転生した男がイレギュラーとして過ごすお話し。   作:神領千鶴

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今回で狂三編終了です。そして琴里編に入ります。

[琴里]
「早くしなさいよね。」

[士道]
「早く出たいのか。」

[琴里]
「べ、別にそんなんじゃ···」

[陽牙]
「ツンデレか?」

[琴里]
「ち、ちが━━━」

[士道]
「大丈夫だ琴里。みんなそう思ってる。」

[琴里]
「そ、そうね。そうわよね!」

[リーフ]
「では、本編どうぞ!」


第6話

[士道]

「え?教師?」

 

[魁斗]

「え〜とこの中に神領陽牙ってやついますか?」

 

[陽牙]

「俺だが」

 

[裕成]

「写真で見た通り女にしか見えないね。これからよろしく。」

 

[陽牙]

「え〜と、リーフ? この人達といつ会ったの?」

 

[リーフ]

「私も明日から此処に通うので手続きしてたら会いました。因みに精霊の事は知ってるので大丈夫ですよ。」

 

[陽牙]

「お、おうわかった。」

 

[魁斗]

「さて、時崎狂三。」

 

[狂三]

「な、なんですの。」

 

[魁斗]

「俺たちは此処の教師だ。なんで生徒が危険にさらされてるのは見逃すことはできねんだわ。」

 

[裕成]

「なので、僕達とO☆HA☆NA☆SI☆しようか^^*」

 

[全員]

(この笑顔は絶対変な事考えてる···。)

 

[狂三]

「きひひひひ···いいでしょう!!楽しませて貰いますわ!! 刻々帝【一の弾(アレフ)】」

 

狂三は自身を加速させ、魁斗に走る。

 

[魁斗]

「加速させる弾か。だったら!」

 

掴みかかる寸前で避け、相手の速度を利用して腹パンを決める。

 

[魁斗]

「でやあああ!!」

 

ドガァ

 

狂三のアレフによる加速+魁斗のパンチで狂三は倍の威力のパンチを受け後ろに飛ばされる。

 

[狂三]

「クッ!! 刻々帝【七の弾(ザイン)】!!」

 

時止めの対象を魁斗にし、乱発する。

 

ダダダダダ!!

 

[狂三]

「きひひひひ。これで終わりですわ。」

 

[魁斗]

「俺の身体に何してくれとんじゃア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!!」

 

先程のパンチよりエグいものを狂三はくらう。

 

[狂三]

「ゴハァ···」

 

[陽牙(引き気味)]

「あれだけ銃弾受けて殴れるってヤバすぎだろ...」

 

[裕成]

「それじゃあ僕のターンだぞ☆」

 

そして彼が取り出したものは

 

[士道(引き気味)]

「···え?」

 

[陽牙(引き気味)]

「これは···」

 

ウィーーーーン

 

[狂三(引き気味)]

「···ラジコンですわね。」

 

そう。裕成が取り出したのはラジコン。ごく普通に店で売ってるラジコンである。

 

[狂三(呆れ)]

「これでわたくしを倒せると思ってるんですか?」

 

ウィーーーーン キュッ。

 

[裕成]

「スイッチオン!!」

 

キュイーーーーーン!! ボオオオオオオオ!!

 

[狂三]

「あっつぅぅぅぅううう!!!」

 

[陽牙/士道]

「「ブハッ!!」」

 

そう。ラジコンから何か回転する音が聞こえた。その刹那、ラジコンから炎が発射され、狂三に炎がかかる。完璧な不意打ちである。

 

[狂三(引き気味)]

「···ラジコンがトラウマになりそうですわ。」

 

[魁斗]

「さて狂三さんよ、それそろ決着つけようと思うんだがどれがいいか選べ。」

 

[狂三(ガビーン)]

「まさかの選択肢?!」

 

[裕成]

「僕だったら━━━」

 

裕成が何か言おうとした瞬間、

 

[???]

「灼爛殲鬼 【砲(メギド)】!!」

 

 

何処からか炎のレーザーが飛んできた。

 

魁斗と裕成は間一髪それを回避する。そこにいたのは

 

[士道]

「···琴里じゃん。」

 

[琴里]

「あら、随分と残念そうね士道···って、え?」

 

[士道]

「おうどうした我が妹よ。」

 

[琴里]

「···いえなんでもないわ。それより士道、貴方の霊力を返してもらうわ。」

 

[士道]

「···まあ5割程度なら貸すわ。」

 

[陽牙]

「おふたりさんもういっすか?」

 

[士道]

「俺は何時でもいいぞ」

 

[琴里]

「私もいいわよ。」

 

[魁斗]

