ではスタート!
「……」
ローラは何故か自分の胸を見ていた
「どうしたのローラ?」
「いや何か最近、胸が大きくなった様な気がして…」
どうやら、自分の胸に違和感を感じて気にしていた
「病気?」
「…ちょっとみのりに聞いてみる必要があるね」
まなつとローラは家を出て、みのりの家に行く事にした
みのりなら知識も豊富だから何かしら分かるだろう
街で探してた所、みのりは丁度図書館へと出掛ける途中だった。
街中だが、まなつは呼び止めて先程までの疑問を相談した
「それは多分胸を揉んでいるからだと思う」
「胸を揉んでいるから?」
「何で揉んだだけで大きくなるのよ?」
「『揉む』と言うより『リンパの流れを良くする』の方が合ってるわ。バストの周りにリンパが沢山詰まってるから、そのリンパを揉み解して流れを良くすれば胸を大きくする事が出来るの」
まなつとローラは感心していた
「でも何でそんな事を聞くの?何か揉まれる様な心当たりでもあるの?」
「はぁ?自分自身、そんな胸周りとか滅多に触らないわよ。かと言って、誰かに触られる様な事も──」
しかしその時、ローラは脳内で数々の記憶がフラッシュバックする
『──ローラ胸触らせて〜!』
『──貴方ねぇ、胸触る事以外に何か無いの!?』
『──え?う〜ん…』
『──本当に無いのね…』
『──そんな訳で触らせて貰いま〜す!』
『──ギャァァァァァアア!!』
「そういえば人間の事をすっかり忘れてたわ……」
「寧ろ思い出さない方がローラの身になったんじゃないの?」
「まなつ貴女ねぇ…」
「ローラも胸が大きくなるなら別に良いんじゃないの?」
「大きくなる事は嬉しいけど…」
でもそこで、まなつはふと思い付いた
「だったら、いっその事揉んで貰えば?そうすれば、わたし達に被害に遭わなくて済むし」
「確かに、ローラひとりで皆んなが救われる」
「ちょっとちょっとちょっと!?何で次期女王になるわたしだけが犠牲にならなきゃいけないのよ!?そういうのは、全部まなつ達が受けるべきよ!!」
「これしか無いんだよローラ!」
「そんな訳あるかいな!!」
まなつとローラが言い合ってると、遠くから土煙りを上げながら走って来る人物を目にした
「ロ〜〜ラ〜〜!!」
「あ、帝」
「ひっ!」
ローラは急いでまなつのポケットに隠れる
「どうしたの?」
「ローラ…はぁ…ろ、ローラ、ゲホッゲホッ!」
息を切らした帝がローラを探しに来ていた
「ローラに会いたいなぁって」
「「女王様〜」」
「こんな時だけ女王様扱いしないでよ!!」
「あ、ローラ発見!」
「…やられた。2人共謀ったわね」
観念したローラは素直に帝の前に出る
「望み通り出て来たわよ。用は何?」
「ん?用も何も会いに来ただけ」
「せめて何か用を作ってから来なさいよ!!」
「ローラは本当に良く喋るね。怒った顔も可愛いけど、シワが出来ちゃうよ」
「し、死にたいのかしら人間?」
アクアポットの中でピクピクと眉が動いて、怒り爆発寸前
「それにしても何で集まってるの?」
「いや〜、ローラが最近胸が大きくなっているから、みのりん先輩なら何か分かるかな〜って思って」
「分かったの?」
「うん。帝がローラの胸を毎日揉んでるからそれが原因だって」
「ま゛な゛つ゛!!!」
絶対調子に乗るとローラは思っていたのだが、意外な言葉が帰って来た
「あ〜ごめん。何か嫌だったか?」
「「「え?」」」
「何その反応…」
「いやだってあの帝がだよ!?」
「ありえない」
「2人共酷くない?いつも言ってるだろ、俺はローラの事が好きだって」
「「あれ本当だったの!?」」
いつも自分がしてる行為。自業自得の反応とはいえ少し傷は付く
「無理にとは言わないよ。じゃあね」
「本当に、わたしに会いに来ただけなの?」
回れ右して帰ろうとすると、ローラが呼び止めた
「いいわよ付き合ってあげる。だってわたし、女王になるもの。それくらいの計らいはしてあげる」
ふよふよと、アクアポットは帝の胸の内にすっぽりと入った
「で、何処に行くのよ?」
「実はな、あっちで美味しい店があるんだ」
そうして2人は出掛けて行った
「行っちゃいましたね」
「行ったね」
「みのりん先輩!わたしも図書館へ行っても良いですか?」
「…寝ないでね」
「は〜い!」
後日、まなつとみのりはバストを測ってみた際、少しだけバストアップしていたのだった
ここまでの拝読ありがとうございまた〜