トロピカル〜ジュ!プリキュア PICARO   作:シロX

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今回の話も頑張った!

ではスタート!


第12話 遂に設立!トロピカる部の始動!

「人間達のやる気パワーはまだ集まらないの?」

 

「申し訳御座いません。邪魔者が中々に手強く」

 

此処はあとまわしの魔女が居る部屋

 

そこでは、報告のバトラーと嬴政が話し合っていた

 

「この器がやる気パワーで満ち溢れれば、世界は私の思い通りになるというのに」

 

「もう暫く猶予を」

 

「これ以上私を待たせるなら…!」

 

「ひぃ!」

 

中々やる気パワーが集まらない事に怒り、邪悪なオーラを放とうとする時嬴政が割って入る

 

「あとまわしの魔女のくせして、少しは待つ事も出来ないのか?」

 

「何?」

 

「嬴政様失礼ですよ!!」

 

「そんなにやる気パワーが欲しければ、自分で出向くという事はしないのか?」

 

「……」

 

「弱者は弱者らしくそのまま黙っていろ」

 

嬴政は屋敷の何処かへと行ってしまった

 

 

 

 

 

////////

 

同時刻、先日部室として綺麗にした部屋でまなつ達は集まっていた

 

「お待たせ!」

 

「人間遅いわよ」

 

「帝君日直お疲れ様」

 

「おう!ところで何処まで話したんだ?」

 

まなつ達はこれからの部活動についてこれから話し合うところだった

 

一応活動者はまなつ、さんご、みのり、あすか。学校の生徒じゃない上、人魚のローラも活動者のひとり。

流石に申請書に書く事は無理があるので、仮部員として居る。

そして部長はあすかに任せる

 

顧問は帝達の担任である桜川先生がする事になった

 

という具合に殆ど決まっている様なものだが、肝心なものが決まって無かったらしい

 

「帝も揃った事だし、これから皆んなで何の部活内容にするか決めたいと思いま〜す!

 

「やっぱりそこが決まって無かったんだな」

 

「部活を作ると言ったまなつは何か案はあるのか?」

 

「それは勿論!テニスもバスケもサッカーも、あれやこれやとぜ〜んぶやりたい!!」

 

まなつらしいと言えばそうなのだが、少々無理があると一同思った

 

「それなら、それ全部やる部にすれば良いじゃないの?」

 

「それだ!その方向で書類出して来る!ありがとうローラ!」

 

ローラの全部纏めれば解決という案を採用して、生徒会へと駆け足で行ってしまった

 

 

それから数分後

 

「駄目だった〜…」

 

「当たり前だ」

 

「それなら、きちんと計画を立てるのはどうかな?」

 

黒板にみのりが書き始める

 

計画内容は、色んな部活をシフト制で調整して活動すると言った内容だ

 

「それは構わないが、さんごとみのりん先輩は大丈夫なのか?体力的に」

 

「「あぁ…」」

 

「絶対ハードな内容だぞ」

 

「そこはあれだよ!帝がフォローしてくれれば万事解決!」

 

「まぁ、偶になら手伝う約束だし…」

 

 

それからまた数分後

 

「また駄目だった〜…」

 

「理由は?」

 

「ひとつに絞ってからと」

 

「仕方ない。皆んなで案をとにかく出そう。誰かない?」

 

帝の言葉にさんご、みのり、あすかは何か言いたげな感じを出していた

 

「帝、皆んな何か言いにくそうよ」

 

「じゃあ名前を書かないでアンケート取ろうよ!皆んながトロピカれるヤツを書いたら箱に入れて!」

 

 

 

 

 

「アンケート終了!では最初のトロピカル!」

 

取り出した紙には「読書」と書かれていた

 

「それって…」

 

「みのりん先輩?」

 

「名前を書かなかった意味よ…」

 

「取り敢えず、皆んなで読書をやってみよう!」

 

全員、各々読みたい本を図書室から借りて部室で読み始める

 

ローラも含めて好きな本を読んでいる途中、いびきが聞こえて来た

 

「むにゃむにゃ…」

 

いびきをしてるのはまなつだった

 

たった数分で寝落ちしてしまうまなつに呆れ、あすかが叩き起こした

 

