トロピカル〜ジュ!プリキュア PICARO   作:シロX

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デデデデデンダンダダダダだ!!

スタト!


第31話 連れ去られたローラ、人魚姫の結末は

「ねぇ、夏休みの部活どうする?」

 

「夏休みの部活といえば合宿だな。でも問題は何処でやるかだな」

 

「作り立ての部だから予算も無い」

 

とある日常の中で、トロピカる部は夏休みの計画を立てていた

 

「それなら南乃島はどう?」

 

「まなつが生まれた島?」

 

「そう!それなら家に泊まればタダ!人が誰も来ない海岸とかあるし!ローラも思いっきり海で泳げるよ!」

 

アクアポットの中を除くが、中に居たのはくるるんだけだった

 

「居ないのか?」

 

「何処行ったんだろう?」

 

放課後、それとなく聞いてみたところ用がありひとりで出て行ったらしい

 

 

 

 

 

「午前の授業終わった〜!」

 

「お腹空いたね〜」

 

「今日はローラも一緒に食べるよね?」

 

別の日

 

授業が終わり、今日は一緒にお昼を食べるかローラに聞こうとして鞄の中を確認したが、アクアポットが何処にも見当たらなかった

 

「あれ、居ない…」

 

「ローラなら授業中こっそり窓から出て行くのを見たぞ」

 

「いつの間に!てか、それならそうと教えてよ〜!」

 

「授業中、寝ている事を桜川先生に報告していいのなら」

 

「それならいい」

 

「そこはちゃんと起きて授業受けようよ…」

 

取り敢えず3人はローラを探す事にした

 

 

 

 

 

「ローラ何処に居るんだ?」

 

「帝」

 

「あ、みのりん先輩」

 

ローラを探しに廊下を歩いてると、みのりと出くわした

 

「どうしたの?」

 

「ローラが抜け出して捜査してる。みのりん先輩は?」

 

「図書室に用があるの」

 

みのりが真横の扉に指を指す

 

「図書室か…一応探してみるか」

 

図書室に入ってみた事が幸いしてか、ローラは人魚姫の本を手に取って立ち読みしていたのを発見した

 

「人魚姫の本」

 

「何やってんだこんな所で?」

 

「わっ!?」

 

突然声を掛けられて驚きの声を出してしまった

 

「何だ2人ね…ちょっと興味があったから。人間の世界で、わたし達がどんな風に語られているのか気になって」

 

「だが人魚姫の話って不満があるんじゃなかったのか?あ、もしかして人間になりたいとか思ってる?」

 

「…何言ってるの。そんな訳ないでしょう」

 

「でも、この前わたしと入れ替わった時ローラ凄く楽しそうだった」

 

「あの時はあの時よ!」

 

何か誤魔化した言い方にはなったが、少し引っ掛かる

 

「物語の人魚はね、魔女の力で人間になったの。でも、それと引き換えに美しい声を失った」

 

「馬鹿みたい。人間になる為に人魚の美しい声を失うなんて」

 

「いわゆる等価交換だな」

 

「等価交換?」

 

聞き慣れない単語にローラは首を傾げる

 

帝は両手で数字を作って簡単な説明をする

 

「1から2にする事は出来るけど、0から1にふるのは無理って事」

 

「??」

 

「要は、何かを得るには何かを犠牲にしないと無理って事だ」

 

「何を得るには、何かを犠牲に……」

 

 

 

 

 

その日の夕方

 

あとまわしの魔女の屋敷で、それぞれが集まってプリキュアについて話し合っていた

 

「いつもいつも、プリキュアに邪魔されてかったりぃ」

 

「私、本職はドクターなのに」

 

「俺だって本職はシェフだぜ」

 

「エルダなんて子供なんだよ!」

 

「やる気パワーに関しての本職はお前達だろ?」

 

チョンギーレは嬴政やオッカマーに向けて言う

 

「私?私はほら…政ちゃんのお世話が」

 

「私は最初から『旅の案内役兼記録係を承っています、エキセントリックマイスター、略してトリックスター』と言いました。非戦闘員は明らかになっております」

 

「安心しろ。あと少しで俺が直々に前線へ出る」

 

まともに答えたのは嬴政だけという

 

「どれだけやる気パワー奪ってもダメ。特にあの人魚の持ってる変な瓶に、全部吸い込んで戻しちゃうし」

 

「変な瓶……そうそれだわ!マーメイドアクアポットって言ったかしら?あのやる気パワーを回収する瓶。アレを奪っちゃうってのはどう?」

 

「そう言えば」と言いたげな感じで、全員が感心の声を漏らす

 

 

 

 

 

////////

 

次の日

 

まなつが全員をさんごの家に呼び集めて、ネイルをしようと言い出した

 

それに何の反対も無く、寧ろ他の皆もやってみたいと言う事で実際にやってみる

 

「皆んなそれぞれ個性に合った色塗ってるな。綺麗だ」

 

「帝が褒めるなんて珍しいな。明日は雪が降るかもな」

 