「よ〜し裕成、あれやろうか。」

 

[裕成]

「あれやるの?下手したら校舎吹っ飛ぶじゃん。」

 

[魁斗]

「大丈夫大丈夫。連中が直してくれるさ。」

 

無論ASTである。

 

[裕成]

「はあ···わかった。んじゃ陽牙君、ちょっといい?」

 

[陽牙]

「ん?」

 

ゴニョゴニョ···

 

[陽牙]

「···わかった。んじゃ皆さん!!今から大技を繰り出すそうなんでみたい方は残ってていいです。その代わりどうなっても責任とれません。因みに威力は弱めるそうです。」

 

その言葉を聞いたみんなは残った。理由は大技をみたいのもあるのだろうが、威力を弱めるという言葉によってだろう。

 

[裕成]

「正直この技を使うのはやめようと思ったんだけどね。」

 

[魁斗]

「まあいいじゃねえか。精霊と関わるとこういう事も多くなるさ。」

 

[陽牙]

「さて狂三、」

 

いつの間にか後ろに回り込んでた陽牙に声をかけられる。

 

[陽牙]

「頑張って耐えて下さい^^*」

 

ガシッ

 

[狂三]

「な、何するのです!!」

 

[陽牙]

「いっけえええ!!」

 

2人の方に投げる。

 

[魁斗]

「旋風━━」

 

[裕成]

「流水━━」

 

[魁斗/裕成]

「「轟気空裂拳!!」」

 

ドガーーーーーン!!

 

2人のコンビ技【旋風流水轟気空裂拳】が狂三にヒットする。その衝撃波は強すぎた為、後方にいた士道達にまで来る。

 

[狂三]

「この技は···危ないですね···」

 

そう言いながら影に回収される。

 

[士道]

「これで···弱いって···(ガクッ)」

 

[琴里]

「アンタら···後で···覚悟ぉ···(ガクッ)」

 

[十香]

「い、痛いのだぁ···(チーン)」

 

[パニグレキャラ]

「·······(返事が無い。ただの屍のようだ(嘘))」

 

[裕成]

「やっぱりこの技はまだキツイな。」

 

[魁斗]

「まだ鈍ってないようだな。」

 

[陽牙]

「こいつらどうしよ…」

 

[裕成/魁斗]

「あ…」

 

屋上の扉には十香、ルシア、ルナ、アン、リー、カムイ、琴里、真那がいた。

 

 

 

 

 

━━━フラクシナス━━━

 

[士道]

「……ぅ…っ……何処だここ……?」

 

目が覚めると士道は見覚えがあるような気がする場所にいた。

 

[士道]

「どうしてこうなったんだっけ。」

 

記憶を思い出そうとしたが、扉が開き誰かが入ってくる。

 

[令音]

「…目覚めたかい、シン。」

 

[よしのん]

「おー士道君。おっはよー」

 

[四糸乃]

「おはようございます……」

 

[士道]

「わざわざ見舞いに来てくれてありがとうな。それで令音さん、どうして俺はここに…」

 

[令音]

「…昨日、時崎狂三との交戦で、気絶した君をここに運んでね…。」

 

その一言で記憶が一気に戻る。

 

[士道]

「…たしか二人の教師が乱入してきて、大技を繰り出して気絶したんだっけな…。そういえば他のメンバーはどうなったんですか?」

 

[令音]

「…十香は今別の場所に居る。崇宮真那はASTに回収されて、狂三は逃げたよ。」

 

するとまたしても扉が開く。

 

[魁斗]

「よォ、目が覚めたか。」

 

[裕成]

「やっほー士道君。あの時はごめんね。」

 

[士道]

「魁斗先生に裕成先生?!え?入れていいんですか?」

 

[令音]

「…ヨーガから話を聞かせてもらってね。私の独断で決めたわ。」

 

[魁斗]

「つーわけでよろしくゥ!」

 

[士道]

「は、はあ…。それで、琴里はどこに居ますか?」

 

[令音]

「…ついてきたまえ…」

 

令音の後をついていく。

 

[令音]

「…ここだ。」

 

案内された場所は頑丈そうな金属の扉だった。やっぱり精霊だと厳重にする必要があるのかと思った。

 

[令音]

「…解析官、村雨令音。」

 

電子パネルの前で番号を入力し、手の平をかざし、音声認識を行った。扉のロックが解除される。

 

[令音]

「…さ、入りたまえ。」

 

部屋に入ると、目の前には全面ガラス張りの空間があった。内装は少し士道の家に似ていた。部屋の中には琴里と陽牙が何やら話していた。

 

[令音]

