トロピカル〜ジュ!プリキュア PICARO   作:シロX

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オリストやると言いましたが、都合に次回に回す事にしました

GWで家の手伝いしてるから結構遅れました

ではスタート


第19話 先ずはプリキュア のやる気を混ぜるところから始めます

「今日も太陽が眩しい!絶好の部活日和、今日は何しようか?」

 

気持ち良く背伸びして、太陽の光りを浴びて今日のトロピカる部の活動を皆んなに聞くとするまなつだが

 

「ごめん、今日は帰るね」

 

「もうすぐテストだから勉強しないと」

 

「えぇ〜!?」

 

テストの時期が迫りつつあると言い、帝達はそそくさ帰ろうとする

 

「まなつは勉強しないで大丈夫なの?」

 

「大丈夫……じゃないよ。コレ、今日返って来たテスト」

 

落胆して英語のテスト用紙を見せ付ける。

点数は9点

 

「これって10点満点?」

 

「ううん、100点満点だよ。勉強ちょっと苦手で…」

 

「ちょっとの域じゃないだろ」

 

「大丈夫なのか?落第点取ると部活禁止になるけど?」

 

「え、禁止!?」

 

部活禁止に反応してギクリと肩を震わす

 

それもしょうがない事。今のまなつに学校で一番楽しみにしてるのはトロピカる部での活動。

別に他に楽しい事、好きな事は沢山あるが部活禁止となってしまったらその気持ちも半減してしまう

 

「わたし、テスト勉強しなきゃいけないじゃん…」

 

ここでようやく、自分が追い込まれてる事に改めて気付いたのであった

 

 

 

 

 

「さんご、この部位は何て呼ぶ?」

 

「え〜と、接眼レンズ」

 

「正解。それなら、レボルバーは何処になるか?」

 

「ここ」

 

まなつが自宅で猛勉強する中、さんごは帝の部屋でテスト勉強をしていた

 

「顕微鏡はある程度覚えたな。しかし覚えるだけじゃ駄目だぞ。それの使い方も覚えてないと後々面倒になるからな」

 

「と言うと?」

 

「『この様に使うにはどれを使えば良いか?』とか、文章問題で虫食いもあるから油断しない様に」

 

「うん!」

 

さんごの勉強は帝が見ている様だ。

別にさんごは頼らなければならない程学力は低くは無い。寧ろ良く出来てる方だが、テスト勉強の時だけ帝を頼っているのだ

 

その理由は簡単、帝はそれなりに頭が良いのだ

 

単純な頭が良いなら付き合う事も無いが、丁寧に注意すべき点を教えてくれたりと無理に詰め込まない勉強方法で相手をしてくれる

 

「次は観察や実験のレポートの書き方について教える」

 

「それにしても帝君って凄いね。今のところ、みのりん先輩同じて学年トップなんだから」

 

「当たり前だ。俺は王だがら一番が当然で普通なんだ」

 

「帝君にとって普通でも、わたしにとっては凄いよ」

 

「…さんごも充分凄いと思うがな」

 

そんな雑談を交えつつも手を動かして勉強に励む2人であった

 

 

 

 

 

////////

 

次の日

 

「テスト勉強のやり方教えて〜!皆んなどうやってるの?」

 

家で上手く勉強出来なかったまなつが、泣く泣くで全員に勉強方法について知りたがっていた

 

「わたし、テスト勉強した事無い」

 

「本当?じゃ、わたしもやらなくていっか!」

 

「まなつ、みのりん先輩は優秀だから真似しちゃ駄目だよ」

 

みのりは頭が良過ぎる故、みのりのやり方に悪影響しか生まれない

 

「習った事はその日の内に覚えるの。そうすれば、わざわざテスト前に勉強しなくて大丈夫だよ」

 

「いや、中々出来ないからそれ」

 

「帝君なら良い勉強方法があるんじゃないのかな?」

 

「そういえばそうだったな。何で普段から馬鹿みたいな事しかしないのに、勉強はこんなにも出来るんだ?」

 

「あすか先輩傷付きましたよ…」

 

さんごにもバッチリ教えれる帝なら良い勉強方法があると思ったのだが、そうも上手くは行かない

 

「今からか…ちょっとキツイな。俺の場合、その日の内で復習した後、週末でまとめて勉強する方法だからな」

 

帝の場合、地道にコツコツとやるタイプだった。

しかしテストはもうすぐなのだ。そんな悠長に勉強はしてられない

 

「人間とまではいかないけど、毎日するのが一番だと思うわ」

 

