トロピカル〜ジュ!プリキュア PICARO   作:シロX

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これで最終話となります。

最後の後書きに今後の事を書いておりますので、最後までどうぞ宜しくお願いします

ではスタート!


最終話 これからもみんなで!トロピカってこ〜!!

待ちに待った三年生の卒業式

 

あすかも無事卒業し、百合子と共にフェニックス学院へ進学へ決まっていた

 

トロピカる部ではあすかの卒業をお祝いしていた

 

「あすか先輩〜!卒業おめでとうございます〜〜!!」

 

あすかと離れ難いまなつは、大泣きして胸に飛び込んでいた

 

「あすか先輩俺も!」

 

「お前は駄目だ。変な事するだろ?」

 

「だってあすか先輩の胸が揉めるのが今日で最後なんですよ!!」

 

「そこは嘘でもいいから否定してくれ…」

 

机ではさんごとみのりが祝いの準備をしてるのだが、用意されてるトロピカルメロンパンの数に違和感を感じた

 

「あれ?六つ(・・)ある」

 

「何で間違えたのかな?帝君」

 

「六つじゃなかったか?おかしいな…」

 

買って来たのは帝なのだが、その本人でさえも何で余分に一個買ってしまったのか考えていた

 

 

 

 

 

////////

 

「まなつ〜!」

 

「待ってて!」

 

卒業式から少し経ったある日。帝はまなつと一緒に、二人がよくお気に入りとしている岩場へと人探しの為約束をしていた

 

「「行ってきま〜す!」」

 

 

 

 

 

「今日は見つかると思うか?」

 

「う〜ん…成せばなる!!」

 

そうこうしてるとお気に入りの岩場に着いた

 

「到着!」

 

「…あれ?」

 

そこには自分達以外にも一人の少女が居た。しかし見た目は人間ではなかった

 

下半身は脚ではなく尾鰭が生えていた

 

当然好奇心旺盛のまなつは飛びつくのであった

 

「凄い!人魚って本当に居たんだ!」

 

「しかもめっちゃ可愛い!!」

 

「わたしの名前は──」

 

「貴方達はわたしを知らないのね。ならわたしが探してる人間ではないわ」

 

思った以上に塩対応をされて興奮が少し冷めてしまう。

しかしながら人探しをしている様だった

 

「誰かを探してるの?」

 

「えぇ、友達を」

 

「へぇ〜わたし達と同じだ!」

 

「何か手掛かりになる物は持っているのか?」

 

「コレ」

 

そう言って人魚が取り出したのは一つのリップだった。

それを見てまなつは反応した

 

「それわたしのリップ!何でローラ(・・・)が持ってるの?」

 

「「「え?」」」

 

「何でまなつ(・・・)がわたしの名前を知ってるのよ?それに後、()はわたしの胸を触ろうとしないで!」

 

「ケチなローラ(・・・)…」

 

「「「……へ???」」」

 

三人共初対面な筈なのに、何故かお互いの名前を知って口にした。

それに対して三人は首を傾げていると、ローラが持っていた物が光り出した

 

「アクアポット?」

 

アクアポットの画面から大きく光が発せられ、中から勢いよく今まで撮って上げたシャボンピクチャーが溢れ出た

 

それを見て全てを思い出した

 

何もかも

 

三人は顔を見合わせて大きく叫んだ

 

「「「トロピカってる〜!!」」」

 

 

 

 

 

帝とまなつはローラを連れて皆んなの所へ向かう。

そこではさんご、みのり、あすかも記憶を取り戻して感動の再会となった

 

たった数日程度の間だったが、それ以上に大喜びをしてまた皆んなで過ごす日々が続くのであった

 

 

 

ローラとの再会から一気に生活が変わり、それぞれの今、一番大事なことをし始める

 

学年も上がり部活もパワーアップした。新入生で後輩達が増えて、トロピカる部を増設するまでに至った。

その際にトロピカる部も「もっとトロピカる部」へと改名された

 

まなつも筆頭に毎日がトロピカっていた

 

 

さんごは家の仕事を手伝いつつ、コスメの勉強に励んでいた。

帝も何故か、さんごと共にコスメの勉強を始めてよくPretty Holicに出入りしていた

 

 

みのりは、トロフェス以来から小説をまた書き始めたららしく、自宅に帰っては頻繁に机に向かう事が多くなっていた

 

 

あすかは、高校で思いっきりテニスをやっている。多少の衝突はありつつも、百合子がストッパーとなり良い環境で打ち込んでいる

 

 

ローラは、次期女王としての勉強の日々だった。作法など学び、そして帝にまなつ達と出会った経験を他の妖精達にも教えて、人間界の架け橋となっていた。

偶に人間界にやって来ては、変わらず皆んなと楽しく過ごす事が多い

 

 

そしてローラから聞いた話では、魔女の召し使いのチョンギーレ達も、屋敷の跡地で色々とやっているらしい

 

 

中でも特に進展があった出来事があるとすれば。それは──────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とある公園で、男女二人がベンチに座ってスプーンでアイスを食べていた

 

「…最近ポカポカして来たから大丈夫かなと思ったけど、冷たい物食べたら寒いね。ローラは大丈夫?」

 

