25 / 46
存在し得ないエピローグ②
やあ、君か。ははっ、そんなに改まる必要は無い。楽にしたまえ。
さて・・・ここに呼ばれた理由は、分かるね?
そう。今回君のとった行動についてだ。
確かに《企業》は君に状況の打開を依頼した。しかし・・・あの行動は些か、度がすぎるのではないかね?
まあ、私個人としては、大変楽しませてもらったがね。ははっ。
大それたプロジェクトの統括をやってる割には、地味な日常でね。ほら、結果が分かり辛すぎるだろう、これ。
唯一の楽しみと言ったら、あの生徒会や生徒の巻き起こす騒動を見守ることぐらいさ。
まるで、今じゃ本物の理事長みたいだろ。
さあ・・・。そうは言ってもしかし、私も《企業》の社員だ。君の行動を黙認するわけにはいかない。
さて、どうして、あのような行動をとった?
なぜ、生徒会を一度解散させ、再集結させるなどという、干渉限界に抵触しかねない危険な行動をとったのかね?
・・・ああ、そうだな。結果論ではあるが、確かに、システムに影響は出なかった。
しかし、《企業》のお歴々ばかりか、《スタッフ》の面々にまで反感を買っているぞ、君は。もうちょっと、うまくやってはくれんかね。
作戦のうち、か。そう言われてしまっては、こちらも何も言えんがね。
だが、次は無いと思いたまえ。君のような人間にとっては下らないことかもしれんが、うちに限らず、《企業》っていうのは、頭の固い老人や馬鹿げたルールがあるからこそ、成り立っている部分も多いのだ。分かるね?
うむ・・・。まあ、分かってくれたなら、それでいい。
私個人としてはしかし、今回は楽しませて貰ったよ。今後も期待しているよ。
《スタッフ》期待のホープ、真儀瑠紗鳥君。