トロピカル〜ジュ!プリキュア PICARO   作:シロX

21 / 95
雑いな〜と感じる

リアルがマジで忙しく感想メールに返信出来ずにいる

ではスタート!


第18話 エキストラが主役より目立つのはNG!

今度の休みの日、あおぞら中学校で映画の撮影があるとの事。

そして、エキストラとして学校の生徒が何名が出られる

 

それを聞いたまなつの行動は早かった

 

しかし

 

「えぇ〜出ましょうよ!みのりん先輩あすか先輩!」

 

先輩達2人は反対だった

 

「人前で演技とかわたしには無理だ」

 

「目立つのは嫌」

 

「プリキュア になったら『ビクトリー!』とか叫ぶ人が、今更目立つのが嫌って」

 

「皆んなで出られたら最っ高に楽しいけどな〜。ねっ?」

 

帝とさんごに同意を求めようとする

 

「エキストラって言っても疲れる時は疲れるしな…」

 

「帝は味方だと思ってたのに!?」

 

「わたしは良いかも。映画の現場に、スタッフさん達にちょっと興味があって……一度見てみたいなって」

 

話し合ってると、校門近くで誰かがいる事にまなつが気付いた

 

「こんにちは〜!あおぞら中学に何か用?」

 

見ず知らずの人の目の前まで近付き挨拶をした

 

怪しげな人物は慌てふためき立ち去ろうとしたが、電灯にぶつかって倒れてしまった

 

その拍子で顔を隠していた帽子などが取れた

 

「あれ?この人…」

 

 

 

 

 

////////

 

Pretty Holicに一度保護し、その人は女優の「山辺ゆな」という人物だった

 

更に付け加えると、今度学校で行う役者のひとりなのだ

 

「それにしても何で今何だ?ロケってまだ先だったよな?」

 

「あの、私いつもこんな感じで…癒し系とかって皆さん言って下さって。そういう感じのお仕事を貰っていたんですけど、今度の映画で演じるのは全然違う役で」

 

「どんな役なの?」

 

「例えば其方の、あすかさんなら似合いそうな。主演の子を苛める悪役のお嬢様なんです」

 

彼女の言う通り、雰囲気的にそんな役が出来る様には見えない

 

「ローラならピッタリな役だよね?」

 

「確かにな」

 

(2人共覚えてなさいよ〜!)

 

帝とあすかの小言がローラに聞こえており、怒りに満ち溢れていた

 

「あ、お母さん!」

 

そんな話をしていると、みゆきが着ぐるみの頭を抱えて2階へと上がって来た

 

「お母さんそれ何?」

 

全員着ぐるみの頭に注目する。

無理も無い、パンダにメイクがされてるのだから

 

「今度、シンデレラをテーマにした新しいコスメが出るの。そのキャンペーン用」

 

「そうなんだ!可愛い!」

 

「てゆうか、これがシンデレラ?」

 

「メイクは王子様の為じゃないってコンセプトで…あら?」

 

そんな時、みゆきはゆなに気付いた

 

「そっか、映画のロケ場所の下見に来たのね」

 

「え?」

 

「初めましてゆなさん。私、今度の映画でゆなさんのメイクを担当する涼村みゆきです」

 

なんと、みゆきはゆなの事を既に知っており、更にメイク担当との事

 

さんごやゆな本人もそれは知らなかった

 

「お母さんが時々、そういうお仕事をしてるのは知ってたけど…」

 

今回のお仕事は昔馴染みの監督な上、ロケ場所もこの街との事もあり担当を任されたのだ

 

「それにしても困ったわね。ゆなさんがそんなに悩んでたなんて」

 

「皆んなが応援してくれるイメージと違って……ガッカリされたら怖いし、もうどうしたら良いのか…」

 

「そういう時こそメイクだよ!」

 

まなつなお決まり台詞を言ったのだ

 

「あの、実は知り合いのメイクさんにお願いして」

 

スマホの写真を皆に見せる

 

「色々と試してるんですけど…」

 

既にメイクして役柄に馴染もうとしていたが、それも全て失敗に終わっていたらしい

 

「このままじゃ、スタッフや共演者の皆さんに迷惑掛けちゃうし、ならいっそ…」

 

「わたし達が手伝うよ!やる気があるならきっと出来る!トロピカる部でゆなちゃんの応援しよ?」

 

それに反対する事無かった

 

こうして、トロピカる部による特訓の日々が始まった

 

 

「先ずはあすか先生にガンの付け方を教わります!」

 

「厳しいので目付きの練習な。始め!」

 

 

 

「特徴的な悪役が出てる本を用意したわり映像もあるから後で観て」

 

 

 

「体力も必要だよ!」

 

 

 

「悪役の魅力は高笑いだと思うんです!」

 

「やってみます」

 

 

 

「こうなったら最後の手段。帝、いつもの様に王様になっちゃって!」

 

「そう思ってさっきから準備してるけど…」

 

「どうしたの?」

 

「今日は何か調子出ないや」

 

 

 

毎日、アレやこれやの手段を用いてやるも上手くいかない

 

