「本当に怖いのは幽霊や化物じゃないの!人間自身なのよ!」
会長がまたいつものようにどこかの本からの受け売りをあたかも自分の名言の様に披露する。しかし、それは当たり前の事ではないだろうか?実体のない幽霊や化物なんかより、実体のある人間の方がずっと恐ろしいに決まっている。
「あー、うん。そうですね。」
「そうなのよ!幽霊も化物も、結局は人間が生み出すからね!」
「いや、それは解釈が微妙だと思うんですが・・・。」
人間が怖いっていうのはそういう意味ではないと思うのだが・・・。まあ、会長は満足そうに椅子でふんぞり返ってるし、僕を含めたほかのメンバーは特に大した反応もせずにテキトーに感心したふりをしていた。
会長がこんなことを言い出したのは、最近学園でまた七不思議の噂が出始めたからだろう。
七不思議というのは、まあ、どの学校にでもありそうな、学校にある謎を怪談の様に語り、七つ全て知ってしまったら・・・というやつである。しかし、この学校では僕が知る限りすでに30以上はあったような気がする。オーバーキルもいいところだ。呪われたら最後、ほかの関係ない人間が4人以上は死ぬのだろう。誰かに聞きに行ったわけでなく、自分の耳に入っただけなのにこうなのだ。噂好きの人間だったらもっと知っていても不思議ではない。そうなったら、この学園だけではなく、この地区そのものが危機に瀕するかもしれない。唯の噂がバイオハザードレベルになっている。
「自体はすでに切迫しているわ!」
会長は意気込みながらホワイトボードに「今日の議題・怪談のはびこりすぎな現状について。」と大きく書いている。
何故会長はこの状況が気に入らないのだろうか?バイオハザードが本気で起こると信じてるわけでもないだろうし。もし本当にそんなことが起こるのならこんなところで議論するのではなくWHOにでも訴えればいいわけだし。いやまあ、本当に訴えられても向こうは困るだろうけど。
ふと左側をみると鍵と深夏さんが何か耳打ちをしている。まともな話だといいのだけれども。会長が相変わらず熱弁を振るい続けているが、気にせずに二人の動向をみる。すると、耳打ち話が終わったのか、深夏さんがやたらと意地悪そうな笑みを浮かべて挙手した。なんか変なこと考えてるな、あれ。
「はいはーい!」
「はい、深夏!」
「会長さん、こんな話知ってるか?あるトイレに入った女子の話なんだけれど・・・」
「わ、わわ!な、なんで急にそんな話を!脱線させないでよ!」
「脱線じゃねーよー。ほら、対処するには、まずは詳しく知るべきだろう?」
「う、うう・・・。と、とにかくっ!私は聞かなくていいのっ!」
その瞬間、会長を除く生徒会のメンバーの目が怪しくキュピーンと光った。
『(これは面白いネタになる!)』
普段はおとなしい真冬ちゃんまでうずうずしている。怖い話好きそうだもんな、真冬ちゃん。おまけに普段が普段なので、こういう状況は大歓迎なのだろう。会長以外の全員が、会長の「怖がり」に微塵も気づかないふりをして、話をそれとなく会長が望まない方向へスライドさせていく。
「深夏の言う通りね。ええ、その通りだわ。まずは全ての出回っている怪談を一つ一つ確認して、検証する必要があるわね。」
「え、えぇ!?」
「ですね。ここは、それぞれ知っている怪談を語ってみるべきでしょう。」
「ちょ、杉崎!そんな事する必要なんか全く・・・」
「ま、真冬もやるべきだと思います!」
「真冬ちゃんまで・・・」
「ん?もしかして、会長・・・。怖い話苦手なんですか?」
「な・・・・・。」
「まさかぁ、クッキー君。生徒会会長ともあろうものが、高々学校の怪談に怯えるなんて、ある訳無いじゃない。もう、見くびり過ぎよ。ねぇ、アカちゃん?」
「う、うう?」
「知弦さんの言うとおりだぜ、柊。この歳になって怪談怖がる奴なんている訳ねーだろ!」
「ま、真冬も怖い話大好きです。・・・小学生のころから。」
「それもそうだよな。すみませんでした、会長。変なこと言ってしまって。」
「うぐっ」
紅葉先輩から始まる射撃の雨に、会長が汗をだらだらとかいていた。口をへの字に曲げ、目をうるうるさせ、非常に情けない顔になっていた。・・・しかし、会長は「ふ、ふん」と腕を組みふんぞり返ると、自信満々に言い放った。
「お、大人のこの私が、怪談なんて怖がる訳、ないじゃにゃい。」
噛んだ。思いっきり噛んでいた。・・・やべえ、会長いじりがここまで快感なことだったなんて。紅葉先輩も軽く恍惚の表情してるし。・・・まあ、あの人は真性のドSだから別にしても、これほどの快感を得られるのなら、僕もSになるのも悪くないかもしれない。
そうこうしていると、会長も腹を括ったようだ。バンッと長机に手を置く。・・・微妙にその手が震えていたのは武士の情けとして見逃すことにした。これ以上快感を覚えてしまうと、マジでSに目覚めかねない。
「い、いいわよ。やろうじゃない、怪談。で、でも、そんなに時間ある訳じゃないんだから、精々一人一つくらいよ?」
「いいぜっ!じゃああたしから行くぞ!」
「え、えぇ?もう?」
「早くした方がいいだろう?あれ・・・?会長?ひょっとして怖いのか・・・?」
「深夏、始めて。」
会長が精一杯強がっていた。全員でそれを生温かく見守る中、深夏さんが前のめりになり、怪談を始める。
「じゃあ、一番手たる私は気合いれていくぞ。覚悟しろよ。
・・・この学校の家庭科室には、包丁がない。それはなんでか知ってるか?・・・そう、家庭科準備室の戸棚で、まとめて管理されているからだ。でもさ、よおく思い出してみてくれ。家庭科室の調理台下には、ちゃんと、包丁入れるスペースがあるんだよ。普通ならそこに収めておいていいはずなんだ。
調理器具となればほぼ確実に使う器具なのに、授業の度にイチイチ準備室から用意するなんて、面倒なことこの上ないだろう?
