トロピカル〜ジュ!プリキュア PICARO   作:シロX

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最近みのりん先輩と一緒に居る事が多い主人公君

ではスタート


第21話 新たなる出会いの下準備!始めましょう!

「まなつ〜」

 

「何ローラ?」

 

「外で泳いで来るわ。後は頼んだわよ」

 

「ちょ、ローラ!?」

 

アクアポットに入り、そのまま外へと出て行ってしまった

 

「他の人に見つからないでよね?騒ぎになったら面倒だから!!」

 

「分かってるわよ」

 

 

 

 

 

ローラがやって来たのは岩場近くの海

 

くるるんと気晴らしに泳ぎに泳いでいた

 

「はぁ…まさか、あとまわしの魔女達もあんな怪物を隠し持ってた何て想像つかないわよ」

 

「くるるん〜」

 

「あ〜もうイラつく!!」

 

バシャンと水面で大きな波を立てながら、空を見て浮かぶ

 

そんな時、誰かの足音が聴こえた

 

「くるるん」

 

ローラはくるるんを呼び寄せて水中へと潜水した

 

「あら?誰かの声がしたのだけど気のせいかしら?」

 

足音の主は女性だった。見た目からして大学生、そして此処には釣りをしに来たみたいだ

 

「まいっか。そんな事より今日の晩御飯を釣らなきゃね」

 

女性は、ローラが潜って場所にピンポイントでルアーを落とした

 

女性は竿を置いてのんびりと本を読み始める

 

一方で水中のローラ達は

 

「キー!!糸が引っ掛かってる!!」

 

鱗に引っ掛かったルアーを必死に外そうと奮闘していた

 

「くるるん外して!」

 

「くるるん!」

 

くるるんも食い千切ろうと噛み付くが、逆に針に掛かってしまった

 

「くるるん!?」

 

「くるる〜ん!」

 

そしてくるるんは引っ張り上げれる

 

「待ちなさい!」

 

とっ捕まえると、ローラまで仲良く釣り上げられた

 

「うわっ!?」

 

「くるるん!?」

 

「やった釣れた…わ?」

 

ローラと女性と目が合った

 

「人魚…だよね?」

 

「何よ人間。見れば分かるでしょう?」

 

「うんまぁ、今更何が起きても驚かない自信あったけどやっぱり驚く時は驚くわね…」

 

過去に色々あったと思う女性は遠い目をしていた。

ローラやくるるんを見ても、帝やまなつ達みたいな反応は無かった

 

「取り敢えず降ろしてくれないかしら?」

 

「あぁ、ごめんなさい」

 

未だに竿から解放されて無かった為、優しく針を外して自由にさせた

 

「それにしても人魚は初めて見たわね。興味深い」

 

「当たり前よ。わたし達人魚は人間に見つからない様にしていたのだから」

 

「なら今後の研究の為に鱗一枚頂戴」

 

「…全くもって意味が分からないわ」

 

「そのまんまの意味よ。人魚なんて滅多にお目にかかれない。実験材料はあるに越した事ないわ」

 

女性はローラの事を実験台のモルモットとして見ている

 

「あ、もしかして鱗剥ぐのに痛かったりする?」

 

「当たり前よ!体の一部なんだから」

 

「それなら…髪の毛を頂こうかしら?」

 

「正直言って嫌と言いたいけど、貴女の場合断ったら他のを要求するんでしょう?」

 

「察しが良くて助かるわ!」

 

ローラは嫌な顔をして、髪の毛先を切って女性に渡した

 

「これが人魚の髪の毛…!おっと早く仕舞わないと」

 

小瓶に髪の毛を入れてまじまじと魅入っていた

 

「それにしても何で人魚が此処に居るの?何かの観光?」

 

「違うわ。わたしは女王になる為にこの人間の世界に来たのよ!」

 

「ああ、そうなの。王様ね…」

 

「何よ?」

 

「いえ、私はあまり王様に関しては良い思い出が無いだけ」

 

女性は急に身支度を整え始める

 

「帰るの?」

 

「ええ。晩御飯は魚にしようかと思ったけど、人魚が釣れちゃったからメニューを変更しないとね。だから街へ行くの」

 

「そう。なら、さよならね」

 

「人魚さんも気を付けてね」

 

お互いに立ち去ろうとした時、大きな衝撃と音が2人に届いた

 

「あれはヤラネーダ!」

 

「街の方で何かあったのかしら?ここ最近、化け物騒ぎが噂されてるけど」

 

「いい人間!貴女は事態が落ち着くまで街に行かない事!分かった?」

 

「えぇ〜、これから晩御飯買いに行くのに?」

 

「危険だから!くるるん行くわよ」

 

アクアポットに戻り、そのまま街の方へと飛んで行った。

女性はそれを眺めるだけだった

 

 

 

 

 

////////

 

「まなつ!」

 

「ローラ!」

 