「あら、今日も来てたの?熱心ね」

 

「すみません。あ、もしかして上使いますか?」

 

「ううん。今日は一日外で頑張らないとだから。この陽気で、ずっとコレ着てサンプルを配るのとか軽い悪夢だけど」

 

みゆきは、先日持っていた着ぐるみを着てサンプル配りをするそうだ

 

「それ、わたしがやっていい?」

 

そう名乗り出たのはさんごだった

 

みゆきはそれを了承して、皆んなで手伝ってサンプル配りに励むのであった

 

「シンデレラをテーマにした、新しいコスメが発売されます!この子は、イメージキャラクターのデレラちゃんです!」

 

「うっふっふ。貴女達を、エクセレントなシンデレラにしても良くってよ」

 

積極的に頑張るさんごを見てゆなは不思議に思っていた

 

「さんごさん、おっとりっていうか、私に似た雰囲気を感じていたので」

 

「確かに、ちょっと前までは少し受け身で、皆んなに嫌われない様に自分の好みを言うのに躊躇う子だったわ。でも最近変わったの。多分、部活のお友達と出会ったからね」

 

「そんな事無いよ。さんごは変わったんじゃ無くて、もっとトロピカれる様になっただけです」

 

サンプルを保持するまなつと入れ違いに、あすかやみのりも言葉を紡ぎながら入れ違う

 

「いつもまなつは、やりたい事やなりたいものに向かってまっしぐらで、それにわたし達も引っ張られいるんです」

 

「気付いたら、釣られて一歩踏み出してる。さんごもきっとそう」

 

「さんごは元々ちゃんとしてましたよ。只、きっかけとなるモノが無かっただけで、それがまなつだったっていうだけですよ」

 

「一歩…」

 

ゆなはそれを聞いて一歩を踏み出そうとしていた

 

その時

 

「あ、さんごさん!?」

 

この晴れ晴れとした日差し、そして着ぐるみを着ていた事の暑さでさんごが倒れてしまった

 

 

 

 

 

「ぷはっ!生き返った〜!」

 

「頑張り過ぎたぞ」

 

急いで水分補給と、熱冷ましシートで上がった体温を元に戻してゆく

 

「もう少し休憩したら続きを」

 

「目の前で倒れたんだ。さんごは暫く休憩にするんだ。分かった?」

 

少し凹んでしまったが、それと同時にある事を話し出した

 

「久し振りにシンデレラのお話読み返したの。そしたら、昔は気にならなかった事が気になって。あのお話で、魔法使いのお婆さんからシンデレラが受け取った一番の物って何だろって」

 

「綺麗なドレスでしょ?」

 

「ガラスの靴」

 

「カボチャの馬車か?」

 

「王子様とか?」

 

「小っちゃい頃はわたしもそう思ってた。でも今は、シンデレラが受け取った一番のモノって、舞踏会に出て自分の新しい運命を切り開く、その為の勇気だったんじゃないかってそう思ったんだ」

 

さんごの言葉で何か心に決めたのか、ゆなは着ぐるみを持って言ったのだ

 

「私にやらせて!」

 

着ぐるみを被り、店の外へ一歩踏み出した

 

(私がどう見えるかとか、似合うとか、似合わないとか、嫌われるかもとか、そんなのどうでも良い。一歩踏み出す)

 

 

 

 

 

////////

 

それからロケ当日

 

メイク室では、ゆなのメイクが終わる頃だった

 

「大丈夫。深呼吸して」

 

「やっぱり凄く緊張してるみたいだね」

 

「私に出来るのは、皆んながなりたい自分になる、ほんのちょっとのお手伝いだけ。ガラスの靴は私達があげる。でも、踊るのは貴女よシンデレラ」

 

 

 

 

 

いざ現場へと赴いたのだが、そこではヌメリーと撮影用のカメラを媒体にしたヤラネーダが暴れていた

 

「ヤラネーダ!こんな所に出て来るなんて!」

 

「皆んな、行くわよ!」

 

 

 

「「「「プリキュア!トロピカルチェンジ!」」」」

 

「「「「レッツメイク!」」」」

 

 

「ときめく常夏!キュアサマー!」

 

「きらめく宝石!キュアコーラル!」

 

「ひらめく果実!キュアパパイア!」

 

「はためく翼!キュアフラミンゴ!」

 

 

「エキストラだよ!」

 

「「「「トロピカル〜ジュ!プリキュア !」」」」

 

 

「エモーショナルスタート!」

 

『GENIUS!』

 

 

 

「現れたわねプリキュア とオマケ」

 

「オマケ言うな!」

 

「でもお生憎、やる気パワーはみ〜んな貰ったから」

 

「ヤラネーダ!」

 

『ぺけ!』

 

カメラのレンズから、光りを放射して来たがコーラルが前に出てそれを防御する

 

「ハァ!」

 

「やぁ!」

 

攻撃が止むのと同時にフラミンゴとサマーが飛び出した

 

一撃、ニ撃と攻撃を加えるもガードされる

 

そしてガードした両手が開いた。

それは照明だった

 

「「あっ!」」

 

