なので、主人公だけがプリキュアから異質しています。
細かい事を気にする方はお勧めしません。
本当に何でも許せる方のみだけどうぞ
前作の事もあり注意喚起をしました。
そんな訳で新しくスタートです
第1話 人魚だ!プリキュアだ!キュアサマーだ!
海底深くある場所、グランオーシャンという所が存在した
そこでは、人々がやる気を無くし、堕落して寝転んで居た
そんなグランオーシャンの一角では、2人の人物が何やら話し合っていた
「貴女だけでも無事で良かった。しかし、またいつ敵が来るのか分かりません」
「女王様、わたしに何か出来る事ある?」
「勿論ですローラ。コレを持って人間の世界に行って下さい」
差し出されたのはコンパクトだった。
ローラと呼ばれる少女は試しに開けてみるも
「開かないよ」
「それを開ける事の出来る人間を探すのです」
「人間が開ける鍵を持ってるの?」
「心の中に煌めく太陽を持った人間と、私達人魚の心が通じ合った時鍵は現れるでしょう」
「何で人間何かの助けを?」
ローラは人間の手を借りる事に不満を抱いていた
「あとまわしの魔女の手は、人間の世界まで伸びようとしています。早く鍵を見つけて伝説の戦士『プリキュア』を見つけ、世界を守るのです」
「ねぇ、そしたらわたし女王様になれる?」
「それは貴女次第です」
少しでも女王になれる可能性があると分かったローラは有頂天になる
「それとコレを」
今度は、コンパクトと違い上部にルーレットが付いたステッキとそのルーレットの盤と思われるディスク2枚を渡された
「コレもプリキュアのアイテムなの?」
「いいえ。それはプリキュアと同じ力を持ちながらも、とある素質を持った人間しか扱えない代物」
「素質?」
「王である素質よ」
それを聞いて、ローラはルーレットに手を掛けて回そうとするも
「ま、回らないわ…」
「ソレの扱いには気を付けて下さい。扱う者を見極めて渡さないと、あとまわしの魔女以上に危険な存在と化してしまいます」
「ふぅ〜ん…」
////////
お昼も過ぎた時間。釣り竿を持った少年が、とある岩場へと足を運んでいた
「のんびりと釣りと洒落込みますか」
丈夫そうな木に糸を括り付けて、先には針を付けた簡易的な釣り竿を垂らした
正直、こんなちゃちな釣り竿で魚が釣れる訳も無い。当然、少年もそんな事は知っていた
只々時間だけが流れる
「やっぱりさんごも誘うんだったな〜」
そんな事をぼやいてると、糸が何かに引っ張られていた
「嘘!?本当に魚が釣れるのか!?」
急いで竿を掴み上げる
「お、重!?」
竿を持ってその重さに驚く。こんな木の竿が折れてしまうのが目に見えてる
「欲は言わない!小魚でもいい!なんでもいいから釣られろ!あ〜でも美少女が釣れたら美味しいな…そうだ、俺は美少女を釣るんだ!釣るって言ったら釣る!」
何故か魚から美少女へと釣るものが変わっていた。そもそも海から人が釣れるなど有り得ない
しかし、少年の頭の中は美少女でいっぱいになっている。常識的な考えは全て捨て、目一杯竿を引き上げた
「美少女釣ったらぁぁぁ!!」
「わっ!?」
とうとう大物を釣ってみせた。それは少年が言う様に美少女だった
「これは!長い髪の毛、透き通る様な綺麗な瞳、もちっとした柔らかそうな潤いのある肌、そして魚の如く下半身は鱗と尾鰭が……鱗と尾鰭!?」
その時、竿が重さに耐え切れず折れてしまい釣り上げた美少女?は海へと
「え?え??今のは人間だよね?でもでも、完全に下が魚のアレだよ?人魚なの?え、さっきの美少女人魚なの!?人魚だよね!!絶対そうだ!間違い無い!俺の目に狂いは無い!あの美少女は人魚だ!!人魚なのだ!!!」
「うるさいわね!!」
パニックに陥っていた少年は頭の整理がつき始めた時、さっき引き上げた美少女に怒鳴られた
その美少女というのがローラだった
「ま、まぁわたしが美少女って言うのは当たり前よ。だってわたし人魚だし」
少年は物凄い勢いでローラに詰め寄り観察する
「な、何よ?」
「う〜ん……ほっ!」
「なっ///」
少年はローラの胸を鷲掴みして、その柔らかさをじっくりと堪能する
「ふむふむ、衣服の上からでも気持ちの良い柔らかさ……満てででででで!!!?」
ローラはゴミを見るような瞳で、無言で少年を尾鰭で締め上げる
そして岩場の方へと放り投げる
「ちょっと貴方いきなり何するのよ!!」
「え?挨拶だけど」