「俺は何も言わないぞ」

 

「帝君もネイルやってみない?」

 

「待て、そんな趣味は無い」

 

「そう、だよね…帝君男の子だもんね…」

 

即答で断られて凹むさんごを見た帝の反応が早かった。

即座に緑のネイルオイルを持って来る

 

「さんご、ほらやってくれよ」

 

「帝、さんごにだけ甘いね」

 

「みのりん先輩、俺からしたらこんなのは当たり前」

 

ドヤ顔でみのりを見るのと同時に、さんごにネイルを塗ってもらう

 

全員塗り終わった後、くるるんにアクアポットで撮ってくれた

 

そんな時地響きが鳴った

 

その場所は海の方からだった

 

 

 

 

 

////////

 

そこでは、チョンギーレが使役するボートのゼンゼンヤラネーダがやる気パワーを奪っていた

 

「プリキュアの出番よ!行きなさい!」

 

 

 

「「「「プリキュア!トロピカルチェンジ!」」」」

 

「「「「レッツメイク!」」」」

 

 

「ときめく常夏!キュアサマー!」

 

「きらめく宝石!キュアコーラル!」

 

「ひらめく果実!キュアパパイア!」

 

「はためく翼!キュアフラミンゴ!」

 

 

「今日も元気だ!」

 

「「「「トロピカル〜ジュ!プリキュア !」」」」

 

 

「エモーショナルスタート!」

 

『FANTOME!』

 

 

 

「待ってたぜプリキュアさん達。かったりぃがとっとと決着つけようぜ」

 

「ヤラネーダ!」

 

『ぺけ!』

 

発射される錨をコーラルが正面から防ぎ、サマーとフラミンゴが一撃を加える

 

「や、ヤラネーダ!」

 

負けじと、錨を二つ振り回しながら攻撃を仕掛けて来た

 

「うわっ!?」

 

サマー達は避けるが、帝とパパイアは逆に向かって行く

 

「フフ!」

 

「当たらない!」

 

パパイアは華麗なステップで翻弄し、帝はFANTOMEで擦り抜けたりで避けつつ、ヤラネーダの錨を利用して自分を巻き付ける様に仕向けた

 

「これで動きは封じた」

 

「今よローラ!」

 

「オーライ!」

 

ローラがアクアポットを取り出すと、チョンギーレの目が光った

 

「今だゼンゼンヤラネーダ!」

 

「ヤラ!ネーダ!!」

 

錨の鎖を引き千切り、口から何百という数の瓶をローラへと吐き出した

 

「おっと!効かないわよ!マーメイドアクアポット!サーチ!」

 

呑み込まれはしたが、何とか耐え抜いてアクアポットの天井ボタンを押すのだが

 

「あれ?え?」

 

しかし何度押しても反応が無い。アクアポットをよく見ると、それは先程吐き出された瓶の内のひとつだった

 

「これじゃない!ちょっとどう言う事よ!?」

 

どうやら先程瓶の波に呑み込まれた時にすり替わったみたいだ。

急いで瓶の山から漁って探すも、似た様な形ばかりで見つからない

 

更に今度は

 

「えっ!?うわああっ!?」

 

ヤラネーダから網を出して、無数の瓶ごとローラを捕えたのだ

 

「大漁大漁!」

 

「ローラ!!」

 

「じゃあな」

 

去り際にチョンギーレは煙幕を焚き、サマー達の視界を遮られる

 

「待て!」

 

煙幕の中から分身した帝2人が飛び出して、ローラを救出しようとする

 

網まで後数センチ、だが無常にも届かず分身した帝はそのまま海へ落ちて消えていく

 

「どうしよう!ローラが攫われちゃった!」

 

 

 

 

 

一度変身を解いて、その場でどうするか考える

 

「どうしようローラが…」

 

「先ず此処を離れましょう。ゆっくり話せる場所に」

 

みのりの提案に一同その場を後にしようとするが

 

「帝君?」

 

「悪い、俺は俺で何とかして見せる。ここからは別行動だ」

 

「え、待って帝君!」

 

さんごの静止も無視して、帝は何処かへと走り去った

 

 

 

 

 

////////

 

その頃連れ去れてたローラは、あとまわしの魔女と対面していた

 

「お前は、人間に手を貸す人魚か。何故人間の味方をするの?」

 

「……」

 

「嗚呼そういう事か。お前は人間に憧れているんだな」

 

「…!」

 

「お前は人間になりたいのか。だったら、私に力を貸すがいい。お前のその願い叶えてやろう」

 

悪魔……ではなく魔女の取り引き。それに応じればローラは人間にしてもらえる

 

しかしその取り引きの内容について不満がある人物が一人。

その人物は近くで話を聞いていた嬴政だった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この取り引きをローラは応じるか、否か




来週はラメールだ!!
それに向けてオリスト頑張って書いてます。一応1話は書けましたが、その次の2話目で半年分の伏線?の種を回収&解説でかなり手こずっております。
誰か助けて!!

ここまでの拝読ありがとうございました
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