本日は評価が嬉しかったので2話更新します。
こちらは2話目です。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
ichieva様、さちく様、foxtail様、
宮理貴様、herehere様 評価ありがとうございます。
追記 感想でSSをいくつか返信しております。
興味のある方はよろしければご笑味ください。
ーーーー雄英高校 体育祭 選手宣誓ーーーーーーーーー
天まで届きそうな緑色の髪
底が見えない暗闇のような眼
絶望を知っている表情
異常なまでに発達した筋肉と
筋肉によって張り裂けそうなシャツ
━━━はたして高校生なのか?
壇上に上がった男をみて
高校生だと、まだ子供だとはとても思えない
壇上に立ったのは[デクさん]
暴力と理不尽の権化である
会場のざわめきを無視して宣誓を始めた
「…俺はヒーローになりたかったわけじゃない」
投下されたのは爆弾だった
会場は静寂に包まれた
テレビでも放送されているこの体育祭
最高峰の高校の生徒代表となる少年の言葉だけが響く
皆、発言の意味を吟味し
少年の次の言葉を待っていた
「…仲間が欲しかった オレの有り余る力を知っても
そばに居てくれる仲間が…」
(デク)(デクさん)(緑谷少年)(緑谷ちゃん)(緑谷君)
それは、あまりにも細やかな願い
あまりにも傲慢な願い
純粋すぎる少年の言葉はクラスメイトに伝わっていく
「雄英でクラスの皆と出会い 仲間になれた…」
(あの[無個性]だった少年が…)(非合理的だが…)
(クソナードが…)(オイラ達は仲間だろ!!)(ポワポワ)
(…宿命られた出逢いか)(水臭ぇ!でも漢だな!)
(友情の煌めきさ☆)(大切な仲間ですわ)
伝わっていく言葉━━願い━━
クラスメイト達の、仲間達の思いは1つになt
「仲間達に応える為にオレは全力で体育祭に挑む!!」
━━━今、確実に1つになった
ーーーーーー障害物競争 開始直前ーーーーーーーーーー
ーーーーーーーー心操 人使sideーーーーーーーーーーー
俺は・・・
俺はボられて死ぬ
およそ1秒先
死ぬ!生きたい!
━━━自身の未来を知った心操の精神は
一瞬にして百余年が過ぎたかのごとく変わり果てた
━━━その間 脳裏では
過去の一切が高速で雑然と流れ その直後弾け散り
現在と混ざりあった
一言!!
応えたら俺の勝ち 俺は!!死ぬまで死なねェ
メッセージ 一言!! 生き延びる為の!!
一言!! もう大丈夫、なぜかって俺が来た
絶対に返事をするような!間違ったら死ぬ
死にたくない 返事をしてくれ
洗脳する 死んでも 生きたい
ヒーロー科へ編入!!
画風が違う 皆との約束
一言だけでいい できるのか俺に
母さん もうどうなってもいい 誰か助けて
必ず返答するような一言
応援してくれた 期待が 一言!!
絶対 考えろ考えろ 間違えるな
一言 一言 一言!!
━━━生への執着と 不可避の死の境界で
かつてなく めまぐるしく働いた脳細胞が導き出したのは
通常であれば選択し得ないものだった
「え?かっちゃんの友達?」
━━━クソナード呼びで反応してくれました。
やった 俺はやった 俺、死んでないよな?
止めれた・・・ッ 化物を 勝てた 生きてる
まじか やればできるんだ 俺自身がヒーローになることだ
生きてる 生きて勝てた ありがとう、皆
助かった 死んでない・・・ 止めたんだ
俺がヒーローだ 勝ったんだ
━━━胸に込み上げて来たソレを
礼を 感謝を伝えないと ありがとうを
言わなくちゃ みんなに ヒーローになれたんだ
天哉に 勝己に 焦凍に 力道に 猿夫に 電気に
優雅に 踏影に 範太に 百に 実に 梅雨に
目蔵に 三奈に 甲司に 透に 鋭児朗に お茶子に
(ウチの名前は!?)
感謝を・・・伝えないと!!
━━━思いきり吐き出した
ビチャビチャビチャビチャ
俺はどうなったんだ・・・?
目の前が急に真っ赤になって
鉄の錆びた臭いがする?
濡れた感触?水溜まりなんてあったか?
誰かの[個性]か? まぁいいか
温かいな すごく眠い お風呂みたいだ 気持ちいい
ああ、そうだ お礼をしねぇと みんなは どこだ?
な で だれも ない んだ
なん こ な とに
常闇「心操の霊圧が消えた・・・!?」