「···こちらの声は向こうに届いてない。さて、ここからはシン1人だ。とはいえ既に陽牙がいるから2人なのだがね。」

 

[士道]

「ありがとうございます。令音さん。」

 

そう言って、部屋に入る。

 

[琴里]

「あら士道、目が覚めたのね。」

 

[士道]

「まあな。んで陽牙はなんでいるんだ?」

 

[陽牙]

「ちょっとした事情聴取ってとこだ。例えばコイツ自身が精霊の事とか。」

 

[士道]

「ああ、そんな事か。」

 

[琴里]

「そんな事って···まあいいわ。証拠みたいなのってあるかしら」

 

[士道]

「1つ目は記憶だ。さっきまで俺は眠っていたけど、ついさっき夢を見たんだ。それが何年前だったかは知らないが、俺がまだ幼く、家族に捨てられた時に五河家にいた。だが、とある事件が発生して、家が燃えて、琴里が先程のアレと同じ姿だったって事も思い出した。お前……泣いていたもんな。」

 

[陽牙]

「他には?」

 

[士道]

「2つ目は俺の能力だ。俺には霊力を封印出来る力があって、この力を使える様になったのは十香を封印してからだ。だけど十香の力は炎と関連してない。つまり俺は過去に精霊に接触して、封印をした事があるって結論になって、今回の件で確信したって訳。」

 

[琴里]

「なるほどね。確かに私が精霊になったのは5年前よ。でも五河家の人間である事に変わりはないわ。」

 

[陽牙]

「て事は精霊にされたって訳か。」

 

[琴里]

「···ねえ士道、1つ聞いてもいいかしら。」

 

[士道]

「ん〜?」

 

[琴里]

「灼爛殲鬼の力を手に入れてから、破壊衝動に襲われた事ってあるかしら。」

 

[士道]

「それは━━」

 

[灼爛殲鬼]

『我から説明しよう。』

 

[琴里]

「なっ?!天使が喋った?!」

 

[士道]

「あ、灼爛殲鬼おっす〜。」

 

[陽牙]

「ちわ〜す。」

 

[灼爛殲鬼]

『おお陽牙殿、おひさ〜♪』

 

[琴里(引き気味)]

「なんで天使相手にこんな気楽なのよ。」

 

[灼爛殲鬼]

『それで琴里よ、貴様は破壊衝動に襲われた事があるって質問したな。』

 

[琴里]

「そうよ。私は時折何かを壊したくなったり、誰かを殺したくて堪らなくて身体が言うことを聞かなくなるのよ···。今は薬で何とか抑えているけど···。」

 

[灼爛殲鬼]

『完結に言おう。それは貴様が弱いからだ。』

 

[琴里]

「···どういう事かしら。」

 

[灼爛殲鬼]

『貴様も知っているだろうが、灼爛殲鬼の力は威力がある分副作用が大きい。本来だったら主も呑まれていただろうな。』

 

[陽牙]

「本来なら?」

 

[灼爛殲鬼]

『ああ。これは1から説明する事だが、天使の力を貰う時、必ず試練と言うものをしなければならない。その者がその器であるか。それで主は抗った。どれだけ蝕まれようがどこまでも抗った。そこでこう言った。【破壊するだけの力は要らない。俺が欲しいのは、みんなを守れる力だ。】そう言ったのだ。』

 

[陽牙]

「つまり士道はその試練に、破壊衝動に勝ったって訳か。」

 

[灼爛殲鬼]

『そうだ。だが五河琴里は、初めて精霊の力を手にした時、暴走しただろう?』

 

[琴里]

「···そうね。私の力が暴走したから、火災が起きた。」

 

[灼爛殲鬼]

『その時、貴様はまだ小学生だ。その時は精神力が弱く、目的もハッキリとしていない。だから負けたのだ。』

 

[琴里]

「···なるほどね。」

 

[灼爛殲鬼]

『天使の試練は一生に1度だ。だがこれからの生活で、その破壊衝動を小さくする事は出来る。』

 

[琴里]

「っ?!本当?!」

 

[灼爛殲鬼]

『ああ。だが何をするかは自分で考えろ。そうじゃないと何も変わらないからな。では···』

 

そうすると灼爛殲鬼の反応は消えた。

 

[士道]

「ありがとう灼爛殲鬼。」

 

[陽牙]

「んでだ琴里、お前はもう一度封印して欲しいのか?」

 

[琴里]

「そうよ。」

 

[士道]

「ん?待てよ···」

 

頭の中で整理する。

 

琴里が精霊になる→それを封印した→今危ないからもう一度封印

 

[士道]

「···て事は俺のファーストキスの相手は···」

 

[陽牙]

「琴里だな。」

 