「人魚はいいな〜テストが無くて」

 

「人魚にだってテストはあるわよ。女王様になるには沢山学ばないと!聞いてる?」

 

「はぁ、皆んなの話を聞いてひとつだけ分かった事がある。テスト勉強はトロピカらない」

 

最終的にテスト勉強そのものを否定してしまった。

本人にやる気はある様だが、勉強自体嫌いな様だ

 

「先ずはテスト範囲を確認しましょう」

 

「ここから〜……ここまで」

 

「こんなにあるの〜?」

 

「テスト範囲知らなかったんだ…」

 

「先が思いやれるな」

 

「総出て教えるのしかないか」

 

「でもやらなきゃ!やらないとトロピカる部が〜〜うわぁ!?」

 

やる気を出し始めたところで、水を差す様に大きな衝撃が襲った

 

外へ出て確認するとヤラネーダが暴れていたのだ

 

 

 

 

 

「チョンギーレ様、プリキュア が来ました」

 

「来たな。今日はいつもの様にはいかないぞ。紹介するぜ!『ゼンゼンヤラネーダ』だ!」

 

広場で待っていたのはチョンギーレとアリスだった

 

そして教科書を媒体とした、新たなヤラネーダと共に待ち受けていた

 

「うわぁ!?アレって教科書!?」

 

「ちょっと!教科書だからってビビってない?」

 

「全然!そんな事ないって!」

 

 

 

「「「「プリキュア!トロピカルチェンジ!」」」」

 

「「「「レッツメイク!」」」」

 

 

「ときめく常夏!キュアサマー!」

 

「きらめく宝石!キュアコーラル!」

 

「ひらめく果実!キュアパパイア!」

 

「はためく翼!キュアフラミンゴ!」

 

 

「笑顔は100点!」

 

「「「「トロピカル〜ジュ!プリキュア !」」」」

 

 

「エモーショナルスタート!」

 

『GENIUS!』

 

 

 

「良いかサマー、この単語でジーニアスと読むんだ。大まかな意味は天才だ」

 

「分かった……じゃなくて今はヤラネーダだよ!テスト勉強しなきゃいけないんだからさっさと終わらせるよ!」

 

前に出たのはサマーとフラミンゴの2人。ガムシャラに連続攻撃を繰り出して、一気に終わらせるつもりだ

 

「行くぞコーラル!」

 

「うん!

 

「待って2人共、何か様子がおかしい」

 

パパイアの言う様に、2人の連続攻撃を受けて尚微動だにせず効いてない様子

 

「「うわっ!?」」

 

そんな2人に鬱陶しく思ったか、ゼンゼンヤラネーダが両腕で弾いただけで簡単に攻撃を止められた

 

「ヤラネーダ!」

 

「「「「キャアァァ!!」」」」

 

「皆んな!」

 

ゼンゼンヤラネーダの咆哮だけで、サマー達プリキュア を吹き飛ばしてしまった。

帝は何とかステッキの力で飛ばされずに済んだが、いつも以上に力を増してる事を実感した

 

「スゲェ!」

 

「予想より遥かに高い戦闘力のあるヤラネーダですね。正にスゲェェェェ!!ですね」

 

使役してるチョンギーレやアリスすらも、ゼンゼンヤラネーダに目を見張るものを感じた

 

「何のこれしき!」

 

「行け!」

 

「おい無闇に攻撃するもんじゃ──」

 

帝の話も聞かずにサマーは、ハートルージュロッドを構える

 

 

 

「ハートルージュロッド!」

 

「プリキュア!おてんとサマーストライク!」

 

 

 

いつもの様にビクトリーポーズを決めて浄化完了……と思いきや

 

「え?」

 

サマーの浄化技が弾かれて通用しなかった

 

「嘘何で!?」

 

圧倒的にゼンゼンヤラネーダの方が強いという訳だ。

この様子だと、他のプリキュア の浄化技も通用しない

 

「ヤラネーダ!」

 

「うわぁぁ!!」

 

ガードをしたとはいえ、ゼンゼンヤラネーダの攻撃をまともに食らってしまった

 

そして、攻撃を受けて地面を転がる弾みでキャリーからトロピカルパクトが転げ落ちて、更にはハートクルリングが外れて変身が解除されてしまった

 

「ヤラネーダ!」

 

倒れて動けない状態のまなつに、ゼンゼンヤラネーダはまなつのやる気パワーを奪い始めた

 

「う、うぅ…」

 

「「「まなつ!」」」

 

