本日、2話更新です。こちらは2話目になります。
感想への返信で書いたSSを編集しなおして
書き下ろしを加えました。
これからも拙作をどうか読んだってください。
※作者はエンデヴァーが嫌いではありません。
ありませんが酷い目にはあわせます。
ほら暴力に理由って必要ないでしょう?
━━━━━10年前の轟家━━━━━━━━━━━━━
春の日差しが温かく感じられる日曜日の昼過ぎ
高級住宅街にある一件の日本家屋、
ナンバー2ヒーロー エンデヴァー 轟 炎司の邸宅
その庭で起きたある日のできごとである
焦「うんしょうんしょ」コネコネ
池の近くで髪が中心から紅白に別れた幼子がいた
幼子は手で泥を捏ねていた
夏「焦凍はなにしてるんだ?」
冬「庭の池でこの前、母さんに買ってもらった
『泳ぐ!マイトくんフィギュア』
で遊んでたんだけど…」
冷「一緒に泳がすのにあの人(エンデヴァー)を作ってるの
……泥人形で」
夏「ブフォww泥人形て」
幼子の兄や姉、母親が泥遊びをする幼子を
微笑ましく見守っていると一家の大黒柱が帰ってきた
炎「帰ったぞ!!」ドスドスドス
冷「あなた、焦凍があなたの人形を作ったのよ」プルプル
冬「上手に出来たから見てあげて」プルプル
夏「ああ、羨ましいぜ」プルプル
父の事を思う息子、それを父に教える兄姉達、
優しく勧める母親、喜ぶ父親…
炎「本当か!!さすが俺の最高傑作だ!!」ウキウキ
焦「いけーエンデヴァー」ポイッ(^Α^)ノ⌒・ドボン
冷、冬、夏「m9(^Д^) wwwwww」
炎「焦凍ォォォ!?」(膝をついて絶叫)
燈「ザ・自業自得だぜ!!」ゲラゲラ
今日も笑顔の絶えない轟家でした。 おしまい
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~ヒーロー殺しはなぜ
エンデヴァーを粛清しなかったのか!?~
━━━数年前
「……ハァ、ここがエンデヴァーの事務所か…」
[ヒーロー殺し]ステインは粛清対象として
ナンバー2ヒーロー、エンデヴァーを選び、
情報を得るために事務所にいた。
スケジュールを確認して襲撃する場所や時間を決めたり
施設内の造りを把握、サイドキックの情報も得たい。
通気孔より侵入し、天井裏を移動して内部を探っていく。
「……」 「………」
下から声が聞こえてくる。
どうやら給湯室でサイドキック達が話してるようだ。
情報を得るためステインは耳を澄ます…
「またあの火事オヤジにお茶頼まれたの?」
「そうなのよ…また雑巾の絞り汁でもいれようかしら」
「だったら良いモノがあるわ!」(´・ω・)っ目ペットボトル
「なにコレ?水?」
「便器から汲み上げたのww」
「ちょwさすがにバレるわよww」
「大丈夫だって!あの人、葛餅に消しゴム混ぜても
旨い旨いって食べてたしw」
「消しゴムてww」
女性サイドキックの闇を見たステインは
何もせず事務所を去って行った……。
━━━別の日
「……ハァ、ここがエンデヴァーの自宅か…」
[ヒーロー殺し]ステインはエンデヴァーの情報を得るため
エンデヴァーの自宅へと侵入していた。
勝手口より侵入し、天井裏を移動して施設内の造りや
エンデヴァーのプライベートを確認するつもりだった。
「ここは…子供部屋…か?」
学習机や調度品から子供部屋と判断した。
部屋の角にある段ボールが目に入った。
目を凝らすとどうやら玩具箱のようだ。
だが中にあるのは一般的な玩具ではなかった。
無理矢理手で折られ、力いっぱい足で潰され、
カッターで切りつけられ、フォークで刺され、
ヤスリで削られ、マジックで顔を塗り潰され、
バラバラに分解されたエンデヴァーのフィギュアの山
その上に勝者であるとばかりに立たされている
オールマイトのフィギュア……。
子供の無邪気な狂気と心の闇を見たステインは
何もせず子供部屋を去って行った……。
次に潜入した部屋はおそらく女性の部屋
下げられた女性服や調度品から判断した。
机の上に紙が何枚もある……。
情報を得られるかもしれないとステインは目を凝らした。
『惨敗!!No.●ヒーロー モブレされる本』
『エ●デヴァー陵辱本』『敗北者~炎の堕落~』
『エ●デヴァーが壁尻されるだけの本』
「……オェ」
あったのは腐界の錬金術師が産み出した禁忌だった。
この部屋の主はこの劇物を量産しているらしい。
あまりのおぞましさにステインは
何もせず女性の部屋を去って行った……。
次に潜入したのはまた別の子供部屋
下げられた学生服からそう判断した。
部屋の一角にサンドバッグがある。
ステインは何となく察したが確認すると
案の定、サンドバッグにはエンデヴァーの写真が……。
「……ハァ」タメ息をひとつ残して