ではなぜ、包丁は準備室にあるのか。それは・・・家庭科室に包丁があったがために起こった、ある悲劇が原因なんだ」
・・・包丁・・・
「昔、ある女生徒・・・ここでは仮に、くりむちゃんとするが・・・」
「なんで仮にくりむちゃんとするのよっ!」
「くりむちゃんは、愛らしい女の子だった。体のメリハリと背丈には若干残念なものがあったけど、まあ、顔は良かったし、それはそれで需要があったんだ」
「・・・なんか、話の設定に悪意を感じるのだけれど」
「で、そのくりむちゃん。バナナが半分しか食べられないくりむちゃん」
「童謡に出てきそうね、くりむちゃん」
「彼女はある日、学校に忘れ物をしてしまったんだ。それに気付いたのは夜中だったのだけれど、それはどうしてもその日のうちに必要なものだった上、家も割合近所だったため、くりむちゃんは学校に取りに行くことにした。
夜の学校は確かに怖かったけれど、くりむちゃんは今までにも何回かこういうことがあったため、もう慣れていたんだ。
その日もくりむちゃんは、いつものように忘れ物を取りに行った。
そして。
―――翌日、冷たい体となって発見された」
「ひぅ」
・・・包丁・・・冷たくなった体・・・
「くりむちゃんは・・・・・家庭科室で死んでいたんだ。全身を滅多刺しにされてね」
「な、なんか、いよいよ、くりむちゃんという名前設定がとてもイヤなのだけれど・・・・・」
「犯人はすぐ捕まった。それは、最近周辺地域で出没していた変質者だった。学校に侵入して悦に入ってたところに、丁度くりむちゃんが出くわしてしまったんだ。・・・そりゃ、格好の餌食にもなる。当然くりむちゃんは逃げたんだが、どんどん追い詰められ、最終的に家庭科室に逃げ込んでしまった。でも・・・それが失敗だったんだな。不審者はそこが家庭科室であることに気付いて、調理台下のスペースから包丁を取り出し、そして――」
「・・・・・」
・・・包丁・・・冷たくなった体・・・体を刺されて・・・
「な、なぁんだ。そ、その程度?そんな、過去に殺人事件があって包丁が別の場所に移されたってだけじゃあ、別に・・・」
「いや、違ぇよ会長さん。包丁が準備室に移されたのは、それが直接の原因じゃねーんだ」
「え?」
「大変なことがあったんだよ・・・。事件の後、放課後家庭科室に残っていた生徒に・・・」
「な・・・・なにが?」
「事件後、放課後家庭科室に残っていた生徒が、また死んだんだ。・・・今度は――」
「今度は?」
「・・・・家庭科室中の包丁が全て突き刺さった状態で」
「っ!」
・・・包丁・・・冷たくなった体・・・体を刺されて・・・止まらない血・・・
「そ、それで?その犯人って?」
「決まってるじゃねーか。それは・・・」
「そ、それは・・・?」
「それは・・・・・・・・・お前だっ!!」
「ひぅっ!」
・・・包丁・・・冷たくなった体・・・体を刺されて・・・止まらない血・・・僕の手には・・・
「・・・・って、な、なによそれは!わ、私が犯人ってそんな訳無いじゃない!ば、馬鹿にしないでよっ!」
「いやいや、そういう事じゃねぇーよ。つまり、犯人はくりむちゃんだって言いたかったんだ。そう・・・幽霊となったくりむちゃんだってな。」
「う・・・・・」
「とても人間業じゃなかったらしいぜ、その死に方は。全身に包丁がほぼ同時に刺さってたんだとよ。まるで・・・空中に浮かんだ包丁が、一斉に飛んできたかのように。
それ以降だよ。家庭科室に包丁が置かれなくなり、準備室で厳重に保管されるようになったのは。
・・・・会長さん。生徒会活動で遅くなる時は気ぃつけな。もし家庭科の授業で誰かが家庭科室に包丁を置き忘れてしまっていたなら・・・そして会長さんがなんらかの理由で家庭科室に入ってしまったなら・・・命の保障は、できねーぜ」
「・・・・・・・・・」
・・・包丁・・・冷たくなった体・・・体を刺されて・・・止まらない血・・・僕の手には・・・僕は・・・僕は・・・
「・・・ん輩。楠木先輩!」
「っ!」
「どうしたんですか?楠木先輩?顔色よくありませんよ?」
「あ、ああ。大丈夫だよ。真冬ちゃん。ごめん、心配させちゃって。」
