空から一粒の金色の雫が落ちる。それは誰にも見えず、誰にも聞こえず。それは何時しか『精霊』として形成され、同じ『人間』として捉われる。
何事においても、行き過ぎた者にはトラブルを引き起こす。集まり過ぎた力、強すぎる思い、過剰な欲望。集中には、必ずバランスを保つ為の反動が訪れる。
―――揺れる、振り子の様に。
━━ライブ会場━━
士道達は、ライブ会場に来ていた。その理由は、美九のライブがあるからである。
[陽牙]
「そろそろ始まるな。」
[士道]
「……始まるのはいいんだが……。」
[カムイ]
「美九たんハアハア(*´Д`)」
[士道]
「あれどうするよ……。」
[ルナ]
「気にすることはないわ。」
[ルシア]
「ペンライトね~……私の朱華の方が光ると思うんだけど……。」
[瀬里奈]
「そんなもの出したら捕まるわよ?」
[陽牙]
「なんとかなるだろ。ほれ、始まるぞ。」
少しすると美九のライブが始まった。元気な夏を感じるフレッシュな曲調であり、観客たちは盛り上がり、リノリでペンライトを振るのであった。
そしてライブが終わると、美九はカムイに向けてウィンクをする。それを察したカムイは赤くなると同時に鼻血を出して、清々しい笑顔をして親指を立てていた。
そして美九コールが流れ、ライブは夕方まで行われた。そして夕方……
[十香]
「ふおおおおお!!」
[四糸乃]
「ふぇ……ふぁ……。」
関係者(知り合い)は全員プールに来ていた。
[十香]
「ぷはぁ!うむ!楽しいな!四糸乃!よしのん!」
[四糸乃]
「は…はい!」
[よしのん]
「十香ちゃんもーいっかい!もーいっかい!」
[十香]
「うむ!」
元気そうに二人はまたウォータースライダーに向かって走り出す。そしてそんな光景を見ていたのは八舞姉妹。
[耶倶矢]
「ふっ、斯様な滑り台に夢中とは。十香も四糸乃もまだまだ子供のよう。」
[夕弦]
「指摘。羨ましいと顔に書いてあります。」
[耶倶矢]
「うぐっ……!書いてないし!ちょっとしか羨ましくないし!」
[夕弦]
「提案。一緒に滑りますか?」
一瞬の事で呆然とした耶倶矢だが、理解し嬉しそうに手を重ねる。
[耶倶矢]
「うん……!」
一方、美九とカムイがデザート等の食事を摂っていた。
[カムイ]
「なあ、これ本当に良いのか?こんな豪華なプールを貸し切りだなんて……。」
[美九]
「ええ。スタッフさんに打ち上げの場所を用意して下さいって頼んだら、ここでと言われてー。」
[カムイ]
「本当に感謝しております美九様。」
[十香]
「カムイー!泳がないのかー?水がほんのり暖かで気持ちいいぞ!」
[カムイ]
「俺はここで良いよ。」
[よしのん]
「だったら琴里ちゃんおいでよー。」
よしのんは隣の席に居た琴里に誘うが、ここで一言余計な言葉を言う。
[よしのん]
「まさか、司令官なのに泳げないとか~……?」
と、ここで煽り発言。この言葉で琴里少しカチンとなった。
[琴里]
「失礼ね!オーシャンパークで泳いでいたの見てなかったの!?」
と、上着を脱ぎ捨てプールの中へとダイブした。水飛沫が飛び、十香と四糸乃に掛かる。そしてこのまま水の掛け合い合戦が始まる。
[カムイ]
「今日はありがとな。ライブ、凄く楽しかった。」
[美九]
「良かった……お客さんも盛り上がってくれたし、だーりんにもそう言って貰えて最高ですー。」
[美九]
「お願いしなくても、みんなが来てくれるって幸せですねぇ……さて、私も泳いで来ます。」
椅子から立ち上がり、上着を脱ぐ美九。その姿に思わずカムイは顔を真っ赤にしていた。
[美九]
「だーりん、目がエッチですぅ。」
[カムイ]
「……。」グッ
カムイは清々しい笑顔で親指を立てた。美九はそう言ってプールへダイブした。一方別のグループでは……
[陽牙]
「平和だな。」
[士道]
「そうだな。」
