空閑遊真、逆行するが年上になっていた!?   作:サバの味噌煮

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覚醒

「ったく、何やられてんだよ」

俺の耳に届いた声はオサムたちの声では無く俺のせいで(ブラック)トリガーとなった親父の声だった。

確か、オサムが言っていたな。走馬燈というやつか。

でも、それは死ぬ寸前に見るとかって言っていた気もするな。

そう考えていると、俺の意識は完全に覚醒し目を開くとそこにはあの時と同じように親父が砂になって崩れた。

どういう事だ、何で親父がいる?

俺は確かに玄界(ミデン)に居たはずだ、それもどこかの国が攻め込んできてその国の(ブラック)トリガーからオサムを守ろうとして…。

「これは一体どういう事だ?」

腕組みをしながら俺は考え込むと、話しかけて来る存在がいた。

『ユーマ』

「レプリカ」

俺の最初にしてオサムと同等に最高の相棒であるレプリカ。

『ユーマ、ユーゴは…』

「分かってる、俺を助ける為に(ブラック)トリガーになったんだろ」

『あぁ…』

俺の言葉にレプリカはこう言って来る。

『ユーマ、それは?』

俺の手を見ながらそう言って来るレプリカにこう言った。

「なにって親父の(ブラック)トリガーじゃん」

そう言いながら俺が指輪の嵌った手を広げると、そこには人差し指にある親父の(ブラック)トリガーだけでは無く白い獅子(ライオン)の刻印が刻まれている黒い指輪が中指に入っていた。

「ん?なんだこれ?」

『ユーマが知らなければ私にも見当がつかない』

俺とレプリカで疑問に思っていると、ライモンドさんがやって来る。

「ユーマ、無事だったか!ユーゴには会わなかったか?」

そう聞いて来るライモンドさんに俺は指輪を見せる。

「…っ、とりあえず戻ろう」

「うん、ありがとうライモンドさん」

こうなった経緯を聞かずにそう言ってくれたライモンドさんに俺はお礼を言った。

その後の事は俺が前に経験した通りこの戦争を終わらせてからの三年間を近界(ネイバーフッド)で過ごし、ついにこの玄界(ミデン)の三門市にへとやってきたいや、前世の記憶がある俺にとっては戻って来たかな…。

そうやって黄昏ていると、レプリカがこう言って来る。

『ユーマ、ユーマの年齢(とし)くらいの子供が通う学び舎があるようだからそこに通う事になっている』

「おう、三門市立第三中学校だな」

これであの頃のオサムやチカに会えるぞと期待に満ちた声でそう言うと、レプリカから驚愕の事実を知らされる。

『いや、違うぞ。ユーマの年齢は18歳だから三門市立第一高等学校だ』

「なんと!?」

俺は前世とは違う自身の年齢に驚愕するのだった。

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