「ふ、ふん!くだらない与太話ね!楠木もこんな話信じて顔真っ青にしてるんじゃないわよ!」
「はは、精進します。」
「なんだ、柊。お前も怪談苦手なタイプだったのか?」
「ちょっと杉崎!「も」って何よ、「も」って!私は別に怖くなんてないからね!」
「いや、そういう訳じゃないけど。ただ、ちょっと考え事してただけさ。」
「・・・そうか。なら、いいんだが。」
その後も、僕についてとやかく聞いてくることは無く、似非百物語は皆の厚意で主人公が「くりむちゃん」になりながら、会長を恐怖のどん底へと落としていった。鍵だけはなんかジャンルが違う話をして、会長の方も微妙に違う方向に恐怖していたが、ここでは割愛する。もし読みたければ原作を読んでくれ。
会長が使い物にならなくなってしまったので、僕たちは一時の休息を取った後、みんなで別の話をする。
「でも、皆好きですよね、怖い話。なんででしょうかね。『怖い』という感情はむしろマイナスの感情だと思うんですけどね。」
「スリルって言葉あるでしょ?安全が保障された危険を楽しむ、とでもいうのかしら。ジェットコースターもそうでしょう?」
「でもその『スリル』からして中々不思議な感覚ですよね。いくら安全が保障されてるからって怖い事を楽しむっていう感情そのものが矛盾してますよ。僕もそうですし、皆が当然の様に楽しんでるから誰も言う事はありませんけど、凄く歪な状況ですよね。世が世なら、そんなことで楽しんでいる人間は異常と呼ばれても仕方ない気がします。」
僕の言葉に、僕と会長以外はそれぞれうなずいた。
思えば、多分今の生徒会の中で一番真面なのは会長だろう。怪談話の大概は昔の人々が戒めとして語ったものだ。例えば「雪女」は、昔まだ街灯なんてなかったころの人間が、早くに家に帰ってこないとこんな化物が出てくるから早く帰って来なさい、という風な意味を込めて親が子に語ったものだという説が一般的だと言われている。そういうのを考えると、それを怖がって子は家に帰ってくるのが「普通」なのだ。怖がらずに面白がって言う事を聞かないのは「異常」でしかない。
「そういう意味じゃ・・・今のこの状況、それ自体がなんだかとても怖い話のような気がしてきました。」
「そうね・・・そうかもしれない。怖い話を楽しむ精神が異常なことだとしたら・・・。この学校は、いえ、この地球は異常な人間がわらわらいるコミュニティって事よね。・・・確かに、そう考えたらとても怖いかもしれない。」
「そ、そんな考え方やめろよー、二人とも。」
「そうですね・・・真冬は怖い話大好きですけど・・・どうして大好きなのかはあまり説明できません。もしかしたら・・・それが、理解不能の怖い事、かもしれませんね。」
いつから人々は怪談話を「怖いもの」ではなく「面白いもの」として語るようになってしまったのだろうか?昔の「百物語」は、実際には九十九で話しをやめて、朝を待つのが当たり前だったらしい。何故かというと、実際に本物の怪異が起こっては困るからだ。昔にもそのような「肝試し」はあったものの、節度をわきまえていた。しかし、文明が進み人は夜も支配下に置き始め、「そんな怪談なんて起こるはずがない」と思うようになりだし始め、今現在では先述の「百物語」や、例えば「こっくりさん」なんかは軽い遊びでやるものに成り下がってしまった。・・・これも理解不能な「怖さ」の一つかも知れない。
・・・真冬ちゃんが言っていた理解不能な怖さ、そして理解不能な楽しさを抑えようなんて、理解できて無いのだから土台無理な話だ。・・・それはつまり、この学校の現状の変えるのは、簡単な話では無い、と言う事でもあった。
「ほら、だから言ったでしょう?一番怖いのは人間だって!」
いつの間にか会長が復活し、何故か偉そうに胸を張っている。僕たちは苦笑したものの・・・心のどこかでそれは間違いない、と感じていた。おそらく、ここにいる全員が。
「怖ぇよな・・・人間って。意味分かんねぇ・・・。」
深夏さんの呟きは、確かに「呟く」程度の音量だったが、えらく生徒会室に響いた。
今日の会議の結論はこうだった。
