トロピカル〜ジュ!プリキュア PICARO   作:シロX

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追加戦士はローラでしたね。しかも今月に変身するって中々早い事

ではスタート!


第29話 アタックチャンス!クイズプリオネア!

「お待たせ!遅れちゃ……あれ、皆んなどうしたの?」

 

日直の仕事で遅れて部室に来たまなつだが、皆んな机にノートを広げて勉強していた

 

「テストあったっけ?」

 

「今みのりん先輩に分からない所を聞いてるの。まなつもどう?」

 

「あすか先輩は?」

 

「聞こえなかったのかな?」

 

「さんご無視しろ。あれ絶対勉強したくなくてわざとだ」

 

聞いたさんごの話を完全スルーして、あすかに質問をし始める

 

「わたしも自主勉だ。最近怪しくなって来たからな。まなつはやらないのか?」

 

「……わたしはほら、その時になったらまた帝に教えて貰えば…」

 

「え、嫌だけど」

 

「そんな事言わないで〜!」

 

わざわざ泣き付いてまで見捨てないでと懇願し始める

 

「なんでもするから〜!」

 

「…今『なんでも』って言ったな?」

 

「え、あ…」

 

帝に対しての「なんでも」は危険な言葉。変態の塊でしかない人にそれを言ったら何をされるか分かったもんじゃない

 

「今回の部活内容俺が決めても良い?」

 

「あ〜それならいいけど…」

 

「じゃあこれ!」

 

帝が取り出したのは、クイズ番組でよく見られる早押しボタンだった

 

「皆んなでクイズしないか?」

 

「あ〜!それいいかも!」

 

「帝にしてはいい案だな」

 

「わたしも賛成だよ!」

 

「勉強も出来て一石二鳥」

 

遊べて勉強も出来るクイズに皆喜んで参加してくれる事になった

 

「みのりん先輩一石二鳥って何ですか?」

 

「「「「「まなつ…」」」」」

 

 

 

 

 

////////

 

出題者はローラが担当し、答えるのは帝達となった

 

「それじゃあ始めるわよ。問題──」

 

ピンポンっと軽快な音がローラに被って鳴り響いた

 

「…ちょっとまなつ、まだ何も言ってないわよ」

 

「あははごめん!これ一度でも押してみたかったの!」

 

「全く、気を取り直して問題言うわよ」

 

 

あなたは日本出身ですか。いいえ,ちがいます。わたしは日本出身ではありません。

 

Are you from Japan?

( am / not / I / no / , / . ) (not / I / from / am / Japan / .)

 

 

「さぁ、正しい文章になる様に答えて頂戴」

 

いそいそと全員ボードに書き始める

 

そして早押しボタンが鳴る

 

「はいさんご!」

 

「No, I am not. I am not from Japan.」

 

「え〜と…えぇ正解よ」

 

人間の世界の問題はローラには少し難しく、答えと照らし合わせながら良し悪しを決めている

 

そして最初の問題はさんごが勝ち取った

 

「さて次の問題に移りましょう」

 

「待ってローラ、一応皆んなの分も答えを照らし合わせましょう」

 

「そうだな」

 

みのりの意見にあすかも賛成し、一応確認の為全員ボードをローラに見せる

 

「うんうん、あすか、みのり、人間は正解よ」

 

「ねぇねぇわたしは?」

 

 

Iam not,No.I am from not Japan.

 

 

「安心と信頼の不正解ね」

 

まなつは膝を落として落ち込んでしまう

 

「次の問題行くわよ」

 

 

私は料理をする

 

 

「これを英語…よね?それに訳して頂戴」

 

「ローラ、これはわたしでも出来るよ」

 

「なら出来たら言いなさい。当ててあげるわ」

 

それから少しして、まなつは書き上げたボードを皆んなに見せる

 

 

I roll the food

 

 

「「転がしてどうする!?」」

 

帝とあすかのドぎついツッコミが入る

 

「え、違った!?」

 

「『私は料理をする』じゃなくて、『私は料理を転がす』なるぞ」

 

「この前のテストの時に教えたばかりなのに、何をどうやったらこんな風になるんだ…」

 

「不思議」

 

「まなつってある意味凄いよね…」

 

帝は涙目になり、みのりとさんごもここまで来ると感心していた

 