「非常識にも程があるわ!何を!もって!わたしの!胸を触るの!!?」
「いや挨拶」
(め、面倒な人間…)
胸を触って挨拶するのが至極当たり前といった表情をしてる少年に、ローラは怒りと呆れの感情が入り混じっていた
「別に減るものじゃないし」
「精神的に色々と減るのよ!」
「細かい人魚さんだなぁ」
もう相手にするのが疲れたのか、何も言い返さず肩で息をしていた
「取り敢えず隣に座ってお話でも」
「誰が貴方みたいな人間と!」
「人間…そうかまだ名前を言ってなかったな」
少年咳払いをして自己紹介をする
「俺の名前は凄いぞ。『
「へぇ〜…」
「中々
「えぇそうね、中々
ローラは帝の名前に興味など無く、それどころか軽く馬鹿にしている
「それで美少女な人魚さんの名前は?」
「…ローラ・アポロドーロス・ヒュギーヌス・ラメール」
そっぽ向きながらも、美少女と言われたら答えるしかない
「ローラ・アポロドーロス・ヒュギーヌス・ラメールって名前なんだ。宜しくね、ローラ・アポロドーロス・ヒュギーヌス・ラメール」
「勝手にしてなさい」
「ところで、ローラ・アポロドーロス・ヒュギーヌス・ラメールは──」
「いちいち全部言わなくて良いから!!」
いくら自分の名前とはいえ、こうもフルネームで毎回呼ばれてはイラついてしょうがない
「じゃあ略してローラで!」
「はいはい…はぁ、全く今日はついてない。変な人間に2人も会うのだから」
「2人?」
(やば!)
ローラは変に口走った事に気付いて両手で塞ぐ
「そ、それよりも!王の中の王って言うのならコレ持ってみなさい!」
はぐらかして、ローラは帝に女王から託されたステッキを渡した
「何コレ?」
「ちょっと回してみて」
「?」
帝は言われるがまま、上部のルーレットを回してみるが
「あれ…ふん!回んない…」
「そう…ならもう用は無いわ」
ローラはステッキを奪い返し海へと帰ろうとする
「えぇ〜もう少し一緒に──」
その時だった。岩場を挟んで隣の浜辺から騒ぎが聞こえた
岩陰に隠れて覗くと蟹の様な姿をした者が居た
「まさか、あとまわしの魔女の部下!?」
「おかしな蟹だ」
(貴方がそれを言うの?)
あとまわしの魔女の部下と呼ばれる人物は、ヤシの木を使って「ヤラネーダ」という怪物を生み出した
そしてヤラネーダは、近くに居た一般市民を襲い掛かった
「うわぁ、何か凄い事になってる。ていうかあれ何?」
「あとまわしの魔女。ああやってやる気パワーを吸い取ってるのよ」
「やる気ね……俺のやる気はローラの胸を揉む事で上がります」
馬鹿な事を言う帝を締め上げてると、遠くから1人の女の子がローラを呼んで走って来た
「ロ〜ラ〜!何処居るの〜?」
「さっきの人間!何でこんな時に」
「誰だ?」
「うわ見つかった!」
蟹の化け物はローラの声を聞いて振り向いた
「何だ?人魚が人間の世界で何してんだ?」
「人魚?ちょっと、人魚以外にも人間が此処に…っていない!?」
ローラは居なくなった帝をキョロキョロと探してると
(し〜っ!)
相手から見えない位置に隠れてやり過ごそうとしていた
「ちょっと貴方男でしょ!…うわっ!」
帝に怒っていると、ヤラネーダがローラを捕まえてしまった
「やる気パワーも集まった事だしもう帰りたいが…折角だ、人魚のやる気パワーも吸い取っちまえ」
「やめてぇぇぇ!」
さっきまでローラを呼んでいた少女が、無謀にも突撃して来た
「何やってんのよ人間は逃げなさい!」
「ローラを離して!嫌がってるでしょ!」
「かったりぃな」
腕でポカスカヤラネーダを叩くもビクともしない。逆に簡単にあしらわれてしまった
「しつこい奴だな。自分と人魚どっちが大切何だよ?自分だろ?」
「何が大事かは自分で決める!今一番大事な事は……大事な事はぁぁぁ!!」
その時、少女の左手の薬指とローラが持つコンパクトから光が放つ
そしてコンパクトは浮かび上がり少女の手の中へ
「人間それよ!そのリングが鍵なのよ!」
「鍵…ローラ今助ける!」
「プリキュア!トロピカルチェンジ!」
「レッツメイク!」
「キャッチ!」
「チーク!」
「アイズ!」
「ヘアー!」
「リップ!」
「ドレス!」
「ときめく常夏!キュアサマー!」
「あれが…伝説の戦士『プリキュア』!?」
少女はプリキュアと呼ばれる戦士「キュアサマー」へと変身したのだ
「へぇ〜プリキュアねぇ…」
その様子を帝は陰から見守っていた
「ヤラネーダ!」