[鞠亜]
「前が忙しすぎたのでは?」
[凛祢]
「そうだよね。急に別の世界にいったり閉じ込められたりね。」
[陽牙]
「それ言ったらアンタの性でもあるだろ。」
[ルシア]
「私は刺激があってよかったけどね。」
[リー]
「刺激しかなくてお腹いっぱいだけどな。」
[鞠奈]
「これからもっとあるかもよ?」
[陽牙]
「少しは休ませてほしいぜ全く……。」
といった文句?を言っていた。実際の所彼らはやったことに後悔はしていないが。この後は貸し切りの時間ギリギリまでダラダラしたり遊んだりしていた。
貸し切りの時間も過ぎ、ようやく家路へと戻ろうとする全員。美九は全員をリムジンで送ってあげると提案したのだが、さすがにそこまでしてもらうのは申し訳ないと思い断っていた。
[美九]
「本当に、送って行かなくて良いんですかー?」
[カムイ]
「ああ、人数多いしな。」
[琴里]
「気にしないで。いざとなったらフラクシナスで帰れば良いんだから。」
[陽牙]
「職権乱用じゃねえか。」
琴里にツッコミを入れてる間、十香、耶倶矢、四糸乃の3人はケーキショップのガラス越しに張り付き、ショーガラスの向こうにあるケーキをじっくりと見ていた。
[十香]
「ケーキ……。」
[耶倶矢]
「ケーキだな……。」
[よしのん]
「ケーキだねぇ……。」
[陽牙]
「帰りの電車大人しくしてるなら買ってやるぞ。」
[十香・耶倶矢・よしのん]
「「「するー!!」」」
[四糸乃]
「し……します……。」
その約束事に勢い良く声をあげる3人とオドオドし、照れながらもあげるのが1人。
[琴里]
「お金なら私が出すわよ?」
[陽牙]
「大丈夫だ。金ならたらふくあるしな。」
[士道]
「なんかマジでお父さんって感じだったな。」
[陽牙]
「向こうの世界だとお前は本物のお父さんだったけどな」
[美九]
「ふふっ。それじゃあだーりん、皆さんもまた遊びましょう。」
[カムイ]
「ああ、美九も頑張ってな。」
[美九]
「はい。」
こうして美九と別れ、全員は電車で帰る事となった。電車はやはり結構遅かった性か乗る人があまり居なかった。
八舞姉妹のヒソヒソ声。もうクタクタなのか疲れてしまった十香と四糸乃。外の光景を見ている或守姉妹。
ゲームで対戦しているカムイとリー。瀬里奈と何かを話しているリーフ。反対側では手を繋いで寝ている陽牙と嬉しそうな顔をして見ているルシア、そして凛祢と士道。そして手にケーキの箱を持っている琴里の姿があった。
[琴里]
「士道……。」
[士道]
「ん?」
[琴里]
「こういうの……何か良いわね。」
[士道]
「まあな。」
珍しく琴里がそんな事を言うものなんだなと思った士道。そして次の停車駅に止まった時。
[士道]
「ん……?」
士道はふと、窓の景色を見上げた。それはまるで何も変哲の無い満月がある夜の光景だった。特に何も変わらない―――筈だった。
ポチャン。
[士道]
「……?」
何処からか雫が垂れた時と同じ音がした。それと同時に見ていた満月も波紋を放つ様な動きを一瞬だけしていた。士道は何が起きたのか理解出来なかったが、大した事では無かったんじゃないかなと思い顔を戻す。そこで士道は対向車線側のホームに1人の女子生徒らしき女の子がこちらをじっと見ていたのに気が付いた。白い制服に、白いリボンで結んだポニーテールの金髪、ピンク色のスクールバッグ。そして、耳に付けていたイヤリング。士道は思わずその方向へと見たが、電車が動き出したのと同時に見切られ、完全に目で捉える事が出来なくなった。
[琴里]
「どうかした?」
[士道]
「あ、いや……何でも無い。」
士道は何事も無かったかの様に戻る。
[陽牙]
「!?」
が、陽牙は急に起き上がり周りを見渡す。幸いなことに音を殆ど立てずに起き上がったため、十香達は寝ていたままだった。その分他の人に驚かれたが。