「まなつ大丈夫か?」

 

フラミンゴが急いで駆け付けたがもう遅かった

 

「ん〜?な〜んにもやりたくないで〜す…」

 

「え?」

 

「お休みなさ〜い…すぅ、すぅ」

 

完全にやる気パワーを奪われてしまった。ついでに言うとそのまま寝てしまった

 

「堕らけたプリキュア か!笑えるぜ」

 

「ったく油断するからよ。人間!」

 

ローラの呼ぶ声と同時に帝が飛び出して、ヤラネーダの掴み地面に抑え付ける

 

「奪って早速だが返して貰う」

 

 

「マーメイドアクアポット!サーチ!」

 

「レインボー!」

 

「やる気パワーカムバック!」

 

 

「よし。コーラル、パパイア、フラミンゴ!1人でダメなら3人で浄化しろ!」

 

「そうねその手があったわ!」

 

まなつのやる気パワーを奪い返す事に成功した。

帝の案でコーラル達3人で浄化技を放つ為にハートルージュロッドを構える

 

「ヤラネーダ…!」

 

「悪いがGENIUSの力の前では平伏す以外選択肢は無い」

 

「けれど第三者の介入には弱い」

 

「ッ!?」

 

横からアリスが飛び蹴りを放ち、ヤラネーダから帝を遠ざけた

 

「クソ!」

 

「人間!うわっ!」

 

自由となったヤラネーダが、ローラの持つアクアポットを弾いて川の中へと落とした

 

「アクアポットが!」

 

その後はヤラネーダ暴れ放題奪い放題

 

アクアポットを失ってしまえば、まなつのやる気パワーどころか街の人々のやる気パワーを取り戻せない

 

「やる気パワー奪いたい放題だぜ!」

 

「やめろ!」

 

フラミンゴを筆頭に反撃するも一瞬で返り討ちに合う

 

「ヤラネーダ!」

 

「させるか!」

 

踏み潰そうとするヤラネーダの足を、帝が両手で支えて守る

 

「そのまま一気に潰してしま──」

 

その時、チョンギーレの懐からタイマーの音が鳴った

 

「煮込み終了。かったりぃが戻るか。引っ込めヤラネーダ!」

 

ゼンゼンヤラネーダが、元のヤラネーダの素の姿に戻ってチョンギーレの手元に返った

 

そしてそのまま去って行った

 

「はぁ…仕方ありませんね」

 

やれやれと言った感じでアリスもその後に続いて去って行った

 

「行っちゃった」

 

「チッ!」

 

「よく分からないけど助かった」

 

命拾いしたと言ってもいい結果。しかし、問題は他にもあった

 

「まなつ、しっかりして!」

 

見るも悲惨な姿。やる気パワーを失って元気なまなつの姿はもう何処にも無かった

 

「わたしの事はほっといて下さい…な〜んにもやる気起きないんで…」

 

「ちょっとまなつ何言ってるの!貴女それでもプリキュア なの?」

 

「プリキュア って面倒くさいなぁ〜…辞めま〜す」

 

「「「「「えぇ〜!?」」」」」

 

とうとうプリキュア 辞める発言までしてしまった

 

「プリキュア 辞めるですってェェ〜!?」

 

「うんそだよ〜…お休みなさい」

 

「ふざけんな〜!」

 

「まぁまぁ!」

 

「ローラ落ち着けよ」

 

ローラは怒りのあまり、まなつの襟元を掴んで揺らしたが全くの無反応

 

「きっとやる気を奪われたせいだよ」

 

「〜〜ッ!行って来る!」

 

「何処へ?」

 

「アクアポット探しによ!!」

 

ローラは1人でアクアポットを探しに行ってしまった

 

残された帝達は、アレやコレやとまなつのやる気を出させる為に色んな手を考えた

 

「ねぇコレ、新作のネイルなの。塗ってみない?」

 

「面倒くさいからいい…」

 

「ビックリ人魚図鑑すっごく面白かったよ。見る?」

 

「眠いからパス…」

 

「無防備晒してると胸揉んじゃうぞ〜!」

 

「勝手にどうぞ…」

 

さんご、みのり、帝と続いて撃沈した

 

「マンゴー味のメロンパン一緒に食べよう!」

 

「口動かすの面倒くさ〜い…」

 

「なっ!?一発気合いを入れてやろうか〜?」

 

「落ち着いて!」

 

「冷静に」

 

やる気パワーを失ったせいとはいえ、あまりの態度にあすかの怒りのボルテージがMAXになる寸前

 

