前回の更新からリアルが色々と忙しくなってしまい気づいたら半年も更新を出来てませんでした。こんな小説を楽しみにしている方には更新遅れましたこと誠に申し訳ありませんでした。
これからは少しづつ更新できたらいいな、と思っています。このダメ作者なのでまた更新の間隔が伸びてしまうかもしれませんが、これからも当小説及び高坂を宜しくお願いします。
そして、更に皆様に謝罪せねばならないことが。前回(といっても半年前ですが)に書いたラジオ回の続きですが、小説を書いてた時には続きを考えていたのですが、半年も間が空いてしまったせいか、頭の中からネタが飛んでしまいました(殴)。
そういった事情があり、大変申し訳無いのですが、ラジオ回の後半、飛ばさせていただきます。ネタ思い出したら書きますので・・・。(土下座)
さて、ここからは文字数稼ぎ(投稿する際に本文1000字以上必要になってるのにも今回の更新で気づきました)のための幕間です。次話からは主人公楠木柊の地元での話が始まるのですが(この辺のネタもラジオ回でやるはずだったのですが・・・)、その前日のお話です。それでは、今回は少々短いですがお付き合いください。 以上、高坂でした。
ラジオ回ネタでやるはずだったもの:
①雅人がラジオ終了後に電話してきて生徒会役員達を自分の家に誘う。
②その事で雅人に電話した柊と雅人の会話を真冬ちゃんが聞く。"明凛"と"椿"の二人の存在を知る。
「・・・」
僕は宿泊している部屋の中で寝れないでいた。隣にいる鍵は大分前に寝息を立てて寝ているみたいだ。原因は分かりきっている。あのラジオの直後の出来事だ。あの時突然電話してきた雅人。そしてそこからいきなりのあいつの地元・・・そして僕の地元でもある・・・への誘い。しかも最悪なことに会長がそれをあっさりと承諾してしまったということ。それらの要因が重なって、明日からは僕ら生徒会は僕の故郷へ帰ることになったのだ。僕自身が望んだ訳では無く、だが。
・・・いや、いつかは帰らなければならないことは分かっている。雅人はそのための後押しをしてくれたんだって事も分かってる。
・・・でも、今、僕は・・・果たして帰れるんだろうか。あの場所へ・・・。彼女達の元へ・・・ 果たして帰ってもいいのだろうか・・・?
「・・・外へ出よう」
・・・ここでうだうだと悩んでいてもしょうがない。どうせ明日には必ず僕は行かなければならないのだ。今更逃げるなんて事は許されない。・・・分かってはいるんだ。それでも、こんなことを考えてしまう僕は、どうしようもなく情けなかった。
僕は鍵を起こさないように音を立てずに部屋を出ると、椎名姉妹や会長達の部屋の前を素通りし、エレベーターを使って一階へ移動し、そのまま外へ出た。
真夜中の時間帯とは言え、都会の夏の夜は暑い。更に都内の空は北の同じ時間帯の空よりもずっと明るくて、星空を観察していても何も面白くない。それでも、ただ部屋でじっとして何かを考えているよりはずっとマシだった。どんな夜空でもやはり夜空なのだ。
そんな風に考え事をしていると
「・・・あの、先輩・・・隣、いいですか・・・?」
そんな声が背後から聞こえた。
僕はその声に驚き、そして後ろを振り向くとそこには・・・
「真冬ちゃん・・・」
そこには、白く長い髪を風になびかせながらこちらを見る真冬ちゃんの姿があった。
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「どうしたの、こんな時間に」
楠木先輩は真冬の方を見て少し驚いたあと、いつものように話しかけてきました。
・・・いえ、いつも通りでは無いです。見た目はいつも通りでも、真冬には分かります。今の先輩は、何か大事な事で悩んでいるんだって。
「寝ようと思って部屋にいたら、外で先輩が部屋から出てる姿を見かけたて・・・その、気になって・・・」
「そっか・・・」
楠木先輩は一言そう言ったあと、「いいよ、こっちに来ても」と言って手招きをしました。真冬は、取り敢えず先輩の側へ移動します。
