ではスタート!
今回のトロピカる部の活動は、毎年あおぞら中学で行われる保育士体験を参加する事だった
しらくも保育園
ローラも前回の放送から、下半身を隠せば問題無いという確信という自信を手に入れて、
一緒に子供達の面倒を見ている
まなつは大人気無く園児相手にかけっこで本気、さんごは合わせて走ったり
みのりは本の読み聞かせをしたり
あすかはおままごと
全員が張り切って相手をしていた
そして、ローラよりもある意味で一番問題の帝は
「我を崇めよ」
「「「「はは〜!」」」」
王様気分で子供達を平伏せさせていた
「何やってんのよ人間!?」
「俺の栄えるカリスマ性に惹かれたのだろう。それよりも皆の者!ローラお姉ちゃんに突撃だ!!」
「え、え、ちょ!人間!!!?」
帝の悪ふざけの合図で、ローラは子供達の波に呑まれてしまった
「うんうん…?」
帝が元気に遊ぶ子供見て頷いてると、部屋の隅っこで男の子とさんごが話をしていた
「何してるんだ?」
「あ、帝君。実はね、ワタル君が昆虫学者になりたいから勉強してるんだって」
「他の子とは遊ばなくても良いのか?」
「あらいいじゃないの。子供の頃から将来の為に勉強する」
そこへ、子供達の波から脱出出来たローラが這いずって来た
「髪の毛ボサボサ。大丈夫か?」
「人間、貴方はもう一生黙ってなさい」
そのやり取りを見たワタルは、クスリと少し笑った
「わたしはローラ。貴方は?」
「ワタル。さなぎ見る?」
「さなぎ?何それ?」
「知らないの?見せてあげる。こっちだよ!」
「分かったわよもう…」
ワタルはローラの事が気に入ったのか、とっておきのさなぎを見せる為連れて行った
「ローラとあの子、意外と合う?」
「何か子供の成長を見守る親みたいだな」
「えぇ!?わ、わたしは帝君とはそういう関係じゃないよ!まぁ、そういう関係も良いけど//」
帝とさんごのやり取りを見て、1人の眼鏡を掛けた男の子が近付いてこう言った
「お父さんとお母さんが良くしています。イチャイチャしてますね」
「「イチャイチャなんてしてないよ」」
「え?」
「『え?』ってなんだよ?」
被った事に対してではなく、帝が「イチャイチャなんてしてないよ」という言葉にさんごは反応した
「いや、その……なんでもない!!」
さんごは何故か怒った顔をして離れて行った
「頑張って下さい」
更には男の子にも同情をされてしまった
それから程なくして、突然保育園にゼンゼンヤラネーダが現れた
「うわっ!何でこんな狭い場所にヤラネーダが!?」
「そんな事より助けに行くぞ!」
あすかに言われて、帝とまなつは素早く動き出す
さんご達も他の子供の避難を誘導する
「よし、避難完了!」
誰も残っていないかを確認し変身する
「「「「プリキュア!トロピカルチェンジ!」」」」
「「「「レッツメイク!」」」」
「ときめく常夏!キュアサマー!」
「きらめく宝石!キュアコーラル!」
「ひらめく果実!キュアパパイア!」
「はためく翼!キュアフラミンゴ!」
「良い子の友達!」
「「「「トロピカル〜ジュ!プリキュア !」」」」
「エモーショナルスタート!」
『GENIUS!』
「いつも通りの先手必勝!」
帝はサマーもフラミンゴを掴んで、積み木を媒体としたヤラネーダへと投げ飛ばす
「「おりゃ!!」」
サマーとフラミンゴの同時攻撃に、ヤラネーダはバラバラに散った
「あれ?もう終わりなの?」
「やるじゃん!でもお楽しみはここからだよ!」
エルダの言葉の意味を考えてると、バラバラになったヤラネーダの体が積み上がり元に戻った
「元に戻っちゃった!」
「ヤラネーダ!」
「伏せろ!」
腕から発射されるブロックが襲うも、帝が手を振り翳すと別方向へと飛んで行く
「もう一度どうだ!」
反撃と言わんばかりに帝が拳を振り抜く。GENIUSの力で距離を無視しての遠距離攻撃でバラバラにさせる
「ヤラネーダ!」
やはりと言うべきか、またも積み上がり元に戻る
「うおりゃ!」
「「やぁ!」」
「ヤラネーダ!」
続けてサマー、コーラルとパパイアが仕掛けるも同じ事の繰り返しで埒があかない
「わっ!?」
ヤラネーダの攻撃を避けたサマーなのだが、弧を描くブロックはさなぎを心配していたワタル、もう1人のルリとローラへと落ち行く