「つ、次行ってみよう!トロピカル!」

 

次の紙には「女王様になるレッスン!」と書かれていた

 

「これは」

 

「ローラだね」

 

「名前を書かなかった意味が…」

 

 

 

「では、言った通り繰り返しなさい」

 

どうやるのか分からないが、ローラの指示通り繰り返す事にする

 

「頭が高い。女王様の前では常に跪きなさい。はい、まなつ」

 

「頭が高い!女王様は常に跪きなさい!」

 

「女王が跪いてどうするのよ…」

 

まなつに関しては予想通りだった

 

「喉が渇いたわ。海ブドウジュースを持って来て頂戴。はい」

 

今度はさんごに振ってみせる

 

「の、喉が渇いたなぁ〜。海ブドウジュースが飲みたいなぁ〜」

 

「何かムカつくわね」

 

「こういうのは帝君が向いてると思うの。やってみて!」

 

「あ〜分かった」

 

そして帝は机の上でローラを押し倒した

 

「に、人間!?」

 

「皇帝の命令は絶対だ。俺の女になれローラ」

 

「い、嫌にに決まってるでしょ!!」

 

「いいや拒否権など無い。お前は俺の女になる為に生まれて来たんだ。誰が何と言おうと揺るがない」

 

更にローラの両腕を掴み手の動きを封じ、顎を軽く上げさせる

 

「一生俺の…」

 

「に、人間…///」

 

お互いの唇が近付き、後少しで重なる時

 

「帝辞め──」

 

「ダメェェェ!!」

 

「タピオカァ〜!?」

 

あすかが蹴りで止めようとするよりも先に、さんごが帝を突き飛ばした

 

「さ、さんご!?」

 

「帝君絶対駄目だから!!」

 

「えぇ!?さんごがやれって言うからしただけなのに!?」

 

「とにかく帝君は駄目なの!!」

 

「理不尽だ…理不尽過ぎる!!」

 

この様子をローラはポカンとするしか無かった

 

しかし

 

(ど、ドキドキしてしまった…あ、でも少しだけよ!少しだけ)

 

さっきの一連の出来事、不覚にもローラはドキドキしてしまったのは秘密

 

 

 

「次行ってみよう!トロピカル!」

 

今度は「ウサコと友達になる」と書かれていた

 

「「ウサコって?」」

 

「『仲良しウサウサ村』というゲームに出て来るキャラクターの名前だと」

 

「知ってるって事はみのりん先輩が?」

 

「わたしはもう引かれてるよ。帝じゃない?」

 

「俺はアンケートしてない」

 

誰でもない。だとすると

 

一同はあすかの方へと目を向けた

 

「…名前を書かなかった意味が無いよ!」

 

という訳で別の日に集まって、そのゲームを実際してみる事に

 

「あすか先輩こんな可愛いゲーム好きだったんだ!」

 

「意外…」

 

「良いだろう別に。やってみると意外と楽しいんだから」

 

実際にゲームし続けるが、帝とみのりは険しい顔をし始める

 

「ねぇみのりん先輩、確か学校にゲームは…」

 

「えぇ、駄目だと思う」

 

「確かに部活とは言えないか…」

 

 

 

「次行ってみよう!最後のトロピカル!」

 

最後は「コスメ部」と書かれていた。ここまでアンケートで名前が上がってない人物は

 

「やっぱりコレしか無いと思って」

 

さんごの案だった

 

場所は移動してPretty Holicへ

 

「コッチは夏の新作なの!」

 

「凄いトロピカってる〜!」

 

「悪くは無いわね」

 

「みのりん先輩も似合ってる!」

 

「そ、そうかな?」

 

「あすか先輩も大人って感じ!」

 

「まぁ、皆んなよりかは大人だしな」

 

全員が五体満足だった。コスメ部というのを部活に取り込むアイディアに、全員反対も無かった

 

「女の子限定が強くなるけど案外大丈夫なんじゃないか?」

 

「良し!早速明日、これで申し込んでみるよ!!」

 

 

 

 

 

////////

 

「まなつどうだったコスメ部?」

 