[士道(ガビーン)]

「Noooooooooooooo!!!!」

 

[琴里]

「ちょ!どうしたのよ!」

 

[陽牙]

「義理の妹でも近親相姦はダメだと思ってたんだろ。」

 

[士道]

「オレノ···ファーストキス···オワタ···ポヒポヒ」

 

[陽牙]

「んで霊力を封印して欲しいんだな?」

 

[琴里]

「そうよ。それじゃあ━━」

 

[士道]

「俺がやる。頼む陽牙、これは家族の問題だ。家族の問題は、家族でケリをつける。」

 

[陽牙]

「具体的にはどんな方法で。」

 

[士道]

「デートして封印する。」

 

フラクシナス本来のやり方である。正式には【デートしてデレさせる】との事だが。

 

[士道]

「俺は琴里の兄だ。目の前の人間も救えないで、封印なんて出来るわけないだろ。」

 

[陽牙]

「···いいぞ。久々にパンチのある言葉を聞いたな。」

 

[士道]

「それじゃあ早速日程を━━」

 

言う瞬間、琴里が倒れそうになる。それを士道が支える。

 

[陽牙]

「おい! 大丈夫か!!」

 

[琴里]

「平気よ……ありがとう。でも、暫くは一人にしておいてくれないかしら……。」

 

[士道]

「···無茶はするなよ?」

 

[琴里]

「ええ···」

 

そう言って琴里をソファに寝かせる。扉を開け、元に戻ろうとすると、令音がこちらにやって来る。

 

[士道]

「令音さん、琴里とデートします。」

 

先程の決めた事を令音に話す。

 

[令音]

「···ふむ。その場で封印でも良かったのではないか?」

 

[士道]

「これは家族の問題なので、俺がやらなければならないんです。」

 

[令音]

「···2日後だ。それまでに決めてくれ。」

 

[士道]

「···わかりました。」

 

一瞬何言ってるか分からなかったが、先程の様子を見る限り、琴里が霊力に耐えられるのはその期間までという事だろう。

 

[陽牙]

「なら早速行動に移さないとな。俺はちょっと出てくる。」

 

[士道]

「わかった。」

 

 

そう言って琴里の霊力を封印する計画を考える事になった。

 

 

 

 

━━━━???━━━━

 

[折紙]

「これは···」

 

どうやらここはCRユニットの格納庫らしい。そこにあったのは、DEMのウィザードですら三○分で廃人と化すほどの高性能でリスキーな――理論上単体で精霊を倒すことが可能なレベルの装備があった。

 

[折紙]

「昨日の記録はある?」

 

[遼子]

「昨日?ええ1分程度のならあるわよ。」

 

[折紙]

「お願い。その映像を見せて。今すぐ。」

 

昨日の映像、すなわち時崎狂三との戦闘の事だ。その時折紙はいなかったが、連絡が入った。

 

 

 

[折紙]

「······っ」

 

やってきたのはブリーフィングルーム。折紙はそこでプロジェクターでスクリーンに移された映像を見ていた。

 

[遼子]

「これ、ひどいでしょ? なんでも、ある時間に突然周囲にあった観測機器が全て停止したらしいわ。学校を中心としてたから、霊力によるものなんじゃないかって話だけど実際はどうだか。それで、その範囲外から撮影したものをなんとか大きくしたのよ」

 

それは酷く解像度が低かった。そこで折紙は見た。

 

[折紙]

(···見つけた!!私の両親を殺した炎の精霊!!私が5年前追ってきた精霊!!)

 

彼女の復讐対象である炎の精霊、無論イフリートの事である。そこで彼女は小さく呟く。

 

[折紙]

「五河···琴里。」

 

彼女の復讐対象、士道の妹である五河琴里である。だが彼女はまだ知らない。

 

 

 

━━あの場にイフリートが2人いた事を━━

 

 

 

prrrrr.prrrrr. ピッ

 

 

[陽牙]

「はいもしもし。」

 

[士道]

『俺だ。士道だ。』

 

[陽牙]

「士道か、どうした?」

 

[士道]

『フラクシナスで会議を開くらしいから来てくれ。一様教師陣とルシア達、あと十香と四糸乃も呼んであるからあとは陽牙だけだ。』

 

[陽牙]

「わかった。今すぐ行く。」

 

そう言ってバイクを動かし、士道の家の付近に行く。近くまで行くとフラクシナスに回収された。

 

 

━━━フラクシナス━━━

 

[四糸乃]

「陽牙···さん!」

 

[陽牙]

「はいは〜い皆さんご存知神領陽牙デーす。」

 

[令音]

「···みんな集まったね。こっちだ。」

 