「…すまない、分かっているんだが…」

 

「あすか先輩の気合いの一撃は死人が出るからね〜。やらなくて正解だよ」

 

それを言った帝の頭は地面に埋もれていた

 

 

「ヤラネーダ!」

 

 

またしても、チョンギーレが率いるゼンゼンヤラネーダが現れた

 

「やめろ!」

 

「今度は仕留める!」

 

 

 

 

 

「「「うわぁぁ!!」」」

 

変身して立ち向かうも、コーラル達も攻撃は通じない。

それだけではなく、まなつも欠いた分も戦わないといけない為いつも以上に体力の消耗が激しくなっている

 

『DEFENCE!』

 

ヤラネーダの周囲に大量の盾を出現させ

 

「潰れろ」

 

手を握ると、盾が一斉にヤラネーダを潰しに掛かった

 

「や、ヤラネー…ダ!」

 

圧迫されて殆ど動けない筈が、ヤラネーダの力がそれを上回り盾を弾き返した

 

「まだまだ!」

 

「「「ハァァァ!!」」」

 

力の差を見せつけられても尚、コーラル達は諦めず何度でも立ち向かう

 

そしてその度に飛ばされては無様に倒れる

 

「ガッハハ!無駄な抵抗だぜ!他人のやる気パワーがどうなろうとどうでもいいだろ?」

 

「何が大事か、それを決めるのは自分だよ!」

 

「皆んなのやる気を奪われるの放って置けない。まなつだってきっとそう」

 

「皆んなのやる気を守る事、それが今一番大事な事だ!」

 

「それを教えてくれたのは、紛れもないまなつ自身だ」

 

懸命に鼓舞して立ち上がるも無駄な事の繰り返し

 

「「「ああ!!」」」

 

「フラミンゴ!」

 

吹き飛ばれるフラミンゴを帝は体全体で受け止め、コーラルとパパイアは盾で受け止めて少しでも攻撃のショックを弱める

 

けれどそれでも何か大きく変わる事は無い。帝はコーラル達の援護で精一杯、そのコーラル達も満身創痍

 

とてもじゃないが、逆転するなど不可能に近いものだ

 

「帝、わたし達の事は気にせずやるんだ…!」

 

「それだとフラミンゴ達が…」

 

「いいから!」

 

苦い表情をしながらオーシャンステッキに手を掛けた時、まなつが帝達の庇う様に前に出て来た

 

「……駄目」

 

「邪魔だ!」

 

ヤラネーダが口からエネルギーを放射しようとするが、まなつは一向に避けようとしない

 

「やめろ!」

 

帝が急いでステッキを回そうと手に掛けた時

 

「させません!」

 

「何!?」

 

突然背後に現れたアリスに、手刀でオーシャンステッキを弾かれて手から離れてしまった

 

「この…ッ!」

 

「先程仰りましたよね?させませんと」

 

ステッキを取りに行こう走り出したが、腕を掴まれてハンマーロックを決められた

 

「「「まなつ!!」」」

 

帝が動けなくなった以上、コーラル達は自分達が壁となって助ける以外の方法が無かった

 

コーラル達の決死の防御も容易く破られ深傷を負ってしまった

 

「やれやれ終わったな」

 

「その様ですね。後は帝様の腕を折ってしまえば」

 

「あぐ!?」

 

アリスの手に力が入り、帝の骨がギシギシと音を立てて悲鳴をあげる

 

「終わりじゃない…」

 

「何?」

 

倒れるコーラル達の前に、それでもまなつは前に出て行く

 

「いじめるな…」

 

「あ?」

 

「わたしの友達を…苛めるなァァァ!!」

 

 

 

「プリキュア!トロピカルチェンジ!」

 

 

「ときめく常夏!キュアサマー!」

 

 

 

自力でやる気パワーを生み出してプリキュア へと変身を遂げてみせた

 

「いくらやる気を奪われたってヘッチャラだよ!わたしのやる気は、ジャンジャンドバドバ湧いて来るんだから!」

 

「わたし達も!」

 

「寝てられないね!」

 

「手加減無しで行くぞ!」

 

サマーの姿を見てコーラル達も立ち上がった

 

「何人居たって勝てるものか!」

 

「プリキュア は負けないわ!」

 

そこへ、泥だらけになりながらもアクアポットを見つけ出して帰って来たローラの姿もあった

 

「ローラ!」

 

「まなつのやる気は最強なんだから!!」

 

