日本神話の神殺し   作:ホムヒカ

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日本神話の神殺し

「....ふぅ」

 私の名前は天崎 美夜。現代に生きるちょっと運の良い巫女兼陰陽師です。

 そんな巫女である私は現在、引っ越しのための荷造りをしていました。

 何故引っ越しの荷造りをしていたかと言うと、私の義理の母にとある町に行き

 ある勢力の壊滅への下準備を任されたからです。

 

「(これで荷造りは終わりっと)」

 そう思い、私は近くに置いていた本を読み始めた。すると、突然部屋の扉が開かれた。

 

「入るわよ美夜」

「美夜ちゃん、少し良いですか?」

 部屋に入ってきたのは、赤髪のショートカットの女の子と、金髪ロングの女の子だった。

 

「ホムラにヒカリ。どうかしたの?」

 赤髪の子はホムラで、金髪の子はヒカリという名前です。この二人は私の大切な恋人で

 私と共に戦ってくれる大切な仲間です。

 

「美夜ちゃんのお母様が美夜ちゃんを呼んでいるので呼びに来たんですよ」

「何でもあなたに渡したい物があるそうよ」

「私に? 何だろう....」

「....まぁ行ってみればわかるんじゃない?」

「....それもそうだね」

 そう言って私は立ち上がり、二人の後ろを歩いてお母様のもとに向かった。

 

 〜〜〜〜

 

「じゃあ私達はここで待ってるから」

「うん。二人ともありがとう」

 二人に案内されて、私は絢爛豪華な襖を開けて中に入った。中は江戸時代の大広間を

 彷彿させる様なもので、奥に一人の美しい着物を着た女性がいた。私は真っ直ぐ女性の

 前まで歩き、その場で正座した。

 

「やっと来たね美夜!」

「はい、お母様。美夜に何か御用でしょうか」

「もぉ〜、固い固い! お母様なんかじゃなくてお母さんやママで良いって言ってるでしょ!」

「....ですが」

「私が良いって言ってるから良いの! わかった?」

「....分かったよ、ママ」

「うんうん! やっぱり親子ってのはこうじゃないとねぇ」

 そう言って、お母....ママは嬉しそうにそう言った。

 

「それで、私に用事って?」

「明日から美夜にはゴミ掃除に行ってもらうからね。その掃除に少しでも役立つ物を

 渡したかったの」

「ゴミ掃除に役立つ物?」

「そ! 須佐男ー! 月詠ー! アレ持ってきてー!」

 ママがそう叫んだ瞬間、ママの横に水で出来た扉と、黒い影で出来た扉が現れた。そして、

 そこから青髪で背中に剣を背負った筋肉マッチョの男の人と、腰まである紫髪で、腰に

 刀を差した女の人が現れた。

 

「....姉貴、そんなに大声を出さなくても聞こえるから」

「そうですよ姉さん。姉さんは日本神話のトップなのですから、もう少し落ち着きを

 持った行動をですね....」

 現れた二人はママに呆れたような感じでそう言った。

 

「あー! 聞こえない聞こえない!」

 ママは耳を塞ぐと、そう叫んだ。

 

「はぁ....」

「まぁ姉さんの事は後にしましょう。それよりも須佐男、美夜にアレを」

「あぁ。おい美夜、受け取れ」

 そう言って、須佐男様は一本の刀を私に渡してきた。

 

「コレは....」

「妖刀村雨。日本神話が保有している刀の一本だ。コレをお前にしばらく預ける」

「....よろしいのですか?」

「よろしいも何も姉貴の命令だ。それに、あの力を戦争前に見られるのは面倒だ。だから、

 コレを代わりに使えとさ」

「....そうですか」

「まぁ借りれる物は借りとけ。損はしないだろうしな」

「....分かりました。では、ありがたく使わせていただきます」

 そう言って、私は村雨を自分の横に置いた。

 

「さて、では私からはコレを」

 月詠様はそう言うと、月の形をしたネックレスを三つ渡してきた。

 

「一つはあなたに、残りの二つはホムラとヒカリに渡してください」

「はい。それで、コレは一体....?」

「つければ分かりますよ」

 月詠様は私の持ってるネックレスを一つ取り、私の首につけてくれた。すると、私の身体は

 光り出した。そして、光が収まると月詠様は私に鏡を見せてきた。その鏡には、私の顔とは

 別人の顔が写っていた。

 

「見ての通り、このネックレスをすると顔や身体を別人の様に見せる事ができます。狩りを

 する場合はこれをつけなさい。身バレは防げるでしょう」

「わかりました」

 そう言って、私はネックレスをはずした。

 

「よーし! これで美夜に渡さないといけないものは渡せたね!」

 ママはそう言うと、私の前に座り私を抱きしめてきた。

 

「マ、ママ!?」

「美夜、何かあったらすぐに連絡するんだよ。私の方からすぐに増援を送るからね」

「....わかったよ」

「よし! ならいってらっしゃい! 良い報告を待ってるよ!」

 その言葉を聞き、私は一礼して部屋から出た。

 

 〜〜〜〜

 天照side

 

「....良かったのか姉貴。あいつに村雨を渡して」

 美夜が部屋から出ると、須佐男が私にそう聞いてきた。

 

「えぇ。あの子ならあんな妖刀ぐらい簡単に使いこなすわよ」

「そういう事じゃなくてだな....」

「大丈夫よ。だって、あの子は私の娘なんだから」

「本当の娘ではないでしょうに....」

 月詠はどこか呆れた様な表情をしながらそう言った。

 

「細かい事は気にしない気にしない!」

「はぁ....」

「ま、その事は置いといて。....須佐男、軍の方は?」

「姉貴に言われた予定通り、事は順調に進んでいる」

「そう。月詠、そっちは?」

「....順調と言えば順調です。私だけで何とかはなりそうですよ」

「そう。ならそっちの方は二人に任せるわね」

「了解....」

「えぇ」

 そう言うと、二人は入ってきた扉から出て行った。そして、私は近くに置いていた

 紙の束を手に取った。

 

「さて....取り立てはしっかりさせてもらうよ、三大勢力」

 

 

 

 

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