空閑遊真、逆行するが年上になっていた!?   作:サバの味噌煮

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序章

俺、空閑遊真は死んだ。

神の国(アフトクラトル)への遠征で攫われていたC級隊員の救出、エリン家当主の救出、レプリカの奪還を成功させた俺達ボーダーはアフトクラトルとの同盟を結ぶ事が出来た。

つまり、少なくともアフトクラトルの属国になっている惑星国家は玄界(ミデン)に攻め入ってくることはなくなった。

遠征の結果が評価され、おれ達玉狛第二はA級に昇格しランク戦で鎬を削る日々を送っていた。

しかし、それでも攻撃を仕掛けて来る惑星国家はあった。

そんな中で、おれとオサムは高校に進学し学生生活を楽しんでいた。

しかし、そんな幸せな時間は突然として終わりを迎えた。

眠気を誘う昼食後の午後の授業中、警報が鳴り響き眠気は消し飛ぶ。

窓から外を見ると、そこには数え切れないほどの黒い(ゲート)が出現する。

「空閑!!」

「オサム!!」

互いに名前を呼ぶと同時におれ達はトリガーを起動し、同級生や先輩達を避難させてから戦場である警戒区域に急ぐ。

戦況は混沌としていた、A級はともかくB級部隊は(ゲート)から雪崩れ込んで来るトリオン兵に圧倒されている。

そんな時、三人の人型近界人(ネイバー)が現れ、しかも所持しているのは(ブラック)トリガーだという事だ。

今、(ブラック)トリガーに対抗出来る戦力は俺を含めてトリオン兵を排除に回っている為、向かう事が出来ないでいた。

すると、栞ちゃんから俺に通信を繋いでくる。

「遊真君、大変!!修君が町の人を守るためにその(ブラック)トリガー使いと交戦に入っちゃった!!」

俺はその通信を聞いて背筋が冷たくなるような感覚に襲われた。

なんだ、嫌な予感がする…。

そんな時、風間さんから通信が来た。

『行って来い、お前はお前の役目を果たせ』

『そうだ、お前一人欠けたからと言って俺達は負けはしない』

『そうだぞ、空閑。こいつら片付けたらランク戦しようぜ!!』

風間さんの後から二宮さんと太刀川さんにもそう言われていると、迅さんの声が届いた。

『行って来い、遊真。メガネくんを助けに行け!!』

俺は通常(ノーマル)トリガーを解除し、(ブラック)トリガーを起動すると同時にオサムの元にへと駆け出した。

(ブースト)を限界まで重ね出ししてオサムの場所まで向かうと、俺の目に映ったのは今まさにオサムが殺されそうになっている瞬間だった。

俺はその攻撃とオサムの間に立ち、(シールド)を重ね出しした上で固定式にして攻撃に備える。

しかし、俺の見通しは甘かった。

その(ブラック)トリガー使いの攻撃はトリオンへの直接攻撃だという事に…。

(シールド)は消え、俺自身も膝を付いた。

オサムが何かを叫んでいるようだが、()()()()()()()

そうして、俺の意識は暗転した。

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