ーーーーー東京都 保須市ーーーーーーーーーーーーー
飯田 天哉がこの地を職場体験先に選んだのは
兄の敵討ち━━━
事件直後ならヒーローも多くいんべし
さすがに[ヒーロー殺し]もいねぇべ
東京なら美人の姉ちゃんも多ぐいんべよ
━━━ではなく安直で自分本位な理由からだった
この男は[デクさん]にボられてから
自分の身の安全しか考えておらず
同じ被害者なら救おうとするが
自分が
その行動に愉悦すら感じていた
━━━世間ではソレをゲスと言う
職場体験先のヒーローの話も聞いていない
なぜなら通りすがりのギャルを見つめるのに忙しいからだ
(すまないッ兄さん 僕は僕の
兄さんのような
そんな飯田でも見過ごせないモノがあった
ビルの間から見えたソレは
━━━天を貫く緑色の髪の塔であった
「何でよりにもよって、君なんだ・・・!!
あんまりじゃないか・・・」
ーーーーーおとうさんと いっしょーーーーーーーーーー
「焦凍、友人は選べ・・・マジで」
「・・・」
「焦凍、本当に
「・・・多分?」
「焦凍ォォォ!お前は俺の最高傑作だ!!
2番でいい!!命を大事に!!
超えようとなんて考えるな!!」
「・・・・・・場合による」
「焦凍ォォォ!?パパに心配をかけるな!!
事務所から出ずに一緒に葛餅でも食べよう!」
━━━二人で葛餅を食べた
(・・・!!この葛餅うめぇ)
ーーーーー走れグレープーーーーーーーーーーーーーーー
なぜだッ
━━━少年はこの世の不条理に喘いでいた
このルートで正解だったハズなのにッ
エロスは激怒した。
必ず、かの邪智暴虐のMt.レディの下着を
ノゾかなければならぬと決意した。
エロスには躊躇がわからぬ。
エロスは、性の求道者である。
エロ本を読み、AVを鑑賞して暮して来た。
けれども女性の悪意に対しては、人一倍に敏感であった。
今日未明エロスは事務所を出発し、
電車を乗り換え、デパ地下のスイーツ市場にやって来た。
エロスには女房も、彼女も無い。性欲しか無い。
[中略]
「戻りました~!!」(やっぱケツがいいな)
「遅い。速く紅茶いれて」
「あの…交通費は」(この太もも、たまんネェな)
「時間掛かりすぎたから自腹」
「ケーキの領収書は……」(コスチュームもエロいな)
「ハァ!?アンタ、ヒーロー目指しているのに
女性にカネ払わせる気!?アンタ男でしょ!?」
「巨大化マウントっぱいに挟まれたい」(わかりました)
この後めちゃくちゃ殴られた