街では、チョンギーレが生み出したゼンゼンヤラネーダがやる気パワーを奪っている

 

騒ぎを聞き付けてまなつ、みのり、あすかの3人が来ていた

 

「さんごと人間は?」

 

「今日2人で出掛けてるの。多分もう少ししたら来ると思うけど」

 

「流石に待ってられないな」

 

「ちゃちゃっと終わらせよう!」

 

 

 

「「「プリキュア!トロピカルチェンジ!」」」

 

「「「レッツメイク!」」」

 

 

「ときめく常夏!キュアサマー!」

 

「ひらめく果実!キュアパパイア!」

 

「はためく翼!キュアフラミンゴ!」

 

 

 

「「「やぁぁ!!」」」

 

3人同時の飛び蹴りでヤラネーダが倒れる

 

「負けるなヤラネーダ!」

 

「ヤラネーダ!」

 

「「「ああ!!?」」」

 

ヤラネーダの巻き起こした風で、サマー達は軽く飛ばされる

 

「こんの〜!」

 

「やっぱこの人数はキツいな…」

 

「ヤラネーダ!」

 

今度はヤラネーダから仕掛けて来た。恐れも知らずに突撃する

 

「そんな一辺倒の攻撃なんて避ければいい!」

 

「あ、待ってフラミンゴ!わたし達が避けてしまったら!」

 

パパイアで気付いた。後ろを振り返ればローラが居る事に。

もし避けてしまえばローラに被害に遭ってしまう

 

それを避ける為に、サマー達はヤラネーダの体当たりを受け止めるしか無かった

 

「「「くぅぅ…!!」」」

 

「力で負けてない!そのままぶっ飛ばせヤラネーダ!」

 

「ヤラネーダ!」

 

「「「キャァァァ!」」」

 

受け止めるサマー達を振り払い、一直線にローラへと向かって体当たりする

 

「ちょ待って!嫌ァァァァァ!!」

 

絶叫するローラ。もうダメかと思った矢先

 

「ヤラネ!?」

 

「えっ?」

 

一台のバイクがヤラネーダの足を轢いて現れた

 

「何だアイツ?」

 

「何あの人間?」

 

ローラとチョンギーレは謎に現れたライダーに首を傾げる

 

「…」

 

ライダーはエンジンを吹かしてヤラネーダを挑発する

 

「ッ!」

 

「ヤラネーダ!?」

 

勢い良く飛び出したライダーは、そのままヤラネーダの顔を轢き倒してローラの近くに着地する

 

ライダーはバイクから降りてローラへと手を差し伸べる

 

「大丈夫?」

 

「その声!」

 

ライダーはヘルメットを取ると、綺麗な薄紫の長髪を靡かせた。

それは先程、ローラとくるるんを釣り上げた女性だった

 

「買い物に来たのにとんでもない事になっているわね」

 

「貴女何で来てるのよ!わたし言ったわよね?」

 

「バーゲンセールは学生の命なのよ!!」

 

「何くっちゃべってるんだ!やれヤラネーダ!」

 

ヤラネーダが拳を振り下げたが、何かに弾かれた様に拳が飛んだ

 

「何!?」

 

「今何かしたかしら?」

 

「だったらやる気パワーを奪うまでだ!」

 

今度は狙いを変えて女性のやる気パワーを奪おうとするが

 

「?」

 

「な!?やる気パワーが奪えないだと!?」

 

やる気パワーを奪おうとするが、女性の体全体を不思議なオーラがそれを防いでいるのだ

 

「悪いけど時間が無いの」

 

突如として女性の姿が消えた

 

「ヤラ──」

 

そしてヤラネーダの顔に何か衝撃が走る

 

倒れそうになるが、すぐさま何かにぶつかった感覚がして強引に起き上がられせる

 

「や、ヤラネーダ…」

 

良く見ると、白い閃光がヤラネーダの身体中を駆け回りダメージを与えていた

 

「ヤラ、ネーダ…」

 

とうとうヤラネーダが倒された

 

その上空では、白い長髪の女性が剣を持って佇んでいた

 

「意外と呆気なくて残念。見た目通りって感じ」

 

「すっごい光ってる。全身トロピカってる!」

 

「あ、そこの子達コレの止め宜しくね」

 

「「「あ、はい!」」」

 

声を掛けられて思わず返事をする

 

「ローラ!」

 

「オーライ!」

 

 

「マーメイドアクアポット!サーチ!」

 

「やる気パワーカムバック!」

 

 

 

「ハートルージュロッド!」

 

「プリキュア!おてんとサマーストライク!」

 

 

「ビクトリー!」

 

 

 

「さて、残るは貴方だけ。続ける?」

 

「…かったりぃ奴だ」

 

これ以上、女性を相手にするのは少々面倒と思った。

ヤラネーダも浄化された今、もう手札がない為引くしか無い

 

「あ〜あ、帰っちゃった」

 