アクアポットをサマー達に翳すと、虹色の光が飛び出して包み込む。

その温かな温もりを感じ、傷も癒えて元気となった

 

「皆んなごめん…」

 

「ネイル塗る?」

 

「え?」

 

「新作のネイル、まなつにすっごく似合う色だと思って」

 

「塗ってみたい」

 

「『びっくり!人魚図鑑』って言う本見たくない?」

 

「見たい!何それ面白そう!」

 

「マンゴー味のメロンパン一緒に食べる?」

 

「勿論!食べない訳無いじゃん!」

 

迷惑掛けて気不味くなっていたサマーだが、友達からの言葉でそんな事など紛れるくらいに元気を取り戻した

 

「じゃあ、アイツらを早く倒さないとね」

 

「やる事やってトロピカろう!」

 

皆んなのやる気がひとつに重なり、新たなリング「ハートカルテットリング」が誕生した

 

 

 

「ハートカルテットリング!」

 

「とびだせ!元気なハート!」

 

「やさしいハート!」

 

「かしこいハート!」

 

「燃え立つハート!」

 

「ハートドキドキ」

 

「「「ドッキング!」」」

 

「「「「プリキュア !ミックストロピカル!」」」」

 

 

「「「「ビクトリー!」」」」

 

 

 

4人の浄化技で強敵だったゼンゼンヤラネーダを浄化してみせた

 

「そんな馬鹿な。全然駄目じゃねぇか〜!」

 

チョンギーレは捨て台詞を吐いて去って行った

 

「すっご〜い!」

 

「ええ確かに凄かったですね」

 

「うわっ!?」

 

いつの間にか、まなつの側にアリスが接近していた

 

「捕まえた!」

 

「ほっ!」

 

帝が隙を突いて捉えるつもりだったが、アクロバットに躱して捕まえられなかった

 

「ハートカルテットリング。良い感じにプリキュア も強くなって来てます。本当に物語というものは面白い。嬴政様の思う筋書き通りに進むのですから」

 

アリスは本を閉じて最後にこう言った

 

「イッツ・ビューティーフォォォォ!!」

 

謎の発言をしてアリスも消えた

 

「それにしても凄かったね!ローラも見た?何か出た!」

 

しかしローラはツンとした態度で見向きもしない

 

「あれ?あれあれあれ?何か怒ってる?」

 

「……怒ってるに決まってるでしょ!!何よプリキュア 辞めるって!まなつのバカバカバカ〜!!」

 

「ごめん!ごめんねローラ!」

 

まなつは精一杯の謝罪を込めて抱き付く

 

「何があっても辞めないよ。だって、プリキュア って最高にトロピカってるもん!」

 

 

 

 

 

////////

 

それから迎えたテストの日。

返却された点数を見てまなつは下を向いていた

 

「やっぱりダメだった…」

 

あすかは予想通りの結果だと受け止める

 

「あの、見て下さい」

 

まなつはテスト用紙を見せる。皆んなも、まなつがどれだけ頑張ったかだけでも目に焼き付けようと点数を見ると目を疑う内容だった

 

「「「「えぇ〜!!?」」」

 

5教科全てが高得点。

国語80点、数学88点、理科96点、社会100点、英語83点

 

との内容だった。特に社会に関しては満点を取っていた

 

「まなつ、カンニングでもしたか?」

 

「そ、そんな訳ないですよ!!」

 

「あの点数からどうやったの?」

 

「まなつどうやって勉強したの?教室で見ていたけど、皆んなと同じ様に勉強してた様にしか見えなかったよ」

 

「いや〜自分の才能が怖いな〜!」

 

上機嫌なまなつにローラが水を差す様な発言をする

 

「人間に教えて貰ったからでしょう?」

 

「帝君が?」

 

「流石にあの点数は絶望的だったからな。とにかく範囲を極限にまで絞って勉強させた」

 

「まさかそれが殆ど当たるなんて!」

 

「「「嘘!?」」」

 

さんごは驚くがすぐに納得する理由を見つけた

 

「でも社会が100点だったの見て何となく納得。わたしも社会は満点だったから」

 

ピラリとさんごも社会のテスト用紙を見せる

 

「帝君、社会は得意科目って言ってたもんね」

 

「当たり前だ!王として社会の仕組みを理解るのは当然だ!」

 

「ともかくこれで、部活もプリキュア もトロピカれるぞ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

プリキュア 達4人のやる気と心が重なり、絆は更に固まり、より強固なものと変化した出来事だった




次回こそオリストです

ここまでの拝読ありがとうございました
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