怖い話の流布を止めるのは、とてもじゃないけど無理。
・・・しかし、そう結論が出たものの、会長は元気がなかった。
・・・やっぱ悪いことしたかな。怪談話というのは、人によってはとても嫌なものだ。そもそも会長からしてみれば、怖い話は勿論、そういった話を楽しそうにしている人も怖いものなのかもしれない。
・・・怖い話の止め方、か・・・。
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「なんか急にクラスで怪談聞かなくなったわっ!これも生徒会長の人望の賜物ね!」
例の会議から二日後、会長は嬉しそうに僕らに語っていた。珍しく、僕と会長、それに鍵しかいない。
鍵はその話を「良かったすねー。」と聞き流している。
会長はすっかり血色がよくなっていた。どうやら、怖い話を聞かなくなったことが相当うれしいらしい。
「でも・・・なんでこんなに急に沈静化したんだろ。不思議よね、やっぱり。」
「沈静化・・・ね。」
「?」
「いえ、なんでも。」
「・・・・」
僕は鍵の方をちらりと見る。鍵は会長に気づかれないようにため息をついていた。
・・・その原因は恐らく、この沈静化が一時的な事だと気付いているからだろう。理由は簡単だ。その原因を作ったのは僕と鍵なんだから。
怖い話を止めるのは無理だ。例の会議でもそう結論付けられたのだから。しかし、止めようとしなければ、そのまま噂は拡大され続けるだろう。なら、どうすればいい?
答えは簡単だ。
それ以上の怖い話で、恐怖を上塗りしてしまえばいい。
会長と鍵が会話をしている。きっと鍵は複雑な感情で話をしているのだろう。・・・まあ、それも仕方ない。実際僕だってあまりいい気分じゃないのだから。・・・だって。
僕達は新しい七不思議を作ってしまったのだから。
僕達がしたことは単純だ。例の会議で感じたことをもとに、僕ら発信の、会長に都合のいい七不思議を一つ新たに作っただけだ。
話の内容を要約すると、「七不思議を全て知ったら降りかかる呪いは、確かに存在し、そして、ほかの怪談と同じく進化している」というものだ。例え既に7個以上知っていて、何も起こっていなくても、その先の領域で更なる『罰』に襲われる・・・そういう、新たな怪談。
その怪談の終わりの台詞が、これ。
『七個目超えたら安全だなんて、いったい誰が言った!?』
これが、僕たちの作った怪談の『原型』だ。今頃は・・・巡り巡ってもっと怖い話に洗練されているのだろう。しかし、そういう変化は、基礎部分が壊れてしまう事はほとんど無い。『七不思議をコンプリートすることで発生する呪い』『七個目以降も安全でないどころか、更に酷いことになる』という基礎部分の変化さえなければ、後の部分はどう変化しても別に構わないのだ。
その結果。この話で少しでも怖くなった人が多いのか、怪談ブームはなりを潜めた。
「やっぱり楽しい話題が一番だよね。」
上機嫌な会長を眺める。・・・僕らのしたことは正しかったのだろうか?結果は確かに上出来だ。だけど・・・
「でも不思議だなぁ。怪談、昨日まで皆あんなに話してたのになぁ。」
会長の無邪気な表情を見る。
人間には色々いる。
怪談を聞きたがる人間。
怪談を話したがる人間。
怪談を怖がる人間。
怪談を憎む人間。
そして・・・
僕らのような、怪談を作り利益を得る人間。
「会長ぉ。」
「うん。何、杉崎?」
「やっぱり会長の言う通り、一番怖いのはやっぱり人間っすね。いや、勉強になりました。」
「僕もです。やっぱ会長はすごいですね。」
「?え、えへん!そうでしょう!ようやく分かってきたじゃない、杉崎!楠木!」
胸を張る会長に笑顔を向ける僕ら。
会長の大嫌いな怪談話を作り、そして流し。
恐怖によって人を縛り。
そんなことをしたにもかかわらず。
会長は僕らに笑顔を向けているのだ。
僕らも、会長に笑顔を向けているのだ。
・・・なんだ、これは。
(・・・まあ、こういう損な役回りも庶務の務め、なのかもな。もうやりたくないけれど。)
・・・やっぱり、人間というのは怖い。そう思う昼下がりであった。