また同じ攻撃が来る。避け切れないと思った

 

「その攻撃捻じ曲げてやる!」

 

光が放射された時、帝がそれに合わせて腕を下へと振り下げると、ヤラネーダの攻撃も下方向へと攻撃の軌道が変わった

 

「皆んな集まって!」

 

『ぺけ!』

 

パパイアが皆んなを一箇所に集めて、コーラルが防御しやすい状態にした

 

「うっ!はっ!」

 

ヤラネーダの攻撃を全て防ぐコーラルだが、それだけじゃ意味が無い

 

「あの攻撃に勝つ方法は無いのかな?」

 

「俺のGENIUSで強引に突破するか?」

 

「それだとコーラルの負担が大きくなる」

 

「……」

 

パパイアは考える。そして、ある事を考えついた

 

「帝、確かGENIUSって法則を変えたり無視したり出来るんだよね?さっきの攻撃を曲げたのも何かしたの?」

 

「え、ああ、光の屈折を変えたんだよ。それがどうかしたのか?」

 

パパイアは帝達に作戦を伝えた

 

「これで行くよ」

 

「「「オーライ!」」」

 

「コーラル!少しの間でいい。1人で防げるか?」

 

「お願い!すぐに戻るから!」

 

「分かった!」

 

「任せたよ!」

 

その場をコーラルに任せて、帝達は何処かへと飛び去って行った

 

「あらあら、皆んな逃げ出しちゃったの?勝負合ったかしら?」

 

「違う!皆んな諦めたりなんかしない!この映画は、ゆなちゃんや皆んなが一生懸命準備して来たやる気の結晶!絶対に邪魔させないんだから!!」

 

しかし、連続する攻撃にシールドが耐え切れず破壊され、その衝撃で木に叩き付けられた

 

「今よ」

 

「コーラル!お待たせ!」

 

止めをさされる寸前、帝達がギリギリで戻って来た。

そして、4人の手には大きな鏡を持っていた

 

それを繋ぎ合わせてヤラネーダに向ける

 

普通なら鏡程度の強度など、一瞬で粉々にさらるが、ヤラネーダの光を反射して自分自身がダメージを受けていた

 

「帝のGENIUSの光の屈折を見て思い付いたの。ガラスは光を反射する」

 

「それを広範囲且つ効率的に相手に跳ね返すとなると、この方法が一番だとパパイアがね!」

 

「ローラ!」

 

「オーライ!」

 

 

「マーメイドアクアポット!サーチ!」

 

「白!」

 

「やる気パワーカムバック!」

 

 

「今だよコーラル!」

 

 

 

「ハートルージュロッド!」

 

「プリキュア!もこもこコーラルディフュージョン!」

 

 

「ビクトリー!」

 

 

 

 

 

////////

 

後日、撮影されたゆなの役柄は話題を呼んでいた

 

「凄かったねゆなちゃん!わたし達もちょっと映ってた!」

 

「ねえお母さん、メイクって素敵だね!」

 

「そうでしょう」

 

「俺もエキストラじゃなくて演技してみたいな。俺なら主演男優賞もの間違いなしだな」

 

「帝が?無理無理、普段わたしらにしてるアレを何とかしないとね。そもそも帝に騙されるわたしじゃないし」

 

「何を〜!」

 

あすかがそう挑発的にする

 

「確かに」

 

「一理ある」

 

「帝君、嘘つくの下手だし」

 

「だったら見ておけ!いつか、あっと驚く様な演技をしてやるからな!!」

 

 

 

 

 

////////

 

それと同時刻では、あとまわしの魔女の召使い達が一室で集まっていた

 

「また失敗しましたか」

 

「言い訳するつもりは無いけどね。プリキュア は前より確実に強くなって来てるわよね?

 

「これじゃやってらんな〜い!」

 

「確かにやってらんねぇよな」

 

「私としては、もっと強くなって激しく攻め立てて欲しいわ〜!じゃないと興奮しないもの♡」

 

バトラーに言われてぐぅの音も出ないが、それ以上に仕方ないといった感じだった

 

嬴政とアリスもその場に居るが、話には参加しようとはせず黙っている

 

「心配は無用です。魔女様もこの事態は見越して御いでて、新たにコレを授けて下さいました」

 

バトラーが懐から取り出したのは、今までのヤラネーダの元とは色が異なる緑色の物

 

「コレを使えば、今までのヤラネーダより強力なモンスターを生み出す事が出来ます。その名も──」

 

「あ、分かったわ!『ゼンゼンヤラネーダ』とかじゃないかしら?」

 

「オッカマーさん、正解ですけど見せ場を取らないで下さい」

 

「良いじゃないの。それよりも、これであのプリキュア の可愛い声が沢山聴けると思うと……う〜ん!想像しただけでゾクゾクしちゃうわ!!」

 

その様子に一同引いたのだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして嬴政は密かに次の作戦を考えていた




前作と前々作に書いたスタプリとヒープリコラボさせようかと思ってるけど、登場人物が多過ぎるから書き方に困ってる

次回はオリストです

ここまでの拝読ありがとうございました
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。