39話以降から伸び率が悪くなってる。
例年通りこの時期から伸び率に悩み始める
ではスタート
「あ゛〜痒い!!」
耳の中に指を突っ込んで掻き乱す帝
朝から放課後の今まで痒みに悩ませていたが、それももう限界の様子
「帝君、掃除する?」
「う゛〜、でも耳かきなんて何処にあるんだ?」
「それなら…ここに」
「何で持ってんだ?」
都合良く耳かきを持ってる事に疑問に思ってるが、さんごは喋ってはくれなかった
「じゃあ帝君」
さんごは椅子に座り、膝に寝転がる様に促す
「また耳掃除サボったの?」
「別にサボっては…」
「わたしがするからいいけど」
さんごが耳かきを耳に入れようとした時、勢い良く部室の扉が開かれた
「おっ待たせ〜!!」
「ッ!?」
「あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!?!?」
わざとでは無くともまなつが驚かしたせいで、さんごの持つ耳かきが帝の奥深くへと突っ込んでしまう
「どうしたの帝?」
「どうしたもこうしたもない!見ろこの耳を!」
怒り奮闘する帝は耳に指差す。
深く入ったせいで耳かきが突き刺さっているのだ
「そんなの引っこ抜けばいいじゃないの」
「あうち!!」
突然現れたローラが強引に抜き、耳から少量の血が流れ落ちていた
「殺す気か?」
「大丈夫大丈夫。ほら生きてるじゃん。やったね」
無神経にも程がある
「皆んな何やってるんだ?」
「声が外にも漏れていたよ」
騒ぎを聞いてみのりとあすかも部室へと入って来た
省略しながらも2人に事の顛末を話した
「それならわたしがしようか?」
名乗りを上げたのはみのりだった
「いいんですか!?」
「うん。自分がどれだけ器用かが分かるチャンスだから」
「え、何。俺実験台にされるのか?」
不安がありつつもみのりに頭を預ける
「じゃあ行くよ」
プルプル震える手で帝の耳に入れ込む
それから10分後
「ふぅ…終わった」
「いやまだ耳垢ひとつしか取れていないんだが…」
「みのりそんなんじゃ日が暮れるわ。わたしがお手本を見せてあげる」
今度はローラがする事になった
ローラは帝の頭を物を扱うが如く雑に扱う
「こういうのは勢いが大事なのよ」
そう言って、フォークで肉を突き刺す感じに耳かきを入れてしまったのだ
勿論そんな事をしたら
「──ッ!!!?」
「あ、帝君!?」
ローラの膝から崩れ落ち、耳を抑えて唸り声を上げる
「やっぱりか…」
「おいやっぱりってなんだ!!」
知ってわざとなのか、この結果を見てローラはあまり関心はしなかった
「もうローラダメだよ。帝、今度はわたしがやるね」
まなつは笑顔で膝の上をポンポンとして横になる様促す
「耳かきは優しくしないとね〜」
ようやくまともに耳掃除が出来ると安心していたのだが
「んふふ!」
ローラが何かを思い付いたらしく、悪魔の表情を浮かべる
「まなつ〜、耳かきを帝に突き刺したらトロピカルメロンパンあげるわよ〜」
「ローラ、流石のまなつもそんな──」
「クッ…どうしよう」
「悩むなよ!!」
トロピカルメロンパンを目の前でチラつかせられて、まなつは思い悩む
「トロピカルメロンパン欲しい…じゅるり」
「まなつ?おいまなつ!な、な!考え直せ。俺の耳とトロピカルメロンパン、そんなの天秤に掛けなくても大切なのは分かるよな?」
「人間時として犠牲は必要なんだよ」
「その犠牲はメロンパンだよな?そうだと言ってくれ!!」
「はいストップ」
これ以上は見ていられなくなり、あすかが耳かきを取り上げた
「全くお前らは…帝横になれ。わたしがやる」
そこからは、あすかが全部してくれた。耳かきで穿れば綿棒で綺麗にする
「意外と綺麗だな。確か痒い方は反対側だよな?」
帝は向き直り、顔はあすかの方へと向く形となる
「うんうん…よし出来たぞ」
「ま、待ってもう少し!」
「可愛い事言うな。だが終わり……」
視線を耳から外して帝の顔を見た時凍りつく
「あとちょっとでおへそがご開帳に…」
必死に制服をめくろうとする帝
それに対してあすかは
「ほ────!!!?」
ローラよりも酷く耳に差し込み謎の悲鳴が部室内に響き渡った
「鼓膜!鼓膜破れたじゃねぇか!!」
「大丈夫帝。鼓膜なら2〜4週間で治癒されるから安心して」
「そう意味じゃないんだよみのりん先輩…」
うーん……ネガティブ思考は悪い癖
ここまでの拝読ありがとうございました