「校則で禁止されてるって。しかも、期限も設けられて、明日の放課後まで決めないと駄目って言われた〜」

 

「最後まで付き合うから頑張って考えるぞ」

 

「あ、ありがとう帝〜!!」

 

 

 

そして次の日

 

「何もアイディアが思い付かないまま今日が締め切り…」

 

「参ったなぁ…」

 

「無難な部活を選んでも面白くないし…あれ?何だろうあの人達?」

 

考え込んでると、あすかは遠くで何かを探してる大人の女性達に目に入る

 

「あの〜どうしたのですか?」

 

「探し物なの。ペンギンのペンちゃん知らない?」

 

「確か、この辺りにペンギンの置き物があった筈何だけど」

 

「ペンギンの置き物…」

 

ローラは何か思い当たる節があるみたいで考えていた

 

「私達あおぞら中学の卒業生なの」

 

「卒業する時に、そのペンギンの中に宝物を隠したのよ」

 

「そう。それで、10年後も変わらず友達で居たら皆んなで一緒に取りに来ようって」

 

本当の探し物はその宝物の様だ

 

「凄い!熱い友情、先輩達もトロピカってたんですね〜!」

 

「トロ…ピカ?」

 

「わたしの名前は夏海まなつ。お姉さん達の名前は?」

 

女性達の名前はアキホ、ミフユ、ハルナ、ナツオと紹介してくれた

 

「わたし達も一緒に探します!先輩達の大切な友情の宝物!」

 

「あぁ!!思い出した!!」

 

急にローラが大声で叫んで全員が困惑する

 

まなつは何とか誤魔化そうとした

 

「あ、あすか先輩突然叫ぶの辞めて下さい!」

 

「は、え?あぁ、すまん……後で覚えていろよ」

 

「ちょっとローラどうしたの?」

 

「ペンギンの置き物ってこの前部室を掃除した時!」

 

思い返してみる。確かにペンギンの置き物はあった。そして更に思い出してみると

 

「あ〜!!リサイクルセンターに持って行っちゃった!!」

 

この事を伝えに、担任の桜川先生と相談して連絡してもらう事に

 

しかし、もう既にリサイクルショップの人が引き取った後だった

 

「街にリサイクルショップは何件もあるけどどの店か?」

 

「分からないそうよ」

 

それを聞いて、ますます卒業生達の先輩は諦める

 

「諦めちゃ駄目です。リサイクルショップ、一件ずつ回れば見つかります。売れちゃったか分からないし。わたし達も一緒に探しますので!」

 

「書類の締め切りはどうする?」

 

「今行かなきゃ、明日になれば誰かに買われちゃう知れない。わたしは、今一番大事な事をする!」

 

その諦めないまなつの姿を見て、全員諦めずに街中隈なく探し始める事した

 

 

 

 

 

「見つかったか?」

 

「まだです!」

 

「あと一件。この先にお店が」

 

だが、みのりが指差した方向で大きな結界の様なものが張られるのを目にした

 

「あれは!」

 

「もしかしてヤラネーダかもな」

 

出現した場所へ行くと見覚えのあるヤラネーダだった

 

「あのヤラネーダって探してた置き物じゃないか?」

 

「だよね!」

 

「皆んな行くわよ!」

 

 

 

「「「「プリキュア!トロピカルチェンジ!」」」」

 

「「「「レッツメイク!」」」」

 

 

「ときめく常夏!キュアサマー!」

 

「きらめく宝石!キュアコーラル!」

 

「ひらめく果実!キュアパパイア!」

 

「はためく翼!キュアフラミンゴ!」

 

 

「4人揃って!」

 

「「「「トロピカル〜ジュ!プリキュア !」」」」

 

 

「ルーレットスタート!」

 

『TECHNIC!』

 

 

 

「ようやく4人揃っての変身ね」

 

「魔女の奴らはいないみたいだ。ローラ、今の内に」

 

「えぇそうね。てゆうか、何でいきなりそういう性格に変わってんのよ?」

 

冗談抜きで、帝は最近TECHNICに止まる確率が高くイライラして、いきなり性格が変わっているのだ

 

「それにしても魔女の部下達はいない様ね。奪われたやる気パワーは…」

 

