日本神話の神殺し   作:ホムヒカ

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転校初日と新しい友人

「では、私が呼びましたら中に入ってきてください」

「はい、わかりました」

 職員室でちょっとした手続きをして、私は自分のクラスの教室の前にいた。

 

「(悪魔の気配はちょっと離れた所とこの校舎から感じた....それに感じた気配も

 別のものだった。悪魔は二人いるって考えたほうが良いよね....)」

 そう考えていると、教室にいる先生が私の名前が呼んだ。

 

「(後で少し調べてみよっと....)」

 そう思いながら、私は教室の中に入っていった。教室に入ると、生徒達の視線は私に

 集中していた。その視線の中には気持ち悪いものもあったが....

 

「京都から来ました、天崎 美夜です。京都では巫女兼陰陽師の仕事をやっていました。

 これからよろしくお願いします」

 

 ~~~~

 

「天崎さん! 巫女ってどんな仕事してるの?」

「あ、私も聞きたい!」

「それよりも陰陽師って?」

「あ、確かにそれは気になるかも」

「じゅ、順番に話しますから....!」

「(転校生によくあるやつだ....)」

 私はクラスの女子に囲まれながらそう思った。

 

「巫女の仕事は至って普通のものです。神社の掃き掃除や授与所での接客、後は祭りでの

 巫女舞などをやってました」

「舞とか踊れるの!?」

「えぇ。動きさえ覚えれば簡単ですよ」

「へぇ! すごいね!」

「それでそれで! 陰陽師っていうのは?」

「皆さんは陰陽師はどんなものだと思いますか?」

 そう言うと、周りにいた女子生徒達は考え始めた。

 

「うーん....妖怪を退治する人?」

 私の隣の席だった村山さんがそう言ってきた。

 

「はい。その認識で間違ってないですよ。でも、今の陰陽師は少し違います」

「そうなの?」

「はい。退治するのは悪魔や堕天使、天使といったものなんです」

「悪魔や堕天使、それに天使?」

「それって空想のものじゃないの?」

「確かにそう思うかもしれません。ですがいるんですよ、悪魔や堕天使、天使といった存在は」

「でも、天使って良い存在なんじゃないの?」

 片瀬さんは私にそう聞いてきた。

 

「いえ。それは物語の世界の話しです。実際はただの欲深く、人間を食い物にする存在です。

 私も何度かそのような現場を見てきました」

「そ、そうなんだ....」

「だから皆さんも変な人にはついて行っては駄目ですよ?」

 そう言うと、村山さんがこんなことを聞いてきた。

 

「そういえば....陰陽師ってことは式神とか持ってるの?」

「式神ですか? もちろん持ってますよ」

 そう言いながら、私はカバンの中に入れてあるケースから一枚の札を取り出して空中に投げた。

 すると、札は蒼く燃え、そこから一匹の小さな白い蛇が私の腕に巻き付いた。

 

「私の式神の一体、白蛇のレイです」

「小っちゃくて可愛いね」

「戦いになったらもっと大きいですよ。それに、この子は毒蛇ですから。意外と危険ですよ」

 そう言っていると、レイは光となってこの場から消えた。

 

「他にも式神はいますけど、後の子は内緒ですよ」

「えぇー、もっとみたいなぁ....」

「....いずれまた機会があれば。それと、今の話しはここだけの秘密の話しですよ」

 そう言って私は話しを終わらせた。

 

 ~放課後~

 

「天崎さん、良かったら部活見ていかない?」

 放課後になり、帰ろうとした時に私は村山さんにそう言われた。

 

「部活ですか?」

「うん。剣道部なんだけど....どうかな?」

「剣道ですか....なら、少し見学させていただいても?」

「本当! じゃあ案内するね!」

 そう言われ、私は剣道場まで案内された。

 

 

 

 

 

 

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