ステインは子供部屋を去って行った……。
次に潜入した部屋は女性、それも大人の女性の部屋
化粧品や調度品から判断した。
机の上のパソコンが目に入った。
今度こそ情報が手に入ると
ステインは天井裏から出てパソコンを起動させた。
『夫 暗殺 確実』、『旦那 殺し方 気付かれない』、
『ヒーロー 殺す 方法』、『毒 気付かれない』、
『夫 復讐 死』、『暗殺 代行 確実』、
『エンデヴァー 弱点』、『相続 ヒーロー 保険金』、
『遺体 処理 バレない』、『治療できない 毒』……
あんまりな検索履歴に若干、心を痛めて
ステインは部屋を去って行った……。
最後に潜入したのはエンデヴァー本人の部屋だった。
誇張するように飾られている感謝状やメダルや盾…
自己顕示欲の高さにヘドがでる。
奥に扉があることに気が付いた。
それも鍵付きである。
「……ハァ!!」
これこそ自分が求めていた秘密があると確信し
天井裏から侵入した。
見た限りでは小さめの和室で
ちゃぶ台と布団、あとは人形がいくつか…。
期待外れだと思い、
もう脱出しようとすると足音が聞こえてくる。
部屋の主エンデヴァーが帰ってきてしまったらしい。
天井裏で息を潜め下の様子を確認した。
「しょーとー、パパ今日もお仕事頑張ったんだよー」
「パパお疲れ様!パパ大好きッ!!」(裏声)
「おとーさん焦凍ばかりズルい~」(裏声)
「おとーさん俺も俺も」(裏声)
「そうよパパ!私達も~」(裏声)
「そうですよアナタ、焦凍一人占めしないの」(裏声)
「はっはっは、さぁ夕御飯を食べようじゃないか!」
そこにはエンデヴァーしか居ない。
ちゃぶ台の周りに人形を座らせ話しながら皿を並べ…
「さぁパパの特製ディナーだ!!」
「「「「わぁーい」」」」(裏声)
「あらあらアナタったら作り過ぎですよ」(裏声)
「ハハハなに育ち盛りだからな」
「パパにピーマンあげるー」(裏声)
「あっ俺もー」(裏声)
「ちょ、抜け駆けすんなよ」(裏声)
「野菜もちゃんと食べなさいよ!」(裏声)
「アナタも甘やかさないでください!」(裏声)
繰り返すがエンデヴァーしか居ない。
この茶番劇はエンデヴァーが、
人形達と一緒の布団に川の字で寝るまで続いた。
「……ハァァァァァァ」
おぞましいモノあるいは、かわいそうなモノを
見せつけられたステインは疲れ果て
大きくタメ息をついた。
エンデヴァーは寝ているので殺そうと思えば殺せるが
さすがに今 殺すのはダメだとステインの良心が咎めた。
殺すなら偽物のヒーローとしての粛清で。
かわいそうなおっさんを殺すのはアカン。
残念すぎるおっさんの願いを見て
ステインは何もせず轟邸から去って行った……。
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━━━四兄弟の“ピエン”デヴァー観察日記
○月✕日 燈矢
朝、洗面所でクソ親父と出くわした。
最悪な1日の始まりだ。
顔を洗おうとすると俺の洗顔フォームがない。
まだ結構残ってるハズなんだが…
隣を見るとクソ親父が俺の洗顔フォームを持ってて
反対の手には歯ブラシが…
面白そうなので黙って見ていると
普通に磨き始めたw気付けよww
ネタばらしとして俺が洗顔フォームを使うと
「何をしている!歯磨き粉だぞ!!」
なんて真顔で言うので渡してやると
すごい勢いで口をゆすぎ始めたwww
そんなことしても
洗顔フォームで歯を磨いたw過去は消えないww
*月♂日 冬美
冬コミに向けて最近忙しい。
睡眠時間を削って描いているが間に合うのか…
夜中にトイレに行くと明かりがついている。
扉も少し開いてて、お父さんまた忘れたな、と
苦笑して、扉を開けると便座でお父さんが寝ていた。
これは題材にするしかありませんなぁ♪
とりまスマホで撮影したった。
『便器』ね。いいじゃない。
創作意欲の湧いた私は今夜も眠れない。
考えすぎてイカれたわ。
□月△日 夏雄
今日、俺が町で買い物していると
パトロール中のクソ親父がいた。
向こうは気付かなかったみたいで通りすぎて、
ってオイ!尻のとこ破けてる!?
よりによってハート柄のパンツかよ!
取り敢えず写真撮ってツイートした。
すぐにフォロワーのウィンター@美々さんから
『ちょktkr至急kwsk』と返信がきた。
いけねえ なんだか愉しくなってきた!!
◇月☆日 焦凍
今日は父の日らしい。
父親に日頃の思いを伝える日らしいが
怨みを伝える日があるなんて初めて知った。
調べてみたら贈り物で刃物は、
『縁を切る』からいけないそうだ。
なので髭剃りを贈ったら泣いて喜ばれた。
……なぜだ?
また渡せる機会が来るだろうその時は…
消火器でも贈ろうか?