「だから言ったのに…わたしは平気よ。だってわたし人魚だし」

 

ブルブルと震えて食べるのは帝と、平気で口の中に放り込むのはローラ

 

ローラはひと口を堪能して味を噛み締めた後、少し険しい表情を浮かべる

 

「ムム、わたしが居ない間に随分と美味しいものが増えたじゃない…」

 

「まぁ、その為のお出掛けだし?それと」

 

帝はひと口サイズのアイスをローラに差し出した

 

「ほら、あ〜ん」

 

「…自分で食べるから」

 

「あ〜ん」

 

「……」

 

こうなってしまった帝は、例えるならブレーキという機能を取り外した自動車

 

とはいえ、帝という人間は出会った時からこういう性格の人。

それに、帝だから自分は惹かれたのだ。今更文句を言ったところでどうにかなる訳でもない

 

「一回だけよ?」

 

「じゃあ、はいあ〜ん!」

 

「あ〜ん…」

 

パクリとローラが帝のアイスを食べた時だった。

すぐ隣でシャッター音が聴こえたのだ

 

振り返ると、まなつ達がアクアポットを持って帝とローラの様子をシャボンピクチャーに撮り納めていた

 

「……一体いつから居たのよ?」

 

「え?ローラが家を出た辺りから」

 

「そこから!?思ってた以上に最初ね!?」

 

「ローラの乙女の場面をいっぱい撮ってある」

 

「やめて!!」

 

ローラ達が騒いでる隣では、帝はさんごとあすかから今日撮ったシャボンピクチャーを見返していた

 

「今思えばよく撮れてるな」

 

「あ、見て帝君。このローラすっごく可愛いと思わない?」

 

「デジタル化出来ない?」

 

「ちょっと!そっちはそっちで何やってるのよ!!」

 

ローラはアクアポットを引ったくりあげた

 

「あ〜もう!何でよりにもよってこんな恥ずかしい写真ばかり撮るのよ〜!!」

 

「良いじゃん。どれも可愛いし」

 

「恥ずかしい写真を可愛いと言うつもりなら、帝の恥ずかしい写真を撮っても平気よね?」

 

ローラはアクアポットをまなつに渡して、アイスを帝の目の前まで差し出す

 

「ほら、帝もあ〜んよ。そしてその瞬間をまなつが撮る!」

 

「あ、でも帝君の性格なら…」

 

「え、ローラがしてくれるの?やった〜!!」

 

「ほらね」

 

幼馴染のさんごはその返答は予想通り。ローラはまだまだ帝の事を甘く見ていた様だ

 

「う、うるさい!ほら帝!」

 

「それじゃあ遠慮なく!!」

 

帝はスプーンのアイスへと口を開けると思われたが、それをスルーしてローラの顔へと近付き

 

そして────

 

「ひゃっ!?///」

 

ローラに軽くキスをした

 

「ごちそうさま」

 

「何がごちそうさまよ!全然違うじゃない!!」

 

「ちゃんと食べたさ。唇についてるアイスをね。美味しかったよ」

 

「〜〜ッッ////」

 

またも隣でシャッター音が聴こえた

 

「衝撃的な瞬間が撮れたよ〜!」

 

アクアポットから出て来た写真は二枚。キスした瞬間と頬を染めるローラ

 

「ま〜な〜つ〜!!」

 

「わたし関係ないよ〜!!」

 

「おい、アイス持って走り回るな」

 

「いつも通り」

 

「確かにそうですね」

 

「仕方ないし、全員揃ったついでだから皆んなでどっか行くか?」

 

「賛成〜!」

 

「あ、まなつ!」

 

まなつが騒いで何処へ行くか考えてる中で、ローラは頬を膨らませていた

 

「折角の帝とのお出掛けが…」

 

「まぁまた今度な?」

 

「そうね。そうと決まればとことん振り回してやる!行くわよ皆んな!」

 

皆んなは手を繋いで大きな横一列で歩き始めた

 

大切な友達がその隣にいる事を大事に思い、今日もまたトロピカった日常が始まるのであった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いつまででも、どこまででも

 

「今日も皆んなで!」

 

「「「「「「トロピカろう!」」」」」」




という訳で無事完走致しました〜!

と、言うのは間違い。毎作品読んで下さるお方には分かりますが、まだ続きます!
後日談とヒロイン達のifルートを書きます。

先ず後日談なのですが、どれくらい書くかは不確定状態です。作者がトロプリにハマり過ぎているので、満足するまで書き続けるという事となっております。一応四話分が確定で書く予定を立てております

ifルートに関しては、昔ボソッと呟いていたので「まぁ書こうかな」くらいのノリです。書きやすや的にみのり、あすか、まなつ、さんごの順番の予定です。

合計で八話分は確実に書きます。暫く作者の自己満にお付き合い下さい。投稿頻度に関しては、一応本編が終わってますので一気にスピードが下がります。
今までの様に周一ではなく、最低月一も考慮の方をご理解ください

他にも言いたい事は山程ありますが長くなってしまいますので、ここら辺で失礼します

では、これまでの拝読ありがとうございました!

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