「あの!」

 

「ん?あ〜ありがとうね。それじゃあ──」

 

「ちょっと待ちなさい!!」

 

女性が立ち去ろうとしたが、それをローラに呼び止められた

 

「その姿にその剣、貴女一体何者なの?」

 

「世界を救ってるだけ」

 

「そういう意味じゃ──」

 

「お姉さん超トロピカってる!!」

 

まなつが女性に迫り大興奮してしいた

 

「どうやって変身したんですか?それにその剣は?」

 

「き、気にしないで!忘れて」

 

忘れてと言うが、目の前で剣がひとりでに動いて、女性の体の中へ入って行く

 

「今のを見て、忘れてなんて無茶苦茶だな…」

 

 

「お〜い!」

 

「帝君待って〜!」

 

 

話をしてる間に、帝とさんごが到着した

 

「2人共遅い!」

 

「ヤラネーダならこの人が倒してくれたの」

 

ひょこっと女性は帝達に顔を出す

 

「「あーーっ!!!」」

 

女性の顔を見た瞬間、帝とさんごは大声で叫んだ

 

「紫苑姉ちゃん!」

「紫苑お姉さん!」

 

「久し振りね。帝、さんごちゃん」

 

「え、2人共知り合いなの?」

 

「知り合いも何も!」

 

「紫苑姉ちゃんは俺の従姉妹だよ!」

 

目の前に居る女性は、どうやら帝の従姉妹という関係でいらした

 

「ど〜も。帝の従姉妹である『天道紫苑(てんどうしおん)』よ。ビックリさせちゃってごめんね」

 

「何でさんごも知り合い?」

 

「さんごちゃんは、帝と家が近かったから良く一緒に遊んでいたのよ」

 

「紫苑お姉ちゃんって確か今、すこやか市に住んでいたんじゃ?」

 

「今はこっちから通学してるの」

 

紫苑の実家はすこやか市。けれど今は、視野を広げると為という理由で、今年からあおぞら市に引っ越してる。

因みに大学はおおらか市との事

 

「そういえばみのりん先輩、紫苑姉ちゃんがヤラネーダ倒したった聞いたけど?」

 

「うん本当。紫苑さんは何であんな姿に?」

 

「そういう貴女達も凄い格好していたわよね?アレ何?さんごちゃんも出来るの?」

 

「出来ますけど詳しくは教えれま…あれ?」

 

こちらが質問してたのに、いつの間にか質問される側に誘導されていた

 

「そう。秘密は誰にでもあるのね。私そろそろ行くね」

 

ヘルメットを被ってバイクに跨る

 

「今度は友達も連れて来るから。それじゃあ頑張ってね、可愛いプリキュア (・・・・・)さん達」

 

颯爽と紫苑とは別れた

 

「あれ?わたし達がプリキュア だって話したっけ?」

 

まなつは一瞬気にしたがすぐに忘れる事にした

 

 

 

 

 

////////

 

紫苑は買い物途中で誰かに電話していた

 

「もしもし、ひなた今大丈夫?」

 

『紫姉おひさ〜!大丈夫だよ!』

 

電話相手は「ひなた」という少女だった

 

「実は今日面白い子達に会ったのよ」

 

『どんなどんな〜?』

 

「そ・れ・は、今度こっちに遊びに来るでしょ?その時に教えてあげる」

 

『えぇ〜!?』

 

『ちょっとひなた、早く勉強再開するわよ』

 

『あ、ちゆちー』

 

ひなたの他にも、ちゆちー基『ちゆ』が話に割り込んだ

 

『天道さん?あ、ごめんなさい。ひなたに用がありましたか?』

 

『ちょ!その急変する態度がアタシを傷付ける』

 

『ちゆちゃん、ここの問題が分からないのだけど』

 

『のどか、その問題はね…』

 

今度は「のどか」が話に入って来た。少々タイミングが悪い時に電話をしてしまったらしい

 

「何か邪魔しちゃったわね。そろそろ切るね」

 

『全然大丈夫!寧ろジャンジャン話そう──』

 

『後で折り返し電話します』

 

ひなたから電話を奪ってちゆがそう言ってくれた

 

『あ、ちゆち〜!』

 

『すみません失礼します』

 

「うん、勉強頑張ってね」

 

電話を切ると、不意に紫苑は和かに笑っていた

 

「本当元気な子達ね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

紫苑は上機嫌で買い物を続けるのであった




最後にチラッと出て来たヒープリ組。アニメ本編であと数話したら出そうかと考えております。
今回出て来たキャラは、前作のオリキャラの一人です。割と読んでる人が少ないので「誰それ?」感が凄いです。流して「あ、こんなオリキャラ居たんだ」みたいなノリで見てくれたら幸いです

次回もオリストで何か書こうと思っていますが、時間が無ければ来週にあとまわしです

ここまでの拝読ありがとうございました
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