ヤラネーダの頭から木ノ実を飛ばしてサマーへ攻撃するが、驚異的な身体能力で軽やかに避けては壁走りで相手に近付き一撃を与える
「やぁぁ!!」
「ヤラネーダ!」
正面から突っ込むサマーに、ヤラネーダはカウンターで拳を放った
「おっ!」
「ヤラネーダのパンチを受け止めた!?」
だがヤラネーダの拳を両手で受け止め
「おりゃやぁぁぁ!!」
更にはそのまま帝の居る岩場まで投げ飛ばした
「うわぁぁ!?」
勿論、捕まっていたローラも巻き込まれる
「おっと!」
真上に飛んで来たローラを帝がキャッチした
「おかえり」
「貴方ねぇ!!…って光ってる?」
ローラの持つポットが淡く光っていた
「何それ?」
「『マーメイドアクアポット』よ。それよりも…」
ローラがポットの天井ボタンを押すと、カメラが捉えたヤラネーダの姿が画面に映し出された
「これ、あの怪物が人間から奪ったやる気パワーが見えてるんだわ」
更にもう一度ボタンを押すと、ヤラネーダが奪ったやる気パワーがポットへと吸い込まれた
「やる気パワーが戻って来た!?」
「面白そう。ちょっと貸して」
「駄目よ!触らないで!!」
「何もそんな強く言わなくても。バイ菌に触られるみたいな反応されたら、傷付いちゃうよ俺」
そうこうしてる間にもヤラネーダは立ち上がっていた
「こうなったらアイツのやる気パワーを奪い取れ!」
「ヤーラネーダー!」
標的をサマーへと変えてやる気パワーを吸い取ろうとするのだが
「ん?やる気が吸い取れてねぇ!?」
「わたしのやる気は無敵なの!」
吸い取ろうとするオーラを気合いで弾いた
そして腰に付けているキャリーから光っていた。中からリップが出て来て、光に包まれると新たな姿へと変えたのだ
「リップが変わった!」
「プリキュアのアイテムだわ!」
「ハートルージュロッド!」
「プリキュア!おてんとサマーストライク!」
「ビクトリー!」
ヤラネーダを浄化し終わると、取り返したやる気パワーが持ち主へと戻って行った
「これで終わりなの?」
サマーがようやく一息つこうとした時
「呼ばれて無いけど飛び出すじゃじゃじゃ〜〜ん!」
高らかに宣言しながら降って来たのは大人の女性だった
長髪の白い髪の毛
白のチェック柄のバスガイド服に、藍色のスカート
美しいと呼ぶのは烏滸がましい程の美貌の持ち主だった
「これはこれはどうもお日柄も良くて」
「え、誰?」
「御指名どうもありがとうございます。
美貌の持ち主…なのだが、それに似合わない程のハイテンションの持ち主だった
それは世の言うところの残念美少女
サマーはアリスの雰囲気について行けずに唖然としていた
「あらあらまあまあ。そのポカーンとした表情、かなり驚いておりますね」
「は、はぁ…」
「その御姿はやはり…」
アリスはサマーに近付き、頭の天辺から足の指先までじっくりと観察する
「貴女様はプリキュア、みたいですね」
アリスは、かなり分厚い本に羽ペンを走らせてメモをしていた
「不思議なものですね〜……おや?」
アリスは帝とローラの存在に気付いた
「おやおやおや〜!!」
興味深く見つめる
「「?」」
「ふぅ…これは面白い!!」
突然の大声で叫ばれた。
そしてアリスは大きな音を立てて本を閉じた
「
「
「私、記憶力には超が付く程の自信が御座います。えっへん!」
「もう何も言わん。かったりぃ…」
「では皆様方、またの御来訪をお待ちして下さいね」
そうして、蟹の化け物のチョンギーレと超ハイテンション残念美少女のアリスは消え去った
////////
「あれがプリキュアか〜」
少女はアイテムをまじまじと見つめて言葉を溢していた
「中々…中々格好良かったよ──まなつ!」
「へへ!」
「と言う訳で、これからはわたしの元で戦って貰うから宜しくね!」
「宜しく!…戦う?待ってどういう事!?」
「成り行きで良いんじゃないのか?」
「成り行きって…てか誰!?」
ここでようやく帝の存在に気付いてくれた
「皇 帝」
「わたしは『
「それよりもさっきのプリキュアってのに変身してよ!ちょっと色々と弄りたいから!!」
「え…」
「気を付けて。その人間頭がイカれてるから」
これが、新たなプリキュアの物語の始まりだった
主人公の詳細は次の投稿でまとめます
因みに今回の主人公、作者の嫌いな要素をふんだんに詰め込んだ野郎です。
好き嫌いがハッキリ分かれるかもです。寧ろ嫌いな人が多いかも
ここまでの拝読ありがとうございました