「はぁ〜…まなつ、貴女本当に勉強してるのよね?」

 

「酷いよローラ!ローラの居る目の前でいつも勉強してるじゃん!」

 

「えぇ、それと同時に現実逃避の相手にもされてるわ」

 

「うっ!」

 

ローラの容赦無い言葉がまなつに突き刺さる。

今度は英語から別の教科へ問題を変えようとする時、ふと窓の外を見るといつもながらヤラネーダが出現してる事に気付いた

 

「よ、よ〜し!あとまわしの魔女が来たよ!」

 

 

 

 

 

////////

 

 

「「「「プリキュア!トロピカルチェンジ!」」」」

 

「「「「レッツメイク!」」」」

 

 

「ときめく常夏!キュアサマー!」

 

「きらめく宝石!キュアコーラル!」

 

「ひらめく果実!キュアパパイア!」

 

「はためく翼!キュアフラミンゴ!」

 

 

「勉強は大事!」

 

「「「「トロピカル〜ジュ!プリキュア !」」」」

 

 

 

「何が『勉強は大事!』だよ。さっきまでボロボロだった癖に」

 

「それを言わないで〜!」

 

帝とサマーの茶番劇をしてる中、ゼンゼンヤラネーダが目の前に現れる

 

「う〜ん、マジ?」

 

サマーが言葉を漏らすのも仕方ない。今回のヤラネーダは、先程まで使っていた早押しボタンを媒体としたゼンゼンヤラネーダなのだから

 

「待っていたわよぉ〜プリキュア 」

 

「ゲッ…お前かよ…」

 

まだそんなに相対していないフラミンゴも引く相手

 

オッカマーである

 

「うぅ…」

 

「コーラル、毎回地味に俺を盾にするのはやめて貰ってもいい?」

 

コーラルは無意識か、帝の背中に隠れて様子を伺っていた

 

「とにかく変な事をされる前に倒しちゃいなさい!!」

 

「待ちなさい!そう慌てないの」

 

ローラの指示で飛び出そうとしたのだが、オッカマーがそれを静止した

 

「何よ、今更怖気付いたのかしら?フフン!」

 

「何でローラがドヤ顔するの?」

 

「今日のヤラネーダはこんな形だから────クイズで勝負しない?」

 

「クイズかぁ…」

 

帝はパパイアの方を見て考える

 

「よし、その勝負受けよう」

 

「ちょっと勝手に決めないでよ。相手はあとまわしの魔女よ。何をしでかすか…」

 

「ローラちゃんだったわよね?心配しないで。クイズに負けたら大人しくヤラネーダは浄化させてあげるわ」

 

「うぇ!?う〜ん…」

 

「いいんじゃない?クイズして終わるならさ」

 

ローラは悩んでいたが、サマーは賛成の様だ

 

「まぁ、そのサマーが一番不安だけどわたしもアリだと思う」

 

「皆んな頭良いから大丈夫だよ!」

 

フラミンゴもコーラルも賛成派みたいだ。

パパイアも無言で頷いてる

 

後はローラだけ

 

「……分かったわよ。でも必ず勝ちなさいよ!」

 

 

 

 

 

「さぁいよいよ始まって参りました。プリキュア 対あとまわしの魔女のクイズバトルです!。司会は私、アリスがお送りします」

 

いつの間にかアリスが司会進行役として、その場に居た

 

帝達はそれぞれ用意された台の上で準備していた

 

しかしローラだけは別個にされていた

 

「ルール説明をしましょう。出題者であるオッカマー様がランダムに問題を当てていきますので答えて下さい。誰か1人でも5問正解したらプリキュア 側の勝利。しかし、1問間違えたらその場で失格となります」

 

「ひとつ質問!」

 

「はい、サマー様」

 

「この電話は何?」

 

各自台の上に固定電話が設置されている

 

「テレフォンで御座います。一度のみ使用が可能です。受話器を取ればローラ様に繋がりますので、ローラ様からヒントなり答えなり貰って下さい」

 

「わたしが!?」

 

「ではスタートで御座います!」

 

「ちょっとわたしの話を──」

 

「貴方の人生を変えるかも知れない──クイズプリオネア!」

 

ローラの事など無視してオッカマーは1人で進める

 

「最初はキュアサマーに答えて貰うわ!」

 

 

48×12=?

