ……!こんなので負けたくない……!!あたしは……あたしはっ!!」

 

[鞠亜]

「いい加減諦めてください!!」

 

ガシッ

 

[鞠亜]

「9S!!いきますよ!!」

 

[9S]

「よしきた!!」

 

鞠亜は9Sに鞠奈を投げ飛ばす。それを見た9Sは鞠奈を上に向けてアッパーをかます。

 

ドゴォ!!

 

[鞠奈]

「ぐはぁ!!」

 

[リー]

「くらえっ!!」

 

ドンドンドンッ!!

 

上にはリーが待機しており、飛んできた鞠奈に向けて銃を放つ。今度は下に向けて飛ばされる。

 

ドガァァァァァンッ!!

 

[鞠亜]

「いきますよ!!9S!!」

 

[9S]

「いいよ!!鞠亜!!」

 

9Sと鞠亜が倒れている鞠奈に走り出し、手前でお互いジャンプする。

 

[9S/鞠亜]

「「はああああああああああああ!!!!」」

 

ザザザザザザザザザッ!!

 

[鞠奈]

「ああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!」

 

2人の攻撃を受けた瞬間、鞠奈の姿が消えた。

 

[9S]

「消えた……?」

 

[リー]

「いや、まだどこかに居るはずだ。」

 

[鞠亜]

「マザールームへ!嫌な予感がします!」

 

[陽牙]

『最後の悪あがきか……。』

 

全員で、鞠奈がいるであろうマザールームへ向かう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マザールームへ到着すると、そこに鞠奈はいたが様子がおかしかった。

 

[鞠奈]

「ああ……あたしは何時からおかしくなった?何時からこんな感情を覚える様になった?駄目だ……駄目だ駄目だ駄目だ駄目だ駄目だ!!」

 

[リー]

「鞠奈!!」

 

[鞠奈]

「もう、あたしは戻れない。どちらにも戻れず、中途半端で……このままなんて嫌……誰か、あたしを―――消して。」

 

[令音]

『……ッ!何だ、この反応は……!?』

 

[祐成]

『フラクシナスの航空システムに異常が発生!?基幹システムをロックされたぁ!?ちょちょ待て待て待て!?』

 

[陽牙]

『結構マズイ状況だな……。』

 

[鞠亜]

「皆さん……鞠奈が!」

 

鞠亜に言われ、後ろに振り返るとそこにはブラックホールのようなものが出来ていた。

 

[十香(反転)]

「何だ……あれ?」

 

[鞠亜]

「……無作為に周囲のデータを取り込んでいます。このままでは肥大化したデータに耐え切れず、鞠奈の人格が崩壊するかもしれません!」

 

[カムイ]

「マジかよ!?なんか方法ないのか!?」

 

[鞠亜]

「あれから引き摺り出せれば、或いは……。」

 

[瀬里奈]

「或いは?」

 

[鞠亜]

「私が鞠奈に干渉し、私がこの世界で得たデータ……それを共有する事で、オーバーフローを引き起こします。」

 

[祐成]

『つまり消えるってこと?』

 

[全員]

「それはダメだ!!」

 

[鞠亜]

「し、しかし……!」

 

[リー]

「ああもうこうなったらっ!!」

 

リーは走り出し鞠奈の元へ向かう。

 

[鞠亜]

「ダメですリー!!そのままだとリーが消えてしまいます!!」

 

[リー]

「んなことはどうでもいいんだよ!!こいつの願いは消してほしいってことじゃねえからな!!」

 

鞠奈の前に着くと腕を出し鞠奈を探し出す。体ごと吸い込まれそうだがどうにか耐える。

 

ガシッ

 

[リー]

「うらあああああああぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 

リーは鞠奈を掴むと、思いっきり腕を振り陽牙達目掛けて投げる。

 

ギュッ

 

[陽牙]

「よっと。……無事だな。」

 

[リー]

「ぜえ……ぜえ……腕痛え。」

 

[夕弦]

「驚愕。その腕は……。」

 

[リー]

「多分引力に逆らった影響でこうなったんだろうな。」

 

[士道]