暫く歩き、ドアの前へと立つ。そこでボタンを押し、ピピッと音が鳴ってドアが開く。

 

[神無月]

「よく集まってくれました諸君。緊急事態につき、司令に代わってこの私、神無月がこの場を仕切らせて頂きます。士道くん、暫くはお付き合い頂けると幸いです。」

 

[士道]

「はい。」

 

こうして会議が始まる。出だしは良かった。

 

[神無月]

「では、早速問題に入りましょう。以前から司令の身体について知っていた者、今回の件で初めて知った者……様々いるでしょうが、どうか協力をお願いします。」

 

[ルシア]

「どんなことするんですか?」

 

[神無月]

「具体的には、2日後に迫った五河司令と士道くんのデートプラン作成です。各々持ち寄った情報を紹介しあい、司令が心から楽しいと思える一日を演出するのです。」

 

それを言い終えると神無月は息を大きく吸い上げる

 

[令音]

「···少し耳を塞いでおきたまえ。」

 

[全員]

「?????」

 

[神無月]

「―――さあ諸君。親愛なるラタトスク機関員諸君。我等が愛しい女神の一大事だ。日頃の御恩に報いる時だ。司令が!五河琴里司令が!我等の助けを必要としている!それに応える気概はあるか!?」

 

[クルー全員]

「応ッ!!」

 

[陽牙side]

「wtf?!」

 

[令音]

「···何故英語なのかね。」

 

[神無月]

「司令を助けたいか?!」

 

[クルー全員]

「応ッ!!」

 

[神無月]

「司令の笑顔を見たいか?!」

 

[クルー全員]

「応ッ!!」

 

[神無月]

「司令に四つん這いにさせられた後、ブーツの踵で尻に重点的に蹴られたいか!?」

 

[クルー全員]

「お······う?」

 

[カムイ(ガビーン)]

「それはアンタだけだろ!!」

 

[神無月]

「今こそ!我等が愛を示す時!謳え、高きその御名を!」

 

[クルー全員]

「KO・TO・RI!KO・TO・RI!L・O・V・E・KO・TO・RI!!」

 

[ルナ(引き気味)]

「これで大丈夫なのかしら。」

 

この後、陽牙の召喚したアトモスの重力物体199により、クルー全員+神無月は気絶した。

 

[陽牙]

「え〜なんかクルーの皆様は体調不良のため私が代理を務めます。」

 

[士道(引き気味)]

「無視しやがった···。」

 

[陽牙]

「とりあえず令音さん、資料みたいなんあります?」

 

[令音]

「···そういうと思って持ってきたよ。」

 

そう言ってみんなに資料を見せる。

 

[魁斗]

「···ろくなもんねえな。」

 

[裕成]

「所々士道くんの事書いてあるし···。」

 

[リーフ]

「では、琴里ちゃんが好きそうな場所に行くのはどうですか?」

 

[士道]

「琴里の好きそうな所か〜。ん〜」

 

ふと考えていると灼爛殲鬼が話しかけてきた

 

[灼爛殲鬼]

(そういえばテレビで何かのCMを見て呟いていたぞ。)

 

[士道]

(よくそんな事わかったな。)

 

[灼爛殲鬼]

(同じ天使を使うからな、多少のことならわかる。それで話を戻すが、確かオーシャンパークというやつだった筈だ。)

 

[士道]

「オーシャンパーク···」

 

無意識に口にしていたらしい。

 

[ルナ]

「そこって確か近くなかったっけ。だったら行けるんじゃない?どうせ明日休みだろうし。」

 

[リー]

「そういえばそうだな。」

 

以前に起きた狂三の時喰みの城という結界で学校内にいる全員が倒れてしまって、その後意識が回復していないそうだ。

 

[陽牙]

「そこでいいんじゃねえか?」

 

[士道]

「だったら十香とかは水着とか買わないとな。」

 

[令音]

「···どうして十香が出てくるんだ?」

 

[士道]

「あれ、てっきり令音さんだったら『十香達も連れてってくれ』って言うと思ったんですけど。」

 

[令音]

「···君は察しがいいな。その通りだ。」

 

[士道]

「んじゃオーシャンパークで決まり!! (灼爛殲鬼ありがとな。)」

 

[灼爛殲鬼]

(フッ気にするな。)

 




はーい皆さん作者デーすども。狂三編終わり琴里編入りました。次回は水着買いに行くところからです。

[陽牙]
「天使が主に話してるのウケたんだけどw」

[琴里]
「まさか自分の天使に罵倒されるなんて思わなかったわ。」

[士道]
「天使が喋る事がまずおかしいけどな。」
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