[ルシア]
「どうかしたの?」
[陽牙]
「……気のせいか。なんか見られてた気がしたから……。」
[ルシア]
「私はそんなに視線を感じなかったけど?」
[陽牙]
「本当に気のせいか、ならいいや。」
[士道]
(陽牙は本能的に気が付いたのか……素晴らしい察知能力な事。)
そんな会話をしている中、後ろの車両には例の女の子が乗っており、その会話を聞いていたのを陽牙達は知らなかった。
━━次の日の朝━━
朝早く起きた士道。精霊達はまだ寝ている時間帯である。
[士道]
「ふぁ……はぁ……朝か……。」
もう朝なのかと思い、目を擦りながらカーテンを開けた時だった。
[士道]
「うぅーん……ふぇっ!?」
カーテンを開けた瞬間、透明の様な丸い巨大な球体が天宮市の真上に浮いていたのであった。それを呆然としながら見てると、琴里が入ってきた。
[琴里]
「おにーちゃーん!朝っだよー!お?あれ、もう起きてる。」
[士道]
「琴里!あ、あれ見てみろ!」
[琴里]
「あれ?何が?」
[士道]
「何がって……。」
どうやら琴里には見えていないらしい。士道だけに見えるのもおかしいと思うので後で陽牙に聞いてみようと思った士道。
━━フラクシナス内━━
場所は変わってフラクシナス内。士道が琴里に説明すると直ぐに転送してここにきた。
[琴里]
「それじゃあ士道には、この辺に大きな球体が見えているって訳ね。」
[士道]
「あ、ああ。」
[真那]
「人に見えねーものを見るなんて、流石です兄様!真那もまだ修行が足りねーですね!」
[士道]
「いや、そういうのとは全然違う気が……。」
[神無月]
「この船の様にインビジブルを掛けて見えなくしているのでしょうか……?」
[琴里]
「だとしたら、士道にだけ見えるなんておかしいでしょ。DEMの仕業とも考え難いし。そういえば陽牙は?」
[士道]
「ルシアちゃんにメールしたら昨日帰った後急に体調悪くなったらしいぞ。なんか連鎖してるみたいだな。」
そんなこんな話していると、解析班(教師組)が解析を終了した。
[祐成]
「士道君の言う通り、あの座標から球形に放出される微弱な霊波が観測されているね。」
[琴里]
「本当にあるのね……。」
[魁斗]
「確認出来たのが霊波だけってのも違和感ありまくりだな、物体の有無が断言出来るかどうかはわからん。けど、何らかのエネルギーが集まっているのは確実だ。」
[琴里]
「まさか……新しい精霊?」
[令音]
「……いや、これは……一見複雑な波長をしているが、要素を分解してみると……十香や四糸乃、八舞姉妹、美九、そして琴里。一つ一つが、今までシンやヨーガが封印して来た精霊の霊波と告知している。」
[琴里]
「何ですって!?」
[調査班]
「近似率99.6%。解析班の言われる通りです。」
[令音]
「……球体は……琴里、君達の霊力で出来ている可能性がある。」
[琴里]
「私達の……?」
[神無月]
「なぁーんだぁ、全部司令のいたずらだったんですかぁー。もー人騒がせなんですからー!」
[琴里]
「ふんっ!」
[神無月]
「ひぎぃぃぃぃぃ!!地味なのありがとうございますぅぅぅぅぅ!!」
なんかヤバイ音が鳴った気がするが、本人が喜んでるっぽいので無視しとこう。と、思った士道。
[凛祢]
「でもなんで私や鞠奈ちゃんたちの霊力がないのかな?」
[士道]
「特殊なケースだからじゃないのか?凛祢の場合は殆ど夢の中だったし、鞠奈達は電脳世界だったし。」
[祐成]
「その可能性はかなり高いね。僕もその説に賛成だ。」
[令音]
「……これは私の推測だが、この球体は精霊達の無意識な現れなのかもしれない。」
[琴里]
「え?どういう事よ? 」
[令音]
「……つまり、君達の抱いている何らかの感情が形と成ったのではないか、という事さ。例えば━━━」
[椎崎]
