2021年の春。
それは僕にとって特別な春……
だって……あれから10年だもん……
「え?東北……ですか?」
「そう。僕が昔住んでた東北。せっかくだし、美晴さんも連れて行きたいなって」
そんなことを話したのが先月。
実はあるアニメの収録終わりが2月末で、その後の仕事は特に何もない。
この時期にもってこいの旅をしたいっておもって。
「じゃあ……期待してますね……」
「うん……まかせて!」
この春は特別な春。
これは僕が1年前くらいからずっとやりたかったこと。
それが今、始まる……。
しかし、数日前……
美晴さんと一時離れることが決まってしまった。
その日はずっと虚無感に駆られていた。
「美晴さんと離れなければならないのか……」
それが決まった瞬間、美晴さんに何かしてあげたい。そんなふうに思っていた。
思い出に残るものを一つ作りたい。そんなふうに思っていた。
何をするのがいいのか……ずっと一人で考えていた。
その時……
「あ、そうか」
一つのことが閃いた。
それは……
「美晴さん、今回の旅の全行程を知らないんだ」
そう、実は美晴さんは今回の旅の全行程を知らない。
つまり、自分で変更することがまだ可能であるということ。
あまり直前に変えることは好きではないけど、美晴さんのためならと思い、直前に予定を変えた。
それによる宿泊地の変更がないから……いいよね?
そして、もう一つ……
「あ、そうか。この間にダイヤ改正が行われるんだった」
そう。毎年3月に行われるダイヤ改正。
旅の間にダイヤ改正を迎えてしまうことになる。
それによる予定変更が生じてしまう可能性があると考えた僕は、ダイヤ改正後の時刻表を購入した。
それを見ていると……
「ふむふむ。あ、あれがほぼ決まっている」
一つのことに気がついた。
実は時刻表を買った段階で、どのように帰るかを決めていなかった。
しかし、一つの本によってどのように帰るか、その答えを見つけた。
それにより、スタートをどうするかも決まった。
それを決めたのは旅に行く2日前。
本来であれば、2日前の時点では、あれば旅程もう決まっていて、あとは行くだけとなるのだが、今回はそうもいかなかった。
そりゃ突然あんなこと言われたからね。
でも、もう過去のことを見ても仕方ない。
今僕にできることは、美晴さんの迎えるこの度を楽しむこと。
ただそれだけを考えていた。
美晴さんと離れる前にできる最後の旅。
美晴さんと迎える旅は、どんなストーリーを紡ぐのか。
期待と不安と緊張が混ざりあって、幕を開ける。
皆さんこんにちは。おみです。
この度は、「あの日、幸せの花が咲く Op.0」を読んでいただき、ありがとうございます。
突然の発表により、旅程を変更することになり、旅程を最終的に決めたのは実は、昨日なんです(笑)
本来だったら決まっていたのに……
今回は、リアルで僕が旅をしながら、この小説をマッチしていくという旅です。(旅の様子はTwitterで公開していますのでお楽しみに!)
是非お楽しみに!
果たして、ストーリーはどのようになっていくのでしょうか?
皆さんも是非予想してみてください!
それでは次話もお楽しみに!