 

 

(これならサマーでも解ける筈だ)

 

いくら頭が悪くても、これくらいの難易度なら解けると信じていた

 

しかし

 

「え〜と…16になって、1が繰り上がって、だから……」

 

((((暗算出来ないの!?))))

 

サマーは台に指をなぞって計算したり、両手を使って計算していた

 

「よし、376!」

 

「ファイナルアンサー?」

 

「アンサー!アンサー!」

 

「──ブッブ〜!不正解よ。普通に200以上計算間違いよ。出直して来てらっしゃい!」

 

「ヤラネーダ!」

 

ヤラネーダがバツ印を放ち、不正解のサマーに向けられた

 

「え、うわっ!?」

 

無防備にもそのバツ印の攻撃を食らったサマーは、そのまま拘束されて動けなくされた

 

「キュアサマー様リタイアですね。不正解の方はこうなりますのでご注意を」

 

「仕方ない。別にサマーが居てもいなくても変わらなかったし」

 

「酷い!?」

 

帝の鋭い言葉に傷付けられながも問題は進む

 

「それでは次に行くわよ〜!」

 

 

 

 

 

それから残りの者達で出題される問題を捌いてく

 

帝とフラミンゴは4問正解しリーチ状態、コーラルとパパイアは3問正解してる。

更に誰もテレフォンを使ってない

 

この調子なら楽々にヤラネーダを倒せる

 

「わたし暇なんだけど…」

 

全く出番の無いローラは欠伸をして黄昏ていた

 

「ここから本気を出すわよ〜!キュアコーラル!」

 

「は、はい!」

 

オッカマーは箱を一個取り出して、それをコーラルの目の前に置く

 

「中にあるモノを当ててみなさい」

 

ここで断ればサマーと同じ目に合う。それを避けるには箱の中に手を突っ込まないといけない。

その選択肢しかないのだ

 

コーラルは恐る恐る手を入れて確かめる

 

「何これ…ひゃ!?何かカサカサしてる!?生き物!?」

 

「アンサープリーズですよ!」

 

「アリス、アンタは黙ってなさい!」

 

(虫、嫌だよぉ…でも正解しないといけないし。ローラに確認して貰おう)

 

コーラルは見えない恐怖心を少しでも和らげようと、テレフォンでローラにヒント含めて確認しようと受話器を手に取る

 

「も、もしもしローラ?箱の中確認して貰える?」

 

『はぁ?確認も何も見えないんだけ…ど?』

 

そんなローラの目の前に、丁寧にもアリスがコーラルと同じ箱を置く

 

『あ〜これね。名前は分からないけど、この前の放送室で出て来た生物よ。分かる?』

 

それを聴いてしまったコーラルは一瞬で固まってしまった

 

「答えは?」

 

「う…」

 

「「「う?」」」

 

「うわあぁぁぁんん!!!」

 

コーラルは大泣きして帝に泣き付く

 

「カサカサするぅ〜!気持ち悪いよぉ〜!怖いよぉ〜!帝く〜〜ん!!」

 

「よしよし、怖くない怖くない」

 

両手両脚でガッチリホールドして、帝に慰められるコーラル。

可哀想だと思う反面、可愛いなと思う帝だった

 

「飴あるけど食べる?」

 

「ひっぐ…っ…うん…」

 

ブドウ味の飴を泣きながら口の中で転がす

 

「美味しい?」

 

「うん、美味しい…」

 

完全に幼児退行してしまったコーラルは、帝の膝の上で足をバタバタしながら収まった

 

「キュアコーラル様は帝様に甘えて失格と」

 

「流石に生存者の帝ちゃんに攻撃する訳にもいかないわ…仕方ないから続行するわよ!!」

 

意外な律儀な面を見せてくれたオッカマー。

クイズを再開させる

 

「次はキュアフラミンゴ貴女よ!3択のサービス問題よ!」

 

「リーチ相手に3択問題か。余裕だな。来い!」

 

「では問題!」

 

 

路面電車には他にも「〇〇電車」と名称があります。その〇〇に入る言葉は次の内どれでしょう?