「嫉妬……。」
[琴里]
「い、いきなり何よ椎崎!」
[椎崎]
「す、すみません!でも…司令や精霊のみんなは心の何処かで士道君や陽牙君を独占したいんじゃないかって……。」
[士道]
「嘘……だろ?」
[凛祢]
「あはは……有りえなくはないかもね。特に今の私は━━━」
[箕輪]
「分かる!独り占めしたい願望……近付きたいのに近付けない切なさ……!」
[琴里]
「箕輪!悪い癖出そうとしない!」
[川越]
「しかし、ストレスというのは無意識に抱えているものですからねぇ……。私もある日、突然妻が家財道具一切と共に消えて失せてしまったという苦い経験が━━━」
[琴里]
「川越!アンタの離婚話はいいから!」
[幹本]
「精霊同士、仲良くしてても全く無いとは言い切れないんじゃないんですかね。みんな士道君や陽牙君が好きな訳ですし。」
[士道]
「LoveとLikeじゃ意味が全然違うのに……。」
[令音]
「……彼等の言う事も一理ある。」
[琴里]
「えっ……?」
[令音]
「……引き続き球体の調査を進めるとして、並行して精霊達のストレス解消に掛かろう。」
[士道]
「ど、どうやって?」
[令音]
「……決まってるじゃないか。デートだよ。」
[士道]
「えぇ!?」
[令音]
「……一人一人順番に、希望通りのデートをしてあげるんだ。その時間は、シン、ヨーガ……君達がその彼女だけのものになる。それが見えない球体に、どんな効果を及ぼすかは分からない。ただ……何もしないよりは良いかと思ってね。どうする、琴里?」
[琴里]
「うっ……ほ、他に手が無さそうなら仕方無いでしょ!」
そう言って、琴里は顔を赤くしながらそっぽを向いた。
[令音]
「……頼んだよ、シン。」
そして、令音は立ち上がって全てを二人に任せようとした。だが、扉が閉まったと同時に彼女はある事を考えていたのである。だがその考えはとある人物と重なった。
[ルナ]
「システムケルブ……でしょ?」
[令音]
「……君も来ていたのか、ルナ。」
[ルナ]
「ええ、ルシアが兄さんの看病していけないから代わりにね。」
[令音]
「……そうか。」
[ルナ]
「それよりも、貴方はあの球体について知っているのでしょう?」
[令音]
「……まあ、そうだね。あれは━━━。」
[ルナ]
「……そう。貴重な情報ありがとう。と言ってもこのことを誰かに話すつもりはないから安心して。それじゃ。」
令音はその後も、ルナの後ろ姿をじっと見つめていた。
━━夜━━
そして、そのデートの事について相談する事になり、全員は五河家に集まっていた。
[十香]
「本当か!シドーやヨーガとデート出来るのだな!今からか!今から行っても良いのか!」
[士道]
「あはは……。」
[琴里]
「十香、慌てないの。」
[令音]
「……順番はくじ引きで決めよう。内容は自由だ。それぞれ自分が一番してみたいデートをしてくれれば良い。」
[凛祢]
「でもさ、美九さんに限ってはカムイが一番だと思うだけど……。」
[鞠奈]
「それ以前に、男は士道だけ?陽牙は?」
[士道]
「それが昨日から体調が悪くなったらしくて。」
ピンポーン
[凛祢]
「私出てくるね。」
凜祢は玄関へ向かって行った。そして扉を開けると……
[陽牙]
「うーす……。」
[凛祢]
「陽牙!?大丈夫なの!?」
[陽牙]
「あーまぁ多分?」
[凛祢]
「それ一番信用できない奴じゃん……。」
なんと来たのは陽牙だった。そのまま家に上がり、リビングへ入っていく。
[陽牙]
「はぁ~歩くの疲れたぁ……。」
[士道]
「お前本当に大丈夫か?」
[陽牙]
「まあ平気なんじゃねえの?それより、随分大所帯だな。なんかあったのか?」
[士道]
「それが━━━。」
士道は陽牙に今まで起きてたことや、これから決めることについて説明した。
[陽牙]