アクアポットで確認すると、何も反応は無かった

 

「皆んな、今日は誰もやる気パワーを奪われていないみたい!」

 

「オーライ!」

 

「だったら遠慮は要らないな」

 

「早くやっつけて」

 

「宝物を先輩達に届けよう!」

 

「来るぞ」

 

ヤラネーダの口から大きな光球が吐き出された

 

『ぺけ!』

 

コーラルが防いだ後、他4人は大きく飛び上がる

 

「ヤラネーダ!」

 

「ハァ!」

 

空中でフラミンゴは攻撃を受け流し、ヤラネーダの背後からパパイアが仕掛ける

 

「ハァァ!」

 

イアリングを目に付けて、両目から放つビームでヤラネーダの視界を潰した

 

「終わりだ」

 

3人へと分身した帝が同時に攻撃し、ヤラネーダを倒した

 

 

 

「ハートルージュロッド!」

 

「プリキュア!おてんとサマーストライク!」

 

 

「ビクトリー!」

 

 

 

「何かつまんない。わたしの活躍は?」

 

 

 

 

 

////////

 

ペンギンのペンちゃんを回収した帝達は、学校へと戻った

 

「見つけました!」

 

「良かった!ありがとう!」

 

「宝物は?」

 

口から手を入れて探ると、少し大きめのロケットが入ってあった

 

「ロケット…中は写真?」

 

「そうよ。私達の友情の証」

 

見せてくれたのは、先輩達がまだ中学生の時に撮られた集合写真だった

 

「そっか、分かった!」

 

「何がだ?」

 

「わたし達の部活、何をやるかが!」

 

「と言うと?」

 

「今、一番大事な事をやる部だよ!」

 

 

 

 

 

書類を改めて作成し、生徒会長の百合子の元へ全員で行く

 

「今、一番大事な事をやるってまたそんなあやふやな…」

 

「あやふや何かじゃありません。一度にしか無い今を楽しむ部活です」

 

「一度にしか無い今を?」

 

「卒業生の先輩達が、ペンちゃんの中に宝物を入れたみたいに素敵な事をいっぱい考えて、学校の皆んなも一緒に楽しめれば良いかなって!何が楽しいか?その時何が大事かって、人それぞれだから書類には書けません。生徒会長にもきっとある筈です。今、一番大事って思う事が」

 

まなつの言う事に間違いなど無い。しかしそれを受け止めてくれるかが心配

 

「胸の奥からこう、バァーッて湧き上がって来る真夏の太陽の様なギラギラした気持ち、だから!部活の名前は『トロピカる部』です!」

 

「…トロピカる部」

 

どうしようかと悩んでいると、ナツオ達先輩達が入室した

 

「私達からもお願い。まなつちゃん達の部活認めてあげて」

 

「え?」

 

「「「「宜しくお願いします」」」」

 

頭まで下げて頼んでくれた先輩達

 

それを見た百合子は根負けしたのか

 

「…取り敢えず書類は受け取ります」

 

「やった!!」

 

「但し、これからの活動内容によっては取り消しもありますから」

 

「大丈夫です任せて下さい!」

 

何とかトロピカる部の存在を認めてくれた

 

 

 

 

 

トロピカる部の看板も立て、部の設立を祝う

 

「かんぱ〜い!」

 

「ひとまず、めでたしってところだな」

 

「今、一番大事な事か〜」

 

「ちょっと楽しみ」

 

「この先どうなるか結構面白そうかもな」

 

帝の溢す言葉にまなつがキラキラとした目で反応した

 

「じゃあ帝も入部──」

 

「しない」

 

「えぇ〜」

 

「プリキュア の事も忘れないでよ」

 

「分かってるって!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ようやくまなつ達の部活「トロピカる部」が誕生した

 

学校での生活がより一層楽しくなるのはこれからだった




今週はこれだけにします。

あのマジで、ルーレットがランダム設定って決めたのは自分ですけど、ここまで前回までの話まで能力が被るとイラつきますね

また来週からは週ニ投稿になるかも。溢れ出るネタを捌かないといけないので、ちょっとした休息

ここまでの拝読ありがとうございました
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