「灼爛殲鬼の炎なら治せるかな。やろうか?」

 

[リー]

「頼む。」

 

リーが士道の精霊の力で治してもらっている間に、陽牙達は鞠奈をどうやって起こすか考えていた。

 

[鞠亜]

「やはり、私が干渉するしか……。」

 

[陽牙]

「自分を犠牲にすることしか考えてねえのか単細胞かお前は。」

 

[9S]

「流石に酷すぎじゃないですか……?」

 

[鞠亜]

「陽牙の言葉で傷つきました。慰めて下さい。」

 

[陽牙]

「ほら、お姫様が呼んでるぞ……お姫様……ハッ!!」

 

[リー]

「鞠奈はまだ起きないのか?」

 

[陽牙]

「リー!!鞠奈に目覚めのキスをしろ!!」

 

[鞠奈]

「いやいや起きてるからね!?そんなことしなくていいからね!?」

 

[陽牙]

「寝てりゃリーからの目覚めのキス貰えたのに……んでそれを写真撮ろうとしてたのに……。」

 

[リー/鞠奈]

((やんなくて良かった……。))

 

[陽牙]

「まあいいや。とりあえずおはよう。」

 

[鞠亜]

「鞠奈、私には貴方の気持ちが分かります。でも自分1人で決めた価値観なんて意味がありません。」

 

[ルシア]

「鞠奈は誰かに言われてその役割を果たすために存在したんでしょ。そう思うのも無理はないわ。」

 

[カムイ]

「でも今は違うだろ?今は普通に会話してるし、会うことだって出来てる。」

 

[士道]

「これこそお前達が求めてた『愛』なんじゃないか?」

 

それぞれの言葉を聞き、鞠奈は涙を流し始める。

 

[鞠奈]

「いいの……?あたしはあんな事をしたんだよ……?それでもいいの……?」

 

[リー]

「事情が事情だ仕方ないだろ。それに俺達は1人でずっといるやつを野放しにする程落ちぶれちゃいねえ。」

 

[鞠奈]

「う……うっ……ううっ……!!」

 

嬉しかったのか、鞠奈は泣いてしまった。それを見たリーはそっと鞠奈を抱きしめる。

 

[陽牙]

「さーてどうやって戻るか。」

 

[士道]

「俺達が来たみたいに、ゲートで帰ることはできないのか?」

 

[陽牙]

「それだと鞠亜と鞠奈が消えるじゃねえか。先に肉体を作らねえと。でも電脳世界で肉体って作れんのかな。」

 

[カムイ]

「だったら別の世界で肉体を構築すればいいんじゃね?よくあるじゃん、ゲーム内で死んだら現実で死ぬやつ。」

 

[陽牙]

「へーそんなんあるんだ。それだと向こうで死んだら終わりやん、もっとリスクの少ないヤツで。」

 

[ルシア]

「もうこの場で作ればいいんじゃない?頑張って。」

 

[陽牙]

「もうそれでいっか。よしゃ!!」

 

陽牙は立ち上がり、2人の上に魔法陣を展開する。そしてその魔法陣を2人をスキャンする様に動かす。

 

[陽牙]

「よし、後は……これを……こうして。」

 

画面を操作していき、作業を進める。

 

[陽牙]

「……出来た。それじゃあいくぞー。」

 

ボタンを押すと、2人が光に包まれる。10秒後にその光は消え、2人が現れる。

 

[陽牙]

「上手くいったみたいだな。それじゃあさっさと帰るぞ〜。」

 

[鞠亜]

「この世界はどうするのですか?」

 

[陽牙]

「それはうちの先生が何とかしてくれるぜ。ほんじゃルナ頼むよ。」

 

[ルナ]

『分かった。』

 

全員の前にゲートが展開される。全員その中に入り、現実世界へ戻る。鞠亜と鞠奈も無事に戻ることができ、一段落ついた。余談だが、電脳世界は先生達のお陰で機能停止まで追い込む事が出来、フラクシナスの機能も取り戻すことが出来た。




みなさんこんにちは作者です。或守インストール編終了しました。今回結構投げやり感半端ないっす。寝てなかったんです許してください。
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