「・・・」
「・・・」
先輩はずっとホテルの前の道路を見つめています。この深夜の時間帯でも流れの途切れることの無い車の流れをじっと見ながら、先輩は何を考えているのでしょうか。・・・真冬には、それは分かりません。でも、それはきっとあの時聞いた名前が関わっているのかもしれません。
"ツバキ"という人。そして、"アカリ"という人。その二人が、先輩とどのような関係にある人なのかは真冬には分かりません。それでも・・・理由は特にありませんが、その人達はきっと先輩にとってはとても大事な人なんだと思います・・・・もしかしたら、その人達のうちのどちらかが・・・ えっと、その、恋人・・・ なのかもしれません。もしそうなんだとしたら、真冬は・・・
「・・・真冬ちゃん?」
「は、はいっ!?」
「?どうしたの?」
「あ、いえ・・・ 何でも、ありません」
・・・ううん、今はそんなことを考えている場合じゃありません。真冬は、先輩にもっと大事な事を聞く必要があるんです。
「・・・あの、先輩」
「何?」
「先輩は・・・」
・・・この質問は、もしかしたら先輩にとっては辛い質問なのかもしれません。でも、真冬は・・・知らないままでいることなんて出来ませんでした。
「先輩はどうして・・・碧陽に来たんですか?」
「・・・」
先輩はその質問に一瞬目を伏せてしまいます。でも、直ぐに目を上げてまた真冬の方へ視線を向けると
「どうして、そんな事聞くのかな?」
「・・・その、実は・・・ 今日の夜、電話してた所を聞いたんです」
「・・・」
「その時に・・・先輩が言ってた事が気になって・・・」
先輩はあの時、「僕が・・・本当に会ってもいいのかな・・・」って確かに言ってました。それがどういう意味なのかはまだ分かりませんけど・・・その事と碧陽に来たことはきっと無関係では無い・・・ そう思いました。
先輩は少し悲しそうな表情をすると
「・・・逃げてきたんだよ」
「え?」
「僕は、色々なものから逃げてきた。家族からも、大切な人からも、親友からも。大切だから・・・ もう壊れるのが怖かったから・・・ 逃げたんだ」
「・・・」
「・・・笑っちゃうよな。僕は、どうしようもなく弱くて・・・どうしようもなく情けないよ」
先輩は自虐的にそうポツリポツリと言葉を搾り出しました。・・・どうして、先輩はそんなことを言うのかは分かりません。でも・・・ 一つだけ・・・ どうしても、言いたいことが真冬にはありました。
「・・・先輩は、情けなくなんてないです」
「え?」
「先輩は、優しくて、強くて・・・真冬の事を何度も助けてくれました!」
「・・・」
真冬の大声に先輩は少し驚いているようです。無理もないかもしれません。真冬だって、こんなに大きな声を出すつもりなんて無かったんですから。
「真冬は、先輩が碧陽に来る前の事は知りません。真冬の知ってる先輩はたった三ヶ月分だけしかありません。それでも・・・それでも、先輩が悪い人だなんて真冬は思いません・・・!」
真冬は自身の思いを言葉にしていきます。先輩は何も言わずにただただ真冬の言葉を黙って聞いています。
「どうして、先輩はそんな事言うんですか・・・どうして・・・」
「・・・」
「・・・ごめんなさい・・・真冬、変な事言ってしまって・・・。・・・お休みなさい」
真冬はそう言うとホテルに向かって小走り気味に戻ります。後ろに居る先輩がどんな表情をしているのかは分かりません。ただ・・・ 真冬は、先輩の悲しい表情だけは見たくない・・・。それだけ思ってました。
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「・・・僕は・・・どうすればいいんだろうな・・・?」
真冬ちゃんがいなくなった後、暫く経ってポツリと言った。
その言葉に反応なんてあるわけもなく、この東京という都会のド真ん中に静かに拡散して、そして消えていった。
真冬ちゃんの地の分の一人称ってなんだっけ・・・(爆)
真冬でいいのかな?違ったら感想で指摘をお願いします・・・。