ではスタート!
「帝〜!あ〜そ〜ぼ〜!」
ちょっとした日、窓の外から聞こえる声に頭を出してみると、まなつとさんごが手を振って誘っていた
「悪いが部屋が散らかってるから遊ぶ訳には…」
「さんごの家に行こ!」
「まなつちゃん、掃除してるみたいだし今日は…」
「何してる?さぁ行くぞ!」
いつの間にか部屋から降りて隣で準備していた
「わぁ〜!さんごの部屋トロピカってる!」
「そんな事ないよ」
「それにしても遊ぶって言っても何して遊ぶんだ?」
「あ〜それは…」
多分何も考えずに誘ったのだろう。別に気にはしていなし、予想通りの結果の事だ
「それにしてもさんごの部屋広いね〜!色々見てもいい?」
「うんいいよ」
そういって、まなつはさんごの部屋で面白いものを探す旅へと出掛けた
「おい大丈夫か?」
「あまり大事なモノは置いて無いから大丈夫」
「それならいいが…」
そうしてると、まなつは気になる物を発見した
「さんご、この紙って何?それに玩具の指輪も入ってるし」
「それは!!」
見つけてはいけない物をまなつは見つけてしまった
さんごは焦り始める
「えっと、『こんいんとどけ』?婚姻届!?」
さんごは素早くひったくり、急いで机の引き出しに入れて鍵を閉める
「アレまだ持ってたのか?」
「アレ?さっきの婚姻届の?」
「小さい頃、さんごが──」
「言っちゃダメェェェ!!」
「ぶばっ!?」
口を塞ぐつもりが、グーパンで帝を殴ってしまった
「あ、ごめんね。でも言っちゃダメなの!!」
(さんごがこんなに必死になるなんて。何なんだろう)
流石にここまで拒否されると、まなつも気持ちを尊重して何も言わなかった
////////
「またね〜!」
夕方になりまなつは帰って行った
「俺も帰るからな」
「帝君!」
帝も帰ろうとしたのだが呼び止められてしまった
「もう少しだけ」
結果、またさんごの部屋へと来てしまった
「あのね、これ覚えてる?」
そう言って、先程しまった自作の婚姻届と玩具の指輪見せた
「覚えてるも何も、さっき言おうとして殴られたんだけど?」
婚姻届は適当な紙用紙に、色んな色鉛筆で書かれた物。文字も今よりも、可愛く平仮名が多かった
「は、恥ずかしいよ!」
「恥ずかしいも何も、それ書いたのはお前だろ?」
「そうだけど…人に知られるのはその///」
「あの時は俺でも参った」
『──みかどくん、こんいんとどけっていうの書いたら、ずっといっしょにいられるんだって!』
『──書くの?』
『──うん!書いて!』
『──ずっとと言ってもなぁ…』
『──書いておねがいぃ〜!うぅ…』
『──わかった書くから』
「半べそかいてまで強引に書かすのはなぁ…」
「うぅ///」
記憶が鮮明に覚えてるせいもあり、赤面し呻くばかり
「その後、玩具だけど2人で指輪も買いに行ってなぁ」
「ん…」
さんごはゆっくり帝に引っ付いた
「大好き…」
「俺もだよ〜」
「フフ///」
少しずつだけど、自分の気持ちを表に出してきて帝は嬉しかった
ほぅ…
何気に奇行に走らなかった回
ここまでの拝読ありがとうございました