『ぺけ!』
「コーラル!」
コーラルが間に合い、ローラ達は無傷で済んだ
「大丈夫?」
「大丈夫よ。コーラルは戦いに集中してこの子達は任せて」
「うん!」
子供達はローラに任せて、コーラルはシールドを張った状態で攻めて、一瞬の隙を突いて攻撃を加えた
倒せは出来なくても、バラバラにして時間を稼いで打開策を考える必要がある
そのつもりだったのだが
「えぇ!?そんなのアリなの!?」
「龍!?」
積み上がり元に戻るのだが、今までのパターンとは違い龍の姿に積み上がる
龍となったゼンゼンヤラネーダの攻撃方法が一変した
「うわぁ!!」
「サマー危ない!」
『ぺけ!』
「パパイア、フラミンゴ退け!」
コーラルはサマーを守り、攻めていた帝もパパイアとフラミンゴのカバーに入っていた
「ありがとう!」
「だが『退け』はどうかと思うぞ?」
「それ今気にする!?」
防戦一方のプリキュア 達
「頑張れプリキュア !!」
その時、ローラの声がする
「「頑張れプリキュア !!」」
それに続いてワタルとルリの応援する声も聞こえる
「オーライ!」
「これりゃあ絶対負けられないね」
「でもどうしよう…」
「俺に考えがある。NATURAEを引き当てたら動きを封じる事が出来る。その隙を突いて浄化するしかない」
帝が駆け出してサマー達も散開する
「キングハンドで──」
オーシャンステッキにキングハンドを装備させようとするが
「ヤラネーダ!」
「うわっ!……しまった!」
ヤラネーダの攻撃でキングハンドを手放してしまう
「ヤラネーダ!」
「やばっ!」
拾いに行こうする帝だったが、背後からヤラネーダが追撃して来る。
咄嗟にオーシャンステッキで防御するも、体勢が不充分な状態で受け切った為、ステッキまでも弾かれて手元から離れてしまう
オーシャンステッキが無ければ能力の変更どころか、発動すら出来ない
「今届ける!」
幸いパパイアの近くにステッキが落ちているので、拾って渡そうとするもヤラネーダが妨害する
「仕方ない!直接──」
帝が動こうとすると、目の前にブロックが積み上がる
「チッ!」
「帝君!!」
方向を変えようとするも、次々と周りを囲む様にブロックが積み上がり動け無くさせた
八方塞がり。そして上を向けばヤラネーダが覗き込んでいる
「ヤラネーダ!!」
「……調子に乗るのもいい加減にしろよ──【退け】!!!」
帝がそれを発した時、周りにあったブロックは一気に弾けた。一部ヤラネーダにもぶつかり退けぞらせる事も出来た
「そのまま【平伏せ】!」
帝の言葉通り、ヤラネーダは何かに押し付けられる感覚に襲われ地面を這い蹲る事になる
そしていつの間にか、帝の手には形が定まっていない赤黒いステッキの様な物を手にしていた
「決めろ」
「オーライ!」
「ハートカルテットリング!」
「とびだせ!元気なハート!」
「やさしいハート!」
「かしこいハート!」
「燃え立つハート!」
「ハートドキドキ」
「「「ドッキング!」」」
「「「「プリキュア !ミックストロピカル!」」」」
「「「「ビクトリー!」」」」
浄化を終えて安心したが
「……」
帝は手に持つモノを見つめてると、雲の様にフワリとして消えたのを確認した
(さっきのは…?)
////////
こうして保育士体験は終わる
プリキュア を見たワタルとルリには、秘密にする様にローラが伝えてくれた。
2人も、その約束を守る様にしてくれた
「それにしても案外こういうのも悪くないな」
「ローラって素敵な保育士さんになれそうだね」
「確かに意外と人気だったな。カリスマ性があるのか?」
「当然でしょ!わたしは何せ女王になるのだから!」
女王になるまでの貴重な体験を少しずつ積んで行くローラ。
彼女の成長はまだまだ続く様だ
あまり原作沿いにしない様に、戦闘描写だけは何とかしようとしてる。
ちゃんと物語も進めたいけど、追加戦士が来ないと予定してる話に進まないのでネタ回を書き進めてる。
こんな調子でやっても大丈夫なのか気になるところ…
ネタ回もマンネリ化してるし
色々考えさせられる事が多いで御座います
ここまでの拝読ありがとうございました