 

一、ちんちん

 

二、チンチン

 

三、賃賃

 

 

「おいコラ選択肢に悪意しか無いだろ」

 

「何言ってるのか私には分っかりませ〜ん!」

 

「何やってるんだフラミンゴ!どれ答えても正解だろ?早く言うんだ!」

 

「ふざけるな言える訳ないだろ!?」

 

「折角のラッキー問題なのに答えないの?」

 

帝やオッカマーの言う通り、この問題は3択もあるがどれ答えても正解なのだ

 

しかし、選択肢含め問題に悪意しかない

 

答えれば正解してヤラネーダを浄化出来るが、答えてしまったらそれはそれで恥ずかしい目に遭うのは火を見るよりかも明らかだ

 

皆んなの為に羞恥心を捨ててプリキュア として答えるべきか?

 

それとも何も言わず事なきを得るか?

 

フラミンゴにとってそれは究極の選択だった

 

「わ、分かった。答えてやる」

 

「では!」

 

「ち、ち……ん…」

 

「聞こえないわもっと大きな声で!」

 

「ち…ち……ち、ちん……」

 

あともう少し言えば良かったのだが

 

「うわぁぁぁぁ!!やっぱ無理だ!!!」

 

「はい時間切れでアウト。ヤラネーダ!」

 

「ヤラネーダ!」

 

可哀想な事にフラミンゴはサマーと同じ目に遭ってしまい脱落した

 

「おぉっと!?フラミンゴ様が失格です!残るは帝様とパパイア様の2人です!」

 

「テンポ良く行くわよ!パパイアちゃん貴女にクイズよ!」

 

 

沖縄県那覇市と豊見城市にまたがる干潟。その湖は何というか?次の内どれでしょう?

 

一、まんこ

 

二、マンコ

 

三、漫湖

 

 

(フフ、貴女も赤面してその泣きっ面を私に見せなさい)

 

「答えは三番の漫湖。これもどれ答えても正解の筈よ」

 

「え、あ、正解よ…」

 

フラミンゴと違い、パパイアは何の躊躇もなく言い切った

 

「やるわね。しかし次の問題はそうは行かないわ!これで貴女も終わりよ!」

 

 

キュアパパイアが今日履いてるパンツの色は何色か?

 

 

「こ、この問題は…!」

 

「答えられないでしょ?もし答えれたとしても生き恥を晒すだけよ!さぁどうするパパイアちゃん?」

 

「……」

 

流石にこの問題には押し黙るしか無かった

 

当然だ。答えてしまったら完全に公開処刑なのだ

 

どうする事も出来ないとオッカマーは確信している

 

しかし

 

「黄色…」

 

「ん?」

 

「今日の下着の色は黄色よ!!」

 

赤面しながらも答えた。やはり自分よりも、パパイアが今一番大事な事は一刻も早くヤラネーダを浄化する事

 

「少々お待ち下さい。私の調べによりますと……どうやら間違いない様ですオッカマー様」

 

「え、下調べとかしてたの?キモ」

 

「酷いですねローラ様…」

 

「正解なら遠慮無く行くよ!アタックチャンス!」

 

パパイアは台を飛び越えてハートルージュロッドを構える

 

 

 

「ハートルージュロッド!」

 

「プリキュア !ぱんぱかパパイアショット!」

 

 

「ビクトリー!」

 

 

 

「今回こそはバッチグーだと思ったのですが」

 

「次こそは勝つわ!覚えてなさいよ〜!」

 

 

 

 

 

////////

 

「今回は助かりましたよみのりん先輩!」

 

「わたしは答えを言っただけだから」

 

「まなつは掛け算くらい何とかしろ」

 

「あすか、貴女もちゃんと答えなさいよ」

 

「さんご、流石に離れろよ。流石に歩き難い」

 

「嫌…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんとも卑怯な手で仕掛けたあとまわしの魔女達だが、みのりの活躍により今回も撃退に成功したのであった




暫くネタ回はお休みします。
追加戦士のあれこれが発表されたので、先行してローラ加入後のオリストを想定しながら下書き程度に書き始めます。
オリストは約6、7話分連続して書きますのでそちらに時間を割きたい訳です。
因みにこのオリストでヒロインが決まります。

アニメ本編の話はいつも通りのペースで書きますので宜しくお願いします。

ここまでの拝読ありがとうございました
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