「あああのでっけえ球そういう事か。」
[士道]
「やっぱり陽牙にも見えてたのか……それよりもデートに関してだがどうする?」
[陽牙]
「俺は別に構わんぞ。体調に関してはその日は万全にしてやる。」
[美九]
「デートですかー。私は陽牙さんだったらお相手出来ますしねー。可愛いですしー。あ、でもカムイさんだったらもっとワクワクするんですけどねぇ。あ、士道さんだったら女装させますねー。」
[士道]
「Oh……。」
[夕弦]
「質問。夕弦と耶倶矢は二人一緒ですか?」
[令音]
「……どちらでも構わないが、たまには別々で楽しんではどうかな?くじも6人分用意してあるんだ。」
[鞠亜]
「ちょっと私や鞠奈、凜祢が含まれていないのが残念ですね……。」
[9S]
「そうだね……。」
[陽牙]
「そこ、イチャイチャしない。」
とりあえず、まずはデートの順番を決めるという事に。一斉にくじが引かれる。順番は耶倶矢は1、美九が2、四糸乃が3、夕弦が4、琴里が5、十香が6となった。
[9S]
「次はどっちとデートするかだね。多分お互い恋人から許可は受けてるのかな?」
[凛祢]
「緊急事態だしね。仕方ないよ。」
[陽牙]
「後でご褒美付ければ何とかなる。多分。」
[令音]
「……それじゃあ相手を決めようか。」
話し合った結果、陽牙の相手は美九、四糸乃、夕弦で、士道の相手は耶倶矢、琴里、十香に決まった。
[令音]
「……決まったね。では、各自デートプランを立てて、自分の番を待っててくれ。」
[耶倶矢]
「ふふん、しかし我のデートが最初とは、皆も不運よのぅ。究極にして至高にして完璧なデートを体験した士道は、以後何をやっても物足りなく感じるであろう。」
[夕弦]
「反論。耶倶矢はきっと失敗します。見事にズッこけて、夕弦達の反面教師になってくれる筈です。」
[耶倶矢]
「ズッこけないし!ちゃんとやるし!」
[夕弦]
「それはどうでしょうか。」
[よしのん]
「四糸乃、陽牙くんとデートだって。ちゃんとできる?ダイジョウブ?」
[四糸乃]
「だ…大丈夫……多分……。」
[琴里]
「最後に確認するわよ。お互いのデートの邪魔はしない事。節度を持って行動する事。分かったわね?」
[全員]
『うん。』
[琴里]
「それじゃあ士道、陽牙、意気込みを。」
[士道]
「え?み…みんな、楽しみにしてるよ。」
[陽牙]
「おう、頑張る。」
[十香]
「うむ!シドーを楽しませるぞ!」
[夕弦]
「同意。素敵な日にしましょう。」
[耶倶矢]
「ははは!まあ大船に乗った気でいるが良い!」
[美九]
「楽しみですぅ!陽牙さん!」
[四糸乃]
「あの……えと……頑張ります……。」
[よしのん]
「まーす!」
意気込みが終えた所で、今日の所はお開きとなった。まだ会話が響く中、士道はカーテンを開けた。陽牙は帰っていった。
[士道]
「あ……あの子……昨日の……!」
昨日偶然で見たあの制服姿の女の子。じっとこちらを見ていた女の子だった。それが今、何故か五河家にまで来て、それでこちらをじっと見ているのだ。
だが、偶然一台の車が通り過ぎた瞬間、その女の子はパッと消えた様に見えなくなった。士道はその女の子がいた場所を見つめながら彼女の事を考えていた。そんな様子を令音は見続けるのであった。
どうも作者です。万由里編スタートしました。作者の推しです。好きです。
蓮ディストピアを書くか(作者はゲーム持ってない)
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書く
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書かない
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書かないが別の方法で出現